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カランカラン、と鈴の音がした。客が入ってくるとわかるように扉にとりつけてあったらしい。
「いらっしゃいませ」
飴色に光る木の椅子に腰かけていた男性が、私たちを迎えるために立ちあがった。
港町らしからぬ、と言っては失礼だが、なかなか洗練された物腰の主人のようだ。
白いものの混じり始めた髪を、すっきりと短く整え、仕立てのよさそうな白いシャツにあわせた、濃灰色のズボンはラインが整っていて、膝が抜けていることもない。
ゆったりと微笑みながら、着衣と同じ濃灰色の目をちょっと見開いて、
「これはまたお美しい方々。……もしや、アルバからお越しで?」
「まあな」
アルフは軽く受け流した。
この時期である。アルバから来た、ということは、グラディウス軍かと言われているのと同義だ。
詮索好きな宝飾店の店主などごめんだな!と一瞬身構えてしまう。
身分のある者は(一応、私はそういう立場になってしまった)、むやみに氏素性を明らかにするべきではない。ましてや、ここは遠征先。アルバではない。
「それはまたようこそいらっしゃいました。……何か、お探しの物でも?」
出身地の話はさらりと終わった。私の杞憂だったらしい。彼は穏やかに尋ねた。
「お好みのものを仰って頂ければ、お持ち致しますが」
「彼女に似合う首飾りが欲しい」
「かしこまりました。揃いの指輪なども、お持ち致しましょうか」
「任せる」
ちょっと、アルフ。
なんですか、その気前のいいお話ぶり。お値段、見ないんですか。
大騒ぎするのも野暮だし、第一、彼の顔を潰すし。でも。
私は多少うろたえ顔に、そっとアルフの袖をひっぱったけれど、彼は完全にスルーだ。
店主も、どうせ気づいているのだろうに慇懃に一礼して、しばしお待ちを、店内の商品もごゆるりとご覧下さい、と言って店の奥に消えた。
「アルフ、私、高価なものは頂けません」
「心配するなって」
首を捩じって店内を見回しながら、アルフは言った。
「身上潰すような買い物はしねえよ。それに、向こうだって商売人だ。こっちの懐具合を想像したうえで、それに見合ったものを出してくるさ」
「……まあ、それはそうだろうけれど」
私は不承不承頷いた。
確かに、一流の店ほど、良くも悪くも客を見る目、というか、客の懐具合を測る力は大したものだ。やみくもに売りつけようとはしない。実際の予算より、ちょっと頑張ったら買える、というレベルの物を上手に勧めてくる。
だが、そうは言っても「買ってもらう」のを前提にしているのに、こういう買い物の仕方はなんだかぞわぞわする。
元の世界では、高額なものは自分でバンバン買っていたし、こちらへ来てからは、なんせパトロンが最高権力者だ。感謝の念だけは忘れないようにしているとはいえ、どれだけ浴びるように贅沢品を与えられても、さすがに財布の中身の心配だけは全くする気にならなかった。
アルフは違う。私の想像では、懐のあったかい一般人(パンピー)、のお財布だと思うのだが。
「お姫様、これ似合いそうだ」
「!……アルフ、それダメ」
他のお客も店主もいないからよかったが、お姫様呼びはダメだ。
バカップルによるただの愛称、と思ってくれればいいが、客商売の人間の観察眼は侮れない。詮索されて困るわけではないとはいえ、私が今回の戦闘の指揮官のひとりとバレるのは好ましくない。噂では、私のことを、「グラディウスの姫将軍」、というあだ名もあるのだときいたこともある。
「そんな風に呼んじゃダメ」
「じゃあ何て呼べば?」
「そうねぇ」
私はほんのちょっと思案した。
……すぐ決まった。どうせ、今だけの呼び方だ。難しく考える必要はない。
私はリヴェア。始まりと終わりを採択。
「リアって呼んで」
「リア」
アルフは鸚鵡返しに一度言って、そのあと、紅い瞳を真っすぐに私に向けて、あらためてかたちのよい唇を開く。
「リア。リア。……リア」
ゆっくりと、噛みしめるように。私が、その場しのぎに思いついた、かりそめの名を、何度も何度も、繰り返す。
そして、ごつごつした手で、私の髪をひと房掬って、そっとくちづけを落とした。
きつい、切れ長の目は、切なくなるほど優しい、甘い色を湛えている。私が言うのもなんだけれど、溺愛する恋人に向けられる目、そのものだ。
……なんだか、くるしい。
いくら、感じろ、考え込むな、と言われたって。私は不器用な女だ。
私は、レオン様を愛している。オルギールのことでさえ、今朝方ようやく自覚したばかりだ。
それさえも、厳密に言えばまだ「愛している」と言えるのかどうか。好きだし、傍にいてほしい、離れないでほしい、とは切に願っているが(それこそが愛している、ということかもしれないのだけれど)、私のレオン様に対する感情、すなわち、無条件で、くっつきたい甘えたい擦り寄りたい、と言った、激しい情動が、オルギールに対してはまだないのだ。
まあ、時間の問題かもしれないが。
けれど、アルフは。彼がどれほど気持ちを捧げてくれても、私は何も返せない。
「……リア。元気出してくれよ」
やれやれ、といった体で、アルフは言った。
諭すような、宥めるような、話し方。
「俺は楽しんでる。俺の選んだもので、美人のリアをもっと綺麗にしたい。リアが欲しいものを買ってやりたい。……こんなの、どうだ?つけてみないか?」
いつの間にか下げていた視線をのろのろと上げれば、アルフは美しい首飾りをひとつ手にして、私の眼前で催眠術みたいにゆらゆらと揺らしていた。
「リアに似合うと思うんだが」
「……とても、お洒落」
私は思わずため息をついた。
この男には(にも、というか)かなわないな。降参。
ひとあしらい、とくに異性の扱いにおいてまるで経験値の異なる彼にとっては、私の愚かな葛藤などお見通しなのだろう。
それに、趣味がいい。私の好みど真ん中なものをセレクトしている。
葡萄の房のトップがついた首飾り。粒選りの、照りの美しい、小ぶりな黒真珠で葡萄の房が形作られていて、てっぺんに二枚の葉っぱが載っている。精巧な手彫りだろう。一枚は黒曜石、もう一枚は赤珊瑚。鎖は太過ぎず細過ぎない、凝った金鎖で、どうやら鎖だけでも利用できそうだ。
鏡の前で首元にあてがってみた。やはり、とても素敵ではあるけれど、あてがうだけでこういう意匠の首飾りを選んではいけない。葡萄の房が垂れさがるから、鎖の長さだけで判断すると、首にかけた後、トップの位置がずれてしまうのだ。
「ちょっとつけてみたいな」
「俺がつけてやるよ」
アルフは身軽に立ち上がって、私の後ろに回った。
いつも、装身具は侍女さん達に着けてもらっているから、今もありがたく手伝ってもらうことにした。
彼が、鎖を通しやすいように、両手で髪を持ち上げ、こころもち首を前に屈める。
眼前の鏡からは、ちょうど顔を逸らしたかたちになっていたから、鈍い私は気づかなかった。
──男に、うなじを晒すという行為が、どんなに無防備なものなのか。
髪で隠れるところに、真っ赤な花びらのような痕が、オルギールによって私の知らぬうちに刻印されていたことも。
そして、それを目にしたアルフが、血がにじむほど強く唇を噛みしめたことも。
「いらっしゃいませ」
飴色に光る木の椅子に腰かけていた男性が、私たちを迎えるために立ちあがった。
港町らしからぬ、と言っては失礼だが、なかなか洗練された物腰の主人のようだ。
白いものの混じり始めた髪を、すっきりと短く整え、仕立てのよさそうな白いシャツにあわせた、濃灰色のズボンはラインが整っていて、膝が抜けていることもない。
ゆったりと微笑みながら、着衣と同じ濃灰色の目をちょっと見開いて、
「これはまたお美しい方々。……もしや、アルバからお越しで?」
「まあな」
アルフは軽く受け流した。
この時期である。アルバから来た、ということは、グラディウス軍かと言われているのと同義だ。
詮索好きな宝飾店の店主などごめんだな!と一瞬身構えてしまう。
身分のある者は(一応、私はそういう立場になってしまった)、むやみに氏素性を明らかにするべきではない。ましてや、ここは遠征先。アルバではない。
「それはまたようこそいらっしゃいました。……何か、お探しの物でも?」
出身地の話はさらりと終わった。私の杞憂だったらしい。彼は穏やかに尋ねた。
「お好みのものを仰って頂ければ、お持ち致しますが」
「彼女に似合う首飾りが欲しい」
「かしこまりました。揃いの指輪なども、お持ち致しましょうか」
「任せる」
ちょっと、アルフ。
なんですか、その気前のいいお話ぶり。お値段、見ないんですか。
大騒ぎするのも野暮だし、第一、彼の顔を潰すし。でも。
私は多少うろたえ顔に、そっとアルフの袖をひっぱったけれど、彼は完全にスルーだ。
店主も、どうせ気づいているのだろうに慇懃に一礼して、しばしお待ちを、店内の商品もごゆるりとご覧下さい、と言って店の奥に消えた。
「アルフ、私、高価なものは頂けません」
「心配するなって」
首を捩じって店内を見回しながら、アルフは言った。
「身上潰すような買い物はしねえよ。それに、向こうだって商売人だ。こっちの懐具合を想像したうえで、それに見合ったものを出してくるさ」
「……まあ、それはそうだろうけれど」
私は不承不承頷いた。
確かに、一流の店ほど、良くも悪くも客を見る目、というか、客の懐具合を測る力は大したものだ。やみくもに売りつけようとはしない。実際の予算より、ちょっと頑張ったら買える、というレベルの物を上手に勧めてくる。
だが、そうは言っても「買ってもらう」のを前提にしているのに、こういう買い物の仕方はなんだかぞわぞわする。
元の世界では、高額なものは自分でバンバン買っていたし、こちらへ来てからは、なんせパトロンが最高権力者だ。感謝の念だけは忘れないようにしているとはいえ、どれだけ浴びるように贅沢品を与えられても、さすがに財布の中身の心配だけは全くする気にならなかった。
アルフは違う。私の想像では、懐のあったかい一般人(パンピー)、のお財布だと思うのだが。
「お姫様、これ似合いそうだ」
「!……アルフ、それダメ」
他のお客も店主もいないからよかったが、お姫様呼びはダメだ。
バカップルによるただの愛称、と思ってくれればいいが、客商売の人間の観察眼は侮れない。詮索されて困るわけではないとはいえ、私が今回の戦闘の指揮官のひとりとバレるのは好ましくない。噂では、私のことを、「グラディウスの姫将軍」、というあだ名もあるのだときいたこともある。
「そんな風に呼んじゃダメ」
「じゃあ何て呼べば?」
「そうねぇ」
私はほんのちょっと思案した。
……すぐ決まった。どうせ、今だけの呼び方だ。難しく考える必要はない。
私はリヴェア。始まりと終わりを採択。
「リアって呼んで」
「リア」
アルフは鸚鵡返しに一度言って、そのあと、紅い瞳を真っすぐに私に向けて、あらためてかたちのよい唇を開く。
「リア。リア。……リア」
ゆっくりと、噛みしめるように。私が、その場しのぎに思いついた、かりそめの名を、何度も何度も、繰り返す。
そして、ごつごつした手で、私の髪をひと房掬って、そっとくちづけを落とした。
きつい、切れ長の目は、切なくなるほど優しい、甘い色を湛えている。私が言うのもなんだけれど、溺愛する恋人に向けられる目、そのものだ。
……なんだか、くるしい。
いくら、感じろ、考え込むな、と言われたって。私は不器用な女だ。
私は、レオン様を愛している。オルギールのことでさえ、今朝方ようやく自覚したばかりだ。
それさえも、厳密に言えばまだ「愛している」と言えるのかどうか。好きだし、傍にいてほしい、離れないでほしい、とは切に願っているが(それこそが愛している、ということかもしれないのだけれど)、私のレオン様に対する感情、すなわち、無条件で、くっつきたい甘えたい擦り寄りたい、と言った、激しい情動が、オルギールに対してはまだないのだ。
まあ、時間の問題かもしれないが。
けれど、アルフは。彼がどれほど気持ちを捧げてくれても、私は何も返せない。
「……リア。元気出してくれよ」
やれやれ、といった体で、アルフは言った。
諭すような、宥めるような、話し方。
「俺は楽しんでる。俺の選んだもので、美人のリアをもっと綺麗にしたい。リアが欲しいものを買ってやりたい。……こんなの、どうだ?つけてみないか?」
いつの間にか下げていた視線をのろのろと上げれば、アルフは美しい首飾りをひとつ手にして、私の眼前で催眠術みたいにゆらゆらと揺らしていた。
「リアに似合うと思うんだが」
「……とても、お洒落」
私は思わずため息をついた。
この男には(にも、というか)かなわないな。降参。
ひとあしらい、とくに異性の扱いにおいてまるで経験値の異なる彼にとっては、私の愚かな葛藤などお見通しなのだろう。
それに、趣味がいい。私の好みど真ん中なものをセレクトしている。
葡萄の房のトップがついた首飾り。粒選りの、照りの美しい、小ぶりな黒真珠で葡萄の房が形作られていて、てっぺんに二枚の葉っぱが載っている。精巧な手彫りだろう。一枚は黒曜石、もう一枚は赤珊瑚。鎖は太過ぎず細過ぎない、凝った金鎖で、どうやら鎖だけでも利用できそうだ。
鏡の前で首元にあてがってみた。やはり、とても素敵ではあるけれど、あてがうだけでこういう意匠の首飾りを選んではいけない。葡萄の房が垂れさがるから、鎖の長さだけで判断すると、首にかけた後、トップの位置がずれてしまうのだ。
「ちょっとつけてみたいな」
「俺がつけてやるよ」
アルフは身軽に立ち上がって、私の後ろに回った。
いつも、装身具は侍女さん達に着けてもらっているから、今もありがたく手伝ってもらうことにした。
彼が、鎖を通しやすいように、両手で髪を持ち上げ、こころもち首を前に屈める。
眼前の鏡からは、ちょうど顔を逸らしたかたちになっていたから、鈍い私は気づかなかった。
──男に、うなじを晒すという行為が、どんなに無防備なものなのか。
髪で隠れるところに、真っ赤な花びらのような痕が、オルギールによって私の知らぬうちに刻印されていたことも。
そして、それを目にしたアルフが、血がにじむほど強く唇を噛みしめたことも。
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