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17話
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「そうだが?」
オスカー・ルージュって言ってたのになんで気づかなかったんだよと自分をせめる。
「俺は第2王子、こっちは俺の兄で数年前に即位した」
「そうだったんですね」
「ああそれと、普段の話し方でいいぞ。
堅苦しいのは嫌いだしここには俺らしかいないからな」
そうは言っても王様の前ではさすがに、と思って王様の方を見るとウンウンと頷いていたため、普通に話すことにした。
「それで、カルテット王国はなんて言っていたんだ?」
「国が魔王に襲われているから助けて欲しいって言ってたような?」
「嘘だな。
それなら隣国のこの国にも被害が出ているはずだがそんな報告は上がっていない。
おそらく戦争でも起こそうとしてるんだろうな」
戦争という言葉を聞き、あい達の表情が暗くなる。
戦争の兵器として召喚されたのか。
日本の歴史で学んできたが、実際に自分の身近なところで戦争があると思うととても怖くなった。
何より、今の自分達には人を傷つける力がある。
魔法を使えるのは嬉しいことだったが、それを誰かを傷つけるために使うのは間違っている気がした。
「サイテー…」
あいから出てきたのはその一言。
でもあいが本当に怒っていることは一目瞭然だった。
部屋の温度が一気に下がり、霜が降りてきたからである。
「ちょっとあい、部屋氷ってる!」
その言葉で部屋の温度は元に戻った。
その一部始終を見て王や宰相はあいを怒らせてはいけないということを実感した。
「とりあえず、カルテット王国への対応は急ぎで考えた方がいいな。
これからはどうするんだ?」
「元の世界への帰り方を探します」
「そうか。
何かあったらこの国を頼ってくれ。
力になれることなら協力しよう」
そして緊張の謁見は終了し、あい達は早速助っ人を手に入れた。
次の日、やはり生活するには冒険者になった方がいいということで、7人は冒険者ギルドに来ていた。
あいはネット小説を沢山読んでいるため、冒険者ギルドに入るとだいたい絡まれるとわかっていた。
(絶対体格のいい怖めなおっさんいるわ…
でもそれがテンプレだからなぁ、いないでくれ~)
そして勇気をだしてギルドに入ると、、、
「おい、ガキがこんな所に来る資格はねぇんだよ」
と目の前に立ち塞がる男が。
(やっぱりね)
あいは横を素通りしてカウンターの方に向かおうとした。
それでもやはり絡んでくる男に対して、だいたいの人は魔法を発動して黙らせるようだが、あいはテレポートをして空いているカウンターへ移動する。
「冒険者登録をしたいんですけど」
━━━━━━━━━━
途中から話しているのは王様です。
話し方が同じなのは兄弟だからです。
決してキャラが被っちゃったとか、そんなことはないですよ( ̄▽ ̄;)
オスカー・ルージュって言ってたのになんで気づかなかったんだよと自分をせめる。
「俺は第2王子、こっちは俺の兄で数年前に即位した」
「そうだったんですね」
「ああそれと、普段の話し方でいいぞ。
堅苦しいのは嫌いだしここには俺らしかいないからな」
そうは言っても王様の前ではさすがに、と思って王様の方を見るとウンウンと頷いていたため、普通に話すことにした。
「それで、カルテット王国はなんて言っていたんだ?」
「国が魔王に襲われているから助けて欲しいって言ってたような?」
「嘘だな。
それなら隣国のこの国にも被害が出ているはずだがそんな報告は上がっていない。
おそらく戦争でも起こそうとしてるんだろうな」
戦争という言葉を聞き、あい達の表情が暗くなる。
戦争の兵器として召喚されたのか。
日本の歴史で学んできたが、実際に自分の身近なところで戦争があると思うととても怖くなった。
何より、今の自分達には人を傷つける力がある。
魔法を使えるのは嬉しいことだったが、それを誰かを傷つけるために使うのは間違っている気がした。
「サイテー…」
あいから出てきたのはその一言。
でもあいが本当に怒っていることは一目瞭然だった。
部屋の温度が一気に下がり、霜が降りてきたからである。
「ちょっとあい、部屋氷ってる!」
その言葉で部屋の温度は元に戻った。
その一部始終を見て王や宰相はあいを怒らせてはいけないということを実感した。
「とりあえず、カルテット王国への対応は急ぎで考えた方がいいな。
これからはどうするんだ?」
「元の世界への帰り方を探します」
「そうか。
何かあったらこの国を頼ってくれ。
力になれることなら協力しよう」
そして緊張の謁見は終了し、あい達は早速助っ人を手に入れた。
次の日、やはり生活するには冒険者になった方がいいということで、7人は冒険者ギルドに来ていた。
あいはネット小説を沢山読んでいるため、冒険者ギルドに入るとだいたい絡まれるとわかっていた。
(絶対体格のいい怖めなおっさんいるわ…
でもそれがテンプレだからなぁ、いないでくれ~)
そして勇気をだしてギルドに入ると、、、
「おい、ガキがこんな所に来る資格はねぇんだよ」
と目の前に立ち塞がる男が。
(やっぱりね)
あいは横を素通りしてカウンターの方に向かおうとした。
それでもやはり絡んでくる男に対して、だいたいの人は魔法を発動して黙らせるようだが、あいはテレポートをして空いているカウンターへ移動する。
「冒険者登録をしたいんですけど」
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途中から話しているのは王様です。
話し方が同じなのは兄弟だからです。
決してキャラが被っちゃったとか、そんなことはないですよ( ̄▽ ̄;)
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