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第2章 コテージ編
62話 特訓の成果 ※R18 やや濃いめ
しおりを挟む厳しい水泳教室を終え、休日は2人っきりで過ごそうと、蘇芳とアーサーはフェアリーゲートのコテージに来ていた。
着いたのが深夜だったので、当然のごとく蘇芳は寝室へ直行しようとした。
だが、その前に…
コテージの玄関ドアがパタンッ… と閉まった途端、蘇芳はアーサーにキスをされ、耳(ここがスゴク弱い蘇芳)や首筋を甘噛みされ腰砕けになったところを、抱えるように寝室に連行され、ベッドに転がされてしまう。
"今夜は水泳ダケで疲れてヘトヘトだから、エッチはまた今度" などと蘇芳は拒む暇も与えられず…
(その前にプールのシャワールームで、アーサーの口で直接性器を愛撫されイカされた蘇芳)
本当に蘇芳はヘトヘトだったが…
いったんアーサーの愛撫が始まると、何もかもどうでも良くなった。
唇を塞がれアーサー自身が持参したゼフィロスのローションを、蘇芳の最奥に塗り込められていく。
(さすがにアーサーも、コテージの管理人メイソン夫人にローションを用意してくれとは言えなかったようだ)
「う… んんっ… ああっ… アーサー!」
アーサーの関節の太いゴツゴツとした指が、2本‥3本‥ と蘇芳のソコに潜り込み柔らかく解されてゆく。
「ほら蘇芳? もう、こんなに指が入った‥ 君は覚えが良い…」
「本当に…?」
「本当に!」
頬を染め蘇芳は素直に喜んだ。
誰が見ても、自分はアーサーには不釣り合いな恋人だと、自覚がある蘇芳は褒められて嬉しかった。
<数か月前まで、僕は勉強一筋だったのに… 誰かとセックスするようになるなんて、考えたコトも無かったよ… ソレも相手がアーサーのような、大人の男性だなんて>
自分のソコが、アーサーによって、第2の性器へと作り変えられ、快楽を得るだけでなく、愛する人を受け入れる充実感まで感じられる程、蘇芳は性的に成長したのだ。
蘇芳はそんな自分が、恥ずかしいと思いながらも嫌では無かった。
アーサーの唇が自分の唇から離れると、蘇芳は金の髪を纏った形の良い耳を甘噛みし 「もう我慢できない」と催促すると…
「もう少しだけだ…! 蘇芳…」
荒い息遣いで蘇芳の耳に囁きながら、アーサーは蘇芳のソコに入れた指を中がもっと開くように動かす。
「ああっ… んんっ…」
それだけでも感じてしまい、痙攣したように背中をそらし、蘇芳の下腹が震える。
「…蘇芳」
指を引き抜き蘇芳のソコに性器を押し当て、アーサーは慎重に奥深くまでズブズブと挿入する。
「うんんんっ… アーサー… んんっ…ふぅっ… アーサー! ああっ…!」
「もう少しだ‥ 上手いぞ蘇芳」
アーサーのキスのシャワーが蘇芳の額に頬、耳から首筋、鎖骨から肩へと落ちる。
受け入れ始めてしばらくは、アーサーの存在感のある性器が、蘇芳のお腹の中で馴染むのに苦労する。
身長190cm超えの大男の性器は、その身長に比例した大物だから仕方がない。
「んっ! んんっ… んんっ…!」
「くうっ…!」
アーサーに唇を貪られたまま、蘇芳は太い指先で乳首を捏ねられ…
ギュッとお腹の中の硬く大きな存在を、蘇芳は思わず締め付けた。
「小悪魔め! 気が狂いそうだ… 馴染むまで私が動けないのを知っていて締め付けるなんて」
甘い声で罵るアーサーを赤い顔で蘇芳は挑発的に睨む。
「…全部アナタ自身のせいだと… 思うけど?」
乳首もアーサーに作り変えられ、蘇芳は性器と同様に感じてしまうのだから仕方ない。
喉の奥で満足げに笑いながらアーサーはゆっくり腰を回す。
「うんんんっ…!」
「くうっ… 蘇芳!」
蘇芳が我慢できず動くと、アーサーは辛そうに歯を食いしばる。
「アーサー! ごめんなさい‥ 痛い?」
「危なく‥ イキそうになった…」
ジムのプールで蘇芳をイカせた後、アーサーもマックス状態だったのに「もっと君を気持ち良くしないと… 私はまだイケない」 …と言って、無理やり宥めてコテージまで我慢していたのだ。
変なところで生真面目なアーサーに、なぜか蘇芳の胸がキュ~ンとなる。
「別に… イッても良いのに…?」
「すまない蘇芳、先に謝っておく… 今夜も抱きつぶすまで、止めるつもりはない‥」
「……っ…!」
再びゆっくり動き出すアーサーは、蘇芳が感じる場所を的確に探り当て…
クチュクチュチュクと淫らな音を響かせて、重点的に攻める。
「あっ…んっ…んっ‥んっ…んっ! ダ…ダメっ! あああんんっ…!」
「蘇芳… ココ‥ 好きだ‥ ろう?」
水泳の特訓を受けるようになってから、蘇芳は知ったコトがある。
アーサーは仕事のストレスをジムのトレーニングで解消しているらしい。
そうしないと眠れないのだそうだ。
体力作りをする、1番大きな理由がストレス解消のためだと聞くと…
蘇芳はその気持ちがわかるような気がして(蘇芳は空手の鍛錬で解消する)アーサーに出来る限り付き合おうと決めていた。
それにセックスも…
「良い… ですよ! どこまで‥ 体力が続… くか競争しましょう…んんっ! 僕のが‥ 若い‥ ああっ…から有利だし!」
アーサーは嬉しそうに笑い、荒々しく抜き差しを繰り返す。
「くうっ…っ… 蘇芳…言ったな? 後悔するなっ…!」
「
あっ…んっ…アーサー! んっ‥んっ…んっ」
熱烈に良いトコロを攻められ、蘇芳は身も心もヨガリ狂う。
抱きつぶすと言っていたアーサーだが、上手く加減し夜明けまで蘇芳は抱かれ…
昼に2人揃って目が覚めたら、また抱かれた。
蘇芳はセックスマラソンをするハメになり…
「こんなコトなら、さっさと抱きつぶされた方が良かったかも?」
真面目に悩む蘇芳に…
「水泳の特訓で体力が付いたな」
大いに喜ぶアーサー。
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