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68話 金の瞳の獣 ディアマンテside ※R18
しおりを挟むフロルは顔を上げ、唇を拭うと、満足そうに微笑む。
酒などより、何倍も強いフロルのフェロモンが、渦を巻くように溢れだし…
ディアマンテは、泥酔しそうだった。
<フロルが私の性器を、美味そうに吸っているのを見ただけで、頭がオカシクなるほど、興奮してしまった…!! フェロモンでクラクラする…っ…!!>
普段は、透き通るような白い肌が、桃の花の様に薄く染まり…
細く繊細な身体が、しっとりと汗ばみ、艶っぽくて… 甘そうだ。
「フロル… 君はまた、綺麗になった…」
掠れた声でつぶやくディアマンテに、嬉しそうに微笑むフロル。
「本当に… そう思う?」
「綺麗だ…本当に! 舞踏会の招待客たちも… みんな君を見ていた!」
「私よりもアナタの方が、ずっと見られていましたよ? 今年のデビュタントたちや、その母親まで、瞳を輝かせウットリと、アナタに見惚れていたから… あの目を全部抉ってやりたい!!」
今まで、嫉妬をあらわにしたことなど、無かったから…
紅い顔で、ぷぅっと膨れるフロルが愛しくて、ディアマンテはニヤニヤしてしまう。
美しい妻が、自分の性器を愛撫したダケで興奮し、まだ触れてもいないのに…
華奢な性器は、立ち上がり、小さな乳首も紅く染まり、尖っている… ディアマンテは、ゴクリと唾を飲み込む。
<今すぐ吸い付いて、可愛がって欲しいと、フロルの全身が、誘惑してくる…!!>
ハァッ…ッ… ハァッ…ッ… ハァッ…ハァッ… ハァッ…ァッ…
ディアマンテの息が、興奮でまた荒くなる…
アッと言う間に、性器は痛いぐらい硬く張り詰め…
ディアマンテは射精したばかりなのに、淫密をタラタラと、涎のように垂らしてしまう。
<だが… 私を抱くと言った… フロルは主導権を、握りたいのだろう…>
けして、軽んじるつもりは無かったが、忙しそうなフロルを煩わせたくなくて、オパーラの件を黙っていたら、結果的にそうなってしまった…
ディアマンテが傷つけた、妻の誇りを、フロルは取り戻したいのだ。
身体を起こすと、フロルはディアマンテの膝に座り、逞しい肩に掴まりながら、舌を使いキスをする。
チュク…ッ…チュチュプチュプチュ… チュチュウ…
2人の興奮が、強くなるほど、唇と舌の音は激しく大きくなり、乱れてゆく。
蜜壺から溢れた淫密が、フロルの太腿を滴り落ち、ディアマンテの下衣を濡らした…
ディアマンテはもう限界だった。
フロルの丸いヒップを掴み、形に添って撫でると…
足の付け根を、指でなぞり、華奢な性器を握り込み、指で先端を揉む。
「アァァッンンッ… ンッ… ンンッ… ンッ… ディアアッ…!」
甘い声をあげると、背中を反らし、ディアマンテの手に、性器を擦りつけるように、腰を揺するフロル。
「フロル… 嘗めて吸いたい!! お願いだ…」
ギリギリまで、フロルを尊重し、律義に許可を取ろうと、懇願するディアマンテ。
「ハァッ…ッ… ンッ…! ヨ… ヨクしてくれるなら、嘗めても… 良い…!!」
フロルは降伏した。
ソファに寝かせディアマンテは、フロルの足を肩に乗せると…
華奢な性器に吸い付き、肉厚な舌を巻きつけ、唇をすぼめ扱く。
ヂュチュウッ…ッ… チュク…ッ… ヂュウ… ヂュルルッヂュルルッチュク…ッ…
「アアアッ…アッ…! ンンッ… ンッ…アッ! …アッ… ディアアッハアアッンッ…」
「アアッ… 待って、ディアアッ、待っ… 出ちゃうっ…欲しい! …欲しいぃ…!!!」
「…私を…っ! 中に欲しいのか?」
「欲しい! …早く…っ 出ちゃうっ…!!」
淫密が、トロトロと溢れる、蜜壺の入り口を…
フロルが、感じ過ぎないよう嘗め、ゴツゴツとした指を、2本、3本と挿入し、中をゆっくり開く。
プチュプチュ…プチュチュ…ッ…チュク…ッ…チュチュプチュプチュ…
ディアマンテの指を、美味しそうに、貪るような音を立てる、フロルの蜜壺。
フロルは簡単に射精しないよう、自分の性器、を手でギュッと握り締め、耐えていたが…
「ふうんんっ… はやくぅっ… ンッンンッ… ンッ… 早くぅンッ…ンンッ…」
汗で濡れた身体に、張り付くシャツを乱暴に脱ぎ捨て…
ディアマンテは、細い腰を抱え上げ、長大な性器を、フロルの蜜壺に押し付けると、入口を指で開き、一気に奥深くまで沈める。
「ハアァァッ―――ッンッ…!!」
甲高い叫び声を上げるが、性器の根元を、更に強く掴み、フロルは耐えた。
「もう少しだけ… フロル… 少しだけ… 耐えてくれ…っ…」
小さなフロルの臀部に、ガツガツと叩きつけるように、背中を反らし、腰を振るディアマンテ。
ガツッ… ガツッ… グチュッチュク…ッ… ガツッ… ガツッ… グチュチュ ガツッ… ガツッ… チュッチュク…ッ…
「くうっ…っイイッ… フロルの中… しがみついてくるっ… アアッ… フロルッ…我慢できない!! …ッ…ウウックウウウッ――ッ」
「アアアッ…アッ… イイッ… アア…ッ… イイッ出ちゃうっ… ディア出ちゃうっ…アア―――――――――ッ!!!」
2人は同時に、射精した。
ディアマンテの額から、噴き出した汗が、頬を伝い顎から、ぽたぽたとおフロルの胸に落ちる。
ハァッ…ッ…ハァッ…ッ…
荒い息づかいで、瞳を閉じたままのフロルも、額を汗で濡らし、髪がぺたりと貼り付いている。
目に被さる蜜色の髪を、ディアマンテの無骨な指で、そっと耳に掛けた。
「マズイな… こんなに可愛いと…」
大きな体を丸め、ディアマンテは困った顔でつぶやく。
「…また抱き潰してしまいそうだ」
それにまだ、ディアマンテは、可愛い乳首を味わっていない。
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