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ロイ争奪大会編
34、乱入者
しおりを挟む「ーーーハッ、ハッ………ふぅ………」
全ての敵を掃討した後、臨戦態勢を解く、上がった息を整える私、流石にあれほどの大技を使うと疲れる。
「衝撃的な結末だ!!手こずるかと思われたその時、イヴ・ペンドラゴンの奥の手が参加者達を蹂躙!!、優勝はイヴ・ペンドラゴンに決定だ!!!!さぁイヴさん、壇上へどうぞ」
「わかりました」
魔力の使いすぎで少し気怠いが歩けないほどじゃない、表彰台へと歩み始める私。
「ーーーーmフェイrんい!!」
「ーーーッッッ??!!」
刹那、近くの観客席から二人の人間が飛び出してきた、二人は奇声を発しながらナイフを突き出す、『机上楼閣の愚女』を使った反動、戦いは終わったという油断から防御も間に合わず、鉄の刃は私の腹を容赦なく抉る。
「ーーーゴフッッッ、あ、んたらは、イザベラとアルフレッド?」
「ふ、ふひひひ、これで私が優勝者!!婚約者よッッッ!!」
「や、やったこれで一生遊べる金が手に入る!!」
焦点の合ってない目でイカれた事をいう二人、いや、優勝者殺したからそいつが優勝とかあり得ないだろ。
「い、イヴさんッッッッッ!!????」
「お、お前らなんて事を!!!」
当たり前だが、その場にいる全員が驚愕し、激怒する。
「ほ、ほら、はぅくわぁたつにユウショウハイぉヨォこしなさよぉ」
「へ、あ、そ、その……」
「あによッッッ!!よろさぅないっての!!!gにクォ0を絵rんg9hw9hn45g9bうぇう9んヴィ9ウェtぐ9bjvうぃう9具v9乾9sdふぃ9bすぅ9亜b9員九倍b9亜b9ん9ファhん9ghぬ99げwgへう9ふ9gふ9雨9義っべw9ん9ファhん9ghnふ9えwg」
「そぉウダ!!!とトォ添えrfぐぁよこせ!!!んべいおwんgひw35いう94gひねいう鬼欧亜vsんぎんr血雨9ん微雨90アン9犬9えイング3qゔぇあいおせいおrgぬえ9gん9えイング3qゔぇあいおせいおrgnh15んg瓶m塩縫いおbぬwぬ9bんつんw9」
優勝杯を用意していた男の人に絡むイザベラ、顔を青ざめて絶句していて、イザベラに返答する余裕がなかった、それが気に入らなかったのか、ナイフを振りかぶる、アルフレッドも同じ調子だ、二人とも目の焦点があっておらず、呂律も回っていない。
「ーーーーやめろッッッその人に手を出すなッッッ!!!」
「しねぇッッッ!!!!」
「ーーーヒッッッッ!!??」
ナイフを振り下ろす二人、目を瞑る男の人。
「あぁgれ、マダウゴケタノ?」
「ハッ、ハッ、異質同体歯車起動、右腕拡張魔核限界駆動、機械仕掛けの有翼幻獣」
振りかぶる直前に詠唱をするイヴ、右のグローブの魔核に溜めている魔力を解放させて、発動する力、機械仕掛けの有翼幻獣、魔力を使いすぎと腹に穴が空いた状態では激痛が伴い、意識が朦朧とする、詠唱も途切れ途切れだ。
しかし、元婚約者と妹が無関係の一般人に危害を加えようとしてる時に、腹が痛いとか、疲れてるとか言って寝っ転がってられるか。
なんとか発動させ、自身の身体能力を極限まで上げた後、走る、間一髪、間に入り、硬化させた腕でナイフを受け止める。
「シニゾコナイガ、ナンオヨウ!!」
「ーーーー大猿砲身鉄拳制裁!!!!」
イヴの腕が一瞬、大猿型魔物の腕へと変化した後、どんどんその腕表面が鋼鉄でコーティングされる、硬化した腕で二人をぶん殴り、壁へと吹っ飛ばす。
「砲身鉄拳制裁追射撃!!!」
吹っ飛ばした後、腕を壁に張り付いた二人へと向ける、すると拳が分離を始め、二人へとすっ飛んでいき、彼女達を飛翔する拳で叩き潰す………あの蓮撃をまともにくらって生きてはないだろう、ギリギリの状態だったので手加減する余裕がなかった。
「ーーーぁ、血が足りなーーー」
魔力を酷使すぎた私はそこで意識を闇に落とし、気絶してしまう。
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