16 / 61
アイリス・ペンドラゴン育成編
16、vsイザベラ1
しおりを挟む「ーーー殺人罪、早く死刑にしてください!!、その男は!!」
「成程………弁護人、何か申し開きはありますかな?」
「被告アイがアルフレッド氏を死に追いやったのは事実ですーーーー、しかしそれはやむにやまれぬ事情が存在していたのです」
「ほぉう?、というと?」
「……まずは此方をご覧ください」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「…………アルフレッド……様、俺たちが泥棒って何のことですか?、ちゃんとこの前のドロップ品は返したはずですよね?」
「ーーーとッッッぼっっけるっっな、その穢らわしい女の頭についているそのアイテムだ!!、っっとととっっとよこせッッッッ!!」
「…………これは俺達が倒した魔物からドロップしたのですが?」
「馬鹿が!!、十回倒したのに一回もドロップが無かったのにお前らは糸も容易く手に入れただと!!、僕たちのおかげでドロップ率があがってたに決まってる!!!、それなら僕がもらうのは当然じゃないか!!!」
「…………えっと、つまり、自分達が何回も倒してドロップ率を調整してやったんだからアイテムは当然自分達によこせと………つまりそういう事か?」
「さいっっしょからっっっそういっっってるだろッッッ、このクソボケがッッッ!!」
その後も呂律が回っていないアルフレッド様の言葉を苦労しながらも聞いていく、子供以下のトンデモ理論に一瞬呆けてしまう、残った理性で何とか相手の意見をまとめる俺、そんな俺にキレ散らかすアルフレッド様。
「…………悪いけど、そんな理屈で渡すわけにはいかないな、万が一俺の物だったら渡さなくも無かったが………これはアイの物だ、渡すわけにはいかない………」
「だまっっってぼくっっっっに渡せ下民ッッッども!!!!!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「くっっそっっどこいっったっっっあいつらッッッ!!」
盗人のあいつらを何とか懲らしめてアイテムを取り返してやる、そうすればでしゃばった平民を裁き街の秩序を守りつつ、ハニーへのプレゼントも手に入る、一石二鳥だ。
「ーーーアルフレッド様!!」
「そっっっこにっっっっっいたか!!!」
「ま、待ってください!!、あ、アイテムは渡しますーー、で、ですので私達を見逃してください!!」
「ーーーあ?…………良いだろう、ッッさっさと寄越せ!!………特別に見逃してやろう…………」
「あ、ありがとうございます!!!、ほら、いくぞアイリス!!」
「………は………い………」
やっと姿を現した平民ども、逃げられる前に殺そうとすると、さっきとうって変わった態度………取り敢えず物を確保が先だ、そうすればあとはどうとでもなる。
「ーーーーッッッ許すわけねぇだろうが!!!!!!!」
「「ーーーーッッッッガハッッッッッ!!!??」」
「ーーー二度も僕に無礼を働いた貴様らを許すわけがないだろうが!!!!ギャッッッハハハハハハハ!!!!」
平民どもが背中を見せた瞬間に二人とも剣で串刺しにする。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「……どうでしょうか?、此方は穏便に済まそうと交渉の場を設けたのですが、アルフレッド様はそんなつもりはなく、問答無用で殺しました……これが正当防衛でなかったら何のでしょうか?」
イザベラは宣言通り速攻で裁判を起こした、直接手を下したのはアイリス、なので俺が弁護人を請け負う形になる。
ヒステリック気味に叫ぶイザベラ、俺は此方の切り札の証拠、記録水晶に記録している例の一部始終を流し、正当防衛を訴える。
「ーーーい、異議あり!!、それはお前達自身ではないはずだ!!、正当防衛になり得ない!!」
「…………そうですね、今回刺されているのは私の式神です………私はあの子達を家族のように思っていました、その家族が殺された悲しみと、もし交渉の場にいたのが我らだった場合、死んでもいたかもしれない恐怖で手元が狂ってしまいしまいました……これでもまだ正当防衛ではないと?」
「ぐぬぬぬぬ」
相手の検察官は正当防衛にはなり得ないと意義を申し立ててくるが、即刻正論で撃ち落とす俺。
「成程………それが本当であれば確かに正当防衛………だがしかしそれが偽造された映像を映し出す魔道具の可能性もある………今からその魔道具を審査、後に判決を言い渡す……」
「………裁判官、くれぐれも厳正なる審査をお願いします……」
「わかっておりますよ」
俺の攻勢を見てとった裁判官は証拠の審査を始める…………不正がないよう祈る、あった場合は裁判官ごと叩きつぶすことになる………
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
0
お気に入りに追加
808
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
男女比の狂った世界で愛を振りまく
キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。
その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。
直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。
生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。
デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。
本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。
※カクヨムにも掲載中の作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる