側妃候補は精霊つきオメガ

金剛@キット

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番外編 ~悪夢の世界で…

131話 二度目の初夜? ※R18

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 “精霊の棲み処”と呼ばれる湖で見た、生々しい悪夢は現実となった。

 森からエンペサル侯爵邸へと連れ帰ったジュピアから…
 なぜ一人で森にいたのか、エレヒルは詳しい経緯をたずねてみた。

「ジュピアは男爵家の一人息子として生れたが、父上がなくなり後見人となった叔父が… 自分の借金返済のために、お前をフィエブレに売ったと言うのだな?」

「身内の恥をさらすのは、とても恥かしいのですが、お話ししたことは本当です」
 無事に“番の契り” を終えて、たっぷりとアルファの精液を体内に取り込んだため、一時的に発情の熱が落ち着いたジュピアは… エレヒルの腕の中で、ぽつぽつと問いに答えた。

「今までは騎士団本部で下働きとして働いていたが… お前に発情期が来たら男娼代わりに騎士たちに奉仕させるという契約でか?」

「はい、エレヒル様… 」
 項に残されたエレヒルの噛み痕をさらし、ジュピアは裸の身体を真っ赤に染めた。

「そして、ついに発情期が来てしまい… ジュピアは1人になりたくてあの森に入ったのだな?」

「僕も子供の頃、祖母から精霊伝説のおとぎ話を聞きながら育ちましたから… 精霊にすがるような気持ちであの湖へ行き森に入ったのです」


「んんんん―――っ…?」
<私が悪夢で見た内容と、ジュピアはほぼ同じ境遇だ! 本当に何がどうなっているのやら?! この様子だと、夢の中で体験した娼館の件や、フィエブレに関することも怪しい! 試しに騎士団本部で帳簿を調べてみるか?>

 渋い顔でエレヒルはうなり声をあげる。
 
<それに… 私は今夜、初めてジュピアを抱いたというのに… 夢と同じく、ジュピアは乳首を強く噛まれるのが好きだし!>

 真っ赤に腫れて、エレヒルの歯形がついたジュピアの乳首を、指先でくすぐりながら頭の中で整理した。



「ああっ…! んんんっ… エレヒル様ぁ…?」


<他にも… 最奥を私の性器で突き上げる時は、『みだらな子猫の●は、熱い●棒でお仕置きが必要だ!』 と囁いてやると、ギュウギュウと中を締め付けながらジュピアは 『淫らな僕の●を、硬くて太い●棒でしつけて下さい~!』と叫び声をあげて興奮するところも… 夢と同じだった!!>

「何てことだ!! 夢と同じ過ぎて、幸せ過ぎるぞ―――っ!! まるで二度目の初夜を体験している気分になる!!」
 エレヒルの顔がだらしなく、デレデレェ~とする。

「なっ… なに? エレヒル様? ああっ… お尻に熱い●棒をそんなに、××するなんて… 僕の●が××に●●しちゃうぅぅ―――っ!!」

「こんなに●を××して… 私の淫らな子猫は、私の●●を…××だから××で●してやろう!!」

「ああっ… んっ…! ●で… ××なドスケベなんだからぁ~ エレヒル様ったらぁぁ~!! 僕の●が壊れちゃうよぉ―――っ! でも好きぃぃぃ~!」

「ジュピア! かわいい奴めぇ―――っ!」




 愛し合う熱々のつがいたちがベッドで交わす会話は…
 他人が聞けば、国家機密の暗号なみに意味不明である。


 ジュピアの発情が明けると、2人はエンペサル侯爵領内の神殿で婚姻の儀式を行い
夫婦となる。

 その足でエレヒルとジュピアは騎士団本部へ向かい、帳簿の調査を仲良く夫婦で開始した。















♡頑張った兄とジュピアに、少しだけイチャエロのご褒美を(^_-)-♡
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今回の名前はスペイン語にお世話になりました。カナル→運河、国王ボルカン→火山、姉エリダ→傷、元夫フィエブレ→熱、兄エレヒル→選ぶ、ルイナス公爵→遺跡、宰相パラグアス→傘、正妃ディアレア→下痢、補佐官ベンタナ→窓、叔父インセンディオ→火事、 ○ ○ やっぱり外国語の響きは面白いですね( ´∀` )
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