溺愛三公爵と氷の騎士、と私。

あこや(亜胡夜カイ)

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生涯の推しに出会った侍女の話。~ミリヤムの一人語り~前編

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 わたしはミリヤム。
 名乗るほどの家名ではありませんが、ミリヤム・ザバスと申します。
 エヴァンジェリスタ公・レオン様の直轄領で‘ザバス商会’を営む両親がおりますが、縁あってアルバへ出て参りまして、さらに思いがけぬことで客間付きの侍女としてお勤めするようになって、もう早いもので五年もたちます。

 客間付き、と申しましても、公爵様はご自分の居城にはほとんど女性客の宿泊をお許しになりませんから(奥手なわたしには想像もつかぬことですが、妙齢の女性客は公爵様の居室へなんと夜這いをかけようとするのだそうです。恐ろしい事ですね)、わたしの役目はもっぱら登城された身分の高い女性の方々の昼間のお世話であったり、または迎賓館で宿泊をされる女性のお世話に出向したり、大広間の宴の際に、たまに助っ人として借り出されたり。

 栄華を誇る、活気あふれる豪壮なお城ではありますが、主たる公爵様のお人柄のせいか、とても居心地のよい職場でございまして、気の合う同僚にも恵まれ、わたしはエヴァンジェリスタ城に仕える侍女としてそれは楽しく、充実した毎日を送っていたのです。

 ──そう。
 わたしは今の生活に心から充足していたはずなのですが。

 「イイ彼とか夫ができれば完璧よね、あなたって」
 「うるさいわよ、ヘンリエッタ」

 わたしの目の前には果実酒のグラスを片手にニヤつく同僚がいます。
 とても珍しい、ありえない星の並びを鑑賞する宴は先ほど終わって、手伝いに出ていた同僚のヘンリエッタとともに引き上げてきたのですが、彼女はなぜかわたしの部屋に居座り、帰ろうとしないばかりか、失礼千万なことを口にするのです。

 「清楚系美人で頭もよくて。いいおうちの出だしお給金のいいところこのお城に勤めているのに男がいない」
 「たまたま御縁がないだけよ。男と寝るのが大好きなあなたと比べないで」
 「比べてないわ、ミリヤム」

 わたしも大概失礼な発言をしてしまったなと思ったのですが、ヘンリエッタは気にしていないようでした。
 
 「つくづく、しみじみ思っただけよ。わたしは男と寝るのは好きだけれど、一人だけを好きになることはできない。性分だから仕方ないと思ってる。たぶん、そうやって一生生きてく」
 「……」
 「でもミリヤム、あなたはさ」

 ヘンリエッタは空っぽになったグラスを脇へ押しやって、呟くように言うのです。
 からかっているだけかと思ったからムキになってしまったけれど、心なしか今日のヘンリエッタはあまり聞いたことがないトーンで話し続けています。

 「手厳しいわたしの目から見ても、あなたってイイ女なのに。どうして独り身なのかなと思って」
 「ほうっておいて、ヘンリエッタ」

 同僚の奇妙な声音を不審に思いながらも、わたしは語気を強めて言い返しました。
 「いい女」、など、誰に決められるものではない。定義できる言葉ではないでしょう。
 評価する人の価値観によって「いい女」かどうかは千差万別と言ってもよいのではないでしょうか。

 「ヘンリエッタ。あなたの言い方って、独り身なのはいけないことのように聞こえる」
 「そんなつもりで言ったんじゃないわ。あなたの価値に気づく男が出てこないのが不思議なの」
 「はいはい、ありがと」

 ヘンリエッタは酔っているのかもしれません。
 わたしも彼女もそれなりにお酒は嗜むほうなのですが、仕事の後で疲れていると確かに多少は酔いやすいものです。
 宴の後の明日、正しくは今日は公休のはずですから飲み明かしても構わないのですが、それにしても今日のヘンリエッタは変です。

 わたしは彼女の前の果実酒の瓶を片付け(彼女はそれこそ飲み明かす気だったのでしょうか。何本も持ち込んでいました)、おつまみを回収しました。

 「ヘンリエッタ、あなたもう自分の部屋へ戻ったら?疲れているのよ」
 「……見た?ミリヤム。あの、白い光。眩くて、目がくらむほどの光と星と……」
 「見たわよ、一緒にいたでしょ」

 星の並びは確かにみごとなものでしたが、ちょうど一直線に並んだらしい瞬間、あたりが真っ白になって怖ろしいくらいの静寂に包まれて。
 場がしらけるほどの光景で、あの後、公爵様方は早々と引き上げて行かれたのでした。

 「ねえヘンリエッタ、眠いならもうこの部屋で寝てしまってもいいから」
 「あの後ね、急にわたし思ったの。‘これで終わるはずがない’って」
 「……?」

 ヘンリエッタは、奇妙なことを奇妙な声音で言い始めました。
 果実酒の香りが強くなってきた息を大きく吐きながら、自分で自分に頷きかけています。
 
 真面目に相槌を打つのも馬鹿馬鹿しくなっていた私は、黙ったままヘンリエッタのために水でも汲んであげようと腰を浮かせたのですが。

 「っ!?ヘンリエッタっ」
 
 卓上の私の手を、なんといきなり握りしめたのです。
 
 「ヘンリエッタ、お水持ってくるからちょっと」
 
 私は彼女の手を引きはがそうとしましたが、女性とはいえ酔っ払いの、いえ、かなりお酒を過ごした彼女の手の力は強くて、結局彼女に好きにさせたかっこうのまま、私は再び腰を下ろしました。

 「ね、ミリヤム。凄かったわね、不思議だったわね」
 「……さっきの、あれね」

 ヘンリエッタはとろんとした目を細めて、楽し気に声を弾ませました。
 私の、少々ノリの悪い返答にも気を悪くする様子もなく、口元をほころばせています。
 
 「凄い光景だった。怖いくらいだったわ。でもね、終わったあと急にわくわくしてきたの!」
 「わくわく?」

 思わず、釣り込まれるように私は聞き返しました。
 水を飲ませなくちゃ、とか、彼女の寝具を整えてやらなきゃ、とか、酔っ払いの同僚のたわごとは話半分に聞きながら考えていたのですが、それにしても彼女の発言は斬新でした。

 「そう。……わくわく。さっきからずっと、この気持ちをどう表現したら正しいのかなと思ったのだけれど。……ミリヤム、あなたと飲んでお喋りしてたらわかったわ。‘降りてきた’の!これで終わるはずがない、わくわくするって!」

 ‘降りてきた’。
 思わず、私は固唾を飲みました。
 彼女の口からそれを聞くのは久しぶりです。 

 彼女いわく、急に思いついたりひらめいたりするのだそうですが、後になって、それが偶然とはいえないほどに現実となるので、家族と一握りの友人たちだけは、その‘降りてきた’に遭遇するとひと言たりとも聞き漏らすまいと耳を澄ますのだとか。

 私が初めて彼女の‘降りてきた’を耳にしたのは、まだ出会ったばかりの頃。「ミリヤム、あなた今度の富くじ買ったほうがいいわ」と、ずいぶん生々しい、金銭に関わることだったのですが、正気に返った彼女は「騙されたと思って買ってみて」と言ってくれて、その結果。

 ……人間、分不相応な金銭を手にするとろくなことはありません。
 私は得たものをぜんぶヘンリエッタに渡そうとしたのですが、「ミリヤムだからこうなったのよ」と言われてしまい、何か彼女が助けが必要なときに使おう、と自分の貯金とは別にとってあります。

 ──話が逸れてしまいました。
 とにかく、彼女の‘降りてきた’は、富くじのことだけではなく、その後もちょこちょこ発生し、いずれも当たる、というより、実際にそのとおりになるので、私はヘンリエッタに掴まれた手に自分の手を載せて、自分を落ち着かせるためにそっと撫でながら、

 「どんなふうにわくわくするの?」

 と尋ねてみました。

 「……私たち、素敵な方にお会いできるわ!」

 私の反応に気をよくしたのか、ヘンリエッタはますますご機嫌ににっこりとして言いました。
 ただ、‘降りてきた’時特有の、と表現するしかないのですが、焦点があっていない、というか、見えないものを見ているかのような、というか。
 不思議な目をどこかに向けたままです。

 恋多きヘンリエッタと堅物の私にとって共通の「素敵な方」とはどんな方なのだろう。
 内心、首を傾げていると、

 「男性じゃないの。このお城にね、素敵な女性がいらっしゃるの!」

 まるで掌をさすように彼女は私の疑問に答えてくれました。
 
 「素敵な女性?まさか」
 
 いつのまにか、私は前のめりになっていました。
 もう、彼女の酒臭い息など気にもなりません。

 「エヴァンジェリスタ公爵様が奥様を……?」
 「うふふ」

 このお城にお仕えする使用人たちは全て、敬愛する公爵様が愛する女性、妻となられる女性を待ち望んでいます。
 そして、数少ない女性の使用人である私どもは、その御方様にお仕えしたいと切望していますから、前のめりになるのも致し方ないでしょう。
 お美しく、賢く、稀代の名君として名高いレオン・エヴァンジェリスタ公爵様は、たまにお付き合いされる女性はいても、お心を傾ける方はおられないようでしたが。

 「ヘンリエッタ、教えて!公爵様の奥様はどんな方!?」
 「わからないわ」
 「ちょっ……」 

 あっさりと返されて、私はがっくりしました。
 撫でていた彼女の手を、ぺしんとぶったかもしれません。
 けれども、
 
 「素敵な方よ、とっても」

 わからない、と言ったくせに、ヘンリエッタはうきうきとそう続けるのです。

 「お綺麗で、お強くて、とてもお優しいの。私たちにもとっても気さくで」
 「ヘンリエッタ、それって」

 私どもがお仕えしたい、理想の女主人を述べているだけじゃないのか。
 いくぶん冷静になった頭で、私は脳内ツッコミを入れました。
 けれども、彼女の‘降りてきた’は外れた例がないですし、聞いておきたい、知りたいのはもちろんですから、私は口を噤んであとに続く言葉を待ちます。

 「──素敵な方よ。皆様、夢中になるわ。溺愛、って感じ」
 「……」

 溺愛、は素敵なのですが、‘皆様’?

 「公爵様方、全員が夢中になるの。カルナック大佐までよ!皆様、全力で愛しまれて……素敵。わくわくする。私たち、その方にお仕えするの。お綺麗に、かっこよくなって頂くお手伝いをするのよ!お身の回りのお世話をさせて頂くのよ!……ああもう、本当に幸せ。一生、ついていきたい。お仕えしたい。離れたくないわ」

 公爵様方全員、とか、あの‘万能の人’、カルナック大佐様まで、というのがわけがわからないですが、最後はヘンリエッタ自身の熱烈な告白みたいに聞こえました。彼女は男性が好きなはずなのに。

 「あなたもよ、ミリヤム」
 「え?」
 
 彼女の声が、突然現実味を帯びたものになりました。
 反射的に聞き返すと、依然として奇妙に焦点の合わない瞳を、それでも正面から私に向けています。

 「ミリヤム、他人事じゃないのよ、あなたもよ。わくわく、楽しいことの始まりなの!公爵様方とカルナック大佐様、皆様に溺愛される素敵なその方に私と一緒にお仕えして、心も、なんなら自分の命だって捧げたい、って気持ちになるんだから!忙しくなるわ!楽しみね!!」
 「ヘンリエッタ……」

 茫然と呟く私の前で、彼女はかくんと首を前に垂れ、じきにすうすうと寝息をたて始めました。

 ようやく力の抜けた彼女の手をほどき、そっと膝の上においてやると、とたんに彼女は左右にゆらゆらし始めたので、私はあわてて手近なクッションを卓上に置き、そっと彼女の背を押して、クッションに頭を載せてやりました。
 起きたまま‘降りて’きて、その後すぐ正気に戻る時もありましたが、一番多いのは、降りてきて色々語ったあと短い居眠りをするので、ちょっとの間なら不安定な姿勢でも寝違えるようなこともないでしょう。

 私は杯に残っていた果実酒を口にして、彼女の言葉を反芻することにしました。

 公爵様方、カルナック大佐様までが夢中になる方。
 一人の女性を争うのでしょうか。
 鉄の結束、と言われるグラディウス公国が内紛にでもならないかと心配なのですが、彼女の言葉からすれば不穏な気配は微塵もありません。
 
 それよりも、「素敵な方にお仕えできる。命を捧げてもよいほどの」という言葉のほうが、私には心に響きました。
 ヘンリエッタは一人を愛することがない、恋多き女性ですが、筋の通った女性であることはよくわかっています。軽薄で浮ついた女性ではないのです。
 その彼女が、「命を捧げてもよい」というなんて、驚きを禁じ得ません。

 そして、「ミリヤム、あなたもよ」と、まるで神の託宣のように彼女は高らかに言い放ちました。

 私は、良い方がいらっしゃれば結婚をし、子を成したいとは思いますが、それと同時に、できる限りここでのお仕事を続けたい、とも願っています。
 そんな私にとって、理想的な女主人にお仕えできるのなら。それが真実となるなら。

 ……どんな方なのでしょう。
 お綺麗、お優しい、というのは、公爵様(方?)の意中の方であれば当然として、「お強い」?
 麗人、といった風情の方でしょうか。
 そんな方のお側にお仕えしたら、ヘンリエッタはともかく、私などはますます男性などどうでもよくなってしまいそうな気がします。
 それはそれで微妙な気持ちがしますが、しかし命を捧げてもよいと思うほど心を傾ける相手ができる、ということは、至上の幸福ではないかと思うのです。
 対象が異性か同性かなど、関係ないのでは、とも。

 どうしたことでしょう、私もわくわくしてきました。
 彼女の‘降りてきた’は、占いではありません。予言でも予知でもない。
 彼女自身がいつか言っていたように、「お楽しみの予告編」を語るだけ。
 だから、外れない。必ず、言葉のとおりに、受け止め方次第では、それ以上のことが起こるのです。

 彼女が言うほど素敵な方にお仕えできる自分の近い未来を楽しみに、わくわくうきうきと想像をしているうちに、どうやら私もうたた寝をしてしまったようです。
 それも、今日は長時間。彼女も同様に、朝まで。
 卓につっぷした私は、支えにした自分の腕で額が真っ赤に。
 ヘンリエッタは片頬にくっきりとクッション生地の痕。

 二人して目を覚ましたあと、「今日は公休でよかったわね」とお互いに笑いあい、食堂へ朝食をとりに行こうかと話していると、部屋の扉を叩く音がしました。

 公休でも、突然の呼び出しがあることは珍しくありません。
 額が赤いのは恥ずかしいなと思い、とっさにストールを被って扉を開けると。

 ──なんとそこには公爵様の親衛隊の一人が立っていました。
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