18 / 36
18話
しおりを挟む
「冒険者登録をしたいんですけど」
突然目の前に現れて、受付のお姉さんはびっくりしたようだった。
「あっ、、、はい少々お待ちください」
後ろを見ると見事にスルーされた男が怒鳴りながらこちらに近づいてくる。
「おい無視すんじゃねぇよ!!」
そして戻ってきたお姉さんに聞いた。
「ねぇあのおっさんどうすればいいの?」
「気にしなくていいですよ。
いつもあんな感じですから。
それより、冒険者登録はおひとりですか?」
「後ろの6人も一緒にお願い」
「はい、かしこまりました」
そしてまだ入口で固まっていた6人に手招きをする。
おっさんの意識はどうやらあいに向いているようで、移動したあやか達には気づかなかったようだ。
「登録はここに必要事項を記入してもらい、魔力を流してもらえれば完了します」
と言いながら板のようなものを持ってくる。
後ろでは相変わらずうるさい。
あいは鑑定しておっさんの詳しい情報を見た。
鑑定
ガルディ
冒険者Aランク
詳細
普段から冒険者ギルドに居座り、小さい子供や弱そうな人を怒鳴りつけては追い返している。
根は優しい人。
怪我人を出したくないという本人の優しさからの行動だが、怖すぎて誤解をうんでいる。
詳細のところをよく見てほしい。
そこには根は優しい人という文字が。
(めっちゃいいひとやんけ)
「ねぇおっさん、私たちのことは心配してくれなくても大丈夫だよ」
「誰も心配なんかしてねぇよ!!」
「またまたぁ、でも本当に大丈夫だからね」
と言いながら、これ以上なんか言ったらガチで殺るよという意味をこめて軽く殺気を放つ。
「っ、まぁ大丈夫ならいいんだ」
おそらく殺気を感じてくれたのだろう。
あんなにうるさかったのに急に静かになってギルドから出ていった。
「すごい、ガルディさんを追い返した。
いつもはなんと言われようとも食ってかかってくるのに」
「ちょっと殺気を…
次見かけたらごめんなさいって言っておいてもらえます?」
「かしこまりました」
そして7人それぞれ必要事項を記入し、魔力を流して登録した。
「こちらがギルドカードになります。
世界共通のものになっていて、身分証の代わりにもなります。
しかし無くしてしまうと再発行に1万マニかかるので無くさないようにしてくださいね」
そして7人までならパーティーを組めるということで「伊達の森」という名前でパーティーを組んでもらった。
ちなみに伊達の森とはあい達の高校の名前である。
話を聞くと薬草採取は依頼登録をしなくてもできるそうなので、あい達はとりあえずギルドをでて近所の森へと出かけた。
━━━━━━━━━━
あい達が異世界に来てからまだ10日くらいしか経っていないですが、ここからお話はぽんぽんぽんっと進む予定です。
あとざまぁ要素入れたい(´ー`)
突然目の前に現れて、受付のお姉さんはびっくりしたようだった。
「あっ、、、はい少々お待ちください」
後ろを見ると見事にスルーされた男が怒鳴りながらこちらに近づいてくる。
「おい無視すんじゃねぇよ!!」
そして戻ってきたお姉さんに聞いた。
「ねぇあのおっさんどうすればいいの?」
「気にしなくていいですよ。
いつもあんな感じですから。
それより、冒険者登録はおひとりですか?」
「後ろの6人も一緒にお願い」
「はい、かしこまりました」
そしてまだ入口で固まっていた6人に手招きをする。
おっさんの意識はどうやらあいに向いているようで、移動したあやか達には気づかなかったようだ。
「登録はここに必要事項を記入してもらい、魔力を流してもらえれば完了します」
と言いながら板のようなものを持ってくる。
後ろでは相変わらずうるさい。
あいは鑑定しておっさんの詳しい情報を見た。
鑑定
ガルディ
冒険者Aランク
詳細
普段から冒険者ギルドに居座り、小さい子供や弱そうな人を怒鳴りつけては追い返している。
根は優しい人。
怪我人を出したくないという本人の優しさからの行動だが、怖すぎて誤解をうんでいる。
詳細のところをよく見てほしい。
そこには根は優しい人という文字が。
(めっちゃいいひとやんけ)
「ねぇおっさん、私たちのことは心配してくれなくても大丈夫だよ」
「誰も心配なんかしてねぇよ!!」
「またまたぁ、でも本当に大丈夫だからね」
と言いながら、これ以上なんか言ったらガチで殺るよという意味をこめて軽く殺気を放つ。
「っ、まぁ大丈夫ならいいんだ」
おそらく殺気を感じてくれたのだろう。
あんなにうるさかったのに急に静かになってギルドから出ていった。
「すごい、ガルディさんを追い返した。
いつもはなんと言われようとも食ってかかってくるのに」
「ちょっと殺気を…
次見かけたらごめんなさいって言っておいてもらえます?」
「かしこまりました」
そして7人それぞれ必要事項を記入し、魔力を流して登録した。
「こちらがギルドカードになります。
世界共通のものになっていて、身分証の代わりにもなります。
しかし無くしてしまうと再発行に1万マニかかるので無くさないようにしてくださいね」
そして7人までならパーティーを組めるということで「伊達の森」という名前でパーティーを組んでもらった。
ちなみに伊達の森とはあい達の高校の名前である。
話を聞くと薬草採取は依頼登録をしなくてもできるそうなので、あい達はとりあえずギルドをでて近所の森へと出かけた。
━━━━━━━━━━
あい達が異世界に来てからまだ10日くらいしか経っていないですが、ここからお話はぽんぽんぽんっと進む予定です。
あとざまぁ要素入れたい(´ー`)
179
お気に入りに追加
383
あなたにおすすめの小説

7個のチート能力は貰いますが、6個は別に必要ありません
ひむよ
ファンタジー
「お詫びとしてどんな力でも与えてやろう」
目が覚めると目の前のおっさんにいきなりそんな言葉をかけられた藤城 皐月。
この言葉の意味を説明され、結果皐月は7個の能力を手に入れた。
だが、皐月にとってはこの内6個はおまけに過ぎない。皐月にとって最も必要なのは自分で考えたスキルだけだ。
だが、皐月は貰えるものはもらうという精神一応7個貰った。
そんな皐月が異世界を安全に楽しむ物語。
人気ランキング2位に載っていました。
hotランキング1位に載っていました。
ありがとうございます。

石しか生成出来ないと追放されましたが、それでOKです!
うどん五段
ファンタジー
夏祭り中に異世界召喚に巻き込まれた、ただの一般人の桜木ユリ。
皆がそれぞれ素晴らしいスキルを持っている中、桜木の持つスキルは【石を出す程度の力】しかなく、余りにも貧相なそれは皆に笑われて城から金だけ受け取り追い出される。
この国ではもう直ぐ戦争が始まるらしい……。
召喚された3人は戦うスキルを持っていて、桜木だけが【石を出す程度の能力】……。
確かに貧相だけれど――と思っていたが、意外と強いスキルだったようで!?
「こうなったらこの国を抜け出して平和な国で就職よ!」
気合いを入れ直した桜木は、商業ギルド相手に提案し、国を出て違う場所で新生活を送る事になるのだが、辿り着いた国にて、とある家族と出会う事となる――。
★暫く書き溜めが結構あるので、一日三回更新していきます! 応援よろしくお願いします!
★カクヨム・小説家になろう・アルファポリスで連載中です。
中国でコピーされていたので自衛です。
「天安門事件」

ぬいぐるみばかり作っていたら実家を追い出された件〜だけど作ったぬいぐるみが意志を持ったので何も不自由してません〜
望月かれん
ファンタジー
中流貴族シーラ・カロンは、ある日勘当された。理由はぬいぐるみ作りしかしないから。
戸惑いながらも少量の荷物と作りかけのぬいぐるみ1つを持って家を出たシーラは1番近い町を目指すが、その日のうちに辿り着けず野宿をすることに。
暇だったので、ぬいぐるみを完成させようと意気込み、ついに夜更けに完成させる。
疲れから眠りこけていると聞き慣れない低い声。
なんと、ぬいぐるみが喋っていた。
しかもぬいぐるみには帰りたい場所があるようで……。
天真爛漫娘✕ワケアリぬいぐるみのドタバタ冒険ファンタジー。
※この作品は小説家になろう・ノベルアップ+にも掲載しています。

きっと幸せな異世界生活
スノウ
ファンタジー
神の手違いで日本人として15年間生きてきた倉本カノン。彼女は暴走トラックに轢かれて生死の境を彷徨い、魂の状態で女神のもとに喚ばれてしまう。女神の説明によれば、カノンは本来異世界レメイアで生まれるはずの魂であり、転生神の手違いで魂が入れ替わってしまっていたのだという。
そして、本来カノンとして日本で生まれるはずだった魂は異世界レメイアで生きており、カノンの事故とほぼ同時刻に真冬の川に転落して流され、仮死状態になっているという。
時を同じくして肉体から魂が離れようとしている2人の少女。2つの魂をあるべき器に戻せるたった一度のチャンスを神は見逃さず、実行に移すべく動き出すのだった。
女神の導きで新生活を送ることになったカノンの未来は…?
毎日12時頃に投稿します。
─────────────────
いいね、お気に入りをくださった方、どうもありがとうございます。
とても励みになります。

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

転生したので好きに生きよう!
ゆっけ
ファンタジー
前世では妹によって全てを奪われ続けていた少女。そんな少女はある日、事故にあい亡くなってしまう。
不思議な場所で目覚める少女は女神と出会う。その女神は全く人の話を聞かないで少女を地上へと送る。
奪われ続けた少女が異世界で周囲から愛される話。…にしようと思います。
※見切り発車感が凄い。
※マイペースに更新する予定なのでいつ次話が更新するか作者も不明。

【 完 結 】スキル無しで婚約破棄されたけれど、実は特殊スキル持ちですから!
しずもり
ファンタジー
この国オーガスタの国民は6歳になると女神様からスキルを授かる。
けれど、第一王子レオンハルト殿下の婚約者であるマリエッタ・ルーデンブルグ公爵令嬢は『スキル無し』判定を受けたと言われ、第一王子の婚約者という妬みや僻みもあり嘲笑されている。
そしてある理由で第一王子から蔑ろにされている事も令嬢たちから見下される原因にもなっていた。
そして王家主催の夜会で事は起こった。
第一王子が『スキル無し』を理由に婚約破棄を婚約者に言い渡したのだ。
そして彼は8歳の頃に出会い、学園で再会したという初恋の人ルナティアと婚約するのだと宣言した。
しかし『スキル無し』の筈のマリエッタは本当はスキル持ちであり、実は彼女のスキルは、、、、。
全12話
ご都合主義のゆるゆる設定です。
言葉遣いや言葉は現代風の部分もあります。
登場人物へのざまぁはほぼ無いです。
魔法、スキルの内容については独自設定になっています。
誤字脱字、言葉間違いなどあると思います。見つかり次第、修正していますがご容赦下さいませ。

【本編完結】ただの平凡令嬢なので、姉に婚約者を取られました。
138ネコ@書籍化&コミカライズしました
ファンタジー
「誰にも出来ないような事は求めないから、せめて人並みになってくれ」
お父様にそう言われ、平凡になるためにたゆまぬ努力をしたつもりです。
賢者様が使ったとされる神級魔法を会得し、復活した魔王をかつての勇者様のように倒し、領民に慕われた名領主のように領地を治めました。
誰にも出来ないような事は、私には出来ません。私に出来るのは、誰かがやれる事を平凡に努めてきただけ。
そんな平凡な私だから、非凡な姉に婚約者を奪われてしまうのは、仕方がない事なのです。
諦めきれない私は、せめて平凡なりに仕返しをしてみようと思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる