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49話 結婚前の思い出作り ※R18
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「私のことよりも、アディは何がそんなに不安だったのか話してくれないか?」
「ええっと… あの…」
<ど… どうしよう! 隠し事はしたくはないけど… フーア様と会ったことを、話さなくてはいけないの?! 嫌だなぁ… だって、フーア様は少しも心を病んでいるようには見えなかったもの! デスチーノがフーア様に、また興味を持って好きになったら怖いよぉ…>
おろおろとアディは慌ててしまう。
「アディ?」
デスチーノはアディを抱き上げると、逞しい膝の上に乗せた。
「ふうぅぅ~んん~…////////っ」
<ああ、ダメだよだよずるいよぉ~、こんなに優しい顔で見つめられたら… 僕は… 僕は… 何でもデスチーノの言うことを聞いてしまいそう>
仕方なくアディは、真っ赤な顔で広い肩に小さな手を置き… 穏やかで優しい微笑みを浮かべるデスチーノの顔を見下ろした。
「あっ! そうだ、抑制剤を飲まないと… 効き目が切れてしまったし… あなたと会う時は必ず飲むと約束したでしょう? アナタもアルファ用の抑制剤を飲んだ方が良いですよ?」
アディにしては珍しく、ちょうど良い言い訳を思いつき、デスチーノの膝を下りようとするが…
「アディ? 抑制剤を飲むと約束した朝… あの時、嘘も、隠し事もしないと、お互い誓ったのを忘れたか?」
「うううっ…」
「それに私は君が目覚める前、薬を先に飲んでおいた… そろそろ抑制剤の効き目が出て来たようだな」
けろりとデスチーノは言った。
「ふうぅぅぅ~っ…」
「そんなに話したくないか?」
「恥ずかしいから… 言いたくないです!」
<フーア様の話もしたくないけど… 僕がフーア様にすごく嫉妬をしてるなんて… デスチーノにだけは恥ずかしくて絶対に言いたくないよ!>
「うう~むぅ… だったら今から、もっともっとアディが"恥ずかしいこと"を私としたらどうだろうか?」
デスチーノはアディを膝に乗せて、逃げないようにしっかりと抱き締めたまま… 天井を眺め、何やら思案する。
「えええ?! 何?!"恥ずかしいこと"? デスチーノ? 何をするの?!」
「アディが私に不安な気持ちを話すことぐらい、恥ずかしくないと思えるほど… もっと恥ずかしい淫らなこと!」
「…淫ら?!」
「ちょうど2人とも裸だしね!」
アディを抱き締めたまま、デスチーノはベッドにごろりと寝転がった。
「わあっ!! デスチーノ?!」
「フフフッ…」
寝転がったデスチーノは、アディの腰を掴み持ち上げると、下から…
チュク… チュク…ッ… チュ… チュ… と小さな乳首に吸い付いた。
「ああっ! やっ… ああっんんっ…!」
チュク…ッ…チュチュ… と胸を吸われながら、アディはデスチーノの両脇に手をついて、身体を持ち上げると…
チュパッ… と音を立てて、デスチーノの舌と唇が、アディの乳首から離れた。
「アディ、私の舌が胸に届かない… 可愛がって欲しければ、届くように自分で調節するんだ」
「やっ… そんな…っ! 出来ない!」
恥ずかしくてアディは全身を真っ赤に染めるが…
「アディ? 欲しくない?」
「ふうっ… んんっ…恥ずかしいよぉ…」
<わあぁぁ! すごく、して欲しいけど… はしたなくて、出来ないよぉ~っ!>
あまりにも恥かしくてアディの琥珀色の瞳に、涙が少し滲んだ。
「アディを可愛がりたい… 味わいたい…!」
期待の籠ったスミレ色の瞳で、デスチーノはアディを見上げる。
「んんっ…」
見つめられただけで、アディのお腹の奥がヂクリッ… と疼いた。
<こんなはしたないこと… してはいけないのに、求められたら我慢できないなんて! 恥ずかしいのに… デスチーノにたくさん淫らなことをして欲しい… もっとして欲しい>
「エントラーダ伯爵家の寝室に、君が忍び込んで来た時… 結婚する前の思い出作りのために、私に抱いて欲しいと、確か君はそう言ってなかったかな?」
「あっ… デスチーノ… それは…」
<だって、あの時は子種が欲しくて… 勿論、今もたくさん欲しいけど… デスチーノの子種…>
想像しただけでぶるりっ…とアディは身体を震わせる。
「少しだけ… 淫らな思い出を結婚前に作ろう… アディ?」
腰にあったデスチーノの手が、ゆっくりと脇腹を撫でた。
「で… でも」
「アディ?」
「うう… うん…」
渋々(?)アディは小さな胸の尖りを、デスチーノの唇に寄せた。
「ええっと… あの…」
<ど… どうしよう! 隠し事はしたくはないけど… フーア様と会ったことを、話さなくてはいけないの?! 嫌だなぁ… だって、フーア様は少しも心を病んでいるようには見えなかったもの! デスチーノがフーア様に、また興味を持って好きになったら怖いよぉ…>
おろおろとアディは慌ててしまう。
「アディ?」
デスチーノはアディを抱き上げると、逞しい膝の上に乗せた。
「ふうぅぅ~んん~…////////っ」
<ああ、ダメだよだよずるいよぉ~、こんなに優しい顔で見つめられたら… 僕は… 僕は… 何でもデスチーノの言うことを聞いてしまいそう>
仕方なくアディは、真っ赤な顔で広い肩に小さな手を置き… 穏やかで優しい微笑みを浮かべるデスチーノの顔を見下ろした。
「あっ! そうだ、抑制剤を飲まないと… 効き目が切れてしまったし… あなたと会う時は必ず飲むと約束したでしょう? アナタもアルファ用の抑制剤を飲んだ方が良いですよ?」
アディにしては珍しく、ちょうど良い言い訳を思いつき、デスチーノの膝を下りようとするが…
「アディ? 抑制剤を飲むと約束した朝… あの時、嘘も、隠し事もしないと、お互い誓ったのを忘れたか?」
「うううっ…」
「それに私は君が目覚める前、薬を先に飲んでおいた… そろそろ抑制剤の効き目が出て来たようだな」
けろりとデスチーノは言った。
「ふうぅぅぅ~っ…」
「そんなに話したくないか?」
「恥ずかしいから… 言いたくないです!」
<フーア様の話もしたくないけど… 僕がフーア様にすごく嫉妬をしてるなんて… デスチーノにだけは恥ずかしくて絶対に言いたくないよ!>
「うう~むぅ… だったら今から、もっともっとアディが"恥ずかしいこと"を私としたらどうだろうか?」
デスチーノはアディを膝に乗せて、逃げないようにしっかりと抱き締めたまま… 天井を眺め、何やら思案する。
「えええ?! 何?!"恥ずかしいこと"? デスチーノ? 何をするの?!」
「アディが私に不安な気持ちを話すことぐらい、恥ずかしくないと思えるほど… もっと恥ずかしい淫らなこと!」
「…淫ら?!」
「ちょうど2人とも裸だしね!」
アディを抱き締めたまま、デスチーノはベッドにごろりと寝転がった。
「わあっ!! デスチーノ?!」
「フフフッ…」
寝転がったデスチーノは、アディの腰を掴み持ち上げると、下から…
チュク… チュク…ッ… チュ… チュ… と小さな乳首に吸い付いた。
「ああっ! やっ… ああっんんっ…!」
チュク…ッ…チュチュ… と胸を吸われながら、アディはデスチーノの両脇に手をついて、身体を持ち上げると…
チュパッ… と音を立てて、デスチーノの舌と唇が、アディの乳首から離れた。
「アディ、私の舌が胸に届かない… 可愛がって欲しければ、届くように自分で調節するんだ」
「やっ… そんな…っ! 出来ない!」
恥ずかしくてアディは全身を真っ赤に染めるが…
「アディ? 欲しくない?」
「ふうっ… んんっ…恥ずかしいよぉ…」
<わあぁぁ! すごく、して欲しいけど… はしたなくて、出来ないよぉ~っ!>
あまりにも恥かしくてアディの琥珀色の瞳に、涙が少し滲んだ。
「アディを可愛がりたい… 味わいたい…!」
期待の籠ったスミレ色の瞳で、デスチーノはアディを見上げる。
「んんっ…」
見つめられただけで、アディのお腹の奥がヂクリッ… と疼いた。
<こんなはしたないこと… してはいけないのに、求められたら我慢できないなんて! 恥ずかしいのに… デスチーノにたくさん淫らなことをして欲しい… もっとして欲しい>
「エントラーダ伯爵家の寝室に、君が忍び込んで来た時… 結婚する前の思い出作りのために、私に抱いて欲しいと、確か君はそう言ってなかったかな?」
「あっ… デスチーノ… それは…」
<だって、あの時は子種が欲しくて… 勿論、今もたくさん欲しいけど… デスチーノの子種…>
想像しただけでぶるりっ…とアディは身体を震わせる。
「少しだけ… 淫らな思い出を結婚前に作ろう… アディ?」
腰にあったデスチーノの手が、ゆっくりと脇腹を撫でた。
「で… でも」
「アディ?」
「うう… うん…」
渋々(?)アディは小さな胸の尖りを、デスチーノの唇に寄せた。
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