王子の片思いに気付いたので、悪役令嬢になって婚約破棄に協力しようとしてるのに、なぜ執着するんですか?

いりん

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第2章 悪役令嬢作戦

聖女と幼なじみと4人での食事2

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ーお昼になり、

碧人様が教室に迎えに来てくれたので、

「今日もさつき様も一緒でも宜しいですか?

あとさつき様が連れてきたい人がいるそうで」と話した。



碧人様は何故かムスッとした顔を一瞬したが、

すぐにいつも通りの笑顔で、

「いいよ、本当は二人っきりがいいけどね」と了承してくれた。



ー本当はさつき様と二人っきりにしてあげたいが、なかなかチャンスがなくて、申し訳ない。



碧人様といつもの場所に向かうと、

後からさつき様と、まさかの翔が一緒に来た。



「王族の美味しいご飯が食べられると聞いて来たが、一緒に食べてもいいのか?」

と翔が聞くと、

碧人様は不機嫌なのを隠そうとせず、

「今日だけならいいよ」と答えていた。



ーきっと、さつき様と翔が仲良いところを見たくないんだろう。
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