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24話 暗い庭4 ※R18
しおりを挟むラティゴの指示通り、ヒラソルは強い快感に溺れて、大きなよがり声を出してしまわないよう、自分の口を手でおさえ、うめき声をあげる。
「んんっ… うっ… ふぅ… んんんっ…」
気持ち良いいぃぃぃ…っ…! 気持ち良いいぃぃぃ…っ…! 最初は乱暴にされて驚いたけれど… でも… いっぱい命令されて、いっぱい突かれると… ガロテ様が僕にいっぱい欲望を持ってくれているみたいで… すごく嬉しいぃぃ!! 僕にもガロテ様を惹きつける魅力がある気がするから!
両手が自由になった王太子ラティゴに、ギュッ… と腰をつかまれて、ヒラソルはさらに激しく突き上げられる。
「従順で可愛いやつだ! 私の愛人にして、一生面倒見てやる!」
「んんんっ… んんっ! んんんっ?!」
あれ…? 今、僕を愛人にして一生面倒みると言ったの?! 待って、僕はデアリバ男爵家の1人息子だから…… 田舎に帰らないと?! それは… ああっんんんっ… でき… できないよぉぉぉ?!
「ヒラソル… お前をもっと、淫らにいじめて可愛がってやる! …覚悟しろよ?! 先に自分を『犯せ』と言って、私の気をひいたお前が悪い!」
ラティゴは背後から激しく突き上げながら、ヒラソルの白いうなじをペロリとなめて、キスをして強く吸う。
月明かりさえ、ガセボの天井で遮られて届かない暗闇の中では… ヒラソルのうなじに残る、ガロテの噛み痕がラティゴには見えないのだ。
「んんんっ?! …んっ?! ううっ… んんっ?!」
え?! 淫… 淫らに… 僕をいじめるぅ?! そ… それはもっとたくさん、エッチなことをするということ?! すごく… すご~く… 魅力的なお話だけど… 僕は田舎に帰らないと……?!
「噛むぞ!」
一言、ラティゴは傲慢に宣言して、ヒラソルのうなじをギュッ… と噛んだ。
「んんんんっ… んん――――っ…!!!!」
ああ… おかしくなりそう!! 気持ち良いぃぃぃ~… ああ… イクぅ… イクぅぅ… イクぅぅぅ…!
オメガの性感帯でもあるうなじを噛まれ… うなじを中心に背骨を通って、ビリビリと痺れるような刺激が頭から、足の先まで駆け抜け、ヒラソルはうっとりと背中をそらして頂点へのぼりつめる。
「くうううっ… ヒラソル… 良い子だ!!」
ヒラソルの内壁にギチッ…! ときつく性器を締め付けられたラティゴも… ヒラソルより少し遅れて、最奥で熱い精を吐き出した。
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