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いまさらですが火竜の君は絶倫でした。~オーディアル城滞在記~7.

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  冷水を浴びせられたような気がした。

 思考が急速冷却するのに反比例して、羞恥で全身が熱くなってくる。
 
 オルギールの見事な銀色の髪は色っぽく乱れ気味とはいえ、ぱっと見には前を寛げて上衣をはだけている程度だけれど、私ときたら素っ裸だ。
 おまけにまだ繋がっている。

 扉付近で仁王立ちらしいシグルド様との距離があるうちに何とかしなければ。
 オルギールの首に噛り付いたまま、私はそうっと腰を浮かせた。

 こんな状況なのにさすが淫魔の王というべき(私が脳内で言っているだけだが)かまるで動じることもなく、彼は曖昧な微笑を浮かべたまま私の頬を撫でている。

 「オルギール、ちょっと、これ、抜いて、……あん!!」
 
 ずりゅん!とわざと大げさな音がたつように、オルギールは勢いよく私を穿つ楔を抜いた。

 舌打ちの音とともにシグルド様が近づく足音がする。
 と同時に、オルギールは平然と長身を起こすと、流れるような優美な仕草で午睡用に備え付けられた薄い上掛けでふわりと私をくるんで、また自分の膝に乗せた。

 さっさと自分の身なりも整え、瞬く間に距離をつめて立ちはだかるこの城の主を座ったまま出迎える。

 「お疲れ様です、公」

 私の裸の肩を撫で髪を手櫛で整えてくれながら、全く悪びれることなくオルギールは言った。

 シグルド様は無言で彼を睨み返している。
 オルギール並に長身で彼以上に筋肉の鎧を纏ったシグルド様が眼光鋭く怒りをあらわにしているさまは、夢見が悪くなるほどに怖い。
 もともと、お怒りになることなど私の前で見せない方だし。

 「姫君のご機嫌伺いに。お邪魔しておりますよ」
 「ああ、邪魔だ」

 シグルド様は吐き捨てた。

 「どうせすっきりしただろう。さっさと帰れ」
 「それがまだなのですよ。公のお戻りが思いのほか早くて」
 「あいにくだったな」
 「もう少し続けてよろしいですか?」
 「……あ!」
 
 険悪かつ微妙に品のない会話に気を取られていたから、大きな声を上げてしまう。
 オルギールは薄布一枚の私の胸を軽く揉んだのだ。

 「オルギールってば!」
 「いいかげんにしろ!」
 
 私がオルギールの手を振り払うのと同時に、シグルド様の怒号が飛んだ。
 体格がいいから迫力満点である。

 薄闇に包まれた室内でもそれとわかるほどに瞳をぎらつかせているシグルド様。

 本気で怒っている。
 どうしよう、怖い。
 でも私、べつに悪いことをしたってわけじゃ。

 ……ない、と思うけれど。

 「……姫」

 シグルド様が声のトーンを変えた。

 びくついたり気を取り直したり落ち着かない私に目を留めたようだ。

 「リヴェア。……どうして」

 苦し気にすら聞こえる声だった。

 このひとは真剣になると、たびたび「姫」ではなく「リヴェア」と私を呼ぶ。
 「リーヴァ」も「リア」も呼ばれるときゅんきゅんするけれど、「リヴェア」と丁寧に呼びかけられるのもなかなかの破壊力なのだ。

 つきん、とまた胸が痛む。
 このひとは本当に。……こんなに怒っていても、私には決してその矛先を向けようとはしないから。
 
 「昨日は教えてもらえなかったが。……リヴェア、俺はなぜあなたを怒らせた?」

 昨晩と同じ質問だ。
 ミリヤムさんの報告を待ってから、とか、オルギールに女性の素性を調べてもらってから、とか、いろいろ心の準備の時間が欲しかったのだけれど、そうも言っていられないようだ。
 
 「頼むから教えてほしい。俺は愚かだからはっきり言ってくれないとわからない」
 「リア、公がここまでおっしゃるのですから」

 珍しくオルギールが口添えをした。
 抜け駆け的にあれこれして余裕があるのだろうか。
 悶々として唇をかみしめる私の腰のあたりを優しく撫でている。

 「愚かだとご自分で仰るくらいですから。本当にそうなのでしょう」
 「……なんか腹の立つ言い方だな」
 「一から教えて差し上げないとずっとおわかり頂けないままでしょうしね」
 「黙れオルギール」
 
 ……口添えなのかディスっているのかよくわからない。
 たぶん、後者だろう。
 シグルド様はご立腹だ。

 「さあ、リア」

 私がついておりますよとわけのわからない後押しをされ、けれど逡巡する私には有効だったらしくて、何度か唾を飲み込んだ末、腹を括ってシグルド様に目を向けた。

 リヴェア、とシグルド様が呟いている。
 私のたぶん異様な真剣さというか緊張が伝わったのかもしれない。
 けれど私のどんな表情も見逃すまいというつもりだろうか。私を見るシグルド様の目はまさしく「凝視」。視線が痛いほどだ。

 「……シグルド様。夜伽の女性、抱いたんでしょう?」
 「は?」

 シグルド様は眉を寄せて首を傾げた。

 「夜伽?なんのことだ?」
 「白々しいですわ!」

 心底わからない、という様子のシグルド様のバックレっぷりに、私のもやもやはいきなり沸点に達した。
 オルギールの膝から勢いよく滑り降りて、シグルド様の正面に立って指を突き付ける。
 オルギールが巻きつけてくれた上掛けがずり落ちてお胸はぽろん、あわや全裸になりそうになったが、オルギールは「リア、見えますよ」と言いながら立ち上がり、私の背後からもう一度丁寧に巻き直してくれた。
 
 そのまま腰を抱くようにして寄り添ってくれている。
 その間、シグルド様は私の胸をガン見したりオルギールを睨んだり忙しい。

 「私が知らないと思って据え膳食うなんて最低!」
 
 シグルド様にチラ見せサービスしてやるつもりなんてない。
 しっかりと胸元を抑えながら私はわめいた。
 たぶん、全く姫様らしくない物言いになっていると思うが知ったことか。
 もともとでっち上げの姫様だ。

 「据え膳?」
 「指環まで渡すなんて。ずいぶんお気に召したのね」
 「指環?なんだそれは?」
 「私のお土産と同じ店で買うなんて。最低!無神経!」
 「……リヴェア」

 筋を違えそうなほど思い切り首を傾げていたシグルド様は、何を思ったかついと距離を詰めて私の手をとろうとした。

 ぱし!ともちろん振り払う。
 リア、とオルギールが苦笑する気配がする。
 シグルド様ははたかれた手を引っ込めて、黙って真昼の空の色の瞳を私に向けている。
 傷ついたような目のシグルド様はある意味あざといのではないかとすら思うけれど、絆されないぞ。
 傷ついたのは私だ。

 「手紙、見つけたんだから。読んだもん」
 「……?」
 「手紙と一緒に指環が入ってた。お返ししますって。思い出に、と言ってシグルド様が差し上げたやつ」
 「……」
 「思い出、だって。そんなものやるなんて。婚約者がいるのに。……私がいるのに!!」
 
 いきなり、ぼろぼろと涙が零れ落ちてきた。
 
 シグルド様は言葉もなく茫然と立ち尽くしている。

 「私がいるのに。旅先で女性に手を出して。贈り物までして。節操なし、汚い、寄らないで」
 「リヴェア、誤解だ」
 「しらばっくれて。すけこましの卑怯者!」
 「すけ……」

 品の良い公爵様はあんぐりと口を開けた。
 オルギールは頭を撫でながら「お行儀が悪いですよ、リア」とか能天気なことを言っている。
 
 自分でもあきれるほど非難と嫉妬の言葉が溢れ出て、もう止まらない。 
 泣いて喚いてヤキモチを焼く私はきっと醜いに違いない。
 幻滅するだろうか。そしてまた、旅先で憂さ晴らしに……

 想像で頭が沸騰して。

 「シグルド様なんて大っ嫌い!」

 爆発した。

 「リヴェア!?」
 「嫌い、大っ嫌い。これだけ言っても関係ないって顔して。嘘つき!」
 「リヴェア、誤解だ、何かの間違いだ、俺は決してあなた以外を抱いたりなど」
 「嘘つき!」 
 「だから俺は何も嘘などついていない」
 
 そもそもなんだその手紙とやらは、とシグルド様はおろおろと言う。
  
 もしかして読んでないのか、あの手紙。
 内緒で、シグルド様の長衣に忍ばせたのだろうか。
 どこまで無防備なんだ、シグルド様。
 ヤった上に知らないうちにあんなものポッケに入れられて。
 寝首を掻かれるぞ!危機意識がなさすぎる!

 なんだか色々発展して腹が立つ。

 「シグルド様のばか!!」
 「リヴェア……」
 「せっかくあげた指環、返されてるんですよ!思い出だけでいいんですって!よっぽどお優しくなさったんでしょうね!?」 
 「リヴェア、何を言ってるのか俺にはさっぱり」
 「……どうやらまだおわかりにならないようですよ」

 オルギールが横合いからさりげなく毒を吐いた。
 お前は黙ってろとすかさず反駁するシグルド様の顔は暗い。
 あまりに私の罵倒が激しすぎて滅入ってきたようだ。

 「わけがわからない。絶対に何かの間違いだ」
 「リア。女性の身元を聞きたいのではなかった?」
 「そうよ!」

 シグルド様は困惑し、オルギールは煽りつつもさりげなく軌道修正し、私はますます激高した。

 「シグルド様。どこのどなたを抱いたの?」
 「俺は何もしていない」
 
 かなり元気をなくしているようだが、シグルド様はきっぱり言い切った。
 とっくに日が落ちて仄暗い室内だけれど、澄み切った水色の瞳に強い光を宿して、まっすぐに私を捉えている。

 「あなたに初めて会ってからあなただけを見てきた。あの頃から、初めて抱いてからも。今もずっと」
 「……うそ」
 「嘘ではない。どこでその手紙を?指環?俺はあなた以外に土産など買わない。手紙も知らない。見せてほしいくらいだ。というより」

 す、とシグルド様は私の前に跪いた。
 逞しいシグルド様だけれどさすがは公爵様。
 素晴らしく優雅な挙措に、こんな状況だけれど一瞬見とれてしまう。

 「リヴェア。手紙はどこにある?見せてほしい」
 
 ポッケに戻したままだ。
 今頃は衣装係とか近習が見つけて持ち出しただろうか。

 「……」
 「本当に知らないんだ。俺はあなたに嘘など絶対につかない」

 片膝をつき、背筋を伸ばして曲げた膝の上に手を載せて私を見上げるシグルド様は高潔な騎士様そのものだ(公爵様だけれど、もののたとえだ)。

 「愛している、リヴェア。あなたに夢中なんだ。あなた以外、欲しくない」
 「……でも、赤い髪、空色の瞳って。アルバへお供したいって。婚約者がいるって」

 そう、それはまだ判明していない。
 大好きな火竜の君が正面切って「あなただけだ」などと言ってくれるものだから、ヘタレな私はとっくに堕ちている。もうどうでもよくなってきつつある。

 けれど崖っぷちで踏みとどまった。
 女性が内緒で忍ばせた手紙だったとしても、あそこまで条件が一致しているのだ。
 女性にとっての「あなたさま」はシグルド様に決まっている。

 ……勝手に懸想した女性の妄想の産物?とイヤな予感がしたけれど、高価な指環の理由がつかない。

 「それにシグルド様が買って下さった指環と同じ店のものだったわ。あんな高級なもの、間違いで紛れ込むものじゃないし」
 「身に覚えがない。見せてくれ」

 私がぐらぐらしてきたのを察知したのだろう。シグルド様は一転して強気にかつ優しく攻勢を強めてきた。

 「手紙と指環。まずそれを見せてほしい」
 「……見つからなかったら?私の妄想だとでも?」
 「そんなことは言わない。しかし誤解を解くよう最大限努力を続ける。もちろん、わけのわからない女性とやらも探し出す」
 「ほんとうに夜伽は」
 「させてない。というより、させない。利害、危機管理の問題から宿営地で差し出される伽は全て断ることになっている」

 初耳だ。
 
 オルギールを振り返ると、彼は少しだけ目元を和らげて、

 「本当ですよ、リア」

 あっさりと肯定した。

 知らなかった。グラディウス公爵家の決まり事。微妙な話題だから、当然か。
 一方、なぜオルギールに確かめるんだとシグルド様はぶつくさ言っている。

 「まあ、本職の女性など、例外や抜け道はあるのですけれどね」
 「!?」
 「オルギール、事を荒立てるな」

 本職。
 プロの女性。
 ……からだも容姿もそうそう私が劣るとは思わないけれど、男女の駆け引き、悦ばせ方。
 かなわないだろう。赤子と大人の開きがある。

 肩を落として自分の想像で落ち込んでいると、頃やよしと見たらしいシグルド様がふわりと私の膝を抱いた。
 
 私は、蹴り飛ばしはしなかった。
 いや、できなかった。

 「信じてほしい、リヴェア。俺はあなたにしか反応しない」
 「……そんなこと」
 
 急に話が生々しくなった。
 力無く否定しようとしたけれど、「私もですよリア」とオルギールがまた余計な合いの手を入れてくる。

 「リヴェア、頼む、手紙と指環を見せてくれ。そして俺の身の潔白を」
 「……さわら、ないで」
 「イヤだ」
 
 シグルド様の腕に、声に、力が籠った。
 反対に私は口先だけの抵抗。混乱して、からだに力が入らない。

 「あなたは俺の婚約者だ。俺の、唯一の女性。さわりたいしくちづけたい。抱きたい」
 「直截過ぎますよ、公」
 「お前に言われたくない」
 「まだ疑惑は晴れていないのでは」
 「濡れ衣だ。煽るなお前」
 「煽ってませんよ。公に隙がおありだからこうなったのでしょう。自業自得です」
 「その隙すらも身に覚えがないのになにが自業自得だ」

 膝元から背後から。音声多重でレベルの低い会話が耳に飛び込んでくる。

 オルギールは私の味方をしてくれてるのか微妙に仲裁するつもりなのか。
 そしてシグルド様は絶対放さないぞと言わんばかりに私の両足をきつく抱きしめている。抱え込んでいる。

 「ちょっと、もう、二人とも」

 はなして下さい!と声を荒げると同時に、「姫様、姫様、ミリヤムですわ!」と扉の向こうから息せき切った声が聞こえた。
 
 「入るな」「ひかえろ」とこれまた音声多重の二人に被せるように「どうぞ入って!」と私は叫ぶ。

 「……失礼致します!」

 ミリヤムさんは息を切らして駆け込んでくるなり、私とオルギールとシグルド様の三つ巴に仰天したふうだったけれど、私の泣き顔、跪いたシグルド様の体勢などから素早く事態を察したらしい。

 「姫様、どうかご安心下さいませ」

 丁重に一礼した後、有能な彼女は穏やかに宣言した。
 
 「?」

 私たちがとりあえず静止して首を傾げていると。

 「姫様、手紙と指環はこちらに」
 「あ、それ!」

 例のアレだ。
 オルギールは興深げに無言で目を光らせ、シグルド様は「見せろ!」とちょっと気色ばんで言った。

 ミリヤムさんは落ち着き払ってそれをシグルド様に差し出した。
 奪うようにそれを手に取って、中身に目を走らせるシグルド様の傍らに立ち、

 「事情を知る者を伴ってまいりました。その者に説明をさせても宜しゅうございますか?」

 と言った。
 そして「姫様のお仕度をさせて頂いてから、でしょうか」と付け加える。
 全裸に布を巻いただけの私を見てのことだろう。本当に優秀な侍女さんだ。

 ……それにしても。

 一体、誰なんだろう。
 例の女性、じゃないよね?
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