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第1章 誓約編
13話 証し
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薄布をくぐると、バラの花びらが撒かれたベッドが置かれていた。
上着を脱ぎ、ベッド脇にある椅子の背に掛けるアーサー、もじもじしている蘇芳の上着も脱がせて自分の上着の上に乗せる。
「アーサー?」
助けを求めるように蘇芳が名前を呼ぶと、アーサーに抱きしめられた。
「大丈夫だ…"証し" の話を意味は理解できたな? 慌てて交代したから、君は準備不足だから猶予を貰ったんだ」
耳にそっとキスをしながら囁くアーサー
「うん… 僕の誕生日まではセックスしないのはわかった」
「今から君にキスで私の跡を残す… 図書室で教えたのを覚えているだろう?」
「ああ! キス・マーク?」
アーサーは少し離れて蘇芳のタイを解き、シャツのボタンを胸まで外す。
「首輪のようにいくつか付けて、お互いを所有する"証し" とする」
首の周りを指でクルリと撫でながら…
「お互い… 僕もあなたに…ですか?」
声を潜めて蘇芳は問い掛けた。
「そうだ、本来セックスさえすればしなくて良いコトだが…」
「僕の誕生日まで、延期したから?」
「"相手は誰でも良いわけではない"、"君でなければダメだ" という意思表示を私がしたコトになる」
「そんなこと…」
思わず蘇芳は赤くなった。
「実際、君以外、私には信頼して頼める相手がいなかった… 失敗すれば破滅するというのに」
アーサーに首筋をきゅっと甘噛みされ、蘇芳はそれ以上話を続けられなくなる。
「…っ‼」
其処には昨夜の図書室よりずっと淫靡で濃密な空気が流れていて…
蘇芳はアーサーに導かれベッドに横たわり、昨夜よりずっと激しいキスを受けた。
感覚が痺れてゆき、その場の空気に少しずつ酔い始める2人。
緊張が解け、蘇芳はキスを楽しめるようになっていた。
「ふ‥うんっ… アーサー…」
バラの香り、蝋燭のゆらゆらと踊る炎、異国のハーレムを連想させる室内装飾…
チュク…ッ…チュ… チュ… チュチュ…
アーサーが蘇芳の肌を吸う唇の音ダケが響き、見届け人たちのそんざいなど、頭から抜け落ちていた。
「蘇芳… 君の番だ… できるな?」
「…はい… できる…」
ごろりと転がったアーサーのタイを解きボタンを外す蘇芳は…
アーサ―の欲望で潤んだ瞳で見つめられ、息が荒くなる。
蘇芳の細い腰を掴みアーサーは自分の上に、馬乗りになるよう引っ張り上げ、まるで若い吸血鬼へ血液を捧げるように首と頭を反らした。
首筋に貪るように蘇芳は夢中で吸い付くが、一度では上手くいかず、同じ場所を何度も何度も… 繰り返し吸う。
「焦らなくても良い… 蘇芳、とても気持ちいいから… もっとゆっくりでも…」
「本当に? ふふふ…」
気持ち良いと言われ蘇芳は興奮を隠せない。
少しずつコツをおぼえ、一つ残すごとにペースが速くなり…
ソレが嬉しくて、アーサーの唇にも時々吸い付き、何度も… 何度も… 何度も…
アーサーの肌に残る自分の跡を、ウットリと指の背で触れながら眺めた。
「綺麗にできた…」
2人一緒に身体を起しギュッ… と抱きしめ合う。
最後にお互いぽってりと腫れた唇で、貪るようにキスをした後、微笑み合い儀式を終えた。
上着を脱ぎ、ベッド脇にある椅子の背に掛けるアーサー、もじもじしている蘇芳の上着も脱がせて自分の上着の上に乗せる。
「アーサー?」
助けを求めるように蘇芳が名前を呼ぶと、アーサーに抱きしめられた。
「大丈夫だ…"証し" の話を意味は理解できたな? 慌てて交代したから、君は準備不足だから猶予を貰ったんだ」
耳にそっとキスをしながら囁くアーサー
「うん… 僕の誕生日まではセックスしないのはわかった」
「今から君にキスで私の跡を残す… 図書室で教えたのを覚えているだろう?」
「ああ! キス・マーク?」
アーサーは少し離れて蘇芳のタイを解き、シャツのボタンを胸まで外す。
「首輪のようにいくつか付けて、お互いを所有する"証し" とする」
首の周りを指でクルリと撫でながら…
「お互い… 僕もあなたに…ですか?」
声を潜めて蘇芳は問い掛けた。
「そうだ、本来セックスさえすればしなくて良いコトだが…」
「僕の誕生日まで、延期したから?」
「"相手は誰でも良いわけではない"、"君でなければダメだ" という意思表示を私がしたコトになる」
「そんなこと…」
思わず蘇芳は赤くなった。
「実際、君以外、私には信頼して頼める相手がいなかった… 失敗すれば破滅するというのに」
アーサーに首筋をきゅっと甘噛みされ、蘇芳はそれ以上話を続けられなくなる。
「…っ‼」
其処には昨夜の図書室よりずっと淫靡で濃密な空気が流れていて…
蘇芳はアーサーに導かれベッドに横たわり、昨夜よりずっと激しいキスを受けた。
感覚が痺れてゆき、その場の空気に少しずつ酔い始める2人。
緊張が解け、蘇芳はキスを楽しめるようになっていた。
「ふ‥うんっ… アーサー…」
バラの香り、蝋燭のゆらゆらと踊る炎、異国のハーレムを連想させる室内装飾…
チュク…ッ…チュ… チュ… チュチュ…
アーサーが蘇芳の肌を吸う唇の音ダケが響き、見届け人たちのそんざいなど、頭から抜け落ちていた。
「蘇芳… 君の番だ… できるな?」
「…はい… できる…」
ごろりと転がったアーサーのタイを解きボタンを外す蘇芳は…
アーサ―の欲望で潤んだ瞳で見つめられ、息が荒くなる。
蘇芳の細い腰を掴みアーサーは自分の上に、馬乗りになるよう引っ張り上げ、まるで若い吸血鬼へ血液を捧げるように首と頭を反らした。
首筋に貪るように蘇芳は夢中で吸い付くが、一度では上手くいかず、同じ場所を何度も何度も… 繰り返し吸う。
「焦らなくても良い… 蘇芳、とても気持ちいいから… もっとゆっくりでも…」
「本当に? ふふふ…」
気持ち良いと言われ蘇芳は興奮を隠せない。
少しずつコツをおぼえ、一つ残すごとにペースが速くなり…
ソレが嬉しくて、アーサーの唇にも時々吸い付き、何度も… 何度も… 何度も…
アーサーの肌に残る自分の跡を、ウットリと指の背で触れながら眺めた。
「綺麗にできた…」
2人一緒に身体を起しギュッ… と抱きしめ合う。
最後にお互いぽってりと腫れた唇で、貪るようにキスをした後、微笑み合い儀式を終えた。
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