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アイリス・ペンドラゴン育成編
10、vsアルフレッド1
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『機械心音胎動、魔硬化工程完了、発疹皮膚武器展開、空砲装填、発射準備工程完了、反動加速砲』
「^^&&**((()%$#@$$%^」
ダンジョンをある程度の階層を降りると出てくるダンジョンボス。
5階層から10階層ずつの感覚で出てくる、まだまだ浅い階層なので中ボスといった所だ。
せっかくなのでアイリスがどこまでやれるか、見物する事にした。
彼女は詠唱を完了すると、背中から砲身が生え、魔力を噴出、目にも止まらぬ速さで移動する。
奇怪な鳴き声を上げながらアイリスに襲いかかるも途中で彼女の姿を見失ったので混乱している。
『機械心音胎動、魔硬化工程完了、発疹皮膚武器全展開、歪・鉄屑針鼠』
『全武器砲身、目標補足、砲門全開、発射準備工程完了、一斉射撃!!』
「!@#$$%^&&*)()*&^%#%^^$%$$%#$#@#!!!!??」
頭の上を陣取り、詠唱完了すると、彼女の体のありとあらゆるところから、様々な武器が生えてくる、剣、槍、斧、槌、鎌……生やした武器達は魔物に向けて発射する。
好き勝手に飛んでいく武器達は情け容赦なく魔物の急所に突き刺さっていく、魔物はやっと自身の体に起きている異変に気づくが遅い、最後は発射された鎌と斧に首が挟み込まれ、糸も容易く両断され、首が宙を舞う、魔物は絶命した。
「お?、レアドロップの『氷の花』じゃんラッキー」
「………綺麗………」
「…………そんなに気に入ったならお前のものにしてもいいぞ」
「ーーえっ?、い、良いのですか?」
「金には困ってないし、欲しくなったらまた取りに来れば良いだけだし、それにそれはアイリスが倒した魔物のドロップだからな、アイリスの物だ」
「………ありがとうございます」
「………コレでよしっと、似合ってるぞ」
レアドロップの氷でできた美しい花に見惚れる彼女に内心苦笑して、その花を彼女に渡す、折角なので早速頭につけてあげる。
なかなかに似合っている、やはり良くなったとはいえ頭に生えているのが気になる彼女はフード付きのマントを被っていて、顔が少し見づらいがそれでも彼女の顔の美しさは一目瞭然。
そこに花など飾ったら鬼に金棒、可愛さがより強調される。
「じゃあ、今日はこのぐらいにして帰るか」
「ーーーえっ、じゃ、じゃあ♡」
「ああ、家に帰ったら思う存分に可愛がってやる」
「あ、ありがたき幸せ♡」
ーーーーーーー
「あ、あの、転移で帰らないのですか?」
「………なんだよ、そんなに早く帰りたいのか?……転移で帰るのは楽で良いが味気ないからな、たまには帰り道も楽しもうぜ?」
「ーーウォーカーさんは意地悪です♡」
転移で帰った方が楽だが、それでは味気ない、帰り道を楽しむのもおつなものだ。
早く愛されたい彼女は転移で帰ろうとせがんでくる。
その姿が可愛いのでわざと自分達の足で帰る俺。
「ーーー来い、『玄武』」
「ーーーなッッッ!!?」
「………何のつもりだ?」
いきなり俺達に斬りかかる男、俺は玄武を呼び、俺とアイリスの二人に亀の甲羅のような盾を展開、相手の攻撃を防ぐ、完全に意表をついた攻撃だったのに棒立ちで防がれるとは思ってなかったのだろう、相手は驚愕に眼を剥く、しかし相手の事情など知らない、容赦なく相手に詰問する俺。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「………何のつもりだ、お前?」
「ーーーーえせ」
「は?、今なんて言った?、声が小さすぎて聞こえなかった、もう一度言ってーーーー」
「ーーーッッッ、そのアイテムを僕に返せ!!、盗人!!!」
「ッッッーーーア、アルフレ……ッド?」
「そうだ下民!!、とっとと『氷の花』を僕に返せ泥棒ども!!!」
フードを深く被った男に問い詰めるも、返答の音量が小さすぎて聞こえなかった、もう一度と頼むと今度はタガが外れたように大音量で喚き散らす。
………どうやら、先日のアホ貴族のアルフレッドらしい、アイリスが驚愕に目を剥く………彼、アルフレッドは訳のわからないことを喚き続ける………。
「………アルフレッド……だったか?」
「ーーー様をッッッつっっけろッッッ無礼者ッッッッッ!!!!!!」
キレすぎて顔が真っ赤になっていて、呂律が回っていないアルフレッド……様。
「…………アルフレッド……様、俺たちが泥棒って何のことですか?、ちゃんとこの前のドロップ品は返したはずですよね?」
「ーーーとッッッぼっっけるっっな、その穢らわしい女の頭についているそのアイテムだ!!、っっとととっっとよこせッッッッ!!」
「…………これは俺達が倒した魔物からドロップしたのですが?」
「馬鹿が!!、十回倒したのに一回もドロップが無かったのにお前らは糸も容易く手に入れただと!!、僕たちのおかげでドロップ率があがってたに決まってる!!!、それなら僕がもらうのは当然じゃないか!!!」
「…………えっと、つまり、自分達が何回も倒してドロップ率を調整してやったんだからアイテムは当然自分達によこせと………つまりそういう事か?」
「さいっっしょからっっっそういっっってるだろッッッ、このクソボケがッッッ!!」
その後も呂律が回っていないアルフレッド様の言葉を苦労しながらも聞いていく、子供以下のトンデモ理論に一瞬呆けてしまう、残った理性で何とか相手の意見をまとめる俺、そんな俺にキレ散らかすアルフレッド様。
「…………悪いけど、そんな理屈で渡すわけにはいかないな、万が一俺の物だったら渡さなくも無かったが………これはアイリスの物だ、渡すわけにはいかない………」
「だまっっってぼくっっっっに渡せ下民ッッッども!!!!!!」
「…………一応予防線張っとくか………『玄武』、『土煙』!!!」
「ーーーーッッッ何処に行きやがった!!!」
俺は断固として拒否するとアルフレッドは最早人なのかも疑わしい形相で激怒する。
取り敢えず一旦、土煙を巻き上げ、姿をくらます俺達。
「^^&&**((()%$#@$$%^」
ダンジョンをある程度の階層を降りると出てくるダンジョンボス。
5階層から10階層ずつの感覚で出てくる、まだまだ浅い階層なので中ボスといった所だ。
せっかくなのでアイリスがどこまでやれるか、見物する事にした。
彼女は詠唱を完了すると、背中から砲身が生え、魔力を噴出、目にも止まらぬ速さで移動する。
奇怪な鳴き声を上げながらアイリスに襲いかかるも途中で彼女の姿を見失ったので混乱している。
『機械心音胎動、魔硬化工程完了、発疹皮膚武器全展開、歪・鉄屑針鼠』
『全武器砲身、目標補足、砲門全開、発射準備工程完了、一斉射撃!!』
「!@#$$%^&&*)()*&^%#%^^$%$$%#$#@#!!!!??」
頭の上を陣取り、詠唱完了すると、彼女の体のありとあらゆるところから、様々な武器が生えてくる、剣、槍、斧、槌、鎌……生やした武器達は魔物に向けて発射する。
好き勝手に飛んでいく武器達は情け容赦なく魔物の急所に突き刺さっていく、魔物はやっと自身の体に起きている異変に気づくが遅い、最後は発射された鎌と斧に首が挟み込まれ、糸も容易く両断され、首が宙を舞う、魔物は絶命した。
「お?、レアドロップの『氷の花』じゃんラッキー」
「………綺麗………」
「…………そんなに気に入ったならお前のものにしてもいいぞ」
「ーーえっ?、い、良いのですか?」
「金には困ってないし、欲しくなったらまた取りに来れば良いだけだし、それにそれはアイリスが倒した魔物のドロップだからな、アイリスの物だ」
「………ありがとうございます」
「………コレでよしっと、似合ってるぞ」
レアドロップの氷でできた美しい花に見惚れる彼女に内心苦笑して、その花を彼女に渡す、折角なので早速頭につけてあげる。
なかなかに似合っている、やはり良くなったとはいえ頭に生えているのが気になる彼女はフード付きのマントを被っていて、顔が少し見づらいがそれでも彼女の顔の美しさは一目瞭然。
そこに花など飾ったら鬼に金棒、可愛さがより強調される。
「じゃあ、今日はこのぐらいにして帰るか」
「ーーーえっ、じゃ、じゃあ♡」
「ああ、家に帰ったら思う存分に可愛がってやる」
「あ、ありがたき幸せ♡」
ーーーーーーー
「あ、あの、転移で帰らないのですか?」
「………なんだよ、そんなに早く帰りたいのか?……転移で帰るのは楽で良いが味気ないからな、たまには帰り道も楽しもうぜ?」
「ーーウォーカーさんは意地悪です♡」
転移で帰った方が楽だが、それでは味気ない、帰り道を楽しむのもおつなものだ。
早く愛されたい彼女は転移で帰ろうとせがんでくる。
その姿が可愛いのでわざと自分達の足で帰る俺。
「ーーー来い、『玄武』」
「ーーーなッッッ!!?」
「………何のつもりだ?」
いきなり俺達に斬りかかる男、俺は玄武を呼び、俺とアイリスの二人に亀の甲羅のような盾を展開、相手の攻撃を防ぐ、完全に意表をついた攻撃だったのに棒立ちで防がれるとは思ってなかったのだろう、相手は驚愕に眼を剥く、しかし相手の事情など知らない、容赦なく相手に詰問する俺。
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「………何のつもりだ、お前?」
「ーーーーえせ」
「は?、今なんて言った?、声が小さすぎて聞こえなかった、もう一度言ってーーーー」
「ーーーッッッ、そのアイテムを僕に返せ!!、盗人!!!」
「ッッッーーーア、アルフレ……ッド?」
「そうだ下民!!、とっとと『氷の花』を僕に返せ泥棒ども!!!」
フードを深く被った男に問い詰めるも、返答の音量が小さすぎて聞こえなかった、もう一度と頼むと今度はタガが外れたように大音量で喚き散らす。
………どうやら、先日のアホ貴族のアルフレッドらしい、アイリスが驚愕に目を剥く………彼、アルフレッドは訳のわからないことを喚き続ける………。
「………アルフレッド……だったか?」
「ーーー様をッッッつっっけろッッッ無礼者ッッッッッ!!!!!!」
キレすぎて顔が真っ赤になっていて、呂律が回っていないアルフレッド……様。
「…………アルフレッド……様、俺たちが泥棒って何のことですか?、ちゃんとこの前のドロップ品は返したはずですよね?」
「ーーーとッッッぼっっけるっっな、その穢らわしい女の頭についているそのアイテムだ!!、っっとととっっとよこせッッッッ!!」
「…………これは俺達が倒した魔物からドロップしたのですが?」
「馬鹿が!!、十回倒したのに一回もドロップが無かったのにお前らは糸も容易く手に入れただと!!、僕たちのおかげでドロップ率があがってたに決まってる!!!、それなら僕がもらうのは当然じゃないか!!!」
「…………えっと、つまり、自分達が何回も倒してドロップ率を調整してやったんだからアイテムは当然自分達によこせと………つまりそういう事か?」
「さいっっしょからっっっそういっっってるだろッッッ、このクソボケがッッッ!!」
その後も呂律が回っていないアルフレッド様の言葉を苦労しながらも聞いていく、子供以下のトンデモ理論に一瞬呆けてしまう、残った理性で何とか相手の意見をまとめる俺、そんな俺にキレ散らかすアルフレッド様。
「…………悪いけど、そんな理屈で渡すわけにはいかないな、万が一俺の物だったら渡さなくも無かったが………これはアイリスの物だ、渡すわけにはいかない………」
「だまっっってぼくっっっっに渡せ下民ッッッども!!!!!!」
「…………一応予防線張っとくか………『玄武』、『土煙』!!!」
「ーーーーッッッ何処に行きやがった!!!」
俺は断固として拒否するとアルフレッドは最早人なのかも疑わしい形相で激怒する。
取り敢えず一旦、土煙を巻き上げ、姿をくらます俺達。
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