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11、sideレクス、朝からトラブル(もふもふあり)

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「………また、懐かしい夢を見たな」

…………いつの間にか寝てしまっていた俺、折角リレイと寝られるっていうのにあっという間に過ぎてしまった………寝るというよりは恥ずかしすぎて気絶したと言った方が正しい気がする。

「そうだ、朝食作らないと………ーーん?」

「ZZZZZZZZZZZZZ」

なぜか身体が一定以上前に進まない、自分の尻尾がどこかに引っ掛かってるみたいな………。

「………あぁ、どおりで懐かしい夢を見たわけだ……」

「ZZZZZZZZZZZZZ」

一緒に寝ていたリレイが俺の尻尾を抱き枕代わりに抱き抱えている、移動できないわけだ。

「よっ………と」

俺は静か優しく、彼女が起きないように尻尾を引き抜く。

「さてと、朝食朝食」

「ーーーぃません」

「うん?」

「すみませんすみませんすみませんすみませんすみませんすみませんすみませんすみませんすみませんすみませんすみませんすみませんすみませんすみませんすみませんすみませんすみませんすみません」

「ーーど、どうした?」

俺が尻尾を引き抜くとうわ言のように謝罪をひたすら繰り返すリレイ、驚愕した俺は急遽予定を変更し、彼女の近くへと寄り添う。

「すみませんコブリー、すみません父さん、すみません母さん、出来損ないですみません」

「ーー!!」

…………彼女は夢の中でも家族に虐められているのか………。

(……でも、さっきはこうはなってなかった、なんで………も、もしかして)

さっきまでは静かに寝ていたのに、急に悪夢にうなされているリレイを不思議に思う俺、そして冷静に状況を分析し、ある答えに行き着いた。

「これでどうだ!!」

「みませーーー………ZZZZZZZ」

「………おさまった、みたいだな」

自分の尻尾を再度彼女に差し出すとリレイは俺の尻尾を優しく抱き、落ち着いた。

「………ムニャムニャ、もう食べられないよぉ~ZZZZZZ」

「…………」

朝食を作ろうにもこの状態では動けないので、俺は彼女が安眠できるように頭を撫でる、少しくすぐったそうに寝返りをうち、ありがちな寝言を囁く。

「今日だけじゃなくて毎日こうだったのかな………夢に出るくらい、虐められてたのかな………」

「ZZZZZZ……」

「リレイ……」

…………窓から差し込む光が彼女の栗色の髪に当たり、淡く輝く、真珠のように白い肌、スラっとした手足に出るところは出てて腰は引き締まっている、特に目を引くのが、発育が良く、子供の頃とは比べ物にもならないほど大きく成長したバスト………その果実のど真ん中に何だか、その、突起物が浮き上がってるような気がする。

「っていうか、こいつまさかノーブラか?\\\\\\」

「ムニャムニャZZZZZZZZZ」

いまだに寝こけている彼女、動くたびに揺れ、俺を甘く誘惑してきてる気がする。

(………い、今なら…………キスしてもバレないんじゃないか?)

「ZZZZZZZZZ」

それを見ていたら何だか変な気分になってしまい、邪な考えを浮かべてしまう………見るだけと自分に言い訳をしながら、出来るだけ顔を近づけ、彼女の顔を観察する。

「んん………」

「ZZZZZZZZ」

…………近くで見た彼女の顔は可愛さと美しさが同居していて、俺の自制心など簡単に消し飛ばされ、邪な考えを実行に移してしまう。

「………や、やっぱりダメだよな、こんな事しちゃ………」

「う、うぅぅぅぅ」

「?」

……寸前のところで思いとどまる俺、その後、彼女は少しうめき出す、不思議に思った俺はそのまま彼女の顔を覗き込む……覗き込んでしまった。

「ーーーーッッッッすみません、今から朝食急いで作りますッッッッッッッッ!!!」

「へ?」

「「ーーんッッッッ????\\\\\」」

彼女は叫びながら顔を思いっきり上げる…………そして、不運、いや幸運というべきか?、彼女の顔の上には俺の顔があったわけで、不意に勢いよく突っ込んでくる彼女を避ける事叶わず、彼女と唇を重ねてしまう。

















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