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第2章 悪役令嬢作戦
聖女と3人での食事1
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いつもの場所に着くと、
またサンドイッチが並べられていた。
さつき様が、
「沢山種類がありますね、どれも美味しそうです」と言ってサンドイッチを眺めていた。
そういえば、
このサンドイッチは初めて食べる人には難しいと言ってたが、
私はもう何度も食べているから大丈夫だし、
今回は碧人様がさつき様に食べさせてあげるのかな?
上手く行ってほしいと思いつつ、
その場を目撃するのが嫌だと矛盾した気持ちでいた。
しかし、碧人様から
「美姫、今日も卵のサンドイッチからにする?
あーん」と、口の前にサンドイッチを差し出された。
ーなんでもう何度も食べて慣れている私に?
ーそもそも片思いの相手の前で、私に食べさせたら勘違いされるのでは?
碧人様に、
「あの、あーんするなら、慣れていないさつき様に…」と言いかけたが、
私の言葉を上書きするように、
雪様がさつき様に
「普通のサンドイッチよりボリュームがあるので、食べるとき気を付けてくださいね」と伝えていた。
さつき様も「はーい」と言って食べ始めてしまった。
さつき様はサンドイッチに夢中であまりこっちを見ていなさそうだったため、
いつも通り、碧人様に食べさせてもらった。
またサンドイッチが並べられていた。
さつき様が、
「沢山種類がありますね、どれも美味しそうです」と言ってサンドイッチを眺めていた。
そういえば、
このサンドイッチは初めて食べる人には難しいと言ってたが、
私はもう何度も食べているから大丈夫だし、
今回は碧人様がさつき様に食べさせてあげるのかな?
上手く行ってほしいと思いつつ、
その場を目撃するのが嫌だと矛盾した気持ちでいた。
しかし、碧人様から
「美姫、今日も卵のサンドイッチからにする?
あーん」と、口の前にサンドイッチを差し出された。
ーなんでもう何度も食べて慣れている私に?
ーそもそも片思いの相手の前で、私に食べさせたら勘違いされるのでは?
碧人様に、
「あの、あーんするなら、慣れていないさつき様に…」と言いかけたが、
私の言葉を上書きするように、
雪様がさつき様に
「普通のサンドイッチよりボリュームがあるので、食べるとき気を付けてくださいね」と伝えていた。
さつき様も「はーい」と言って食べ始めてしまった。
さつき様はサンドイッチに夢中であまりこっちを見ていなさそうだったため、
いつも通り、碧人様に食べさせてもらった。
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