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7話 タイム・オーバー デスチーノside ※R18
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今夜行われたエントラーダ伯爵家の晩餐会が始まる前にデスチーノが服用した、アルファ用抑制剤の効き目が薄れ始めていた。
<いつもなら、朝まで薬の効果が持続するから大丈夫だと、アディを受け入れたが… もしかするとアディのフェロモンと、私の身体の相性が良過ぎるのかもしれないなぁ… 頭がグラグラする、このままでは獣のように発情して、アディを抱き潰すまで止められなくなりそうだ!>
一度、本格的に始めてしまうと、簡単には止められなくなってしまう。
痛みを感じるほど硬く張り詰めた、アルファの強い性欲を落ち付かせるには、本当にアディを抱き潰さなければならないほど、セックスが必要になる。
そうならないために、ここで一旦、止めてデスチーノはアルファ用抑制剤を飲み、アディを部屋に戻して物理的距離を取りたいのだ。
「アディ、落ち着くんだ… 明日の夜は、私がアディの部屋に忍んで行くから… だからそんなに悲しそうな顔はしないでくれ」
「本当に?」
「本当だ、アディ! 協力すると言ったのだから、最後まで責任を持つよ」
力強く答えて、アディの小さな唇を奪うと…
甘く濃厚なジャスミンの花の香りに似たアディの誘惑フェロモンが、デスチーノに襲い掛かり途中でキスを止められなくなった。
<これはまずい! 頭がどうにかなりそうだ!! 何てフェロモンだ… こんな極上のフェロモンを感じていたら、中毒になる!!>
アディのオメガフェロモンに酔わされ、デスチーノはもう一度、魅惑的な小さな乳首を指で捏ねると、可愛い鳴き声を上げさせたい衝動に負けた。
「んんんっ… んん… ふっ… ああっ! デスチーノ… ああっ!」
「アディ… もっと可愛い声が聞きたい…!」
子供のように小さなアディのペニスを手の中に握りこみ…
プチュ… プチュ…プチュ… チュッ… プチュチュッ…
力を加え過ぎないようにデスチーノは指先を器用に使い愛撫を加えた。
「あああっんんっ…んんっ…デスチーノ…ああっ! デスチーノ…ああっふぅ…!」
<可愛い子だ! 私が婚約者なら間違いなく夢中になっていただろう… ヴィードロの気が知れないな>
恥ずかしがって顔を伏せてしまうアディの耳を噛んで…
「ほら…アディ… イク顔を見せて… 私は君のイク顔が見たい!」
「あっ! デスチーノ… デスチーノ! あああ―――っ!!!」
「アディ… アディ… アディ…!」
琥珀色の瞳を潤ませて、デスチーノと目を合わせたまま背中を反らし硬い手の中に、アディは射精した。
ハァッ… ハァッ… ハァッ… ハァッ… と荒い息を吐くアディの耳に、デスチーノはひそひそとつぶやいた。
「ほらね! すごく可愛いかった!!」
「デスチーノ…!」
恥かしそうにアディは、責めるように名前を呼んだ。
「ふふふっ…」
<本当に… 何て淫らで可愛いのだ!>
あまりにも可愛くて、再びアディの唇を奪おうと顔を寄せるが…
また止められなくなりそうで、デスチーノは唇を避けて額にキスを落した。
<いつもなら、朝まで薬の効果が持続するから大丈夫だと、アディを受け入れたが… もしかするとアディのフェロモンと、私の身体の相性が良過ぎるのかもしれないなぁ… 頭がグラグラする、このままでは獣のように発情して、アディを抱き潰すまで止められなくなりそうだ!>
一度、本格的に始めてしまうと、簡単には止められなくなってしまう。
痛みを感じるほど硬く張り詰めた、アルファの強い性欲を落ち付かせるには、本当にアディを抱き潰さなければならないほど、セックスが必要になる。
そうならないために、ここで一旦、止めてデスチーノはアルファ用抑制剤を飲み、アディを部屋に戻して物理的距離を取りたいのだ。
「アディ、落ち着くんだ… 明日の夜は、私がアディの部屋に忍んで行くから… だからそんなに悲しそうな顔はしないでくれ」
「本当に?」
「本当だ、アディ! 協力すると言ったのだから、最後まで責任を持つよ」
力強く答えて、アディの小さな唇を奪うと…
甘く濃厚なジャスミンの花の香りに似たアディの誘惑フェロモンが、デスチーノに襲い掛かり途中でキスを止められなくなった。
<これはまずい! 頭がどうにかなりそうだ!! 何てフェロモンだ… こんな極上のフェロモンを感じていたら、中毒になる!!>
アディのオメガフェロモンに酔わされ、デスチーノはもう一度、魅惑的な小さな乳首を指で捏ねると、可愛い鳴き声を上げさせたい衝動に負けた。
「んんんっ… んん… ふっ… ああっ! デスチーノ… ああっ!」
「アディ… もっと可愛い声が聞きたい…!」
子供のように小さなアディのペニスを手の中に握りこみ…
プチュ… プチュ…プチュ… チュッ… プチュチュッ…
力を加え過ぎないようにデスチーノは指先を器用に使い愛撫を加えた。
「あああっんんっ…んんっ…デスチーノ…ああっ! デスチーノ…ああっふぅ…!」
<可愛い子だ! 私が婚約者なら間違いなく夢中になっていただろう… ヴィードロの気が知れないな>
恥ずかしがって顔を伏せてしまうアディの耳を噛んで…
「ほら…アディ… イク顔を見せて… 私は君のイク顔が見たい!」
「あっ! デスチーノ… デスチーノ! あああ―――っ!!!」
「アディ… アディ… アディ…!」
琥珀色の瞳を潤ませて、デスチーノと目を合わせたまま背中を反らし硬い手の中に、アディは射精した。
ハァッ… ハァッ… ハァッ… ハァッ… と荒い息を吐くアディの耳に、デスチーノはひそひそとつぶやいた。
「ほらね! すごく可愛いかった!!」
「デスチーノ…!」
恥かしそうにアディは、責めるように名前を呼んだ。
「ふふふっ…」
<本当に… 何て淫らで可愛いのだ!>
あまりにも可愛くて、再びアディの唇を奪おうと顔を寄せるが…
また止められなくなりそうで、デスチーノは唇を避けて額にキスを落した。
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