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即ざまぁ編
2、sideジェームズ &リリィ、鮮血の最後
しおりを挟む「きっと家族達は許してくれないわ……ジェームズ」
「一緒に逃げよう!!リリィ」
「でも………」
「大丈夫、君は僕が必ず守ってあげるから……」
「…………わかったわ、私も貴方を一生懸命支える…」
許されざる恋に浮かれる二人………愛の逃避行が始まる……かに思えた。
「………ジェームズ、リリィ…………貴族の婚約を汚すものは……血をもって償ってもらう…………」
「なッッッ??!!、だ、誰だお前は??!!」
「どうやってここに入ったの??!、守衛がいたはず?!!」
ジェームズが部屋から出ようとドアノブに手をかけるーーー刹那、ドアに一筋の斬り込みが走る、一瞬後に乱雑に、無数の斬撃がドアに刻み込まれ、バラバラになったドアは崩れ落ち、無傷のドアノブが床に落ち、キィーンという金属音がやけに明瞭に響く………部屋に現れるのは白銀の騎士、兜を被っていて顔は見えない………。
「…………今から死ぬ貴方達に教える必要はない……」
振り下ろされる裁きの剣、あっけなく二人の足を斬り落とす。
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「ああああ、私の足もッッッッッ??!!」
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「なッッッ何を言ってるのジェームズ??!!、私を守ってよ!!!」
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