16 / 49
第2章 悪役令嬢作戦
悪役令嬢計画①-3
しおりを挟む
「私のマナーが間違っているとわかっていたのですが、どこが悪いのかわからなくて。
先生や友人に聞いても『あなたは魔力が使えるから、マナー違反しても大丈夫』って言われて困っていたんです。」
と、まさかのさつき様に感謝されてしまった。
どうしよう、
こんなはずじゃなかったのにー。
何か他に指摘すればいいのかどうか悩んでたとき、
「美姫、ここにいたんだね。
あれ、意外な組み合わせだね。」
碧人さまがタイミング悪く現れた。
本当はさつき様を泣かして、自分をイメージダウンさせようと思ったのに。
今からでも遅くないかも、
私が『さつき様のマナーをダメ出ししていたんです』と言おうとしたところ、
さつき様が、
「実は美姫様が優しくマナーについて教えてくれたんです」と先に発言していた。
ー優しくしてないのに!!
急いで否定しようとしたが、
碧人様が「やっぱり美姫は優しいね、じゃあお昼食べに行こうか」と微笑んでくれて、否定できなくなってしまった。
このままだとさつき様に勘違いされてしまう、そう思い咄嗟に、
「さつき様も一緒にお昼どうですか?」と聞いた。
「え、私もですか?お二人がいいのなら…。
王族の方が食べるお昼ご飯に興味があります!」と言って着いてきてくれることになった。
我ながらナイスアシストだ!と碧人様の方を見たが、何故か笑っていなく、少し不機嫌そうに見えた。
なんでだろう、片思いの相手とご飯を食べられるのにー。
どうせ初めて片思いの相手と食べるなら、私抜きがよかったのかな?
そう思いつつ、みんなでいつもの場所に向かった。
先生や友人に聞いても『あなたは魔力が使えるから、マナー違反しても大丈夫』って言われて困っていたんです。」
と、まさかのさつき様に感謝されてしまった。
どうしよう、
こんなはずじゃなかったのにー。
何か他に指摘すればいいのかどうか悩んでたとき、
「美姫、ここにいたんだね。
あれ、意外な組み合わせだね。」
碧人さまがタイミング悪く現れた。
本当はさつき様を泣かして、自分をイメージダウンさせようと思ったのに。
今からでも遅くないかも、
私が『さつき様のマナーをダメ出ししていたんです』と言おうとしたところ、
さつき様が、
「実は美姫様が優しくマナーについて教えてくれたんです」と先に発言していた。
ー優しくしてないのに!!
急いで否定しようとしたが、
碧人様が「やっぱり美姫は優しいね、じゃあお昼食べに行こうか」と微笑んでくれて、否定できなくなってしまった。
このままだとさつき様に勘違いされてしまう、そう思い咄嗟に、
「さつき様も一緒にお昼どうですか?」と聞いた。
「え、私もですか?お二人がいいのなら…。
王族の方が食べるお昼ご飯に興味があります!」と言って着いてきてくれることになった。
我ながらナイスアシストだ!と碧人様の方を見たが、何故か笑っていなく、少し不機嫌そうに見えた。
なんでだろう、片思いの相手とご飯を食べられるのにー。
どうせ初めて片思いの相手と食べるなら、私抜きがよかったのかな?
そう思いつつ、みんなでいつもの場所に向かった。
94
お気に入りに追加
491
あなたにおすすめの小説

王子妃教育に疲れたので幼馴染の王子との婚約解消をしました
さこの
恋愛
新年のパーティーで婚約破棄?の話が出る。
王子妃教育にも疲れてきていたので、婚約の解消を望むミレイユ
頑張っていても落第令嬢と呼ばれるのにも疲れた。
ゆるい設定です

殿下が恋をしたいと言うのでさせてみる事にしました。婚約者候補からは外れますね
さこの
恋愛
恋がしたい。
ウィルフレッド殿下が言った…
それではどうぞ、美しい恋をしてください。
婚約者候補から外れるようにと同じく婚約者候補のマドレーヌ様が話をつけてくださりました!
話の視点が回毎に変わることがあります。
緩い設定です。二十話程です。
本編+番外編の別視点

愛する婚約者は、今日も王女様の手にキスをする。
古堂すいう
恋愛
フルリス王国の公爵令嬢ロメリアは、幼馴染であり婚約者でもある騎士ガブリエルのことを深く愛していた。けれど、生来の我儘な性分もあって、真面目な彼とは喧嘩して、嫌われてしまうばかり。
「……今日から、王女殿下の騎士となる。しばらくは顔をあわせることもない」
彼から、そう告げられた途端、ロメリアは自らの前世を思い出す。
(なんてことなの……この世界は、前世で読んでいたお姫様と騎士の恋物語)
そして自分は、そんな2人の恋路を邪魔する悪役令嬢、ロメリア。
(……彼を愛しては駄目だったのに……もう、どうしようもないじゃないの)
悲嘆にくれ、屋敷に閉じこもるようになってしまったロメリア。そんなロメリアの元に、いつもは冷ややかな視線を向けるガブリエルが珍しく訪ねてきて──……!?

【完結】溺愛婚約者の裏の顔 ~そろそろ婚約破棄してくれませんか~
瀬里
恋愛
(なろうの異世界恋愛ジャンルで日刊7位頂きました)
ニナには、幼い頃からの婚約者がいる。
3歳年下のティーノ様だ。
本人に「お前が行き遅れになった頃に終わりだ」と宣言されるような、典型的な「婚約破棄前提の格差婚約」だ。
行き遅れになる前に何とか婚約破棄できないかと頑張ってはみるが、うまくいかず、最近ではもうそれもいいか、と半ばあきらめている。
なぜなら、現在16歳のティーノ様は、匂いたつような色香と初々しさとを併せ持つ、美青年へと成長してしまったのだ。おまけに人前では、誰もがうらやむような溺愛ぶりだ。それが偽物だったとしても、こんな風に夢を見させてもらえる体験なんて、そうそうできやしない。
もちろん人前でだけで、裏ではひどいものだけど。
そんな中、第三王女殿下が、ティーノ様をお気に召したらしいという噂が飛び込んできて、あきらめかけていた婚約破棄がかなうかもしれないと、ニナは行動を起こすことにするのだが――。
全7話の短編です 完結確約です。

【完結】婚約破棄され毒杯処分された悪役令嬢は影から王子の愛と後悔を見届ける
堀 和三盆
恋愛
「クアリフィカ・アートルム公爵令嬢! 貴様との婚約は破棄する」
王太子との結婚を半年後に控え、卒業パーティーで婚約を破棄されてしまったクアリフィカ。目の前でクアリフィカの婚約者に寄り添い、歪んだ嗤いを浮かべているのは異母妹のルシクラージュだ。
クアリフィカは既に王妃教育を終えているため、このタイミングでの婚約破棄は未来を奪われるも同然。こうなるとクアリフィカにとれる選択肢は多くない。
せめてこれまで努力してきた王妃教育の成果を見てもらいたくて。
キレイな姿を婚約者の記憶にとどめてほしくて。
クアリフィカは荒れ狂う感情をしっかりと覆い隠し、この場で最後の公務に臨む。
卒業パーティー会場に響き渡る悲鳴。
目にした惨状にバタバタと倒れるパーティー参加者達。
淑女の鑑とまで言われたクアリフィカの最期の姿は、良くも悪くも多くの者の記憶に刻まれることになる。
そうして――王太子とルシクラージュの、後悔と懺悔の日々が始まった。

【完結】婚約者様、王女様を優先するならお好きにどうぞ
曽根原ツタ
恋愛
オーガスタの婚約者が王女のことを優先するようになったのは――彼女の近衛騎士になってからだった。
婚約者はオーガスタとの約束を、王女の護衛を口実に何度も破った。
美しい王女に付きっきりな彼への不信感が募っていく中、とある夜会で逢瀬を交わすふたりを目撃したことで、遂に婚約解消を決意する。
そして、その夜会でたまたま王子に会った瞬間、前世の記憶を思い出し……?
――病弱な王女を優先したいなら、好きにすればいいですよ。私も好きにしますので。

初夜に大暴言を吐かれた伯爵夫人は、微笑みと共に我が道を行く ―旦那様、今更擦り寄られても困ります―
望月 或
恋愛
「お前の噂を聞いたぞ。毎夜町に出て男を求め、毎回違う男と朝までふしだらな行為に明け暮れているそうだな? その上糸目を付けず服や装飾品を買い漁り、多大な借金を背負っているとか……。そんな醜悪な女が俺の妻だとは非常に不愉快極まりない! 今後俺に話し掛けるな! 俺に一切関与するな! 同じ空気を吸ってるだけでとんでもなく不快だ……!!」
【王命】で決められた婚姻をし、ハイド・ランジニカ伯爵とオリービア・フレイグラント子爵令嬢の初夜は、彼のその暴言で始まった。
そして、それに返したオリービアの一言は、
「あらあら、まぁ」
の六文字だった。
屋敷に住まわせている、ハイドの愛人と噂されるユーカリや、その取巻きの使用人達の嫌がらせも何のその、オリービアは微笑みを絶やさず自分の道を突き進んでいく。
ユーカリだけを信じ心酔していたハイドだったが、オリービアが屋敷に来てから徐々に変化が表れ始めて……
※作者独自の世界観満載です。違和感を感じたら、「あぁ、こういう世界なんだな」と思って頂けたら有難いです……。

記憶を失くした悪役令嬢~私に婚約者なんておりましたでしょうか~
Blue
恋愛
マッツォレーラ侯爵の娘、エレオノーラ・マッツォレーラは、第一王子の婚約者。しかし、その婚約者を奪った男爵令嬢を助けようとして今正に、階段から二人まとめて落ちようとしていた。
走馬灯のように、第一王子との思い出を思い出す彼女は、強い衝撃と共に意識を失ったのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる