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04.友人≠猛獣使い
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毎日、三島くんと朝の時間を過ごし、屋上で弁当を食べて、隣で授業を受けて。
今日もあっという間に放課後になった。三島くんと話す前は時間が過ぎていくのがゆっくりだったのに、話し相手がいるというのは時間の流れを加速させるのか、ここ最近は一日の進みが速い。
今日、俺と三島くんは教室の掃除当番だった。
掃除する班は五つに分かれており、毎週担当する場所が違う。教室、昇降口、図書室、体育館と四つの割り当てがあり、教室だけは二班で行う割り振りになっていた。他のクラスも似たような割り振りで、範囲が広い昇降口などは、各クラスから少しずつ人が集められる。
今日から俺も三島くんと同じ教室担当だ。清掃道具は箒とモップのみで、生徒たちは各々掃除道具を持つ。掃除道具を持てなかった人は机を運ぶ係だ。
今回、俺と三島くんは箒を確保できた。
「地味に教室掃除がたりぃよな」
「ちょっと分かるかも」
そう文句を零しつつも、三島くんは見た目とは裏腹にしっかり手を動かしている。
教室は人手が少ない。逆に他の場所の方が他クラスからも人が集められているため、作業が軽かった。そのことを初めて教室担当になって知ったのだが、三島くんたちの班は既に先週から教室を担当しているため、大半の生徒がうんざりしている。サボりたくなる気持ちもよく分かり、実際に机を運ぶ係になった生徒たちは特に動くこともせず、一向に机を運ぼうとしなかった。教室の端っこ、特にクラスのムードメーカータイプの生徒たちが集まってゲラゲラと笑っている。
「机、運ばれないね……」
責めるつもりではなかった。ただちょっと愚痴っぽく、事実をそのまま呟いただけなのだが、それを聞いた三島くんはあろうことか、塊になっている生徒たちに近付いていった。
「おい、お前等!」
「ひッ……!」
突如、大きな声を出した三島くんにクラスメイトが慄く。そうでなくても、金髪ピアスに高身長のヤンキーが凄んだら迫力があるのだ。声を掛けられた生徒は俺から見ても分かるほどに縮こまっていた。
「今は掃除中だろうが! さっさと机運べ」
「は、はい……!」
「ほら、チンタラすんな!」
「ちょ、ちょっと三島くん……!」
三島くんの言うことはもっともだが、全員が怯えてしまっている。俺は三島くんのワイシャツの袖を軽く引っ張った。
「ンだよ」
「ほら、俺たちも早く掃き掃除しないと……!」
「……」
「ね?」
三島くんは俺の言葉を聞くなり、それもそうかとまた掃き掃除に戻った。戻る際、舌打ちしていたことには見て見ぬふりをする。
「……なんかごめん」
どうして謝ったのか自分でも理解できないまま、俺も掃き掃除に戻る。
そのあとは注意された生徒たちも真面目に掃除をしていた。三島くんの目が光っているからなのか、一度注意を受けたからなのか、全員がテキパキと掃除を済ませ、割り当てられていた掃除の時間よりも早く清掃が終わる。
最後に集めたゴミを焼却炉まで持っていく役目は持ち回りとのことで、じゃんけんで負けた俺が持っていくことになった。じゃんけんで負けた人から抜けていくシステムで、最後まで勝ち抜けると持っていかなくてもよくなるらしいが、どうやら俺は早々にハズレくじを引いてしまったようだ。
「……俺も行く」
「えっ、いいよ。俺だけで」
「三つもあんだろ」
「でも……」
「いいから貸せ!」
三つあるゴミ袋のうち、二つを三島くんが持ってしまう。これではどちらが担当か分からない。
それに、ひとつは燃えるゴミでそれなりに重量があるものの、残り二つは分別された空き缶やペットボトルだ。そんなに量もなくて軽い。自分ひとりで十分なのに、三島くんはせっせと先を歩いていく。
「……三島くんは優しいね」
「あ?」
「こうしてゴミ出しに付き合ってくれるし……」
さっき注意したのだって、真面目に掃除をしている他の生徒たちのためでもあるのだろう。言い方こそキツイものの、三島くんは正論を言っただけだ。
いまだ、三島くんは陰でいろんなことを言われているけれど、俺から見れば優しい人に映る。
「……別に普通だろ」
「そうかな?」
褒められ慣れていないのか、三島くんがぶっきらぼうに言い放つ。驕らない態度が、ますます彼の優しさを引き立てているように見えた。
俺たちは二人で焼却炉まで行くと、指定された場所にゴミを三つ置いてきた。三島くんは途中でトイレに寄っていくというので分かれて、ひとりだけ教室に入る。
すると、さっき三島くんに注意された生徒たちに詰め寄られた。
「な、なに……?」
「鷲宮って、アイツと仲いいの?」
「アイツって……?」
「あのヤンキーだよ。金髪ヤンキー」
注意されたことを思い出したのか、彼らが一瞬苦い顔になる。
俺はどう伝えるべきか悩んで、席が隣だから……と濁した。三島くんのことを友だちと呼ぶには関係が浅いと思ったからだ。それに、三島くんだって俺と勝手に友だちにされてしまうのは嫌だろう。
彼等の勢いに気圧されつつ答えていたら、ちょうど教室に戻ってきた三島くんがこちらを見るなり、ズンズンと大股で近寄ってきた。
「ここ、俺の席なんだけど。なんか用でもあんのか?」
「い、いや、ないっス……」
「三島くん。もうちょっとこう、スマイル? みたいな……」
「は?」
俺はもう三島くんの素っ気ない返答に慣れているから怯えないものの、絡んできた生徒たちが怯えていた。
「三島くん。もう帰ろっか」
「……一緒に?」
「うーん、そうだね。一緒に帰ろう。じゃあ、みんなまたね」
なんとかこの場を上手く収めることに成功し、三島くんを連れて教室を出る。その際、誰かが「まるで猛獣使いみてぇ……」と呟いたことに、俺は気付かないふりをした。友だちではなく猛獣使いか……と複雑な気持ちを抱えながら、三島くんと共に昇降口を目指す。
「つか、お前といると、ひとりでいるときよりめっちゃ見られてる気がする」
「あー……」
それはヤンキーと、取り分け特徴のない平凡な生徒が並んで歩いているからじゃないかなー……とは言わないでおく。
さっき教室を出るとき、猛獣使いという不名誉な称号を頂いてしまったが、きっと他の人たちもヤンキーといじめられっ子、親分と舎弟という括りで俺たちのことを見ているに違いない。それぐらい、三島くんと俺は凸凹コンビだ。
いまだに三島くんと並んで歩いていると、周囲からの視線が突き刺さる。もう慣れたものだと思っていたけれど、こうも無遠慮に視線を投げ付けられると居心地の悪いものだ。
ソワソワと落ち着かない気持ちのまま、昇降口で靴を履き替える。
三島くんと共に校舎を出ると、何故か進行方向とは逆に進む生徒たちとぶつかりかけた。よく見ると、校門の周りには人集りができている。逆走する生徒たちはみな怯えた表情をしていた。
「何かあったのかな?」
「さぁ?」
二人で顔を見合わせる。恐る恐る近付いていくと、校門の外から「たーかーちゃーん」と低く唸るような声が聞こえてきた。
タカちゃんは、俺の幼馴染のあだ名だ。だけど、こんな大声で名前を呼ぶような友人なんていただろうか?
不思議に思っていると、その声は校門に近付くにつれ大きくなった。
「……うわっ、さいっあく」
横にいる三島くんがげっそりとした顔を片手で覆い隠す。
校門の外に居たのは見るからにチンピラだと分かる出で立ちをした男たちだった。ド派手な髪色に刈り上げた髪、ピアスに着崩された服、おまけにバイク。
もしかして三島くんのお友だち……? と顔を見上げたら、三島くんが全力で否定した。
「あんなの、友だちじゃねぇ」
「でもタカちゃん、って三島くんのことだよね?」
「……」
バツが悪そうな顔で三島くんが舌打ちする。
ここまで来ると、お互いに顔を視認できる距離だ。三島くんよりも先に向こうが、タカちゃーん! と手を振った。
「帰ってください。ここ、高校なんで」
「ンだよ。ノリわりィな」
「なに? この子、タカちゃんの友だち~~?」
「え、可愛い子じゃーん! 急につるむ系統変えたわけ?」
「うるせぇ! とにかく、帰ってくれませんか……」
「まぁまぁ。姐さんに頼まれてんのよ。お前の様子を見てこいって。このまま近くのファミレス行こうぜ」
「俺たちは行かねぇ」
「え~。そんなぁ……。ね、君の名前はなんて言うの?」
「鷲宮! コイツ等には構うなよ!」
「鷲宮くんって言うんだ、へぇ~~」
もうめちゃくちゃだ。バイクの排気音と、三島くんに絡むガラの悪そうな男たち三人。
おまけにいつもは怖い三島くんが、ペットの犬みたいに軽くあしらわれている。彼等は三島くんの言動など意に介さず、無理やり三島くんの腕を引っ張った。
「とにかく、ファミレス行くぞ!」
一人はバイクに跨り、一人は三島くんの肩に腕を回しガッチリホールドしている。そしてもうひとりは、なぜかこちらに近づいてきた。
「鷲宮くんも来てくれるよね?」
「は、はひ……」
恐怖でコクコクと頷く。見た目や言動以上にあの三島くんを意図も簡単に転がせる事実の方に恐怖したのだ。
俺は抵抗することなく、彼等について行くことにした。
今日もあっという間に放課後になった。三島くんと話す前は時間が過ぎていくのがゆっくりだったのに、話し相手がいるというのは時間の流れを加速させるのか、ここ最近は一日の進みが速い。
今日、俺と三島くんは教室の掃除当番だった。
掃除する班は五つに分かれており、毎週担当する場所が違う。教室、昇降口、図書室、体育館と四つの割り当てがあり、教室だけは二班で行う割り振りになっていた。他のクラスも似たような割り振りで、範囲が広い昇降口などは、各クラスから少しずつ人が集められる。
今日から俺も三島くんと同じ教室担当だ。清掃道具は箒とモップのみで、生徒たちは各々掃除道具を持つ。掃除道具を持てなかった人は机を運ぶ係だ。
今回、俺と三島くんは箒を確保できた。
「地味に教室掃除がたりぃよな」
「ちょっと分かるかも」
そう文句を零しつつも、三島くんは見た目とは裏腹にしっかり手を動かしている。
教室は人手が少ない。逆に他の場所の方が他クラスからも人が集められているため、作業が軽かった。そのことを初めて教室担当になって知ったのだが、三島くんたちの班は既に先週から教室を担当しているため、大半の生徒がうんざりしている。サボりたくなる気持ちもよく分かり、実際に机を運ぶ係になった生徒たちは特に動くこともせず、一向に机を運ぼうとしなかった。教室の端っこ、特にクラスのムードメーカータイプの生徒たちが集まってゲラゲラと笑っている。
「机、運ばれないね……」
責めるつもりではなかった。ただちょっと愚痴っぽく、事実をそのまま呟いただけなのだが、それを聞いた三島くんはあろうことか、塊になっている生徒たちに近付いていった。
「おい、お前等!」
「ひッ……!」
突如、大きな声を出した三島くんにクラスメイトが慄く。そうでなくても、金髪ピアスに高身長のヤンキーが凄んだら迫力があるのだ。声を掛けられた生徒は俺から見ても分かるほどに縮こまっていた。
「今は掃除中だろうが! さっさと机運べ」
「は、はい……!」
「ほら、チンタラすんな!」
「ちょ、ちょっと三島くん……!」
三島くんの言うことはもっともだが、全員が怯えてしまっている。俺は三島くんのワイシャツの袖を軽く引っ張った。
「ンだよ」
「ほら、俺たちも早く掃き掃除しないと……!」
「……」
「ね?」
三島くんは俺の言葉を聞くなり、それもそうかとまた掃き掃除に戻った。戻る際、舌打ちしていたことには見て見ぬふりをする。
「……なんかごめん」
どうして謝ったのか自分でも理解できないまま、俺も掃き掃除に戻る。
そのあとは注意された生徒たちも真面目に掃除をしていた。三島くんの目が光っているからなのか、一度注意を受けたからなのか、全員がテキパキと掃除を済ませ、割り当てられていた掃除の時間よりも早く清掃が終わる。
最後に集めたゴミを焼却炉まで持っていく役目は持ち回りとのことで、じゃんけんで負けた俺が持っていくことになった。じゃんけんで負けた人から抜けていくシステムで、最後まで勝ち抜けると持っていかなくてもよくなるらしいが、どうやら俺は早々にハズレくじを引いてしまったようだ。
「……俺も行く」
「えっ、いいよ。俺だけで」
「三つもあんだろ」
「でも……」
「いいから貸せ!」
三つあるゴミ袋のうち、二つを三島くんが持ってしまう。これではどちらが担当か分からない。
それに、ひとつは燃えるゴミでそれなりに重量があるものの、残り二つは分別された空き缶やペットボトルだ。そんなに量もなくて軽い。自分ひとりで十分なのに、三島くんはせっせと先を歩いていく。
「……三島くんは優しいね」
「あ?」
「こうしてゴミ出しに付き合ってくれるし……」
さっき注意したのだって、真面目に掃除をしている他の生徒たちのためでもあるのだろう。言い方こそキツイものの、三島くんは正論を言っただけだ。
いまだ、三島くんは陰でいろんなことを言われているけれど、俺から見れば優しい人に映る。
「……別に普通だろ」
「そうかな?」
褒められ慣れていないのか、三島くんがぶっきらぼうに言い放つ。驕らない態度が、ますます彼の優しさを引き立てているように見えた。
俺たちは二人で焼却炉まで行くと、指定された場所にゴミを三つ置いてきた。三島くんは途中でトイレに寄っていくというので分かれて、ひとりだけ教室に入る。
すると、さっき三島くんに注意された生徒たちに詰め寄られた。
「な、なに……?」
「鷲宮って、アイツと仲いいの?」
「アイツって……?」
「あのヤンキーだよ。金髪ヤンキー」
注意されたことを思い出したのか、彼らが一瞬苦い顔になる。
俺はどう伝えるべきか悩んで、席が隣だから……と濁した。三島くんのことを友だちと呼ぶには関係が浅いと思ったからだ。それに、三島くんだって俺と勝手に友だちにされてしまうのは嫌だろう。
彼等の勢いに気圧されつつ答えていたら、ちょうど教室に戻ってきた三島くんがこちらを見るなり、ズンズンと大股で近寄ってきた。
「ここ、俺の席なんだけど。なんか用でもあんのか?」
「い、いや、ないっス……」
「三島くん。もうちょっとこう、スマイル? みたいな……」
「は?」
俺はもう三島くんの素っ気ない返答に慣れているから怯えないものの、絡んできた生徒たちが怯えていた。
「三島くん。もう帰ろっか」
「……一緒に?」
「うーん、そうだね。一緒に帰ろう。じゃあ、みんなまたね」
なんとかこの場を上手く収めることに成功し、三島くんを連れて教室を出る。その際、誰かが「まるで猛獣使いみてぇ……」と呟いたことに、俺は気付かないふりをした。友だちではなく猛獣使いか……と複雑な気持ちを抱えながら、三島くんと共に昇降口を目指す。
「つか、お前といると、ひとりでいるときよりめっちゃ見られてる気がする」
「あー……」
それはヤンキーと、取り分け特徴のない平凡な生徒が並んで歩いているからじゃないかなー……とは言わないでおく。
さっき教室を出るとき、猛獣使いという不名誉な称号を頂いてしまったが、きっと他の人たちもヤンキーといじめられっ子、親分と舎弟という括りで俺たちのことを見ているに違いない。それぐらい、三島くんと俺は凸凹コンビだ。
いまだに三島くんと並んで歩いていると、周囲からの視線が突き刺さる。もう慣れたものだと思っていたけれど、こうも無遠慮に視線を投げ付けられると居心地の悪いものだ。
ソワソワと落ち着かない気持ちのまま、昇降口で靴を履き替える。
三島くんと共に校舎を出ると、何故か進行方向とは逆に進む生徒たちとぶつかりかけた。よく見ると、校門の周りには人集りができている。逆走する生徒たちはみな怯えた表情をしていた。
「何かあったのかな?」
「さぁ?」
二人で顔を見合わせる。恐る恐る近付いていくと、校門の外から「たーかーちゃーん」と低く唸るような声が聞こえてきた。
タカちゃんは、俺の幼馴染のあだ名だ。だけど、こんな大声で名前を呼ぶような友人なんていただろうか?
不思議に思っていると、その声は校門に近付くにつれ大きくなった。
「……うわっ、さいっあく」
横にいる三島くんがげっそりとした顔を片手で覆い隠す。
校門の外に居たのは見るからにチンピラだと分かる出で立ちをした男たちだった。ド派手な髪色に刈り上げた髪、ピアスに着崩された服、おまけにバイク。
もしかして三島くんのお友だち……? と顔を見上げたら、三島くんが全力で否定した。
「あんなの、友だちじゃねぇ」
「でもタカちゃん、って三島くんのことだよね?」
「……」
バツが悪そうな顔で三島くんが舌打ちする。
ここまで来ると、お互いに顔を視認できる距離だ。三島くんよりも先に向こうが、タカちゃーん! と手を振った。
「帰ってください。ここ、高校なんで」
「ンだよ。ノリわりィな」
「なに? この子、タカちゃんの友だち~~?」
「え、可愛い子じゃーん! 急につるむ系統変えたわけ?」
「うるせぇ! とにかく、帰ってくれませんか……」
「まぁまぁ。姐さんに頼まれてんのよ。お前の様子を見てこいって。このまま近くのファミレス行こうぜ」
「俺たちは行かねぇ」
「え~。そんなぁ……。ね、君の名前はなんて言うの?」
「鷲宮! コイツ等には構うなよ!」
「鷲宮くんって言うんだ、へぇ~~」
もうめちゃくちゃだ。バイクの排気音と、三島くんに絡むガラの悪そうな男たち三人。
おまけにいつもは怖い三島くんが、ペットの犬みたいに軽くあしらわれている。彼等は三島くんの言動など意に介さず、無理やり三島くんの腕を引っ張った。
「とにかく、ファミレス行くぞ!」
一人はバイクに跨り、一人は三島くんの肩に腕を回しガッチリホールドしている。そしてもうひとりは、なぜかこちらに近づいてきた。
「鷲宮くんも来てくれるよね?」
「は、はひ……」
恐怖でコクコクと頷く。見た目や言動以上にあの三島くんを意図も簡単に転がせる事実の方に恐怖したのだ。
俺は抵抗することなく、彼等について行くことにした。
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