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28話 魔力交換2 ※R18
しおりを挟む「ああ… シルト様… こんなに魔力を貰ったら… 気持ち良くて… 溺れてしまいそう…」
<…また、シルト様が私に魔力を注いでくれた… 研ぎ澄まされた剣のように、余分なものなど一切無い、とても綺麗な、純度の高い魔力を感じる…>
下腹ダケで無く、胸や背中、頭部に四肢まで… 心地良いシルトの魔力がリヒトの身体を満たしてゆく。
「好きなだけ、溺れれば良い… リヒト遠慮するな!」
細い腰を掴みゆっくりとシルトは動き、リヒトの蜜壺の内側をこする。
クチッ… クチッ… クチッ… チュクッ… クチッ…
「んんっ…! ふ… あああんっんんっ!!!!」
快楽をつかさどるピンッ… と張られた敏感な糸を、シルトの性器でビンッ… と弾かれたように、リヒトの腰が跳ね上がる。
「…ここが良いか?」
腰を跳ねさせるほどリヒトが感じた場所を、何度も、何度も、シルトは繰り返し…
ズリュッ…ズリュッ…ズリュッ… と性器でこすった。
「あっ…! あっ…! あっ… ああっ…んんっ…! ダメッ…シルト様ぁぁ…ああっ…!!」
自分の腰を掴むしっとりと汗ばんだ大きな手を、リヒトが掴むと…
穏やかに… リヒトが心地良い場所をこすっていたシルトは…
「悪いなリヒト!! もう上手く、加減が出来そうにない…!!」
眉間にシワを寄せ、シルトは苦しそうに…
汗をポタポタと落としながら、うめくようにリヒトに訴えると、ズルリと性器を引き抜いた。
「シ… シルト様?! 」
コロリと引っくり返し、リヒトをうつ伏せにすると…
シルトは細い腰を持ち上げて、再び蜜壺の中へ性器を突き入れる。
「ひゃっ…ああっ…!! あああんっ…! シルト様?! ああっ…ああっ…! ああっ…!」
奥深くをガツッ… ガツッ… ガツッ… ガツッ… と…
肉と肉がぶつかる音を立てて、シルトは獣のように荒々しくリヒトを突き上げ始めた。
「シルト様! ああっ…シルト様!!」
<ああっ! また、シルト様の魔力が私に注がれている! こんなに満たされたら… ああっ…!! お腹の奥が気持ち良い!! 気持ち良い!! もっと! もっと―――――っ!!>
グチュッ… グチュッ… チュク…ッ グチュッ… グチュチュッ…
身体の奥深くに与えられる、強い快楽と、大量に注ぎ込まれる、シルトの魔力で恍惚となったリヒトは、背中を反らし意識を飛ばしそうになりながら…
シルトから受け取った以上の魔力を、注ぎ返した。
「ううっ…んんっ… リヒト! リヒト―――ッ!!」
あふれるほどの魔力をリヒトから受け取り…
目の前にある、奴隷紋が付いたほっそりとした項に、シルトは堪らず噛みつく。
「ああっ!! うんんんっ―――――っ!!!」
お腹の奥を強く突かれながら、項を噛まれ鋭い痛みを感じたが…
うめき声をもらしただけで、リヒトは抵抗する気は無かった。
それどころか…
「もっと… シルト様!! もっと強く噛んで!! もっと強く!! シルト様、噛んで!!」
オメガの弱点でアリ、敏感な性感帯でもある項を…
皮膚が切れ奴隷紋から血が滲むまでシルトに何度もねだり、リヒトはギリリッ… と強く噛まれた。
「もっと噛んで! もっと噛んで! 強くもっと噛んで! あああ―――――っ!!!!」
お腹の奥をギュッ… と締め付け、リヒトは白濁をまき散らし、意識を飛ばした。
「ううううっくうっ…―――――っ!!!!!」
ギュッ… と締め付けられ、リヒトの射精に引きづられるように…
シルトは力強く突き上げながら、リヒトの最奥で魔力と精液をほとばしらせた。
初めてで、激しい情交と大量の魔力交換を受け入れ、気を失ったリヒトから…
ズルリと性器を引き抜き、シルトは細い項から滲む血を丁寧になめ取った。
美しい肌に浮き出た、毒々しい奴隷紋を指でなぞり、シルトは憎々し気に罵る。
「クソッ…!」
奴隷商人が付けた奴隷紋なら、商人に金を出せばすぐに消せるが…
罪人への罰として付けられた奴隷紋は、国の許可が下りない限り、当然消すことは出来ない特別な紋だ。
王太子が関わっている以上…
消すどころか気が変わって処刑されかねない。
「ウジ虫王子め!! 王都を滅ぼしてやろうか!?」
シルトは危険な笑みを浮かべた。
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