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22話 クバラの嫉妬2 クバラside ※R18
しおりを挟む夜伽では、クバラは常に自分は道具であると意識して… ラーヤへの淫らな感情をすて、皇帝が少しで多く心的快楽を得られるよう、心がけながら皇妃ハリラヤを抱いた。
「陛下の前でする時は、いつも後ろから入れるから… ラーヤのここが、私をどんなふうに貪るか、知らなかっただろう?」
愛するラーヤの淫らで可愛い顔は、ずっと皇帝に捧げていたから… クバラも自分の性器を挿入した時、ラーヤがどんな顔で感じていたのか知らなかった。
「はあっ… あっ… クバラ様… んんんっ…」
優雅で美しい身体に、ねっとりと念入りにしたクバラの愛撫に、身体が強く反応し大きな快楽を感じていても、理性の欠片が残っていたラーヤは… 赤い顔で恥かしそうに可愛くあえいでいた。
<それはそれで、愛おしくて… 愛おしくて… 頭がおかしくなりそうだったが…>
「ラーヤ… ラーヤのここが… 強く、しがみついてくる… 私の方が張形などより熱くて良いだろう?」
「んんっ… 大きくて良いっんんっ… お腹の奥が熱い… 良い…っ! クバラ様で奥までいっぱいっ… ああっ… んっ…! ああんっ…良いっ…」
クバラの性器を身体の奥深くまで受け入れたとたん… うっとりと快楽を貪る艶っぽい顔に変わり、クバラの目は釘付けになった。
同時に、今まで押し殺してきた皇帝への激しい嫉妬を感じてしまう。
<クソッ!! 父上は今までこんなに可愛いラーヤの顔を、独占して見ていたのか?! ああ、悔しい!! 嫉妬で胸の中から火を噴きそうだ!! もっと、もっと! 父上の知らないラーヤ引き出してやる!>
「ラーヤ! もっと中をこすって欲しいか?」
「ああっ… クバラ様ぁ…… いっぱいこすって! ここをこすってぇ!」
自分のお腹をなでながら、ラーヤはねだる。
「奥は? 突いて欲しい?」
「んんっ… 突いて! いっぱい強く… 突いてぇ…!」
お腹をなでていた手を、自分の秘部までのばし… 突き刺さったクバラの性器を、ラーヤは指先でくすぐるようになでた。
性器に感じたラーヤの指の感触に、クバラはぶるぶるっ… と大きな身体を興奮で震わせる。
「ううっ… くっ…!! ラーヤ…! もう我慢できない!」
ラーヤに与えられた淫らな刺激で、クバラは我を忘れそうになった。
細い腰をギュッ… とつかみ、クバラは夢中で腰を振り、ラーヤの中をグチュッ… チュ… グチュッ… グチュッ… チュッ… とこすり、背中を反らして奥深くを力強く突き上げる。
「ああっ クバラ様っ…ああんっ! ああっん! ああっ…!」
激しい突き上げのリズムに合わせて、ラーヤも腰を揺らしクバラと共に快楽を貪った。
視覚と性器から、同時に強烈な刺激を与えられ… クバラはすぐに快楽の頂点を極めそうになる。
だが、ぐっ… と耐えて、ラーヤが先にイクまで、必死にクバラは極めたい欲望をおさえこみ、目の前の愛する人に快楽を与えることに集中した。
「くうっ… ううっ… 愛しているよ、ラーヤ! 愛している!」
ラーヤの性器を手の中で扱き…
「ああっ!ああっ…! 僕も… 僕も… クバラ様のことがっ…」
「ラーヤ…! くっ… ラーヤ…!」
「クバラ様ぁ…ああああ――――――っ!!」
「ううっ―――っ…!!!!」
ラーヤが精を放つのを見届け、クバラは自分の欲望を開放し、ギュウギュウにしめつける、ラーヤの奥を…
ガツッ! ガツッ! ガツッ! ガツッ! と獰猛に突き上げ、ラーヤの最奥に精を放った。
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