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20話 クバラの執務室2 ※R18
しおりを挟むあお向けでソファに転がる、ラーヤが着るシャツのボタンをはずし、クバラはシャツの下からあらわれた白い肌に… チュウッ… チュチュッ… チュチュウッ…
「夢みたいだ… 昼間にラーヤの肌を味わえるなんて…」
うっとりと味わいながら、クバラは丹念にキスを落とす。
「あっ…… あっあ…… クバ…ラ…さ…まぁ…… ああんっ…」
<こ… こんなふうに、クバラ様が唇と舌で、僕の肌に触れるなんて初めて…! いつも夜伽の時は、手で触れるだけだから… こんなっ…>
久しぶりに素肌をクバラに触れられるだけでも、ドキドキと胸の中で心臓が暴れ回っているのに…
いつもとは違う触れ方をするクバラに、ハァッ… ハァッ… と息を乱し、ラーヤは興奮を抑えられず、甘いあえぎ声をもらした。
「私はいつも… ラーヤに、こうして触れたかった!」
シャツを開ききり、ラーヤの胸をヂュプヂュプ… とねっとり吸い、乳首が赤く腫れてツンッ… と尖ると舌でチュクチュクとこね回す。
「ああっ… ああっ……んっ…! あっ……やっああっんん……クバラ様ぁ…クバラ様ぁ… ああっ…」
あえぎ声に甘さが増し、ラーヤは乳首を吸われソファの上で身体をゆすり… もっとして欲しいと、クバラの唇に乳首をおしつけてしまう。
<ううっ… 夜伽の時の方が、もっと淫らなことをしているのに… 胸をなめられているだけで、どうしてこんなに、やらしく感じるのかなぁ?!>
夜伽で皇帝の代理をつとめる時のクバラは、皇帝の道具として皇妃ハリラヤを抱くため、すべての感情を押し殺し、いつも必要以上に触れず、愛撫も最小限にとどめていた。
下衣のボタンをはずし、おへそのまわりから下腹へチュクッ… チュッ… 肌を吸う音と共にゆっくりとクバラの唇が下がり… すでに目覚めていたラーヤの性器を避けて太ももへと移る。
「あっ… いやっ…! クバラ様… 恥かしいよぉ… クバラ様…」
皇帝の前で夜伽をする時は、何をされても我慢し、口答えはしないラーヤだが… 今は我慢できずにうったえた。
「だめだよ、ラーヤ!」
下衣を足から引き抜き、窓から差し込む昼の日差しで明るい執務室の中で、クバラはラーヤの下半身をすべてさらした。
「で… でもこんなに明るいところで…」
<や… やだよぉ… 恥かしすぎるっ!! 僕のあそこ、全部見えちゃうよぉ… うう~っ…>
クバラの愛撫で深い快楽を味わい、ラーヤは震える手で自分の股間を隠すと…
「私の抱き方は、嫌い? ラーヤはいつも夜伽でする、やり方のほうが好き?」
前戯をほとんどしない、皇帝好みの始めから性器で、激しく突き上げる抱き方のほうが良いのかと… クバラは不安そうにたずねた。
「えっ?! 違う… いつも夜伽は暗い部屋でするから… 昼間に裸を見せるなんて、恥かしくて僕は…」
「でもラーヤは、今も綺麗だよ? もちろん夜のラーヤも艶っぽくて綺麗だけど… 私は欲張りだから、昼間の綺麗なラーヤも全部見たい!」
そう言うとクバラは膝をつかみ、スラリとした足を大きく左右に開き、ラーヤの奥の秘部まで全部見る。
「うわあぁぁっ―――…!」
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