6 / 61
アイリス・ペンドラゴン育成編
6、アイリス・ペンドラゴン育成1
しおりを挟む
「なんて醜い姿なの………」
「ペンドラゴン家の恥部だわ………」
「いくらなんでもできるからと言ってあの見た目ではな………」
「すいません………すいません………すいま…………すいません………すいません…………すいません…すいません…… すいません………すいません………すいま…………すいません………すいません…………すいません…すいません……」
「謝れば済む問題ではないのよ!!」
「アウッッッーーー!!!??」
……眠ると数年前の記憶が鮮明に浮かび上がる、走馬灯の様に頭を巡るそれは、蔑称と嘲笑から始まる、実の母に謝罪を嵐のようにぶつけるが………許されない、許されるわけがない、顔を殴られる。
「ペンドラゴン家始まって以来ッッッーー、一番の神童が聞いてッッッーーあきれッッーーるわッッッーー!!」
「ごめッッッーーなさッッッいーーすいまッッッせんッッッーーガハッッ」
「ふざけないでよッッッーーー醜いッッッーーばけッッッものッッッーー!!」
「ガハッッーーゴフッッーースッッみッッまッッガハッッーー」
言葉で責められ、罵倒の言葉尻の最後は言葉だけでは済まず顔を殴られる、何度も……何度も何度も何度も何度も何度も、私は謝罪することすらできず、謝罪は短い悲鳴へと変換される……
今まで死ぬ気で頑張ってきた、ダンスの稽古、礼儀作法、勉学、ありとあらゆることで一番を取れるよう頑張ってきた、確かに辛かったが、苦ではなかった、結果を出せば母様や父上が褒めてくれた、なんでも好きなもの買ってくれたり、何処へでも連れってくれた、血反吐を吐いて、手足が折れようが、出来るまで頑張りさえすれば私は幸せになれる、ずっとずっと、幸せになれる………とそう思っていた。
体から歯車や鉱石が生えてくる奇病に罹る前までは………その瞬間態度は一変した………全員手のひらを返すように罵倒、嘲笑、蔑称………私の最後の希望は婚約者のアルフレッドだけだ………彼だけは態度をかえなかった………会いたい………早く彼に会いたい………。
「ハァッッーーハァッッーーーハァッーー、あんたの顔を見てるとむかつくわ!!!、とっとと消えなさい!!」
「ッッッーーガハッッーーー??!!!!」
母は私を殴っても少しも機嫌は治らず、むしろイライラが増しているような気さえしてくる、トドメとして床に這いつくばっている私の腹に蹴りを入れてそのまま二階の窓から叩き落とされる、瞬時に受け身をとるも衝撃を吸収できるわけもなく……短い悲鳴をあげて
、その場に蹲る………。
「……………うぅぅぅぅぅッッッーーーー」
体というのは正直なもので母という脅威から遠かったと思ったら、気が抜けて涙が流れ始める………嗚咽を漏らしながら泣き続ける私。
「何をそんなに悲しんでいるのかな、アイリス」
「ア、ーーアルフレッド!!、来てくれた………の……ね?、だ、誰なのその横の女性は……」
「僕の新しい婚約者さ」
「ーーーえッッッッ?」
「すっっごーい、アル様のいう通りものすっごく醜い化け物ね~」
「………え?、私……との……婚約……は?」
「そんなもの破棄に決まってるだろう、マーガレット」
「アッッ♡ダメです、アル様♡、こんな所でアンッッッ♡、化け物も見ておられます♡」
「見せつけてやればいいじゃないか、君は気持ちよくなることだけを考えていればいいんだよ……」
「…………そっか……ここが地獄か……」
アルフレッドとマーガレットとやらの男女の愛し合いが目の前で始まる、ねっとりとした触れ合いを見せつけられ、私は真実にたどり着いた。
そして私は厄介払いされるかの如く、英雄学院へと入学させられた………。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「ああ、アーロンのアホ面めちゃくちゃ面白かったな~………それはそれとして………新人育成したい…………弱い奴をクソ強くしたいな~~~~」
「そうか、ならあの子を頼むよ、今日入ってきたらか一応君の方が先輩だしね」
昨日のアーロンの醜態を思い出し笑いしながら、自分の生き甲斐である新人育成がしたとギルド内で一人ぼやいていると先輩から声をかけられる…。
「え?、いいんですか?、新人の俺が新人指導しちゃって?」
「ああ、実力が高いのは昨日の依頼人から聞いてる………何でも部位欠損を治せるほどの回復スキルが使えるんだろ?、それほどの実力があるなら十分人を教えられる力あると思うしね、分からないことがあるなら聞いてくれれば僕が教えるし…………」
「おお、それじゃあ遠慮なく!!!……………ええっと、後輩ってあの子ですか?」
「うん、そうだよ………まぁ大きな声じゃ言えないが気味が悪いって殆どのギルメンから育成を断られてしまってね………」
後輩とやらを見ると………体の所々から鉱石でできた歯車みたいなものが飛び出ている女の子だった………目が虚でボーっと上の空だ…………。
「じゃあ任せたよ!!」
「…………あの、速攻どっかに行かれたらわかんないこと聞けないんですけど…………」
すぐさまどこかへ消えてしまう先輩に冷静にツッコむ俺…………。
「…………まぁいいか、そこの君ちょっと良い?」
「…………私?」
「そう、君」
「……………何?」
「君を今からsランク冒険者にしてあげるよ!!!」
「……………は?」
「ペンドラゴン家の恥部だわ………」
「いくらなんでもできるからと言ってあの見た目ではな………」
「すいません………すいません………すいま…………すいません………すいません…………すいません…すいません…… すいません………すいません………すいま…………すいません………すいません…………すいません…すいません……」
「謝れば済む問題ではないのよ!!」
「アウッッッーーー!!!??」
……眠ると数年前の記憶が鮮明に浮かび上がる、走馬灯の様に頭を巡るそれは、蔑称と嘲笑から始まる、実の母に謝罪を嵐のようにぶつけるが………許されない、許されるわけがない、顔を殴られる。
「ペンドラゴン家始まって以来ッッッーー、一番の神童が聞いてッッッーーあきれッッーーるわッッッーー!!」
「ごめッッッーーなさッッッいーーすいまッッッせんッッッーーガハッッ」
「ふざけないでよッッッーーー醜いッッッーーばけッッッものッッッーー!!」
「ガハッッーーゴフッッーースッッみッッまッッガハッッーー」
言葉で責められ、罵倒の言葉尻の最後は言葉だけでは済まず顔を殴られる、何度も……何度も何度も何度も何度も何度も、私は謝罪することすらできず、謝罪は短い悲鳴へと変換される……
今まで死ぬ気で頑張ってきた、ダンスの稽古、礼儀作法、勉学、ありとあらゆることで一番を取れるよう頑張ってきた、確かに辛かったが、苦ではなかった、結果を出せば母様や父上が褒めてくれた、なんでも好きなもの買ってくれたり、何処へでも連れってくれた、血反吐を吐いて、手足が折れようが、出来るまで頑張りさえすれば私は幸せになれる、ずっとずっと、幸せになれる………とそう思っていた。
体から歯車や鉱石が生えてくる奇病に罹る前までは………その瞬間態度は一変した………全員手のひらを返すように罵倒、嘲笑、蔑称………私の最後の希望は婚約者のアルフレッドだけだ………彼だけは態度をかえなかった………会いたい………早く彼に会いたい………。
「ハァッッーーハァッッーーーハァッーー、あんたの顔を見てるとむかつくわ!!!、とっとと消えなさい!!」
「ッッッーーガハッッーーー??!!!!」
母は私を殴っても少しも機嫌は治らず、むしろイライラが増しているような気さえしてくる、トドメとして床に這いつくばっている私の腹に蹴りを入れてそのまま二階の窓から叩き落とされる、瞬時に受け身をとるも衝撃を吸収できるわけもなく……短い悲鳴をあげて
、その場に蹲る………。
「……………うぅぅぅぅぅッッッーーーー」
体というのは正直なもので母という脅威から遠かったと思ったら、気が抜けて涙が流れ始める………嗚咽を漏らしながら泣き続ける私。
「何をそんなに悲しんでいるのかな、アイリス」
「ア、ーーアルフレッド!!、来てくれた………の……ね?、だ、誰なのその横の女性は……」
「僕の新しい婚約者さ」
「ーーーえッッッッ?」
「すっっごーい、アル様のいう通りものすっごく醜い化け物ね~」
「………え?、私……との……婚約……は?」
「そんなもの破棄に決まってるだろう、マーガレット」
「アッッ♡ダメです、アル様♡、こんな所でアンッッッ♡、化け物も見ておられます♡」
「見せつけてやればいいじゃないか、君は気持ちよくなることだけを考えていればいいんだよ……」
「…………そっか……ここが地獄か……」
アルフレッドとマーガレットとやらの男女の愛し合いが目の前で始まる、ねっとりとした触れ合いを見せつけられ、私は真実にたどり着いた。
そして私は厄介払いされるかの如く、英雄学院へと入学させられた………。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「ああ、アーロンのアホ面めちゃくちゃ面白かったな~………それはそれとして………新人育成したい…………弱い奴をクソ強くしたいな~~~~」
「そうか、ならあの子を頼むよ、今日入ってきたらか一応君の方が先輩だしね」
昨日のアーロンの醜態を思い出し笑いしながら、自分の生き甲斐である新人育成がしたとギルド内で一人ぼやいていると先輩から声をかけられる…。
「え?、いいんですか?、新人の俺が新人指導しちゃって?」
「ああ、実力が高いのは昨日の依頼人から聞いてる………何でも部位欠損を治せるほどの回復スキルが使えるんだろ?、それほどの実力があるなら十分人を教えられる力あると思うしね、分からないことがあるなら聞いてくれれば僕が教えるし…………」
「おお、それじゃあ遠慮なく!!!……………ええっと、後輩ってあの子ですか?」
「うん、そうだよ………まぁ大きな声じゃ言えないが気味が悪いって殆どのギルメンから育成を断られてしまってね………」
後輩とやらを見ると………体の所々から鉱石でできた歯車みたいなものが飛び出ている女の子だった………目が虚でボーっと上の空だ…………。
「じゃあ任せたよ!!」
「…………あの、速攻どっかに行かれたらわかんないこと聞けないんですけど…………」
すぐさまどこかへ消えてしまう先輩に冷静にツッコむ俺…………。
「…………まぁいいか、そこの君ちょっと良い?」
「…………私?」
「そう、君」
「……………何?」
「君を今からsランク冒険者にしてあげるよ!!!」
「……………は?」
0
お気に入りに追加
808
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる