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萌芽 4.
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いったん沈み始めた太陽は瞬く間にその輝きを弱めていって、代わりにあたりを照らす篝火が目立ち始めている。
広大なグラディウス城の第一の堀、さらにその正門の前。
警備上の理由はもちろんのこと、ひっきりなしに訪れる諸外国の使節、賓客へのおそらくは示威もかねて、常に少なくない数の武装した正規兵が整列しているその中心に、オルギールはいた。
篝火に照らされて輝く銀色の髪、最上級の紫水晶のような瞳、比類なく整った白皙。
いつみても、何度見ても人間離れした美貌だなと思う。
ずらりと並ぶ兵士達を背後にして立つその姿は、まるで神族の彫像のようだ。
けれど、この神様ときたら──
「リア、なぜこんなに遅くなったのですか?」
妻への執着がビョーキっぽい。いや、ぽい、なんて生易しいものではない。
病気である。
「氷の騎士」という二つ名を持つ彼は、鉄壁の無表情、無感動が標準装備。神々しい美貌にぴったりなのだけれど、私が絡むと明らかにおかしくなる。
「それに、どこへ行ってみたい、と?いつ?」
矢継ぎ早に問いかけながら、長い脚であっという間に距離を詰めてきて。
「ひゃっ」
問答無用で馬から降ろされ、瞬く間にお姫様抱っこをされた。
オルギールに見とれていたのと、不意打ちの出迎えに、下馬もせず硬直していたのだ。
居並ぶ衛兵、私に従う親衛隊の前で何たる羞恥プレイ、と言いたいところだけれど、不本意ながら慣れっこになってしまった自分がいる。
オルギールも他の夫たちも、恥ずかしいからやめてと言っても聞く耳を持たない。
特に、オルギールとレオン様については「恥ずかしがるその顔も」なんたらかんたらと言って話にならない。
よって、よほどの行為でない限りはスルーする他ないのだ。
鈍感力、重要である。
「お帰りなさい、リア」
オルギールは高い鼻梁を私の鼻に軽く触れさせてから、私の頬に、額に、唇の端に、たくさんの口づけの雨を降らせ始めた。ついでに、三回に一回くらいはぺろりと舐めている。
お馴染みの甘い仕草に、思わず私はうっとりと目を閉じたのだけれど。
「ね、リア。どこへ行きたいのですか?私がお連れします」
「!?」
現実に引き戻された。
ちょうど、唇の端に口づけをされた時のことだ。
恐る恐る目を開けると、至近距離、吐息の温度も感じるほどの距離に人外の美貌があった。
吸い込まれそうな美しい紫の瞳に、間抜け面の私が映りこんでいる。
目が合うと、ほんのわずか、かたちの良い唇が少し持ち上がった。
しかし、惑わされてはならない。
私が勝手に呼んでいる、「氷の微笑」。
目がつぶれるほど美しいが、極低温。見ているだけで凍結しそうだ。絶対零度。
こういう時のオルギールは、甘々でどSでヤキモチ焼きまくりで、このモードのまま夜を迎えるととんでもないことになる。
ソフトランディングするにはどうしたらいい?
無意識にぶるり、と体を震わせると、オルギールはぎゅっと抱きしめてくれた。
微笑は極寒でもオルギールの行動は常に甘々なのだ。
「日暮れまで外出されているからですよ。こんなに体を冷やして」
「あの、遅くなってごめんなさい」
とりあえず、おとなしく私は詫びを述べた。
あなたの笑みが寒くて怖い、なんて言ったらろくなことにはならないから。
「話し込んでしまって。ごめんなさい」
二度繰り返すと、少しだけ瞳に温度が戻ってきたようだ。
すべすべの白大理石のような頬を私のそれにすり寄せて、
「わかりました、リア」
ちょっとだけ柔らかさを感じる声音で、オルギールは言った。
艶やかな銀色の髪が、私の額を、耳を、喉を擽る。
「茶会だからと供を減らしていったでしょう?それに、時間に正確なあなたが帰城が遅れるなど、何かあったのではないかと」
「ほんと、ごめんなさ、ん、む」
三度目の謝罪の言葉は、オルギールの口づけに飲み込まれた。
さっきまでの軽やかな、羽で触れるような優しいものではなくて、激しくて、けれどどこかしら切なさを秘めたような口づけ。
唇どうしを隙間なくぴったりと重ね、強く吸い上げながら、けれど驚くほどゆっくりと、おずおずといってよいくらい慎重に彼の舌が私の咥内に入ってくる。
激しいばかりじゃないところがずるい。こんな口づけをされたら抵抗なんてできない。
私もそうっと舌を伸ばして、彼の舌先をつついた。
互いに舌を触れさせて、絡めて、ほどいて、また触れて。
それを繰り返してゆくうちに口づけはどんどん深くなってゆく。
溜まってきた唾液を啜られた。
お返しに私も舌を波打たせて、彼のそれも吸い上げ、嚥下する。
その動きでわずかに互いの唇が離れ、どちらのものかわからない唾液で濡れた唇を彼が丁寧に舐めとって、ようやく口づけはおしまいになった。
この間、門を護る兵士たちも、アルフ以下親衛隊員たちもそれぞれの表情で待機している。
考えたら負けだから見ないようにしているが、一般の兵士たちは微笑ましげに眺めているようだ。
親衛隊員たちよりこういう場面に遭遇することが少ないせいなのかもしれない。
「氷の騎士」「万能のひと」などと称されるオルギールの、こういういわば人間臭い行為、というのは、意外にも兵士達にウケがいいらしい。このバカップルめ!という人たちもいるにはいるのだろうが、どちらかと言えば「あの方も人間だったのだ」「あの方を現世に呼び戻して下さった姫将軍」と感慨深く眺めているらしい(そういう話を‘影’から聞いたことがある)。
私の親衛隊員たちについては「無表情」、これに尽きる。
私のだけではなく、他の公爵様方の親衛隊員たちは、表情筋すら動かさないための訓練を受ける。
任務中は喜怒哀楽を消すこと。それを徹底的に仕込まれるのだ。
けれど、私とオルギールのこういう場面における隊員たちの反応は、アルフのことも影響しているのでは、と私は勘ぐっている。
親衛隊長のアルフ・ド・リリー。彼は訓練された無表情の下に情の深さをしまいこんでいて、隊員たちにとても慕われている。一部は、たぶん護衛対象である私よりも、アルフに私淑しているのではないか、と思うほど。
そんな彼が、四人の夫を持つ私、御方様と呼ばれる公爵夫人に忠誠どころか心も命も捧げているのは有名な話だったから、夫たちの人目をはばからぬ不埒な振る舞い、それにろくな抵抗をしないダメな私を無表情で見守るアルフに対して、どのような感情を持っているか。想像に難くない。
そもそも、私だってアルフに対してこんな振る舞いを見せたくなどないに決まっている。
たとえ、「いついかなる時も私の側にいる」ということを選んだのが、他ならぬ彼自身だ、とわかってはいても。
「──リリー隊長」
私の謝罪の言葉と、さっきの口づけでだいぶ緩んだはずの空気が、また鋭さを帯びた。
いつのまにか下馬をして静かに佇立している隊員たち──アルフに向かって、オルギールは冷やかに呼びかける。
「護衛対象が訪問先で予定時刻を超過していれば注意を促すのも役目であろうに」
「ちょ、っと、オルギール!」
私は狼狽え気味に、オルギールの襟元を引っ張った。
なぜ、私の帰城の遅れでアルフが叱られるのか。
「オルギール、私がうっかり令嬢たちとお喋りをし過ぎて」
「──それに遅くなるなら城へ遣いをやればよいだけのこと。令嬢たちとのいわば社交、席を立てぬこともあろう妻に代わり、側に仕える者は気を回さなくてはなるまい」
「……ヘデラ侯閣下、仰せの通りにございます」
「以後気をつけよ」
「はっ」
今に始まったことではないとはいえ、オルギールのアルフへの態度はいつもながら厳しい。
言っていることは全てごもっともで、けっして難癖をつけているわけではないのだけれど、それにしても、だ。
アルフは恭しく頭を下げていて、その表情を見せることはない。
オルギールは気が済んだらしく、「さ、リア」と私を抱えなおしてくるりと踵を返した。
私以外のすべてに対する興味を失ったかのように。
──ごめんなさい、アルフ。
地獄耳のオルギール、下手に口に出したら聞きつけてもっとたいへんなことになる。
私は脳内だけで繰り返し詫びながら、頭を下げ続けるアルフのつむじを眺めていた。
広大なグラディウス城の第一の堀、さらにその正門の前。
警備上の理由はもちろんのこと、ひっきりなしに訪れる諸外国の使節、賓客へのおそらくは示威もかねて、常に少なくない数の武装した正規兵が整列しているその中心に、オルギールはいた。
篝火に照らされて輝く銀色の髪、最上級の紫水晶のような瞳、比類なく整った白皙。
いつみても、何度見ても人間離れした美貌だなと思う。
ずらりと並ぶ兵士達を背後にして立つその姿は、まるで神族の彫像のようだ。
けれど、この神様ときたら──
「リア、なぜこんなに遅くなったのですか?」
妻への執着がビョーキっぽい。いや、ぽい、なんて生易しいものではない。
病気である。
「氷の騎士」という二つ名を持つ彼は、鉄壁の無表情、無感動が標準装備。神々しい美貌にぴったりなのだけれど、私が絡むと明らかにおかしくなる。
「それに、どこへ行ってみたい、と?いつ?」
矢継ぎ早に問いかけながら、長い脚であっという間に距離を詰めてきて。
「ひゃっ」
問答無用で馬から降ろされ、瞬く間にお姫様抱っこをされた。
オルギールに見とれていたのと、不意打ちの出迎えに、下馬もせず硬直していたのだ。
居並ぶ衛兵、私に従う親衛隊の前で何たる羞恥プレイ、と言いたいところだけれど、不本意ながら慣れっこになってしまった自分がいる。
オルギールも他の夫たちも、恥ずかしいからやめてと言っても聞く耳を持たない。
特に、オルギールとレオン様については「恥ずかしがるその顔も」なんたらかんたらと言って話にならない。
よって、よほどの行為でない限りはスルーする他ないのだ。
鈍感力、重要である。
「お帰りなさい、リア」
オルギールは高い鼻梁を私の鼻に軽く触れさせてから、私の頬に、額に、唇の端に、たくさんの口づけの雨を降らせ始めた。ついでに、三回に一回くらいはぺろりと舐めている。
お馴染みの甘い仕草に、思わず私はうっとりと目を閉じたのだけれど。
「ね、リア。どこへ行きたいのですか?私がお連れします」
「!?」
現実に引き戻された。
ちょうど、唇の端に口づけをされた時のことだ。
恐る恐る目を開けると、至近距離、吐息の温度も感じるほどの距離に人外の美貌があった。
吸い込まれそうな美しい紫の瞳に、間抜け面の私が映りこんでいる。
目が合うと、ほんのわずか、かたちの良い唇が少し持ち上がった。
しかし、惑わされてはならない。
私が勝手に呼んでいる、「氷の微笑」。
目がつぶれるほど美しいが、極低温。見ているだけで凍結しそうだ。絶対零度。
こういう時のオルギールは、甘々でどSでヤキモチ焼きまくりで、このモードのまま夜を迎えるととんでもないことになる。
ソフトランディングするにはどうしたらいい?
無意識にぶるり、と体を震わせると、オルギールはぎゅっと抱きしめてくれた。
微笑は極寒でもオルギールの行動は常に甘々なのだ。
「日暮れまで外出されているからですよ。こんなに体を冷やして」
「あの、遅くなってごめんなさい」
とりあえず、おとなしく私は詫びを述べた。
あなたの笑みが寒くて怖い、なんて言ったらろくなことにはならないから。
「話し込んでしまって。ごめんなさい」
二度繰り返すと、少しだけ瞳に温度が戻ってきたようだ。
すべすべの白大理石のような頬を私のそれにすり寄せて、
「わかりました、リア」
ちょっとだけ柔らかさを感じる声音で、オルギールは言った。
艶やかな銀色の髪が、私の額を、耳を、喉を擽る。
「茶会だからと供を減らしていったでしょう?それに、時間に正確なあなたが帰城が遅れるなど、何かあったのではないかと」
「ほんと、ごめんなさ、ん、む」
三度目の謝罪の言葉は、オルギールの口づけに飲み込まれた。
さっきまでの軽やかな、羽で触れるような優しいものではなくて、激しくて、けれどどこかしら切なさを秘めたような口づけ。
唇どうしを隙間なくぴったりと重ね、強く吸い上げながら、けれど驚くほどゆっくりと、おずおずといってよいくらい慎重に彼の舌が私の咥内に入ってくる。
激しいばかりじゃないところがずるい。こんな口づけをされたら抵抗なんてできない。
私もそうっと舌を伸ばして、彼の舌先をつついた。
互いに舌を触れさせて、絡めて、ほどいて、また触れて。
それを繰り返してゆくうちに口づけはどんどん深くなってゆく。
溜まってきた唾液を啜られた。
お返しに私も舌を波打たせて、彼のそれも吸い上げ、嚥下する。
その動きでわずかに互いの唇が離れ、どちらのものかわからない唾液で濡れた唇を彼が丁寧に舐めとって、ようやく口づけはおしまいになった。
この間、門を護る兵士たちも、アルフ以下親衛隊員たちもそれぞれの表情で待機している。
考えたら負けだから見ないようにしているが、一般の兵士たちは微笑ましげに眺めているようだ。
親衛隊員たちよりこういう場面に遭遇することが少ないせいなのかもしれない。
「氷の騎士」「万能のひと」などと称されるオルギールの、こういういわば人間臭い行為、というのは、意外にも兵士達にウケがいいらしい。このバカップルめ!という人たちもいるにはいるのだろうが、どちらかと言えば「あの方も人間だったのだ」「あの方を現世に呼び戻して下さった姫将軍」と感慨深く眺めているらしい(そういう話を‘影’から聞いたことがある)。
私の親衛隊員たちについては「無表情」、これに尽きる。
私のだけではなく、他の公爵様方の親衛隊員たちは、表情筋すら動かさないための訓練を受ける。
任務中は喜怒哀楽を消すこと。それを徹底的に仕込まれるのだ。
けれど、私とオルギールのこういう場面における隊員たちの反応は、アルフのことも影響しているのでは、と私は勘ぐっている。
親衛隊長のアルフ・ド・リリー。彼は訓練された無表情の下に情の深さをしまいこんでいて、隊員たちにとても慕われている。一部は、たぶん護衛対象である私よりも、アルフに私淑しているのではないか、と思うほど。
そんな彼が、四人の夫を持つ私、御方様と呼ばれる公爵夫人に忠誠どころか心も命も捧げているのは有名な話だったから、夫たちの人目をはばからぬ不埒な振る舞い、それにろくな抵抗をしないダメな私を無表情で見守るアルフに対して、どのような感情を持っているか。想像に難くない。
そもそも、私だってアルフに対してこんな振る舞いを見せたくなどないに決まっている。
たとえ、「いついかなる時も私の側にいる」ということを選んだのが、他ならぬ彼自身だ、とわかってはいても。
「──リリー隊長」
私の謝罪の言葉と、さっきの口づけでだいぶ緩んだはずの空気が、また鋭さを帯びた。
いつのまにか下馬をして静かに佇立している隊員たち──アルフに向かって、オルギールは冷やかに呼びかける。
「護衛対象が訪問先で予定時刻を超過していれば注意を促すのも役目であろうに」
「ちょ、っと、オルギール!」
私は狼狽え気味に、オルギールの襟元を引っ張った。
なぜ、私の帰城の遅れでアルフが叱られるのか。
「オルギール、私がうっかり令嬢たちとお喋りをし過ぎて」
「──それに遅くなるなら城へ遣いをやればよいだけのこと。令嬢たちとのいわば社交、席を立てぬこともあろう妻に代わり、側に仕える者は気を回さなくてはなるまい」
「……ヘデラ侯閣下、仰せの通りにございます」
「以後気をつけよ」
「はっ」
今に始まったことではないとはいえ、オルギールのアルフへの態度はいつもながら厳しい。
言っていることは全てごもっともで、けっして難癖をつけているわけではないのだけれど、それにしても、だ。
アルフは恭しく頭を下げていて、その表情を見せることはない。
オルギールは気が済んだらしく、「さ、リア」と私を抱えなおしてくるりと踵を返した。
私以外のすべてに対する興味を失ったかのように。
──ごめんなさい、アルフ。
地獄耳のオルギール、下手に口に出したら聞きつけてもっとたいへんなことになる。
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