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44話 王都の伯爵邸 ※R18
しおりを挟む王都のレガロ伯爵邸にアスカルは、グランデに抱きかかえられたまま到着し、真っ直ぐ当主の部屋へと向かい…
「グランデ様… グランデ様…! ううっ…」
「ほら! アスカル、もう着いたから…」
「早く、グランデ様…!」
馬車の中でもずっとキスをしていたせいで、すでに赤く腫れてしまった唇を、アスカルはグランデの頬や首筋に夢中で押し付け、チュッ… チュゥ…ッ… と吸いつきながら、寝室へと入る。
騎士服の胸元を開いたグランデの首筋には、アスカルに吸い付かれて出来た、無数の赤い痣が散っていた。
「ふうっ… んんっ! 上手く、出来ない…!」
「焦るな、アスカル…そんなに泣かなくて良い」」
せっかくベッドにたどり着いても、発情の影響で手がぶるぶると震え、上手くボタンが外せず服が脱げないアスカルに代わり…
グランデが手際良くはぎ取り、自分の騎士服と一緒に、壁際に寄せてあった椅子にまとめて放り出し、手首からアルファ用の抑制リングを外して、服の上に置く。
アルファのフェロモンをまき散らし、裸でベッドに戻ったグランデの浅黒い肌に、アスカルは夢中で甘噛みをして吸い付く。
アスカルの唇は広く逞しい胸からすべり下り、綺麗に割れたお腹の筋肉にそって舌をはわせ…
「んんっ… んんっ…」
いつもアスカルを苦しめ、狂乱に追い込むグランデの性器にたどり着き、ビクンッ… ビクンッ… と震える先端から… とろとろと染み出るグランデの淫密を、アスカルは子猫のようにぺろぺろと舌でなめ取った。
「ううっ! アスカル…! くっ…ううっ…!」
「グ… グランデ様… 気持ち良い?」
少し前まで、結婚はしないと拒絶していたとは思えない熱烈な愛撫で、アスカルはグランデにうめき声をあげさせた。
「ああ… すごく良い…! 上手になったから驚いたぞ?」
長い腕をのばし、グランデはアスカルのうなじを、指先でやわやわと揉む。
グランデの頬は興奮と快楽で、薄く染まり… アスカルの目にゾクゾクするほど艶っぽく映った。
「ふふふっ… 僕に教えてくれる、グランデ様が上手だから…だよ?」
<やったね! こんなに気持ち良さそうなグランデ様、初めてだよ!!>
ニヤニヤとアスカルは、得意げに笑い… グランデの硬い性器をにぎり、うっとりと吸い付いた。
初めてアスカルが足を踏み入れた、豪華な伯爵家当主の寝室に…
プチュ… プチュ… チュクチュク…ッ…チュ… チュ… と、アスカルが淫らに舌を使う音が響く。
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