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もっとトイレが好きになるプレイ 4/7
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既にそこへの刺激だけで何度でも絶頂できるようになった乳首に、工藤の指で丁寧にクリームが塗り込まれた。
これから行われる責めで皮膚が切れたりしないよう、潤して柔らかくしてくれているのだということはわかる。けれど、ただでさえ真っ赤に腫れ上がっている乳首を、工藤に手ずから揉み込まれるとなれば、感じないはずがない。
かろうじて声を殺せたものの、雛木の上体はびくんびくんと揺れ、吊られた麻縄にギシギシと軋みを上げさせてしまった。
「じっとしていられないなら、ここで止めにしますよ」
もちろん止めて欲しくなどない。だが、ひとたび返事をすればとめどなく嬌声が迸ってしまいそうで、雛木は首を振り、目線で必死に訴えた。
「乳首を虐めてほしいなら、しっかり胸を突き出しなさい」
羞恥に身を焦がしながらも、雛木は顎を上げ、命令通り精一杯胸を張る。触ってほしいと凝る乳首は、望みどおり工藤の手でぐにぐにと揉まれ、強めの力で摘み上げられた。
簡単にいってしまいそうなその強い刺激に、雛木は口を悲鳴の形に大きく開きながら痙攣し、はみ出したペニスからだらだらと涎を零すしかない。
「さて、ここからが本番です」
途端に、右の乳首を強い痛みと快感が襲う。
「っ……!」
いつの間に用意したのか、雛木の右の乳首には吸引器が付けられていた。その刺激は、指で揉まれるのに比べれば弱くはある。しかし、透明な筒いっぱいに吸い上げられた真っ赤な乳首は、見た目がとにかく卑猥すぎる。
同じように左の乳首にも吸引機がつけられ、仕上げとばかりに指先で弾かれると、雛木はびくびくと全身を揺らし歯を食いしばった。
「あなたはこの一週間、自慰をしなかった。そうですね?」
優しい小声の問いかけに、両の乳首を吸い上げられた情けない格好のままガクガクと頷く。
我慢したんです、ペニスもお尻も一度も触っていないんです。
そう涙目の視線で訴えると、工藤は満足そうに微笑んだ。
「いい子ですね。見せてごらんなさい」
吸引器に吸い出される乳首はそのままに、工藤の手が雛木の下着に伸びる。金色のジッパーを指先で上から下へとなぞられる感触が、ダイレクトにペニスの裏筋に伝わり、雛木は顎を上げて甘い声を飲み込んだ。
ジッパーを辿る指が雛木の股の下を通り、袋をかすかに擽る。その時ふと工藤の指が止まり、くすりと笑った気配がした。
わずかな刺激にも喜んで涎を垂らすペニスを笑われているのかと訝っていると、唐突に毛羽立った感触がアヌスを掠める。
「ぅんっ」
思わず小さな呻き声を上げてしまい、慌てて尻を顧みようとするが、両腕を頭上に固定されていて果たせない。
「ここだけジッパーを開けておくだなんて、どれほど触って欲しいんですか。はしたない子だ」
指摘され、羞恥に眉根を寄せる。緊張と興奮ですっかり忘れていた。そう、自分でもみっともないと思うが、こうしておけば、工藤が弄ってくれると思ったのだ。
雛木の思惑通り、工藤は厳しい目元を和らげた。
「ええ、はしたない子は好きですよ。ここはホテルまでおあずけにしようと思っていましたが、ご褒美に少し可愛がって差し上げましょう」
言うなり、ジッパーが開かれたわずかな隙間に、柔らかいがちくちくする何かが差し込まれ、アヌスを擽った。おそらくこの感触は、毛羽立った麻縄の先端だ。
「……っ……」
声をこらえ、尻をもじつかせる。微かな刺激は、敏感な粘膜に痒みをもたらした。ネットカフェのトイレで施した浣腸によって盛り上がってしまった縁が、わずかな刺激ですら貪欲に快感に変えようとする。
しかし、雛木が欲する追い込まれるような悦楽にはほど遠い。もっと強く押し付けて、捻じ込んでほしい。そう思った途端、刺激が止んでしまった。
これでご褒美は終わりだろうか。まさかホテルまでお預け? そんなの、耐えられそうにない。
無意識に、尻をわずかに突き出した。それに呼応して、手首を吊った麻縄がぎしりと軋む。その音は工藤にあっさり聞き咎められて、髪の毛を鷲掴みにされ、首が反るまでグイッと引っ張られてしまった。
叱られる、と身を竦めた雛木の耳に、熱が宿る。工藤の唇が、雛木の耳に触れそうなほど近くから、甘い毒を流し込んだのだ。
「縄の軋む音は意外と響きますから、じっとしていなさい。ホテルに着くまでいい子にしていられたら、バイブレーターを突っ込んだまま、お尻が真っ赤になるまでパドルでぶって差し上げます。だから、我慢できますね?」
雛木の目が見開かれ、呼吸を奪われたかのように、口がひゅっと音を立てて空気を吸い込んだ。両足が、跨いだ便器に縋るようにガクガクと戦慄く。
アヌスを押し広げられ、その奥深くを抉られながら、それ以外の場所を惨く苛め抜かれるのがたまらないのだと、工藤にはとっくにばれているのだ。
淫靡なご褒美を想像しただけで快感の波に浚われた雛木を見て、工藤が吐息だけで笑った。
「いい子にしています……。我慢します……」
夢見るように小声で誓う。それはもはやバイブをぶちこんでパドルでぶってほしいというおねだりに他ならないが、雛木にはもうそこに羞恥を覚える余裕すらなかった。
向かい合ったまま抱きしめるように腕を回して、工藤がアヌスに何かを塗り付けてくれる感触に全神経を集中させつつ、身じろぎしないよう堪える。
そのまま指を捻じ込んで欲しいが、もちろんそんな単純な刺激をくれるはずなどなくて、指はすぐにそこから離れていった。
それ以上はアヌスには興味がないと告げるかのように、工藤の視線は既に吸引器に吸い出された雛木の乳首に移っている。上下左右と確認し、頃合いだと思ったのか、ちゅ……と音を立てて乳首の吸引機が外された。
そこにあったのは、真っ赤に腫れあがっててらてらと光る、男の物とは思えない大きな乳首だった。
この一週間弄り続けたせいで、以前同じ吸引器を使われた時よりも遥かに大きく突き出してしまっている。塗り込まれたクリームによって、しっとりと艶を帯びて余計に淫らだ。それは自分自身ですら、指先で転がし、できることなら吸い付いて舌でこりこりと感触を味わってみたいと思ってしまう造作だった。
けれど、縛られた身では触れることも叶わず、工藤の更なる責めをただ待つことしかできない。
冷たい空気の中で固く凝った無防備な乳首は、工藤の手によって注意深く小ぶりなクリップで挟まれた。
「ふっ……ぅ……」
痛みで思わず漏れた声を掻き消そうとするように、ハッハッと短い息をつく。自分の胸を見下ろせば、クリップは乳首の根元を残して、真ん中から先を潰すように取り付けられている。
以前は根本だ先端だと区別のつかないわずかな引っ掛かりのような突起だったのに、今はどの部分を挟むか調節できてしまうような大きさになっていることを改めて思い知らされる。その分敏感になった乳首は、クリップに押し潰される単純な刺激でも酷い痛みを感じたが、そこには同時に強い疼きも生じ、ペニスもアヌスもひくつきが止まらなくなってしまう。
このままクリップを引っ張るのなら早くしてほしいと焦れる雛木をよそに、工藤はゆったりとした動作でボストンバックから極々細い麻の紐の束を取り出した。
今まで工藤が使ってくれた麻縄の中で一番細く見える。裁縫の糸よりは太いが、毛糸よりは細く、ちょうどタコ糸のような太さだった。
どう使うのかと思って見つめていた視線が物欲しげに見えたのか、工藤はその紐の束ですっと雛木の頬を撫でた後、下着からはみ出したペニスの先端をパシッと叩いた。
「はっ……うぅ……」
バラ鞭に似た刺激に、吐息混じりの悲鳴を何とか飲み込む。今の一撃で滴が散らされたのに、透明な液体がまたぷくりと盛り上がり、はしたなく先端を濡らす。
あと数度打ってもらえたらいけそうなのに、与えられた痛みは一度きりで、切なくて鼻の奥がツンと熱くなった。
もっとしてほしいと乞うことも、腰を揺することも許されておらず、雛木はただじんじんとした痛みと熱に眉を寄せて耐えるしかない。
雛木をこんなにも感じさせながらも、工藤はいつも以上に無表情だった。クリップによって長さを留めつつ根本が露出した状態になってる雛木の乳首に、慎重に麻紐を巻き付け始める。
根元を幾重にも頑丈に巻くと、クリップを一旦緩めて少しだけ先端に移動させ、また挟み込む。そうして少し露出した乳首に徐々に紐を巻きつけるのだ。
いくら大きくなったとはいえ男の乳首なので、そうしないとすぐに紐が外れてしまってしっかり巻けないのだろう。クリップを緩められる刺激は気持ちよくはあったが、紐で血流が阻まれているのか、いつものような血が流れ込んでくるじんとした快感は小さかった。
そのまま絞り上げるように先端に向け隙間なくぐるぐると均等な力で巻いて、強く戒められていく。血が止まる強い締め付けに、先端の色がみるみる赤黒く変色していくのが見えた。
それでも構わず巻き付け、ごくわずかに先端を残して麻紐の繭のようになった時には、既に乳首はかなり絞り出されて長くなっていた。
見た事も無い卑猥な形に変えられていく乳首をつぶさに観察しながら、雛木はじんじんとする痛くて気持ちいい刺激に眉根を寄せて耐える。
確かめるようにくっくっと引かれると、わずかに露出した先端が腫れ上がってストッパーの役割を果たしているのか、麻紐はびんっと乳首を引っ張り、抜けることはなかった。
自分の乳首が締め上げられ引っ張られる光景は、眩暈がしそうな程に雛木の被虐心を刺激し、その奴隷らしい扱いに体中がずくずくと疼いて堪らない。工藤に見てもらうために選んだ卑猥な下着は、先走りで濡れ、いつのまにかぐっしょりと重くなっていた。
これから行われる責めで皮膚が切れたりしないよう、潤して柔らかくしてくれているのだということはわかる。けれど、ただでさえ真っ赤に腫れ上がっている乳首を、工藤に手ずから揉み込まれるとなれば、感じないはずがない。
かろうじて声を殺せたものの、雛木の上体はびくんびくんと揺れ、吊られた麻縄にギシギシと軋みを上げさせてしまった。
「じっとしていられないなら、ここで止めにしますよ」
もちろん止めて欲しくなどない。だが、ひとたび返事をすればとめどなく嬌声が迸ってしまいそうで、雛木は首を振り、目線で必死に訴えた。
「乳首を虐めてほしいなら、しっかり胸を突き出しなさい」
羞恥に身を焦がしながらも、雛木は顎を上げ、命令通り精一杯胸を張る。触ってほしいと凝る乳首は、望みどおり工藤の手でぐにぐにと揉まれ、強めの力で摘み上げられた。
簡単にいってしまいそうなその強い刺激に、雛木は口を悲鳴の形に大きく開きながら痙攣し、はみ出したペニスからだらだらと涎を零すしかない。
「さて、ここからが本番です」
途端に、右の乳首を強い痛みと快感が襲う。
「っ……!」
いつの間に用意したのか、雛木の右の乳首には吸引器が付けられていた。その刺激は、指で揉まれるのに比べれば弱くはある。しかし、透明な筒いっぱいに吸い上げられた真っ赤な乳首は、見た目がとにかく卑猥すぎる。
同じように左の乳首にも吸引機がつけられ、仕上げとばかりに指先で弾かれると、雛木はびくびくと全身を揺らし歯を食いしばった。
「あなたはこの一週間、自慰をしなかった。そうですね?」
優しい小声の問いかけに、両の乳首を吸い上げられた情けない格好のままガクガクと頷く。
我慢したんです、ペニスもお尻も一度も触っていないんです。
そう涙目の視線で訴えると、工藤は満足そうに微笑んだ。
「いい子ですね。見せてごらんなさい」
吸引器に吸い出される乳首はそのままに、工藤の手が雛木の下着に伸びる。金色のジッパーを指先で上から下へとなぞられる感触が、ダイレクトにペニスの裏筋に伝わり、雛木は顎を上げて甘い声を飲み込んだ。
ジッパーを辿る指が雛木の股の下を通り、袋をかすかに擽る。その時ふと工藤の指が止まり、くすりと笑った気配がした。
わずかな刺激にも喜んで涎を垂らすペニスを笑われているのかと訝っていると、唐突に毛羽立った感触がアヌスを掠める。
「ぅんっ」
思わず小さな呻き声を上げてしまい、慌てて尻を顧みようとするが、両腕を頭上に固定されていて果たせない。
「ここだけジッパーを開けておくだなんて、どれほど触って欲しいんですか。はしたない子だ」
指摘され、羞恥に眉根を寄せる。緊張と興奮ですっかり忘れていた。そう、自分でもみっともないと思うが、こうしておけば、工藤が弄ってくれると思ったのだ。
雛木の思惑通り、工藤は厳しい目元を和らげた。
「ええ、はしたない子は好きですよ。ここはホテルまでおあずけにしようと思っていましたが、ご褒美に少し可愛がって差し上げましょう」
言うなり、ジッパーが開かれたわずかな隙間に、柔らかいがちくちくする何かが差し込まれ、アヌスを擽った。おそらくこの感触は、毛羽立った麻縄の先端だ。
「……っ……」
声をこらえ、尻をもじつかせる。微かな刺激は、敏感な粘膜に痒みをもたらした。ネットカフェのトイレで施した浣腸によって盛り上がってしまった縁が、わずかな刺激ですら貪欲に快感に変えようとする。
しかし、雛木が欲する追い込まれるような悦楽にはほど遠い。もっと強く押し付けて、捻じ込んでほしい。そう思った途端、刺激が止んでしまった。
これでご褒美は終わりだろうか。まさかホテルまでお預け? そんなの、耐えられそうにない。
無意識に、尻をわずかに突き出した。それに呼応して、手首を吊った麻縄がぎしりと軋む。その音は工藤にあっさり聞き咎められて、髪の毛を鷲掴みにされ、首が反るまでグイッと引っ張られてしまった。
叱られる、と身を竦めた雛木の耳に、熱が宿る。工藤の唇が、雛木の耳に触れそうなほど近くから、甘い毒を流し込んだのだ。
「縄の軋む音は意外と響きますから、じっとしていなさい。ホテルに着くまでいい子にしていられたら、バイブレーターを突っ込んだまま、お尻が真っ赤になるまでパドルでぶって差し上げます。だから、我慢できますね?」
雛木の目が見開かれ、呼吸を奪われたかのように、口がひゅっと音を立てて空気を吸い込んだ。両足が、跨いだ便器に縋るようにガクガクと戦慄く。
アヌスを押し広げられ、その奥深くを抉られながら、それ以外の場所を惨く苛め抜かれるのがたまらないのだと、工藤にはとっくにばれているのだ。
淫靡なご褒美を想像しただけで快感の波に浚われた雛木を見て、工藤が吐息だけで笑った。
「いい子にしています……。我慢します……」
夢見るように小声で誓う。それはもはやバイブをぶちこんでパドルでぶってほしいというおねだりに他ならないが、雛木にはもうそこに羞恥を覚える余裕すらなかった。
向かい合ったまま抱きしめるように腕を回して、工藤がアヌスに何かを塗り付けてくれる感触に全神経を集中させつつ、身じろぎしないよう堪える。
そのまま指を捻じ込んで欲しいが、もちろんそんな単純な刺激をくれるはずなどなくて、指はすぐにそこから離れていった。
それ以上はアヌスには興味がないと告げるかのように、工藤の視線は既に吸引器に吸い出された雛木の乳首に移っている。上下左右と確認し、頃合いだと思ったのか、ちゅ……と音を立てて乳首の吸引機が外された。
そこにあったのは、真っ赤に腫れあがっててらてらと光る、男の物とは思えない大きな乳首だった。
この一週間弄り続けたせいで、以前同じ吸引器を使われた時よりも遥かに大きく突き出してしまっている。塗り込まれたクリームによって、しっとりと艶を帯びて余計に淫らだ。それは自分自身ですら、指先で転がし、できることなら吸い付いて舌でこりこりと感触を味わってみたいと思ってしまう造作だった。
けれど、縛られた身では触れることも叶わず、工藤の更なる責めをただ待つことしかできない。
冷たい空気の中で固く凝った無防備な乳首は、工藤の手によって注意深く小ぶりなクリップで挟まれた。
「ふっ……ぅ……」
痛みで思わず漏れた声を掻き消そうとするように、ハッハッと短い息をつく。自分の胸を見下ろせば、クリップは乳首の根元を残して、真ん中から先を潰すように取り付けられている。
以前は根本だ先端だと区別のつかないわずかな引っ掛かりのような突起だったのに、今はどの部分を挟むか調節できてしまうような大きさになっていることを改めて思い知らされる。その分敏感になった乳首は、クリップに押し潰される単純な刺激でも酷い痛みを感じたが、そこには同時に強い疼きも生じ、ペニスもアヌスもひくつきが止まらなくなってしまう。
このままクリップを引っ張るのなら早くしてほしいと焦れる雛木をよそに、工藤はゆったりとした動作でボストンバックから極々細い麻の紐の束を取り出した。
今まで工藤が使ってくれた麻縄の中で一番細く見える。裁縫の糸よりは太いが、毛糸よりは細く、ちょうどタコ糸のような太さだった。
どう使うのかと思って見つめていた視線が物欲しげに見えたのか、工藤はその紐の束ですっと雛木の頬を撫でた後、下着からはみ出したペニスの先端をパシッと叩いた。
「はっ……うぅ……」
バラ鞭に似た刺激に、吐息混じりの悲鳴を何とか飲み込む。今の一撃で滴が散らされたのに、透明な液体がまたぷくりと盛り上がり、はしたなく先端を濡らす。
あと数度打ってもらえたらいけそうなのに、与えられた痛みは一度きりで、切なくて鼻の奥がツンと熱くなった。
もっとしてほしいと乞うことも、腰を揺することも許されておらず、雛木はただじんじんとした痛みと熱に眉を寄せて耐えるしかない。
雛木をこんなにも感じさせながらも、工藤はいつも以上に無表情だった。クリップによって長さを留めつつ根本が露出した状態になってる雛木の乳首に、慎重に麻紐を巻き付け始める。
根元を幾重にも頑丈に巻くと、クリップを一旦緩めて少しだけ先端に移動させ、また挟み込む。そうして少し露出した乳首に徐々に紐を巻きつけるのだ。
いくら大きくなったとはいえ男の乳首なので、そうしないとすぐに紐が外れてしまってしっかり巻けないのだろう。クリップを緩められる刺激は気持ちよくはあったが、紐で血流が阻まれているのか、いつものような血が流れ込んでくるじんとした快感は小さかった。
そのまま絞り上げるように先端に向け隙間なくぐるぐると均等な力で巻いて、強く戒められていく。血が止まる強い締め付けに、先端の色がみるみる赤黒く変色していくのが見えた。
それでも構わず巻き付け、ごくわずかに先端を残して麻紐の繭のようになった時には、既に乳首はかなり絞り出されて長くなっていた。
見た事も無い卑猥な形に変えられていく乳首をつぶさに観察しながら、雛木はじんじんとする痛くて気持ちいい刺激に眉根を寄せて耐える。
確かめるようにくっくっと引かれると、わずかに露出した先端が腫れ上がってストッパーの役割を果たしているのか、麻紐はびんっと乳首を引っ張り、抜けることはなかった。
自分の乳首が締め上げられ引っ張られる光景は、眩暈がしそうな程に雛木の被虐心を刺激し、その奴隷らしい扱いに体中がずくずくと疼いて堪らない。工藤に見てもらうために選んだ卑猥な下着は、先走りで濡れ、いつのまにかぐっしょりと重くなっていた。
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