辺境に捨てられた花の公爵令息

金剛@キット

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25話 初夜 ※R18

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 2人が合わせた唇から、舌を絡めてお互いを吸い合う音が、小さな部屋に響く。

 チュク… チュク…ッ…チュ… チュ…ッ… チュク…

「んんっ…うんんっ…」
 ハアッ… ハアッ… ハアッ… と発情しきって体温の上がったリヒトの身体よりも…
 もっと熱くて大きなシルトの掌が、薄い胸を柔らかく撫でた。

 剣技できたえたシルトの硬い指は、リヒトの胸の先の小さな蕾のような乳首を見つけ、キュッとつまみ上げる。

「あああっ…!!」
 甲高い叫び声を上げ、ビクッ… とリヒトの背中が跳ねた。

「痛かったか?!」
 過剰なリヒトの反応に、シルトは驚いて小さな乳首を放すと…

「んんんんん―――――っ… ずっとゴワゴワした囚人服でこすられていたので… ヂクヂクしていたのです…」

「…ああ、発情で敏感になった肌を、あのクソ忌々しいぼろ布が、痛めつけていたのだな?」
 ベッドの下に放り出した、リヒトが着ていた囚人服を、シルトはイライラと睨み付けた。

「はい… 胸の先がコリコリして… 腫れて、何と言うか… この、ヂクヂクする感覚… んんっ!?」
 紅く色づき、ツンッ… と、尖った自分の乳首をリヒトはキュッとつまみ、呻き声を上げた。

「明日、街に寄って服を手に入れてやるから… それまでは裸でいれば良い!」

「…裸?!」
 裸で、と聞き… 赤い顔で茫然とするリヒトに…
 もう我慢できないとシルトは、リヒトがつまんだ紅い乳首に吸い付いた。

「ああ…っ! んんっ… シルト様…?!」 
 自分の胸に吸い付いたシルトの、まだ濡れている青銀色の髪を、リヒトは細く長い貴族的な指でといだ。

「ヂクヂクが気になるのなら、私に任せれば良い…!」

 ヂュッ… ヂュチュッ… ヂュッ… チュクッ… チュチュ… チュクッ…

 淫らな音を立てて、シルトに強く吸われ、リヒトのそこは… ヂクヂクからヂワヂワと心地良く疼き、たまらず甘い声を上げた。

「あああっ… 何で? こんなっ? ああんんっ…んんっ…シルト様ああっ…?!」

「気持ち良いか? リヒト…」
 ヂュヂュチュッ… チュチュッ… ヂュッ… チュクッ… 

 シルトに吸われれば、吸われる程、小さな乳首から与えられる刺激が、気持ち良くて…
 生まれて初めて、乳首に与えられた愛撫に、リヒトは夢中になった。

「シルト様っ…! ああっ…気持ち良い! 気持ち良いです…シルト様っ…! ああっんんっ… んんっ…」 
 リヒトに煽られ興奮したシルトは、ギュッ… と乳首を強くつまみ上げ、先端を甘噛みした。

「ああっ、シルト…様…はあああんん―――――っ!!!!」
 甲高い叫び声をあげながら、腰を跳ね上げリヒトは平らなお腹に白濁を散らした。

 ハアッ…ハアッ…ハアッ… と、リヒトは、荒い息を吐き…

「申し訳… ありません… シルト…様… 私は… 私は…どうすれば…良いのでしょうか?」

「なぜ、謝るリヒト?」
 ニヤニヤとシルトは嬉しそうに笑い、リヒトのスラリと長い足を開き、間に入ると…
 白濁を、吐き出したばかりの、リヒトの性器に舌をはわせた。

「わあああっ!!! シルト様、何をされるのですか?! そこは… そんなっ!!」
 慌ててリヒトは、シルトの肩を押したり引いたりするが、どっしりとした身体はビクともしなかった。 

「諦めろリヒト!! アルファのスケベ心は、一旦、火が付いたら止まらないのだ!! …特に私の場合は!!」
 膝を掴むと、シルトは性器を嘗めやすいように、更に大きくリヒトの足をパカリと開いた。

「ダメです!! シルト様―――――っ! ダメです!! ああんんっ…んんっ…」
 抗議の最中に性器をパクリとくわえられ、甘いよがり声をリヒトは上げてしまう。

 ヂュウウウッ… ヂュッ… チュクッ… チュチュチュウッ…


「あああっ…! んんんっ… ダメです! シルト様…ああっ!!」




 生真面目で堅苦しいリヒトの、可愛い乱れっぷりに、シルトはニヤニヤが止まらない。










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