74 / 75
歌姫の国
74、ミゲルとイヴ1
しおりを挟む え?
私はもしかしたら別の人が言葉を発したのかもしれないと思って周りを見回した。もちろんだけど、誰もいない。私と凛太さんだけ。
すんすんと大きく良く鼻を嗅ぐような仕草をして凛太さんは恍惚の表情を浮かべて言った。
「この匂い……下着つけてない? もう夫婦だし、もちろん良いよな?」
自問自答するように繰り返すと、驚いて声も出ない私を一気に横抱きにした。
一気に階段を駆け上がり、凛太さんの部屋についてバンと大きな音を立てて扉を開く。
「良い匂い……良い匂い。ああ、俺のもの、俺のだ」
そう言いながら私をベッドへと下ろすと、一気にスウェットをまくりあげて脱がした。下着をつけていない私は全裸だし、いきなり豹変してしまった凛太さんに驚き過ぎて声も出ない。
むしゃぶりつくように胸にかぶりつくと、執拗に舐め回しはじめた。敏感になった乳首もじゅっと痛いくらいの強さで吸い上げる。
「ああっ……り、凛太……さん!?
我に返って凛太さんの名前を呼ぶ。まさか、そっくりな別人、とかじゃないよね?
「俺の……俺の、透子さん……美味しい、美味しくてたまらない」
ちゅぱちゃぱと音を立てて吸われて、私のもう片方の胸は乱暴に捏ねられて彼の好きに形を変える。
「あっ……や、やん、気持ちい……あっ。ああっ」
そっと凛太さんの指が私の濡れ始めた割れ目に当たってくちゅりと音を立てる。上下に擦られていやらしい水音を奏で始めた。
「濡れてる……透子さんが濡れてる……ああ、俺の」
胸からやっと口を外すと、私の足を大きく開いて一気にべろべろと舐めあげて来た。
「きゃ、ああ、あっ……やあ、やだ。凛太さん、どうしちゃったんですか」
膣内を探るように長い舌が挿入されて、あまりの気持ち良さに離れようともがくけど、足を開いている彼の両手はそれを許してくれない。
「美味しいっ、美味しい……」
ちゅうちゅうと音をさせて愛液を啜る。上へ逃れようとする私の動きを阻止するたびに強く柔らかい唇が押さえつけられる。気持ち良過ぎて頭が真っ白になっていく。敏感な芽もなぶるように刺激されて、くちゅくちゅ割れ目を行ったり来たりを繰り返す。
「あ、やあ、いくっ……いっちゃう」
私は一度絶頂を味わうけど、それでも執拗に舐め続けて、凛太さんは離れる様子はない。断続的に何度も続く絶頂を味わった私はすっかりくったりとしてしまっているのに凛太さんは酒断ちしていた人がずっと待ちに待ったお酒を味わうかのようにずっと吸い付いて離れない。
「俺のだ、俺の」
何度も何度も呻くように繰り返すとようやく口を離して、くたっとしてしまった私の顔をじっと見た。どこか、辛そうででも嬉しそうな不思議な表情を浮かべると、自分の服を投げるように脱いでいく。
「透子、さん。俺の、俺のだよな? これからずっと俺の傍にいるって……」
私はこくこくと頷いて応えた。胸に擦り付けられたその頭をそっと抱きしめる。
「ずっと、一緒です。傍にいてくださいね。凛太さん」
頭を上げずにぺろりっとその胸が舐められた。まるで、はじまりの合図みたいに。
私はもしかしたら別の人が言葉を発したのかもしれないと思って周りを見回した。もちろんだけど、誰もいない。私と凛太さんだけ。
すんすんと大きく良く鼻を嗅ぐような仕草をして凛太さんは恍惚の表情を浮かべて言った。
「この匂い……下着つけてない? もう夫婦だし、もちろん良いよな?」
自問自答するように繰り返すと、驚いて声も出ない私を一気に横抱きにした。
一気に階段を駆け上がり、凛太さんの部屋についてバンと大きな音を立てて扉を開く。
「良い匂い……良い匂い。ああ、俺のもの、俺のだ」
そう言いながら私をベッドへと下ろすと、一気にスウェットをまくりあげて脱がした。下着をつけていない私は全裸だし、いきなり豹変してしまった凛太さんに驚き過ぎて声も出ない。
むしゃぶりつくように胸にかぶりつくと、執拗に舐め回しはじめた。敏感になった乳首もじゅっと痛いくらいの強さで吸い上げる。
「ああっ……り、凛太……さん!?
我に返って凛太さんの名前を呼ぶ。まさか、そっくりな別人、とかじゃないよね?
「俺の……俺の、透子さん……美味しい、美味しくてたまらない」
ちゅぱちゃぱと音を立てて吸われて、私のもう片方の胸は乱暴に捏ねられて彼の好きに形を変える。
「あっ……や、やん、気持ちい……あっ。ああっ」
そっと凛太さんの指が私の濡れ始めた割れ目に当たってくちゅりと音を立てる。上下に擦られていやらしい水音を奏で始めた。
「濡れてる……透子さんが濡れてる……ああ、俺の」
胸からやっと口を外すと、私の足を大きく開いて一気にべろべろと舐めあげて来た。
「きゃ、ああ、あっ……やあ、やだ。凛太さん、どうしちゃったんですか」
膣内を探るように長い舌が挿入されて、あまりの気持ち良さに離れようともがくけど、足を開いている彼の両手はそれを許してくれない。
「美味しいっ、美味しい……」
ちゅうちゅうと音をさせて愛液を啜る。上へ逃れようとする私の動きを阻止するたびに強く柔らかい唇が押さえつけられる。気持ち良過ぎて頭が真っ白になっていく。敏感な芽もなぶるように刺激されて、くちゅくちゅ割れ目を行ったり来たりを繰り返す。
「あ、やあ、いくっ……いっちゃう」
私は一度絶頂を味わうけど、それでも執拗に舐め続けて、凛太さんは離れる様子はない。断続的に何度も続く絶頂を味わった私はすっかりくったりとしてしまっているのに凛太さんは酒断ちしていた人がずっと待ちに待ったお酒を味わうかのようにずっと吸い付いて離れない。
「俺のだ、俺の」
何度も何度も呻くように繰り返すとようやく口を離して、くたっとしてしまった私の顔をじっと見た。どこか、辛そうででも嬉しそうな不思議な表情を浮かべると、自分の服を投げるように脱いでいく。
「透子、さん。俺の、俺のだよな? これからずっと俺の傍にいるって……」
私はこくこくと頷いて応えた。胸に擦り付けられたその頭をそっと抱きしめる。
「ずっと、一緒です。傍にいてくださいね。凛太さん」
頭を上げずにぺろりっとその胸が舐められた。まるで、はじまりの合図みたいに。
0
お気に入りに追加
2,367
あなたにおすすめの小説

【完結】ずっと、ずっとあなたを愛していました 〜後悔も、懺悔も今更いりません〜
高瀬船
恋愛
リスティアナ・メイブルムには二歳年上の婚約者が居る。
婚約者は、国の王太子で穏やかで優しく、婚約は王命ではあったが仲睦まじく関係を築けていた。
それなのに、突然ある日婚約者である王太子からは土下座をされ、婚約を解消して欲しいと願われる。
何故、そんな事に。
優しく微笑むその笑顔を向ける先は確かに自分に向けられていたのに。
婚約者として確かに大切にされていたのに何故こうなってしまったのか。
リスティアナの思いとは裏腹に、ある時期からリスティアナに悪い噂が立ち始める。
悪い噂が立つ事など何もしていないのにも関わらず、リスティアナは次第に学園で、夜会で、孤立していく。

【完結】私は死んだ。だからわたしは笑うことにした。
彩華(あやはな)
恋愛
最後に見たのは恋人の手をとる婚約者の姿。私はそれを見ながら階段から落ちた。
目を覚ましたわたしは変わった。見舞いにも来ない両親にー。婚約者にもー。わたしは私の為に彼らをやり込める。わたしは・・・私の為に、笑う。

そんなにその方が気になるなら、どうぞずっと一緒にいて下さい。私は二度とあなたとは関わりませんので……。
しげむろ ゆうき
恋愛
男爵令嬢と仲良くする婚約者に、何度注意しても聞いてくれない
そして、ある日、婚約者のある言葉を聞き、私はつい言ってしまうのだった
全五話
※ホラー無し
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。


裏切りの先にあるもの
マツユキ
恋愛
侯爵令嬢のセシルには幼い頃に王家が決めた婚約者がいた。
結婚式の日取りも決まり数か月後の挙式を楽しみにしていたセシル。ある日姉の部屋を訪ねると婚約者であるはずの人が姉と口づけをかわしている所に遭遇する。傷つくセシルだったが新たな出会いがセシルを幸せへと導いていく。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。

王子妃教育に疲れたので幼馴染の王子との婚約解消をしました
さこの
恋愛
新年のパーティーで婚約破棄?の話が出る。
王子妃教育にも疲れてきていたので、婚約の解消を望むミレイユ
頑張っていても落第令嬢と呼ばれるのにも疲れた。
ゆるい設定です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる