上 下
68 / 95
六章 体験! エルフの暮らし

エレメントツリー

しおりを挟む
 ジャキンガルに到着した俺達の目の前には、立方体の透明な板が浮き出ていた。
 どうやらこれは全ての住民が持っているようで、それがどのような成長を遂げているかで優秀な人材かを見分ける特徴があるらしい。
 なんとなくそう理解する。


「すっげぇ密林。ここで暮らすの? 今から不安なんだけど?」


 俺が心からの感想を述べると下野夫妻が苦笑いを浮かべた。
 ガイドが開幕不満を漏らして不安であると言いたげだ。
 だって俺もここがどんなとこか知らないし。

 そこへ、恐ろしいスピードでここへと迫る人影があった。
 どうやら敵襲と勘違いさせてしまったらしい。


「なんだ、同胞か。驚かせるな」


 息咳切って現れたのは美しいブロンドの髪を後ろに一つにまとめたエルフの狩人だった。
 俺たちのツリーとは全く違う成長をしていて、赤く明滅している。


「ここへは初めてきたんです。以前こちらに寄った方から紹介されまして」

「む、異界の民か。彼らとは良き付き合いができている。歓迎しよう、人数はこれで全員か?」

「後から2、3人増えるかもですが今はこれだけです」

「要領を得んな。が、異界の者は謎が多い。深く聞くつもりはないが、あまり厄介ごとを持ち込まれては困るのでな。里には里のルールがある。一日一回の世界樹様のお祈りと畑の世話、簡単な肉体労働だ。それだけで人数分の食事と住む場所の世話をしよう。悪くない提案だろう?」


 なるほど、こちらの人は狩人兼案内人なのか。
 それで俺たちに住む場所を提供する代わりに働き手として里へ誘致する。上手い仕組みだと思う。
 俺達はカレニェニーイルゥ、と非常に呼びづらい名前なので愛称をカレンとして交流を図る。


「アークにミレー、シーマにリンセスか。変わった名だな。だが覚えた。我が里は常に働き手を募集している。今日は案内に努めるが、翌日からは働いてもらうぞ?」


 俺達は頷いた。
 アークは俺。美玲さんからあっくんと呼ばれて以降そっちの偽名で通してる。本名はアキラだが、異世界では変わった名前らしい。
 ミレーは美玲さん。
 シーマは下野。
 リンセスはプリンセスから来てるのだろうか? 姫路さんのよく使うゲーム用のアバター名らしい。

 里は自然溢れる大樹の幹。
 そこに石や木材を組み替えて家を作って人々に提供している。
 その中にやたら立派な日本家屋が立ってるので、元々そっちの仕事の人がこっちにきているのかもしれない。


「あの屋敷が気になるか?」


 まぁ屋敷だよな。他の家屋とは数百年くらい歴史に開きあるもん。


「あれは我らが里長の屋敷だ。異界の民であるダンカンの作でな。彼の手で作り上げられた家屋は我が里の誉。他にも調度品などの加工も営んでいる。仕事を任せるなら一番の腕だろう」

「機会があれば頼んでみます」

「それが良い」

「今日の案内で里長への面通しなどは予定にありますか?」


 下野がいつものマッドな表情を隠して学生時代のような丁寧な対応でカレンさんに接している。


「特にはないが、なぜそう思った?」

「いえ、これからこの里で労働するわけではないですか。でしたら名前と顔くらい覚えておいてもらったほうがいいかな、と」

「ふむ、確かにそうだ。しかし里長も忙しい身でな。今日急いで面通しする必要もないだろう。それに日頃の行いはエレメントツリーに良く表れる。何かを企んでいればすぐにバレてしまうぞ?」

「そんな、滅相もない。ただ僕達は少し特殊な特技を持っていまして」

「特殊な特技? それも問題ない。エレメントツリーは統べてを表す。一日働いただけでその全てを見通すことはできんが、特色はよーくわかるものだ。戦いの技術を収めている者か、農業の知恵に詳しいものか、ダンカンのように建築技術に富むか。さて、お前達はどんなタイプか楽しみであるな?」


 カレンさんの意味深な笑みが印象に残る。
 どうやら俺たちはとんでもない環境に誘い込まれたのではないかと身構えた。

 しかし里を案内されていくうちに、案外ここでの暮らしも悪くなさそうだという気分になる。

 肉体労働と聞いて身構えたが、他の世界で冒険者やってるのなら意外となんとでもなりそうだ。

 最後に住む場所に案内してもらい、その部屋の狭さに辟易とする。
 正直にいえばキッチンもなければリビングもなく、室内にベッドが置かれていた。
 キングサイズのベッドが二つ、少し距離が離れてる時点で気を遣ってくれたのだろう。


「次元門の設置はどうする?」

「もちろん取り掛かるさ。うちの子も磯貝君のお母さんにお世話してもらうからね?」


 お前、人んちのかーちゃんを便利に使い過ぎでは?
 うちはほら、内孫だからそりゃべったり可愛がれるけど、お前他人だからな?

 下野は俺の愚痴をガンスルーして取り出したスクロールを壁に貼り付け、特大の魔結晶を取り付けた。
 取り付けた段階では魔結晶は暗く、薄ぼんやりとした照明代わりだ。
 これでもマナ1000はあるが1000/100万なのでお察しだ。
 これを毎回溜めるとか正気の沙汰ではないが、向こうは一般生活苦だからな。誰でも通れたら困るわけだ。


「そりゃかーちゃんは喜ぶかもだけど、ちったぁ実家に連れてくとかしとけば?」

「うちの両親はクミン住みだから。ケモミミに焦がれすぎて自らそれを手にした変態だよ?」

「血は争えないくせに。逆に私のところは生粋のシーカーの家系なのよ。私だけが才能なくて居場所がなかったわ。だからトモ君のところに押しかけてきたのだけど。そんな危険な場所に連れてくなんてとてもとても」

「じゃあ非戦闘員で未だに自宅済みなのってウチぐらいなのか?」

「多分だけど、ほとんどがクラセリアから離れて暮らしてると思うよ? かなの実家はヴィオス住みでケモナーだし」


 それ結婚式の時に聞いた。
 当時見た時正気か? と思ったし。


「うわぁ」

「それ以前にせっかく長寿になったんだからと青春を謳歌してる人が多くて。私たちみたいに子供産んで家庭を築くって発想に至らないのよ。こういう考えは旧時代的って嫌われてるらしいわ」

「まだエルフになって浅い奴らが何抜かしてんだ?」

「未だに人間に引っ張られ続ける人達を旧人類呼びしてるのよ。深く考えるだけ無駄だわ」


 確かに姫路さんのいうことももっともだ。
 人は環境に適応していくうち、いらない情報を忘れる事で自己進化するのだそうだ。ただの思い込みじゃないのか、それ?
 と思いつつ、カーテン一枚越しの夜の営みの音は、大いにご近所迷惑になっていた。

 早朝迎えにきたカレンさんの表情が今までにみたことないくらい引き攣っていたので、次からはこっそりといちゃつこうと心に決める。
 久しぶりの逢瀬だったのでハッスルしすぎてしまったのだ。
 下野に至っては素知らぬ顔でやり過ごしている。
 なんなら俺が犯人と言わんばかりの顔で被害者ヅラをしていた。


 こいつぅ。
 後で覚えてろよ?

 ───────────────
 ❗️ エレメントツリーが成長した
 ───────────────
 アーク:エルフ♂
 タイプ:ーーー
 属 性:ーーー
 妖 精:ーーー
 精 霊:ーーー
    ┏放射
 耐久━╋???
 ┃  ┗???
 ┣忍耐
 ┗???
 ───────────────

 あと、なんで耐久が基盤になってるんですかねぇ。
 まるでわからんぞ?
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

バイクごと異世界に転移したので美人店主と宅配弁当屋はじめました

福山陽士
ファンタジー
弁当屋でバイトをしていた大鳳正義《おおほうまさよし》は、突然宅配バイクごと異世界に転移してしまった。 現代日本とは何もかも違う世界に途方に暮れていた、その時。 「君、どうしたの?」 親切な女性、カルディナに助けてもらう。 カルディナは立地が悪すぎて今にも潰れそうになっている、定食屋の店主だった。 正義は助けてもらったお礼に「宅配をすればどう?」と提案。 カルディナの親友、魔法使いのララーベリントと共に店の再建に励むこととなったのだった。 『温かい料理を運ぶ』という概念がない世界で、みんなに美味しい料理を届けていく話。 ※のんびり進行です

異世界サバイバルセットでダンジョン無双。精霊樹復活に貢献します。

karashima_s
ファンタジー
 地球にダンジョンが出来て10年。 その当時は、世界中が混乱したけれど、今ではすでに日常となっていたりする。  ダンジョンに巣くう魔物は、ダンジョン外にでる事はなく、浅い階層であれば、魔物を倒すと、魔石を手に入れる事が出来、その魔石は再生可能エネルギーとして利用できる事が解ると、各国は、こぞってダンジョン探索を行うようになった。 ダンジョンでは魔石だけでなく、傷や病気を癒す貴重なアイテム等をドロップしたり、また、稀に宝箱と呼ばれる箱から、後発的に付与できる様々な魔法やスキルを覚える事が出来る魔法書やスキルオーブと呼ばれる物等も手に入ったりする。  当時は、危険だとして制限されていたダンジョン探索も、今では門戸も広がり、適正があると判断された者は、ある程度の教習を受けた後、試験に合格すると認定を与えられ、探索者(シーカー)として認められるようになっていた。  運転免許のように、学校や教習所ができ、人気の職業の一つになっていたりするのだ。  新田 蓮(あらた れん)もその一人である。  高校を出て、別にやりたい事もなく、他人との関わりが嫌いだった事で会社勤めもきつそうだと判断、高校在学中からシーカー免許教習所に通い、卒業と同時にシーカーデビューをする。そして、浅い階層で、低級モンスターを狩って、安全第一で日々の糧を細々得ては、その収入で気楽に生きる生活を送っていた。 そんなある日、ダンジョン内でスキルオーブをゲットする。手に入れたオーブは『XXXサバイバルセット』。 ほんの0.00001パーセントの確実でユニークスキルがドロップする事がある。今回、それだったら、数億の価値だ。それを売り払えば、悠々自適に生きて行けるんじゃねぇー?と大喜びした蓮だったが、なんと難儀な連中に見られて絡まれてしまった。 必死で逃げる算段を考えていた時、爆音と共に、大きな揺れが襲ってきて、足元が崩れて。 落ちた。 落ちる!と思ったとたん、思わず、持っていたオーブを強く握ってしまったのだ。 落ちながら、蓮の頭の中に声が響く。 「XXXサバイバルセットが使用されました…。」 そして落ちた所が…。

異世界でトラック運送屋を始めました! ◆お手紙ひとつからベヒーモスまで、なんでもどこにでも安全に運びます! 多分!◆

八神 凪
ファンタジー
   日野 玖虎(ひの ひさとら)は長距離トラック運転手で生計を立てる26歳。    そんな彼の学生時代は荒れており、父の居ない家庭でテンプレのように母親に苦労ばかりかけていたことがあった。  しかし母親が心労と働きづめで倒れてからは真面目になり、高校に通いながらバイトをして家計を助けると誓う。  高校を卒業後は母に償いをするため、自分に出来ることと言えば族時代にならした運転くらいだと長距離トラック運転手として仕事に励む。    確実かつ時間通りに荷物を届け、ミスをしない奇跡の配達員として異名を馳せるようになり、かつての荒れていた玖虎はもうどこにも居なかった。  だがある日、彼が夜の町を走っていると若者が飛び出してきたのだ。  まずいと思いブレーキを踏むが間に合わず、トラックは若者を跳ね飛ばす。  ――はずだったが、気づけば見知らぬ森に囲まれた場所に、居た。  先ほどまで住宅街を走っていたはずなのにと困惑する中、備え付けのカーナビが光り出して画面にはとてつもない美人が映し出される。    そして女性は信じられないことを口にする。  ここはあなたの居た世界ではない、と――  かくして、異世界への扉を叩く羽目になった玖虎は気を取り直して異世界で生きていくことを決意。  そして今日も彼はトラックのアクセルを踏むのだった。

スキル『モデラー』で異世界プラモ無双!? プラモデル愛好家の高校生が異世界転移したら、持っていたスキルは戦闘と無関係なものたったひとつでした

大豆茶
ファンタジー
大学受験を乗り越えた高校三年生の青年『相模 型太(さがみ けいた)』。 無事進路が決まったので受験勉強のため封印していた幼少からの趣味、プラモデル作りを再開した。 しかし長い間押さえていた衝動が爆発し、型太は三日三晩、不眠不休で作業に没頭してしまう。 三日経っていることに気付いた時には既に遅く、型太は椅子から立ち上がると同時に気を失ってしまう。 型太が目を覚さますと、そこは見知らぬ土地だった。 アニメやマンガ関連の造形が深い型太は、自分は異世界転生したのだと悟る。 もうプラモデルを作ることができなくなるという喪失感はあるものの、それよりもこの異世界でどんな冒険が待ちわびているのだろうと、型太は胸を躍らせる。 しかし自分のステータスを確認すると、どの能力値も最低ランクで、スキルはたったのひとつだけ。 それも、『モデラー』という謎のスキルだった。 竜が空を飛んでいるような剣と魔法の世界で、どう考えても生き延びることが出来なさそうな能力に型太は絶望する。 しかし、意外なところで型太の持つ謎スキルと、プラモデルの製作技術が役に立つとは、この時はまだ知るよしもなかった。 これは、異世界で趣味を満喫しながら無双してしまう男の物語である。 ※主人公がプラモデル作り始めるのは10話あたりからです。全体的にゆったりと話が進行しますのでご了承ください。

欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します

ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!! カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

異世界あるある 転生物語  たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?

よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する! 土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。 自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。 『あ、やべ!』 そして・・・・ 【あれ?ここは何処だ?】 気が付けば真っ白な世界。 気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ? ・・・・ ・・・ ・・ ・ 【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】 こうして剛史は新た生を異世界で受けた。 そして何も思い出す事なく10歳に。 そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。 スキルによって一生が決まるからだ。 最低1、最高でも10。平均すると概ね5。 そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。 しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。 そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。 追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。 だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。 『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』 不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。 そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。 その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。 前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。 但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。 転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。 これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな? 何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが? 俺は農家の4男だぞ?

付与効果スキル職人の離島生活 ~超ブラックな職場環境から解放された俺は小さな島でドラゴン少女&もふもふ妖狐と一緒に工房を開く~

鈴木竜一
ファンタジー
傭兵を派遣する商会で十年以上武器づくりを担当するジャック。貴重な付与効果スキルを持つ彼は逃げ場のない環境で強制労働させられていたが、新しく商会の代表に就任した無能な二代目に難癖をつけられ、解雇を言い渡される。 だが、それは彼にとってまさに天使の囁きに等しかった。 実はジャックには前世の記憶がよみがえっており、自分の持つ付与効果スキルを存分に発揮してアイテムづくりに没頭しつつ、夢の異世界のんびり生活を叶えようとしていたからだ。 思わぬ形で念願叶い、自由の身となったジャックはひょんなことから小さな離島へと移住し、そこで工房を開くことに。ドラゴン少女やもふもふ妖狐や病弱令嬢やらと出会いつつ、夢だった平穏な物づくりライフを満喫していくのであった。 一方、ジャックの去った商会は経営が大きく傾き、その原因がジャックの持つ優秀な付与効果スキルにあると気づくのだった。 俺がいなくなったら商会の経営が傾いた? ……そう(無関心)

【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。

ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。 剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。 しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。 休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう… そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。 ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。 その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。 それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく…… ※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。 ホットランキング最高位2位でした。 カクヨムにも別シナリオで掲載。

処理中です...