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六章 体験! エルフの暮らし
農業体験
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「女はこちらへ、男はこちらだ。まずは適正を知ることから始める。得意だと思う得物を持て!」
カレンさんは奥さん達の方に周り、俺たちの方には強面でスキンヘッドの益荒男が引き継ぐ。これでエルフと言うんだからこの世界の過酷さを思い知らされる。
そして得物と言われて置かれたやつが
鍬、弓、木桶である。
農業か狩人、水汲みでもさせるつもりだろうか?
俺は木桶を取り、下野は鍬を持つ。
「下野、お前畑耕したことあるの?」
「あるわけないじゃん。そう言う磯貝君こそ水汲みとかした事あるの?」
「いや、俺のスキルが利用できそうなのってここくらいかなって」
「そこ、ブツブツ言わない。得物を持ったら意識を集中し、世界樹様へと祈りを捧げよ。魔力を込めるのだ。祈り、念じればお前達に妖精の加護が与えられる。その加護と属性によっては得意分野に限らず、仕事は振り分けられると知れ!」
つまり、得物は何を選んでも良かったと?
取り敢えず世界樹様へと祈りを捧げる。
魔力を貢ぐ感じで祈れば、またエレメントツリーに反応があった。
───────────────
❗️ エレメントツリーが成長した
───────────────
アーク:エルフ♂
タイプ:サポート
属 性:土
妖 精:該当なし
精 霊:ーーー
┏放射
耐久━╋???
┃ ┗???
┣忍耐
┗???
───────────────
あの、妖精該当なしって出てるんですけど……
「磯貝君はどうだった?」
「俺は土。タイプはサポートらしい」
「僕も土でサポートタイプも一緒。でも妖精にシルキーが来てくれたからマナを分けてお手伝いしてもらえるようだよ」
「お、すげーじゃん」
「磯貝君は?」
「聞くな。人には一つや二つ、他人にも言いたくないことがあるんだ」
「別に“宿無し”は珍しくともなんともないぞ。たまたまここら辺に生息する妖精との相性が悪かっただけだろう。妖精は気まぐれだからな、マナの質でも好き嫌いが起きる。むしろ一度の祈りで気に入ってもらえたことの方が稀なんだ。クヨクヨする必要はない」
「あざーっす、がんばりまっす」
ちょっと脱線したが、俺たちの役割は農地の開墾となった。
耕すのは俺の仕事で、水まきと種まきが下野の当番となる。
お前の撒く種は女性限定だったりしないか?
そう聞いたら失笑された。
しっかし、この土……硬い。
また水汲みの方が全然楽だったんじゃねーかと思いつつ……そう言えばと成長していた“カウンター転移”の設定を農業系に置き換える。
農地に鍬を降った時、真下にある土が上空5メートル上から降り注ぐようにしてみた。
最初こそ設定を間違えて浴びてしまったが、設定を組み替える事で土を浴びずに耕すことに成功。
その異様な風景についには下野から待ったがかかった。
「磯貝君、それは何?」
「ああ、“カウンター転移”と呼ばれる能力でな? 設定をセットしておく事であらゆるものを自動的に転移させるんだ」
「ふむ、全自動的なやつ?」
「そうだけど荒唐無稽すぎても反応しなくて微調整が必要なんだよ」
「電気回路のような仕組み? それが転移に紐付けされてるのも面白いよ。もしかしたらもっと画期的な扱い方ができるかも! 何個ぐらい設定できるの?」
「自分の身を守るのを無視すれば30個くらい?」
「それだけあれば……ククク」
あ、下野がマッドモードになった。
すげー嫌な予感がするぜ。
こいつ城島さんと一緒で自分の能力を他人に強要してくるからな。
だが……
意外なことに俺の考える開墾より、下野の設定でカウンター転移を扱った方が頗る楽で。
なんと鍬を入れた土と下の硬い土を入れ替えることによって二回目に鍬を入れた時の土の抵抗力を軽減して見せたのだ。
俺のやり方だと土に空気は入るが、硬い土を叩き続けるから肩がすぐ悲鳴をあげる。
アトランザやエスペルエムより気持ちステータスの伸びが低いのか、あっちで通用していた強さはこっちでは通じないようだ。
そんな意味でも慢心はできない。
だからこそ下野の設定の凄さが窺えるのだ。さすが研究職だぜ。
普段から小難しいこと考えてるだけはある!
「お前の設定、すげーな下野。見直したぜ!」
「磯貝君の設定がアレすぎるだけだよ」
言い方。親しき中にも礼儀ありだぜ、お前。
朝飯前の作業で見事開墾を終えた俺たちは、スキンヘッドの益荒男エルフ(名前は知らない)からそれは大層誉められた。
「ほお! あの時間でこの規模を耕して見せたか! 今日ではやりきれぬと思っていたが、これは思わぬ拾いものかもしれぬな」
「任せてください。俺とこいつにかかればお茶の子さいさいですよ」
「うむ、では次はもっと大きな仕事を任せようか!」
それで野菜多めの朝食をいただいた後、軽い休憩の後に余力があれば世界樹様へのお祈りも忘れない。
これをすると単純にエレメントツリーの成長が図れるのだが、マナを消費するので午後の仕事に響く。
午後も重労働を任されるので、余力は残しておくべきとは益荒男エルフさんのお言葉。
そして任された大仕事は、水汲みからの水やりだった。
さっき耕した畑への種まきと水撒きもやれとの事である。
もちろんここでも“カウンター転移”無双になる。
水桶の中の水が一定量に達したら畑のすぐ脇まで転移し、空の水桶が置かれたら川の近くのある場所に水桶が沈む仕掛け。
もちろん流されて行かないように周囲を囲った場所での転移である。
俺が木材を仕入れて、下野が突貫で合成した。
俺の能力も大概だが、下野の能力もアレだ。
よもや研究施設なしでここまでの加工をして見せるとは!
だが下野の発明はそれだけにとどまらない。
畑の周囲に屋根をつけ、屋根に日光が当たれば左右に開くように設定、雨が降ればそのまま屋根とする。
内側にも雨樋を通して、畑の水分が足りないときは通した雨樋からシャワーの様に噴出する仕掛けを作ったのだ。それも俺の“カウンター転移”の設定ありきの仕組みを組み込んだ上での設計である。
これをたった一日で設計、建築する技術もそうだがそれを頭の中で絵図を弾ける能力も段違いである。
「これ、見つかったら何か言われねぇ?」
「里に迷惑かけなかったら何してもありって聞こえたけど?」
「その通り! この面妖な建物はなんなのか説明願いたいが、一見して理にかなっている様にも思う。よくぞこれだけの建築物を仕上げてくれたものだ。だが……これはお前達以外でも使えるのか?」
懸念するのはもっともだ。
俺たちがいない時に使えなければ意味がない。
「俺がこの世界にいる間なら平気ですが、違う世界へ渡れば機能しませんね」
「ふむ、異界を渡る者とは聞いていたが、こうも常識が変わるか。いや、こちらも助かっているのだ。無理強いするつもりもない。その場合は撤去を頼めるか?」
「日除けとしての扱いもできますが。こちらの手回しを回すことでも開閉が可能となってます」
「ほう、これを回すだけでもとな? ほうほう、これは面白いな。確かにあれば便利だ。しかしここだけ許すと言うわけもいかんだろう?」
つまり他にも作って欲しいとの交渉だろうか?
しかしここで下野は黙って頷かない。
こういう商売上手なところが下野らしいというか。
「でしたら僕たちが引き受けますよ」
「本当か?」
「もちろん、その代わり僕たちのお願いも聞いていただきますが」
「物々交換というわけか? それで良い。お互いに納得のいく形で里をよくしていきたいものだな」
「それはもちろん!」
益荒男エルフと下野がとてもいい笑顔で握手した。
その顔つきときたらどこぞの悪代官と越後屋の如く。
あんまり悪事を働きすぎて正義の味方に成敗されないといいな?
カレンさんは奥さん達の方に周り、俺たちの方には強面でスキンヘッドの益荒男が引き継ぐ。これでエルフと言うんだからこの世界の過酷さを思い知らされる。
そして得物と言われて置かれたやつが
鍬、弓、木桶である。
農業か狩人、水汲みでもさせるつもりだろうか?
俺は木桶を取り、下野は鍬を持つ。
「下野、お前畑耕したことあるの?」
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❗️ エレメントツリーが成長した
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アーク:エルフ♂
タイプ:サポート
属 性:土
妖 精:該当なし
精 霊:ーーー
┏放射
耐久━╋???
┃ ┗???
┣忍耐
┗???
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あの、妖精該当なしって出てるんですけど……
「磯貝君はどうだった?」
「俺は土。タイプはサポートらしい」
「僕も土でサポートタイプも一緒。でも妖精にシルキーが来てくれたからマナを分けてお手伝いしてもらえるようだよ」
「お、すげーじゃん」
「磯貝君は?」
「聞くな。人には一つや二つ、他人にも言いたくないことがあるんだ」
「別に“宿無し”は珍しくともなんともないぞ。たまたまここら辺に生息する妖精との相性が悪かっただけだろう。妖精は気まぐれだからな、マナの質でも好き嫌いが起きる。むしろ一度の祈りで気に入ってもらえたことの方が稀なんだ。クヨクヨする必要はない」
「あざーっす、がんばりまっす」
ちょっと脱線したが、俺たちの役割は農地の開墾となった。
耕すのは俺の仕事で、水まきと種まきが下野の当番となる。
お前の撒く種は女性限定だったりしないか?
そう聞いたら失笑された。
しっかし、この土……硬い。
また水汲みの方が全然楽だったんじゃねーかと思いつつ……そう言えばと成長していた“カウンター転移”の設定を農業系に置き換える。
農地に鍬を降った時、真下にある土が上空5メートル上から降り注ぐようにしてみた。
最初こそ設定を間違えて浴びてしまったが、設定を組み替える事で土を浴びずに耕すことに成功。
その異様な風景についには下野から待ったがかかった。
「磯貝君、それは何?」
「ああ、“カウンター転移”と呼ばれる能力でな? 設定をセットしておく事であらゆるものを自動的に転移させるんだ」
「ふむ、全自動的なやつ?」
「そうだけど荒唐無稽すぎても反応しなくて微調整が必要なんだよ」
「電気回路のような仕組み? それが転移に紐付けされてるのも面白いよ。もしかしたらもっと画期的な扱い方ができるかも! 何個ぐらい設定できるの?」
「自分の身を守るのを無視すれば30個くらい?」
「それだけあれば……ククク」
あ、下野がマッドモードになった。
すげー嫌な予感がするぜ。
こいつ城島さんと一緒で自分の能力を他人に強要してくるからな。
だが……
意外なことに俺の考える開墾より、下野の設定でカウンター転移を扱った方が頗る楽で。
なんと鍬を入れた土と下の硬い土を入れ替えることによって二回目に鍬を入れた時の土の抵抗力を軽減して見せたのだ。
俺のやり方だと土に空気は入るが、硬い土を叩き続けるから肩がすぐ悲鳴をあげる。
アトランザやエスペルエムより気持ちステータスの伸びが低いのか、あっちで通用していた強さはこっちでは通じないようだ。
そんな意味でも慢心はできない。
だからこそ下野の設定の凄さが窺えるのだ。さすが研究職だぜ。
普段から小難しいこと考えてるだけはある!
「お前の設定、すげーな下野。見直したぜ!」
「磯貝君の設定がアレすぎるだけだよ」
言い方。親しき中にも礼儀ありだぜ、お前。
朝飯前の作業で見事開墾を終えた俺たちは、スキンヘッドの益荒男エルフ(名前は知らない)からそれは大層誉められた。
「ほお! あの時間でこの規模を耕して見せたか! 今日ではやりきれぬと思っていたが、これは思わぬ拾いものかもしれぬな」
「任せてください。俺とこいつにかかればお茶の子さいさいですよ」
「うむ、では次はもっと大きな仕事を任せようか!」
それで野菜多めの朝食をいただいた後、軽い休憩の後に余力があれば世界樹様へのお祈りも忘れない。
これをすると単純にエレメントツリーの成長が図れるのだが、マナを消費するので午後の仕事に響く。
午後も重労働を任されるので、余力は残しておくべきとは益荒男エルフさんのお言葉。
そして任された大仕事は、水汲みからの水やりだった。
さっき耕した畑への種まきと水撒きもやれとの事である。
もちろんここでも“カウンター転移”無双になる。
水桶の中の水が一定量に達したら畑のすぐ脇まで転移し、空の水桶が置かれたら川の近くのある場所に水桶が沈む仕掛け。
もちろん流されて行かないように周囲を囲った場所での転移である。
俺が木材を仕入れて、下野が突貫で合成した。
俺の能力も大概だが、下野の能力もアレだ。
よもや研究施設なしでここまでの加工をして見せるとは!
だが下野の発明はそれだけにとどまらない。
畑の周囲に屋根をつけ、屋根に日光が当たれば左右に開くように設定、雨が降ればそのまま屋根とする。
内側にも雨樋を通して、畑の水分が足りないときは通した雨樋からシャワーの様に噴出する仕掛けを作ったのだ。それも俺の“カウンター転移”の設定ありきの仕組みを組み込んだ上での設計である。
これをたった一日で設計、建築する技術もそうだがそれを頭の中で絵図を弾ける能力も段違いである。
「これ、見つかったら何か言われねぇ?」
「里に迷惑かけなかったら何してもありって聞こえたけど?」
「その通り! この面妖な建物はなんなのか説明願いたいが、一見して理にかなっている様にも思う。よくぞこれだけの建築物を仕上げてくれたものだ。だが……これはお前達以外でも使えるのか?」
懸念するのはもっともだ。
俺たちがいない時に使えなければ意味がない。
「俺がこの世界にいる間なら平気ですが、違う世界へ渡れば機能しませんね」
「ふむ、異界を渡る者とは聞いていたが、こうも常識が変わるか。いや、こちらも助かっているのだ。無理強いするつもりもない。その場合は撤去を頼めるか?」
「日除けとしての扱いもできますが。こちらの手回しを回すことでも開閉が可能となってます」
「ほう、これを回すだけでもとな? ほうほう、これは面白いな。確かにあれば便利だ。しかしここだけ許すと言うわけもいかんだろう?」
つまり他にも作って欲しいとの交渉だろうか?
しかしここで下野は黙って頷かない。
こういう商売上手なところが下野らしいというか。
「でしたら僕たちが引き受けますよ」
「本当か?」
「もちろん、その代わり僕たちのお願いも聞いていただきますが」
「物々交換というわけか? それで良い。お互いに納得のいく形で里をよくしていきたいものだな」
「それはもちろん!」
益荒男エルフと下野がとてもいい笑顔で握手した。
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