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59話 深夜の帰宅2 ※R18
しおりを挟む3日ぶりに帰宅したグランデとの情交は、アスカルが番になってから教えられた、甘く淫らなお互いを貪り合うようなものではなく…
お互いの欲望をぶつけ合う、動物的な本能が剥き出しの激しい交わりとなった。
「アスカル…! アスカル…! アスカル…!」
執務机に手をつくアスカルの、背後から細い腰をつかみ、グランデはグチュッ… グチュッ… グチュッ… と蜜壺の内側を強くこすり…
アスカルが甲高いさけび声をあげるまで続けた。
「あっ! あっ…んんっ! グ… グランデ様ぁ! うなじを噛んでっ! やああ―――っ!!」
背中を反らし甘い声で懇願する、新妻アスカルの望みを叶えグランデは細くなめらかなうなじに、ガチッ… と噛みつき…
最奥をガツッ… ガツッ… ガツッ… と荒々しく突き上げる。
「はぁっ! ああっ… んんっ!! グ… グランデ様… もう、我慢出来ない…出ちゃうぅぅ… あああああぁ―――っ!!」
「ううぅ… ぐぅ… くくぅ―――っ!!!」
先にアスカルが射精すると、ほとんど間を置かず… グランデもアスカルの最奥で射精した。
ずるりっ… とアスカルから性器を引き抜き、グランデは崩れ落ちるように、絨毯の上に腰を下ろし、ハァッ… ハァッ… と苦し気に荒い息をはく。
「あ… グランデ様…?」
アスカルもハァッ… ハァッ… と息をつき、グランデの隣にペタンッ… と腰を下ろした。
<…あれれ? 何だろう? グランデ様がすごく、辛そうだ?! いつもは終ったら、いっぱいキスをしてくれるのに…? それに気持ち良さそうな甘い声で、僕の名前も呼ばないし… 今夜はずっと余裕が無い感じがする… やっぱり魔獣討伐で疲れているのかなぁ? と言うか… 一回で終わり? いつもはもっと… んんん~?>
呼吸を整えながら、じっと見つめるアスカルの前で… グランでは騎士服の上からお腹を押さえ、顔をしかめた。
「あっ…?! グランデ様、もしかしてあなたは…?!」
あわててアスカルは、グランデの騎士服のボタンを外して開いた。
漆黒の騎士服の下からあらわれたグランデの身体を見て、アスカルは血の気が引き青ざめる。
「アスカル… 大丈夫だから、そんな顔をするな!」
「グランデ様! ケガをしたのですか?!」
いつもグランデが騎士服の下に着ている、白いシャツを切り裂き包帯代わりにして、身体に巻いていたのだ。
傷が深いのか、アスカルとの激しい情交で傷口が開いたのか… 出血が止まらず、脇腹と肩の包帯を赤く染めている。
「そ… そんなに大きなケガをしているのに!! なんて無茶を…っ!」
「これぐらいなら、大… 大丈夫だ… 魔獣の毒と瘴気は、浄化魔法で払っているから」
痛そうに顔をしかめて、グランデは言い訳をした。
「僕には全然、大丈夫には見えません―――っ!!」
思わずアスカルは、大声で怒鳴った。
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