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25話 特別なオメガ グランデside ※R18
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グランデの耳元でアスカルは、かすれた声でひそひそと名前を呼ぶ。
「グ… グランデ様… 大好き!」
「・・・っ!」
恥ずかしそうに、そっと告白をする可憐なアスカルに、ギュッ… と心をつかまれたグランデは…
それまで顔に浮かべていたニヤニヤ笑いを引っ込めて、瞳を閉じるとじわじわとあふれる満足感を、胸の中に深く… 深く… 刻み込む。
<何があっても、オレの腕の中から絶対に逃がさないぞ、アスカル!>
アスカルへの強い執着心に、火がついた瞬間だった。
「グランデ様、大好き! 僕のグランデ様… 大好き!」
「アスカル… お前はオレの特別なオメガだ!」
伯爵位を継承してすぐに、王太子にお披露目だと王家主催の晩餐会に、無理やり引っ張って行かれ、出席したグランデは屈辱的なあつかいを受けた。
魔石の鉱山をいくつも所有するレガロ伯爵家が、とても裕福だと知る貧乏な名家出身のオメガたちが…
初めて社交界に顔を出したグランデに、上手く媚びを売り丸め込んで婚約を取り付けようと、群れをなして近づいて来た。
有能な騎士であるため、耳や目… 五感の感覚が鋭くなるよう、日頃から鍛えているグランデの前で…
『平民出身の野蛮人に、自分たちのような高貴なオメガが声をかけてやるのだから、ありがたく跪くべきだ!』
…などと、愚かにも陰口をたたきながらだ。
『くだらない貴族のプライドにしがみつくから、飯が食えなくなるのさ! オレは無能なやつはオメガでも大嫌いだ!』
社交界に興味などなく、騎士団長になるためだけに渋々伯爵位を継いだグランデが、そんな無礼なオメガたちを気に入る訳もなく、甘ったれな新人騎士をあつかうように、にらみつけて威圧し、追い払った。
「アスカル…」
細い身体を離し、グランデは赤い顔で恥じらうアスカルの綺麗な顔を見つめ… 言葉だけではなく… 淡い藤色の瞳にも愛情がいっぱいに、あふれているのを確かめた。
<貴族のオメガたちとも、娼館にいる金でオレを受け入れるオメガたちとも違う… アスカルは、金ではなく… オレ自身を求めて受け入れている… 間違いなく、アスカルはオレのオメガだ!!>
「オレもお前が好きだ、アスカル!」
「グランデ様… あっ?!」
嬉しそうに微笑むアスカルの唇に、チュッ… とキスを落とし… グランデはコロリと転がし、アスカルをうつ伏せにする。
「綺麗な背中だな…」
うっとりとアスカルの背中を見下ろし…
発情の熱でピンクに染まったぷりっぷりんっ… とした丸い尻に、グランデは舌を使いながら、かぷっ…! と甘噛みを加える。
「ひゃあっ! グランデ様?!」
「ふふふっ… こんなに可愛い尻は見たことがない!」
普段は口数が少ないグランデだが、恋人の前では、そうでもないらしい。
敏感になった身体をブルブルと震わせる、アスカルの背骨にそってチュク… チュク… と舌をはわせ、グランデは腰からゆっくりとうなじへと唇をすべらせる。
「お前の背中は味も良い…」
「んんんっ… そんなぁ… ダメッ! わあっ…! グランデ様、背中がゾクゾクする… わあっ! ひゃあっ!」
「アスカル!」
グランデはブルブルと身体を震わせる、アスカルのうなじに噛みついた。
「グ… グランデ様… 大好き!」
「・・・っ!」
恥ずかしそうに、そっと告白をする可憐なアスカルに、ギュッ… と心をつかまれたグランデは…
それまで顔に浮かべていたニヤニヤ笑いを引っ込めて、瞳を閉じるとじわじわとあふれる満足感を、胸の中に深く… 深く… 刻み込む。
<何があっても、オレの腕の中から絶対に逃がさないぞ、アスカル!>
アスカルへの強い執着心に、火がついた瞬間だった。
「グランデ様、大好き! 僕のグランデ様… 大好き!」
「アスカル… お前はオレの特別なオメガだ!」
伯爵位を継承してすぐに、王太子にお披露目だと王家主催の晩餐会に、無理やり引っ張って行かれ、出席したグランデは屈辱的なあつかいを受けた。
魔石の鉱山をいくつも所有するレガロ伯爵家が、とても裕福だと知る貧乏な名家出身のオメガたちが…
初めて社交界に顔を出したグランデに、上手く媚びを売り丸め込んで婚約を取り付けようと、群れをなして近づいて来た。
有能な騎士であるため、耳や目… 五感の感覚が鋭くなるよう、日頃から鍛えているグランデの前で…
『平民出身の野蛮人に、自分たちのような高貴なオメガが声をかけてやるのだから、ありがたく跪くべきだ!』
…などと、愚かにも陰口をたたきながらだ。
『くだらない貴族のプライドにしがみつくから、飯が食えなくなるのさ! オレは無能なやつはオメガでも大嫌いだ!』
社交界に興味などなく、騎士団長になるためだけに渋々伯爵位を継いだグランデが、そんな無礼なオメガたちを気に入る訳もなく、甘ったれな新人騎士をあつかうように、にらみつけて威圧し、追い払った。
「アスカル…」
細い身体を離し、グランデは赤い顔で恥じらうアスカルの綺麗な顔を見つめ… 言葉だけではなく… 淡い藤色の瞳にも愛情がいっぱいに、あふれているのを確かめた。
<貴族のオメガたちとも、娼館にいる金でオレを受け入れるオメガたちとも違う… アスカルは、金ではなく… オレ自身を求めて受け入れている… 間違いなく、アスカルはオレのオメガだ!!>
「オレもお前が好きだ、アスカル!」
「グランデ様… あっ?!」
嬉しそうに微笑むアスカルの唇に、チュッ… とキスを落とし… グランデはコロリと転がし、アスカルをうつ伏せにする。
「綺麗な背中だな…」
うっとりとアスカルの背中を見下ろし…
発情の熱でピンクに染まったぷりっぷりんっ… とした丸い尻に、グランデは舌を使いながら、かぷっ…! と甘噛みを加える。
「ひゃあっ! グランデ様?!」
「ふふふっ… こんなに可愛い尻は見たことがない!」
普段は口数が少ないグランデだが、恋人の前では、そうでもないらしい。
敏感になった身体をブルブルと震わせる、アスカルの背骨にそってチュク… チュク… と舌をはわせ、グランデは腰からゆっくりとうなじへと唇をすべらせる。
「お前の背中は味も良い…」
「んんんっ… そんなぁ… ダメッ! わあっ…! グランデ様、背中がゾクゾクする… わあっ! ひゃあっ!」
「アスカル!」
グランデはブルブルと身体を震わせる、アスカルのうなじに噛みついた。
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