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アイリス・ペンドラゴン育成編

16、vsイザベラ1

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「ーーー殺人罪、早く死刑にしてください!!、その男は!!」

「成程………弁護人、何か申し開きはありますかな?」

「被告アイがアルフレッド氏を死に追いやったのは事実ですーーーー、しかしそれはやむにやまれぬ事情が存在していたのです」

「ほぉう?、というと?」

「……まずは此方をご覧ください」

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「…………アルフレッド……様、俺たちが泥棒って何のことですか?、ちゃんとこの前のドロップ品は返したはずですよね?」

「ーーーとッッッぼっっけるっっな、その穢らわしい女の頭についているそのアイテムだ!!、っっとととっっとよこせッッッッ!!」

「…………これは俺達が倒した魔物からドロップしたのですが?」

「馬鹿が!!、十回倒したのに一回もドロップが無かったのにお前らは糸も容易く手に入れただと!!、僕たちのおかげでドロップ率があがってたに決まってる!!!、それなら僕がもらうのは当然じゃないか!!!」

「…………えっと、つまり、自分達が何回も倒してドロップ率を調整してやったんだからアイテムは当然自分達によこせと………つまりそういう事か?」

「さいっっしょからっっっそういっっってるだろッッッ、このクソボケがッッッ!!」


その後も呂律が回っていないアルフレッド様の言葉を苦労しながらも聞いていく、子供以下のトンデモ理論に一瞬呆けてしまう、残った理性で何とか相手の意見をまとめる俺、そんな俺にキレ散らかすアルフレッド様。


「…………悪いけど、そんな理屈で渡すわけにはいかないな、万が一俺の物だったら渡さなくも無かったが………これはアイの物だ、渡すわけにはいかない………」

「だまっっってぼくっっっっに渡せ下民ッッッども!!!!!!」
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「くっっそっっどこいっったっっっあいつらッッッ!!」

盗人のあいつらを何とか懲らしめてアイテムを取り返してやる、そうすればでしゃばった平民を裁き街の秩序を守りつつ、ハニーへのプレゼントも手に入る、一石二鳥だ。

「ーーーアルフレッド様!!」

「そっっっこにっっっっっいたか!!!」

「ま、待ってください!!、あ、アイテムは渡しますーー、で、ですので私達を見逃してください!!」

「ーーーあ?…………良いだろう、ッッさっさと寄越せ!!………特別に見逃してやろう…………」

「あ、ありがとうございます!!!、ほら、いくぞアイリス!!」

「………は………い………」

やっと姿を現した平民ども、逃げられる前に殺そうとすると、さっきとうって変わった態度………取り敢えず物を確保が先だ、そうすればあとはどうとでもなる。

「ーーーーッッッ許すわけねぇだろうが!!!!!!!」

「「ーーーーッッッッガハッッッッッ!!!??」」

「ーーー二度も僕に無礼を働いた貴様らを許すわけがないだろうが!!!!ギャッッッハハハハハハハ!!!!」

平民どもが背中を見せた瞬間に二人とも剣で串刺しにする。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「……どうでしょうか?、此方は穏便に済まそうと交渉の場を設けたのですが、アルフレッド様はそんなつもりはなく、問答無用で殺しました……これが正当防衛でなかったら何のでしょうか?」



イザベラは宣言通り速攻で裁判を起こした、直接手を下したのはアイリス、なので俺が弁護人を請け負う形になる。

ヒステリック気味に叫ぶイザベラ、俺は此方の切り札の証拠、記録水晶に記録している例の一部始終を流し、正当防衛を訴える。


「ーーーい、異議あり!!、それはお前達自身ではないはずだ!!、正当防衛になり得ない!!」


「…………そうですね、今回刺されているのは私の式神です………私はあの子達を家族のように思っていました、その家族が殺された悲しみと、もし交渉の場にいたのが我らだった場合、死んでもいたかもしれない恐怖で手元が狂ってしまいしまいました……これでもまだ正当防衛ではないと?」


「ぐぬぬぬぬ」

相手の検察官は正当防衛にはなり得ないと意義を申し立ててくるが、即刻正論で撃ち落とす俺。


「成程………それが本当であれば確かに正当防衛………だがしかしそれが偽造された映像を映し出す魔道具の可能性もある………今からその魔道具を審査、後に判決を言い渡す……」


「………裁判官、くれぐれも厳正なる審査をお願いします……」

「わかっておりますよ」

俺の攻勢を見てとった裁判官は証拠の審査を始める…………不正がないよう祈る、あった場合は裁判官ごと叩きつぶすことになる………


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