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訳あり王子と秘密の恋人 第二部 第七章
12.アラカルトにのせて
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料理はすべて、保冷と保温ができるワゴンで運ばれてきた。本来ならスタッフがそのまま残って一皿ずつ給仕をするのだろうが、バッシュは戸口でワゴンだけ受け取ると、スタッフにチップを渡して丁寧に追い返す。
空になった餌皿とタッパーをルード用バッグへ片付け、手を洗ったエリオットが窓際の丸テーブルにつくと、すでにカトラリーが完ぺきな配置でセットされていた。
ホテルスタッフも本職だが、こういうことに関しては侍従も負けていない。というか、フットマン経験者が転職することも多いホテル業界で、さらに上位職から「あとはこちらで」といわれたら「イエス」としか答えようがない。
しかしバッシュは、わずかな傾きもないナイフとフォーク以外、この食卓に堅苦しさを持ち込むつもりはないようだった。自分の椅子の側に置いたワゴンの、小さい冷蔵庫みたいなケースから皿をふたつ取り出し、肘で扉を閉める。
「コースだと面倒だから、アラカルトにした」
ピザの取り皿でも配るような気軽さで置かれたのは、白っぽいサラダ。フォークの先でつつくと、削りチーズと薄切りカリフラワーらしい。濃厚かと思いきや、底に敷かれたドレッシングに酢が使われているらしく、その酸味であっさりと食べられた。
「それで──」
皿の上でパンをちぎりながら、バッシュがしゃべるために口を開いた。すぐ脇にある窓にはカーテンが引かれ、美しくライトアップされた街並みを見ることはできないが、目の前にいる爪の先までパーフェクトな男のほうが、よほど眺める価値がある。
「スピーチをしてみて、どうだった?」
「どう?」
とんでもなくざっくりしてるな。
眉を寄せて皿の淵に残った木くずみたいなチーズをすくい上げるエリオットに、バッシュはさすがに不親切だと思ったのか、少しだけ質問を掘り下げた。
「お前はきょう、ずっとできなかった『王室への貢献』に一歩を踏み出した。そうだな、フォスター風にいえば『窓を開けた』んだ。そのことについて、どう感じてる?」
「どう……」
空になった皿の横へフォークを置き、考えてみる。
エリオットが足元に伏せているルードへ目を落として沈黙すると、バッシュは次の皿──蓮根の香草バター炒め──を並べた。しゃきしゃきした歯ごたえに、複雑なハーブの風味が楽しいが、エリオットの感想としては、「バターは正義」。
皿を抱え込むようにして行儀悪く蓮根の小山を攻略しながら、エリオットは答えた。
「悪くはなかった、と思う」
貴族会、ハープダウン地区の住民説明会と、うまいことステップを踏んできたからか、自分に対する視線がエリオットという個人ではなく、その肩書とキャラクターに向けられるものだと分かってきた。王子であることはエリオットのアイデンティティと切り離せないものではあるが、求められているのが「王子」というキャラクターなら、エリオットにも対処のしようがある。
「キャロルがいってたんだ、自分をどう見せるかを自分で選ぶことができるって。そのときはSNSの話しだったけど、会見とかもそうだなって」
そう思ったのは、国民がSNSに投稿した会見の感想を見たり読んだりしたからだ。「速報値」として国民の反応を分析していたナサニエルに、いくつか抜粋してもらったなかでも、好意的な意見のほとんどが、ようやくお披露目された王子の整えられた外見や、愛犬との微笑ましい一コマ、そして「言葉なき弱者」への献身に満ちたスピーチに寄せられていた。
「批判的なのは、どの慈善事業にも懐疑的な層だったしな」
蓮根の穴にフォークの先を通しながら、バッシュも一緒に聞いていたナサニエルの考察を振り返る。
どうせ原稿は別の人間が書いてるんだろう、とかいう小ばかにしたコメントは事実だから特に気にしない。あの短時間で、エリオットの主義に反する言葉をひとつだって使わないスピーチを書き上げたナサニエルを尊敬している。
「おれがどれだけ不安で、ルードと一緒じゃなきゃあそこに立てなかったかなんて、王子が見たいっていうだけの国民には伝わらねーんだよな。だったら、おれ個人が人前に出ることを好きになる必要はないし、嫌いなままでも仕事はできるだろ」
「嫌いなことを好きになるより、嫌いなまま対峙するほうがいいってことか?」
「うん」
「……お前の『頑張る』の方向性はそれでいいのか?」
「おれはそのほうが楽。自分にも国民にも嘘つかなくていいじゃん」
その必要がないひとたちに、本当のことをいわないだけ。そして必要な相手は、もう本当のことを知っているのだ。それで十分じゃないか。
だから、悪くなかった。
「おれとしては」
いいかけたエリオットは、口に入れた三皿目のタルタルの、ディルとオイルであえたサーモンの生っぽい臭みや重さがない口当たりにしばらく会話を放棄した。一緒に混ぜてあるのはブロッコリー。さっき食べたサラダのカリフラワーと似ているが色も鮮やかだし、角切りにされて、こりこりした食感だ。
「おれとしては?」
セルクルで形作られた円柱の盛り付けを、嫌味なくらい優雅なフォーク使いで崩しながら食べるバッシュが繰り返す。
エリオットはむぐむぐ噛んでいたサーモンを飲み込み、水のグラスを取った。
「なんで、わざわざそんなこと聞くのか気になる」
「聞いちゃ悪いか?」
「いや、別にいいんだけどさ。貴族会んときも、『全部分かってます』みたいな感じで、感想とか聞かなかっただろ」
「……まぁ、そんな暇もなかったしな」
エリオットは水を吹きそうになった。
あぁ、そうだった。王宮から帰ってきたときバッシュは寝こけてたし、起きてすぐエリオットが上に乗っかったんだった。
だからって、それをここで持ち出さなくていいだろ。
そう大きくないテーブルの下で、エリオットはバッシュの高い革靴を踏みつけた。
「冗談だ」
甘んじて制裁を受けたバッシュは、フォークを置いて真面目な顔になった。
「フォスターがいった通り、スピーチは成功だったと思う。けど、それはおれたちがそう考えてるだけで、お前がどう感じてるかは直接聞かなきゃ分からないからな」
ハープダウンの住民たちとの面会について先走ったことを反省し、まずはエリオットの気持ちを尋ねたのか。トライアンドエラーの精神は素晴らしい。
「それに」とバッシュは続けた。
「運よくお前の考えていた方向性と合致した活動にはなったが、結局は巻き込まれる形でばたばたと始まっただろう。もしかしたら、お前が……」
「後悔するかもって?」
バッシュは軽く肩をすくめて肯定する。
「おれは、始めたことの責任をだれかにおっかぶせたりしねーけど」
そりゃ、気持ち的に絶対とはいいきれない。でも少なくとも、嫌になったときに「あれはニールがいいだしたことだ」なんていいわけは情けなさすぎる。
バッシュがまぶたを上げて、子どもみたいにサーモンをフォークでくし刺しにするエリオットを見つめた。
「ようは、『ちゃんといまのうちに自覚して、あとから文句いうなよ』っていいたいんだろ」
「……気に障ったなら悪かった。お前を、分別のない子ども扱いしてるわけじゃないんだ」
バッシュの耳が赤くなる。
エリオットはサーモンの最後のひとかけらを口に入れ、飲み込むまで黙ってからテーブルの下で軽くバッシュのすねを蹴った。
ご機嫌なことのサインだ。
バッシュが世話焼きで過保護で、それがエリオット相手になると輪をかけてでろでろになることくらい、前世紀から知っている。
「忘れてるようだから教えてやる。廊下には警護官がふたりもいて、おれはいつでも気に障るやつを部屋から放り出してもらえるんだ」
だからくだらない心配なんかしてないで、さっさと次の皿を寄こせ。
空になった餌皿とタッパーをルード用バッグへ片付け、手を洗ったエリオットが窓際の丸テーブルにつくと、すでにカトラリーが完ぺきな配置でセットされていた。
ホテルスタッフも本職だが、こういうことに関しては侍従も負けていない。というか、フットマン経験者が転職することも多いホテル業界で、さらに上位職から「あとはこちらで」といわれたら「イエス」としか答えようがない。
しかしバッシュは、わずかな傾きもないナイフとフォーク以外、この食卓に堅苦しさを持ち込むつもりはないようだった。自分の椅子の側に置いたワゴンの、小さい冷蔵庫みたいなケースから皿をふたつ取り出し、肘で扉を閉める。
「コースだと面倒だから、アラカルトにした」
ピザの取り皿でも配るような気軽さで置かれたのは、白っぽいサラダ。フォークの先でつつくと、削りチーズと薄切りカリフラワーらしい。濃厚かと思いきや、底に敷かれたドレッシングに酢が使われているらしく、その酸味であっさりと食べられた。
「それで──」
皿の上でパンをちぎりながら、バッシュがしゃべるために口を開いた。すぐ脇にある窓にはカーテンが引かれ、美しくライトアップされた街並みを見ることはできないが、目の前にいる爪の先までパーフェクトな男のほうが、よほど眺める価値がある。
「スピーチをしてみて、どうだった?」
「どう?」
とんでもなくざっくりしてるな。
眉を寄せて皿の淵に残った木くずみたいなチーズをすくい上げるエリオットに、バッシュはさすがに不親切だと思ったのか、少しだけ質問を掘り下げた。
「お前はきょう、ずっとできなかった『王室への貢献』に一歩を踏み出した。そうだな、フォスター風にいえば『窓を開けた』んだ。そのことについて、どう感じてる?」
「どう……」
空になった皿の横へフォークを置き、考えてみる。
エリオットが足元に伏せているルードへ目を落として沈黙すると、バッシュは次の皿──蓮根の香草バター炒め──を並べた。しゃきしゃきした歯ごたえに、複雑なハーブの風味が楽しいが、エリオットの感想としては、「バターは正義」。
皿を抱え込むようにして行儀悪く蓮根の小山を攻略しながら、エリオットは答えた。
「悪くはなかった、と思う」
貴族会、ハープダウン地区の住民説明会と、うまいことステップを踏んできたからか、自分に対する視線がエリオットという個人ではなく、その肩書とキャラクターに向けられるものだと分かってきた。王子であることはエリオットのアイデンティティと切り離せないものではあるが、求められているのが「王子」というキャラクターなら、エリオットにも対処のしようがある。
「キャロルがいってたんだ、自分をどう見せるかを自分で選ぶことができるって。そのときはSNSの話しだったけど、会見とかもそうだなって」
そう思ったのは、国民がSNSに投稿した会見の感想を見たり読んだりしたからだ。「速報値」として国民の反応を分析していたナサニエルに、いくつか抜粋してもらったなかでも、好意的な意見のほとんどが、ようやくお披露目された王子の整えられた外見や、愛犬との微笑ましい一コマ、そして「言葉なき弱者」への献身に満ちたスピーチに寄せられていた。
「批判的なのは、どの慈善事業にも懐疑的な層だったしな」
蓮根の穴にフォークの先を通しながら、バッシュも一緒に聞いていたナサニエルの考察を振り返る。
どうせ原稿は別の人間が書いてるんだろう、とかいう小ばかにしたコメントは事実だから特に気にしない。あの短時間で、エリオットの主義に反する言葉をひとつだって使わないスピーチを書き上げたナサニエルを尊敬している。
「おれがどれだけ不安で、ルードと一緒じゃなきゃあそこに立てなかったかなんて、王子が見たいっていうだけの国民には伝わらねーんだよな。だったら、おれ個人が人前に出ることを好きになる必要はないし、嫌いなままでも仕事はできるだろ」
「嫌いなことを好きになるより、嫌いなまま対峙するほうがいいってことか?」
「うん」
「……お前の『頑張る』の方向性はそれでいいのか?」
「おれはそのほうが楽。自分にも国民にも嘘つかなくていいじゃん」
その必要がないひとたちに、本当のことをいわないだけ。そして必要な相手は、もう本当のことを知っているのだ。それで十分じゃないか。
だから、悪くなかった。
「おれとしては」
いいかけたエリオットは、口に入れた三皿目のタルタルの、ディルとオイルであえたサーモンの生っぽい臭みや重さがない口当たりにしばらく会話を放棄した。一緒に混ぜてあるのはブロッコリー。さっき食べたサラダのカリフラワーと似ているが色も鮮やかだし、角切りにされて、こりこりした食感だ。
「おれとしては?」
セルクルで形作られた円柱の盛り付けを、嫌味なくらい優雅なフォーク使いで崩しながら食べるバッシュが繰り返す。
エリオットはむぐむぐ噛んでいたサーモンを飲み込み、水のグラスを取った。
「なんで、わざわざそんなこと聞くのか気になる」
「聞いちゃ悪いか?」
「いや、別にいいんだけどさ。貴族会んときも、『全部分かってます』みたいな感じで、感想とか聞かなかっただろ」
「……まぁ、そんな暇もなかったしな」
エリオットは水を吹きそうになった。
あぁ、そうだった。王宮から帰ってきたときバッシュは寝こけてたし、起きてすぐエリオットが上に乗っかったんだった。
だからって、それをここで持ち出さなくていいだろ。
そう大きくないテーブルの下で、エリオットはバッシュの高い革靴を踏みつけた。
「冗談だ」
甘んじて制裁を受けたバッシュは、フォークを置いて真面目な顔になった。
「フォスターがいった通り、スピーチは成功だったと思う。けど、それはおれたちがそう考えてるだけで、お前がどう感じてるかは直接聞かなきゃ分からないからな」
ハープダウンの住民たちとの面会について先走ったことを反省し、まずはエリオットの気持ちを尋ねたのか。トライアンドエラーの精神は素晴らしい。
「それに」とバッシュは続けた。
「運よくお前の考えていた方向性と合致した活動にはなったが、結局は巻き込まれる形でばたばたと始まっただろう。もしかしたら、お前が……」
「後悔するかもって?」
バッシュは軽く肩をすくめて肯定する。
「おれは、始めたことの責任をだれかにおっかぶせたりしねーけど」
そりゃ、気持ち的に絶対とはいいきれない。でも少なくとも、嫌になったときに「あれはニールがいいだしたことだ」なんていいわけは情けなさすぎる。
バッシュがまぶたを上げて、子どもみたいにサーモンをフォークでくし刺しにするエリオットを見つめた。
「ようは、『ちゃんといまのうちに自覚して、あとから文句いうなよ』っていいたいんだろ」
「……気に障ったなら悪かった。お前を、分別のない子ども扱いしてるわけじゃないんだ」
バッシュの耳が赤くなる。
エリオットはサーモンの最後のひとかけらを口に入れ、飲み込むまで黙ってからテーブルの下で軽くバッシュのすねを蹴った。
ご機嫌なことのサインだ。
バッシュが世話焼きで過保護で、それがエリオット相手になると輪をかけてでろでろになることくらい、前世紀から知っている。
「忘れてるようだから教えてやる。廊下には警護官がふたりもいて、おれはいつでも気に障るやつを部屋から放り出してもらえるんだ」
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