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29、今度は貴方ですか?(リベルタス、もう遅い)
しおりを挟む「それで?、魔力無しの平民の雑用しかできなゴミクズの私に一体何の御用ですか、リベルタス様」
「ーーーッッッッ」
………………仕事の休日中にまたもや来客が来た、しかし今度来たのは私がよく知っている人物、リベルタス・フィレス………様、まぁ要件は大体察しがつくが、一応要件を聞く。
私の言葉を聞いた瞬間、彼は顔を青ざめる…………。
「そ、その……ま、またウチで使用人として働かないか?、もちろん給料は弾む、二倍、いや、三倍でどうだ?」
「断ります」
「な、なぜだ!!」
「………逆に聞きますが、王族の護衛の立場を捨てて、少しばかり偉い貴族の使用人に戻るアホがいますか?………それに、いつ理不尽な理由でリストラされるかわかったもんじゃないですからね、たまったもんじゃないですよ…………大方、屋敷内がしっちゃかめっちゃかになってるんでしょうけど………私の知ったこっちゃないですよ」
「ーーーーッッッッ」
「自分のケツは自分で拭いてください、スラムなら5歳でも知っている常識ですよ、フィレス家次期当主、リベルタス・フィレス殿?」
「ーーーッッッッ、こ、後悔するなよ!!!」
「はい、以後気をつけます~」
こっぴどく、皮肉たっぷりに断るとリベルタスは顔を真っ赤に染めて、ドアを乱暴に開け、部屋を出ていく、私は出て行いく彼の背中に笑顔で手を振る。
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