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 紫の瞳に灯る淫靡な光。氷の、という二つ名はどこへ行ったのか。
 いや、他人にはこんな顔はしないようだから、巷の人々にとっては今も「氷の騎士」なのだろう。
 
 でも私にしてみればこのひとは、ある意味もっとも危険な。

 「……シグルド様からの贈り物ですか?」

 オルギールは優しく囁いた。
 
 「そう。ウルブスフェルで買い求めて下さったと聞いた」

 私はオルギールの眼に宿る危険な光に気づかないふりをする。
 へんにどきどきしたり赤くなったりしてはいけないのだ。
 冷静、平静、とおまじないを唱えながらも、顔を覗き込まれると反応に困るのでそっぽを向く。

 「明日、お昼をご一緒するときにしてほしいのですって。返してくれる?」
 「お返ししますよ」

 オルギールは箱を渡してくれる、のかと思いきや、中の指輪を抜き、私の手をとった。
 私の右手の真ん中の指にそれを嵌める。

 公爵様は隅に置けない。計ったようにぴったりだ。

 「よくお似合いです」
 「ありがとう」
 「とても美しいですね」
 「そうね」
 「同じ赤でも紅玉(ルビー)や紅玉髄(カーネリアン)などよりも。脇を固める金剛石(ダイヤモンド)よりも。どんな貴石よりも美しい」
 「……」

 オルギールは指輪を嵌めた私の手をゆっくりと自分の口元に引き寄せた。
 彼の手はひんやりと冷たいのに、言葉も視線も熱っぽい。

 お膝抱っこされたままいつまでも首を捩じって顔を背けているのも疲れてくるので、オルギールの顔を怖いもの見たさの心境でそっと伺うと、

 「リア」

 ぴったりと目があってしまった。
 
 見なきゃよかった、と激しく後悔すると同時に、ねっとりとまず手の甲に舌が這わされた。
 私を見つめたまま舌を伸ばす様は、ただそれだけのことなのにとてつもなく淫らな恥ずかしい気持ちにさせられる。

 「……リア、なぜ先ほど私に指輪を見てはいけないと?」

 ぺろり、とまたひと舐めされた。
 目が離せない。顔を背けるべきだと思うのに見てしまう。見ていたい。オルギールの顔を。
 視線だけで犯されるような瞳を。

 「なぜ、リア?」
 「だってオルギール。私が男のひとから何か頂くと怒るんだもの」

 焦っているわりには一応もっともらしいことを言うことができた。
 オルギールは軽く瞬きをして私を見返す。

 「私が、あなたに怒る?いつ?」
  
 自覚無しですか!?
 本気か、と言いたい。

 まさかの返しに言葉を失うと、

 「今の衣裳も宝石も。あなたが身に着けているものはいつも全て公爵様方の贈り物でしょう?」

 ……そうきたか。
 私の手を握ったまま真顔で言っている。
 
 「ラムズフェルド城に来られてからはやたらに緑系が多いのは気になりますが、まあ仕方ないでしょう。いちいち公爵様方の贈り物に目くじらを立てた覚えはありませんが」
 「でもあなた、ウルブスフェルでっ……!」

 勢い込んで言ったはいいが、これがまずかった。
 「怒ると思ったんだもの」とかもう一度言って収拾しておけばよかったのに。

 「ウルブスフェルで?」

 オルギールがまたひっそりと笑みを浮かべる。
 きゅう、と絶妙な力で手を握られる。

 「……ああ、あの男もあなたに贈り物を。よりにもよって珊瑚を贈ったのでしたね。どうせ自分の瞳の色のつもりで」
 「……」
 
 嘲笑するようなオルギールの声。私以外の対象について語るときには無表情、無感動なのに、なぜか彼に対してだけはいつもこうだ。
 侮蔑というか嫌悪というか。

 収拾の機会を自分からたたき折ってしまった。
 激しく後悔するも、遅すぎる。オルギールには明らかにまた不穏なスイッチが入っている。

 ちゅ、とくちづけを落された。
 ……珊瑚の指輪の上に。

 「珊瑚の本当の美しさを知らないくせに」
 
 再び、くちびるを押しあてられた。もう一度、珊瑚の上に。
 
 顔もからだも火照ってくる。手を握られて指輪や手の甲にくちづけされているだけなのに。
 貴婦人への儀礼的な所作に。
 いちいち考えるからいけない。なのに、私の頭も、からだも……。

 「シグルド様はお目が高い。いい珊瑚ですね。……真っ赤で、色も形も最高に美しい。……こうしてくちづけて濡れて光るとまた格別」
 「ちょっと、オルギール、そのへんで……」

 もう降参するしかない。
 あまりに卑猥さに見ていられないし聞いてもいられない。
 それに、公爵様方やオルギールにさんざん開発されたからだは反応してしまっているのだ。

 尖らせた紅い舌が珊瑚の上を這いまわる。
 チロチロと蛇のように舐めたかと思えば唇に含ませて軽く吸い上げる。
 たまに、私の指の股をなぞり、甲を舐め上げる。そしてまた珊瑚に戻る。

 変態だ。
 オルギール・ド・カルナック。このひとは紛れもなくど変態だ。
 天才とナントカは紙一重、というけれど、ナントカ、にはこの場合「変態」という言葉を充てよう。
 
 情けないことに、その変態行為によってあらぬところが反応してしまって、もぞもぞと膝の上で体をゆすりながらも、かろうじてなんとか理性を保つ脳味噌を振り絞った私は、

 「オルギール、あなた変態です」
 
 ついに、はっきりと言ってやった。
 
 「変態?」

 オルギールは色っぽい流し目を向ける。
 もちろん、私の手に指輪に舌と唇を遊ばせたまま。

 まるで動じる素振りがないことに軽く眩暈を感じながらも、私はさらに勇を奮って言った。

 「そう、変態です。何を考えて私の手や指輪を舐め回すの?」
 「美しいから」

 オルギールは即答した。
 力が抜ける。……なぜ、この状況で即答できるのだ。

 「美しいと舐めるの?」
 「対象は限定されますよ」
 「それが私の手や指輪なの?」
 「そう。……というより」

 舌が引っ込められた。
 ぐいとさらに手を引かれ、今の今まで指輪と手を行き来していた唇が私のそれに近づいてくる。

 まだくちづけのほうがいい。まともだ。
  
 私は目を閉じてそれが重なるのを待ったのだけれど。

 「体調が悪いあなたに無理をさせられないでしょう?」

 吐息がかかり、唇がかすかに触れ合う距離で、オルギールは言った。
 くちづけのほうがいいのに。触れるか触れないかのこの距離はかえってもどかしくていたたまれなくて私は無意識にからだを捩る。

 「私だって好き好んでこんなことをしているのではないのですよ。これでも気を遣っていますのに」
 「気を遣うなんて」
 
 私は弱々しく抗議した。
 自制、とか気を遣う、とか。オルギールの言うそれと私の認識では相当のずれがある。
 一度はっきりさせなくてはと思ったままいつも流されている。

 「気なんか遣ってない」
 「あなたの中に入るのは勿論、最も美しいものを味わってもいないし見てもいない。代わりにあなたの手と指輪にくちづけているだけですよ。それのどこがいけないのですか?」
 「だってオルギール、あなたなんかすごくイヤらしくて」
 「だから濡れてしまった?」

 ちゅ、とようやく一度、唇が重ねられた。
 待っていたものだけれど、発言はとんでもない。
 恥かしくて改めて目を逸らそうとしたけれど、手を引き寄せられ、膝の上ではどうしようもない。

 「愛しいリア。……私は指輪と手にくちづけていただけなのに、感じてしまったのでしょう?」
 「ばか、ど変態の意地悪オルギール!ばかばかばか!!」

 私は口汚く罵り、必死で足をばたつかせた。
 このままでは間違いなくヤられる。「ヤらしいこと禁止!」と言ってあるけれどあなたが望んだとか勝手なことを言うに決まっている。さすがに、庭園での一件以来、微熱が出たり引っ込んだりは本当のことなので最後までは致さないかもしれないけれど、指とか口とか駆使してヤられる流れだ。

 「下ろしてよ!」
 「嫌ですね」

 ぎゅう、と私の腰を拘束する手に力が込められた。
 私の手はようやく解放された。
 けれど、その手が私の踝を撫で、衣裳の裾の中に滑り込んでくる。

 ぶるぶる、とからだが震えた。
 オルギールの与える快楽を、からだは完全に覚えていて、期待して、さらにそこが潤むのがわかる。

 だめだ。
 いつもいつも快楽漬けにされるのはたまには回避しなくては……!

 「……オルギール、お土産!!」

 錯乱したように、私は叫んだ。

 自分で叫んでハッとする。
 そして、そのひとことでかなり正気を取り戻す。

 「……姫様、お声が聞こえましたが」

 ケイティが戸口から声をかけてくる。
 
 ナイス、ケイティ!

 「何かご用でも?」
 「あの、ケイティ」
 「用はない。……歓談していて少し声が大きくなられただけだ」

 私が言うより先に、オルギールは平然と言い放つ。
 ちょっと!と咎めだてをしようにも、私はオルギールの膝の上。「歓談」はケイティの中ではやむなしと判断したらしい。

 私の衣裳が乱れているわけでもなく(当然、裾からオルギールの手は抜かれている)、有能な侍女は瞬時に事態の緊急性をはじき出した結果、したり顔で頷いた。

 「ご歓談のお邪魔を致しまして申し訳ございません。……それでは」
 「ちょ、待って」

 ケイティ、もう行ってしまった!
 どこまでオルギールに懐柔されたのだ!またはタッグでも組んだのか!?

 「……さて」

 オルギールはもう一度私に向き直った。
 さすがに目の光は先ほどまでと異なり、平常な感じだ。
 でも油断はできない。このひとは切り替えが早いのだ。
 
 一方、私はけっこう冷静さを取り戻している。反応しつつあったところも正常になった。

 「邪魔が入りましたが」

 オルギールは私の鼻先にくちづけた。

 「気持ちよくして差し上げましょうか」
 「いえ、結構」

 私はお断りをして、オルギールの比類なく整った顔を至近距離で見つめた。
 オルギールも一応冷静になったのだろうか。気を悪くした様子もなく、宝石のような瞳に私を映して私の次の言葉を待ってくれている。
 
 ずっと言わなきゃと思っていたこと。
 ウルブスフェルのお土産の所在。
 アルフへの借金の返済。

 それらを思い出し、私は一気にオルギールに語った。
 アルフが私に贈り物をしたことばかりに焦点があてられ、オルギールが暴走した上、アルバへ帰還後、多忙となったオルギールと離れ離れになったので宙に浮いていたのだ。

 「……だから、オルギール。今度お土産を持ってきてくれる?」
 「まあ、それはかまいませんが」

 オルギールの口調は微妙だ。

 「あの男の贈ったものを身に着けたいから、ではないのですね?」
 「そうではありません」

 ごめんなさい、アルフ。
 本当は身に着けたい。あれはとても素敵だった。でも、とりあえず取り返さないとお話にならない。

 私は心の中で詫びつつオルギールにくっついて言った。

 「私のもあるけれど、皆様へのものもあるから。私が選んだの。オルギールのもあるんだから。見たいでしょう?」
 「頂きたいですね、それは」

 さすがにほんの少し、私にしかわからない程度に、声音が優しくなった。

 「じゃあ明日持ってきましょう」
 「忙しかったら誰かに渡して届けさせても」
 「私が持ってきます」

 ちゅ、とまたくちづけされた。

 忙しいだろうに。
 オルギールにせよ公爵様方にせよ、本当にマメだと思う。
 
 そのままいつものちゅっちゅになる前にもうひとつはっきりさせなくては。

 「オルギール。そのお金、借りっぱなしなの」
 「あの男に?」
 「他にいないでしょう?」
 「……」
 
 くちづけの雨はやまない。でもなんとなくまた纏う空気の温度が低下したようだ。

 「借金したままお土産渡すのも心苦しいのだけれど、覚えているうちに渡さないとどっかに失くされそうで」
 「私は失くしませんよ。あなたとは違って」
 
 こういうところ、オルギールは容赦がない。
 でも本当のことだからここはおとなしくしなくては。気が変わって「今度にしましょう」とか言われたらイヤだ。

 「まあね、あなたに預けたら間違いないのはわかっているけれど。……とにかくアルフには借金があるの。まあまあの金額だと思う。シグルド様も買い物をするようなお店のものだから」
 「でしょうね」

 ちら、と指輪にオルギールの視線が流れる。
 ……怯んではならない。

 「彼は実家で療養しているとレオン様が言っていらした。お金、返しに行ってもいい?」
 「なりません」
 
 瞬殺だ。
 取り付く島もないとはまさにこのことだ。
 ……負けてはならない。

 「じゃあ、いつ返せばいい?心苦しいのよ」
 「利子でもたっぷりつけて人をやって返させましょう」

 オルギールは冷たく言い放った。
 ……なんてことを言うのだ。

 「アルバにも支店がある店でしょう?そこで値段を調べさせますから私が返金を」
 「あなたが返金してたらお土産を買った意味がないじゃない!」

 ぺし!とオルギールの胸を思わず叩く。
 地味に痛い。硬い。
 思わず手をさする私を、オルギールはなんとも甘い瞳で見下ろす。

 「あなたが選んで下さった。それで十分なのに」
 「ひとに買わせて‘はいお土産!’っていうのは私は納得できないの」
 「リアは律儀ですね」
 「それが普通なの」

 ああもう。オルギールの思考にはしばしばついてゆけない。

 ともすれば甘ったるい雰囲気になるのを押し留め、私はオルギールを振り仰いだ。

 「ねえオルギール。彼にお礼を言ってちゃんと返したいの。どうせ、利子、なんて受け取ってくれないだろうから額面通りか、ちょっと多めに。少なくともきちんとお礼を言いたい」
 「礼など」

 オルギールは鼻先で受け流す。普通のひとなら鼻を鳴らしただろう。

 「あなたと街歩きをして有頂天だったでしょうに。店ごと買ってほしいと言われても何とかしたかもしれませんよ」
 「オルギール、真面目に聞いて」

 叩くと痛いから今度はオルギールの腕をつかんで揺さぶった。
 ……というか、揺さぶれなかったけれど。梃子でも動かない。

 「彼の実家へ行くのはあきらめるから。だったら彼が登城したら返金したい。それでいいでしょう?」
 「……」
 「どうせ怪我が治ったら登城するのでしょう?論功行賞があるでしょうし、彼もきっとレオン様に薬のお礼を言いに来るはず」
 「まあ、そうですね」
 
 常に冷静で明快なオルギールの返答が一瞬の半分くらい、遅れた。
 ……と、いうことは。

 ぐわし、ともう一度オルギールの腕を握る手に力をこめる。
 この機を逃してはいけない。

 「もう登城予定日、決まっているのではないの?そういえばそろそろじゃない?いつ?」
 「五日後です」

 無表情、無感動が常のオルギールだけれど、この時ばかりは確かに仏頂面に見えた。
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