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即ざまぁ編
9、強制労働施設にぶち込む(ざまぁ)
しおりを挟む「あ、ヤベェ、魔王倒すために装備整えるために金結構使ったから、ここの支払い足りねぇ……」
「それなら今から銀行行ってきて貯金おろしてきますよ、国からお金が入ってるはずです」
イオスとエミリーがこってり絞られてるのを尻目にアレスが呟く、それならと、私は金をおろしてくるという。
「え??!!、い、いいよ!!、そ、それなら俺が行くから」
「遠慮しないでください、昨日泊めてくれたお礼ですよ」
「………わかった……」
「それなら俺も一緒に行っていいか?、ここに俺の分の金置いとくからよ、俺も財布の中身が結構心もとなくてね」
「そうですか、なら一緒に行きましょうハル」
アレスは自分が行くと言うが、昨日泊めてもらってここの支払いまでさせるのは気がひけるので自分が払うと言うと、アレスは渋々納得する、ハルがここの支払いは足りるが、財布の中身が少ないのでついでに自分もおろしたいと言ってくる。
「ない??」
「は、はい……マリア・クロス様の口座には一ゴールドも入っていません」
「そ、そんな馬鹿な……」
私が銀行につき、受付に頼むと残高が無いと言われる、一体どういう事だ、確かに毎月、国からの報酬金が私の口座へと振り込まれるはずなのに。
「どうして………」
「調べたところによると婚約者のイオス様と妹のエミリー様が毎回、振り込まれたその日に全額引き落としていたようですね」
「ハァッッ??!!」
「本来は本人以外はおろせませんが、親族が同伴しているなら落とすことが可能ですので………」
「嘘でしょ………」
どうやら二人は私の貯金も食い潰していたようだ………。
「あの、お客様……」
「……あ、すいませんでした、失礼します」
銀行の受付にあたっても仕方がない、とりあえず仕事の邪魔になるのは申し訳ないので、謝罪後に離れる。
「どうしたんだマリア?」
「貯金全部、アホ二人に使い込まれてました」
「え、結構な額だよな?」
「あの人達は本当に許しません」
ハルが心配して声をかけてくれる、私は真顔で返事をする。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「………それで、私の金どうしたんですか?」
「「…………」」
支払いは申し訳ないがハルに払ってもらい、エミリーとイオスをとっちめるため、場所を移す私達。
「黙秘ですか」
「「…………」」
一応、事情を聞こうとするも、二人とも黙りを決め込む、『審眼』といえど何も喋らない相手の心は見ようがない。
「い、イオス、き、貴様、マリアさんの金まで使い込んでいたのか、い、言え!!!一体何に使った!!!」
「エミリー、今正直に白状すれば多少罪は軽くなりますよ」
「「…………」」
リリィとグリルさんが詰め寄るもやっぱり黙ったままの二人。
「斬っていい?」
「この的なら何発打っても外さない自信があるよ」
「待ってくれ、君達、私に良い考えがある………お前らがそういう態度ならこっちも容赦はしない」
物騒な事を言い始める私の仲間、仲間達を諌め、ユリウスさんは一言呟く。
「ハッッッ、ハッッッ!!!!、なによこれッッッ!!!」
「こら!!!無駄口を叩くな!!!!」
「ーーーガッッッッ??!!!」
エミリーはクソ重い荷物を抱えさせられる、少しでも休もうとすれば見張りに鞭を入れられる。
「ハッッ、ハッッ、クソなんで僕がッッッ」
「お前もだッッッ」
「ーーーーッッッッッッ??!!!」
イオスは一瞬立ち止まった瞬間、鞭を打たれる。
「お前らが使い込んだマリアさんの金はこの強制労働施設で六十年働けば返すことができる、頑張れよ~」
「「そ、そんな待って、ん義9q3wh403h809g90w9えrgt9えくぅ九十が90ん9卯0grんくぅ903グヌ9巣9ふ9えqんぐ9wんb9sぬ亜9gぬ9えq9gぬq9wg9359hy24wgtbmsdsmこmごqんうぇぎう9ghンチ雨9」」
ユリウスさんはめちゃくちゃ良い笑顔で二人に忠告する、二人は後半なにを言ってるかわからないレベルで慌て出すがもう遅いと言わんばかりに、私達と一緒に施設の外へと出る。
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