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思い出が現実に!? 1.
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両手いっぱいに抱えていた資料が、どさどさと派手な音とともについに盛大に零れ落ちた。
いずれも分厚い英語版の文献資料だ。
書庫から運んでくるとき、「五冊が限界じゃない?」と心配する脳内のもう一人の自分に向かって「一度で済ませたいから大丈夫!」と自答して、つごう八冊、よろよろと持ってきたのだが、自席まであと数メートル、というところで力尽きてしまった。
予想よりもはるかに重かったからだ。甘かった。
「あなた、騒がしいわね」
本を拾おうとうずくまった貴奈の頭上に、手厳しいお言葉が降ってくる。
貴奈の対面に座っている女王様、ではなく先輩職員、毬子様のご発言だ。
──社会人になってようやく四年目にさしかかった。
学芸員としてはまだまだ新米の貴奈の毎日は、毬子様の口から放たれる意地悪、もとい厳しいご指導とともに過ぎてゆく。
大学時代から真面目に勉学に励み、教授のかばん持ち(お手伝いともいう)を厭わずついてまわって大小あちこちの美術館、博物館にせっせと伝手を作り、中規模だが質の良いコレクションを誇る企業系のこの博物館に就職できたのは、我ながらラッキーだったと貴奈は古今東西の神様に日々感謝している。
学芸員という職業は何年もかけてその道を研究し、勤め上げる気満々の人々が目指すものだから、皆、辞めない。求人が少ない。狭き門である。
さらに専門分野の都合もあるし、空席があってもそれが自分の専攻と合致していないと就職できないわけで、そんな諸条件をクリアして就職できた貴奈をラッキーと言わずになんと言おう。愛してやまない地中海世界、主にギリシャ・ローマあたりの収蔵品を目玉とするこの博物館へ仕事として通い、毎日収蔵品を拝むことができて、お給料を頂けるのだ。
先輩職員のアレコレなど些事に等しい。
ちなみに毬子様は実は学芸員ではないけれど。
嘱託職員、というとてもアバウトなポジションにおられるが、毬子様のフルネームは今西毬子、と仰せで──この博物館は「今西財団博物館」という──、つまりオーナー一族のコネ職員で、怖いものなしである。
本人曰く、「ちゃんとお仕事して社会勉強しているの」とのことだが、彼女の仕事ぶりはよくわからない。きままに出勤し、きままに退社している。「ちゃんとお仕事」するのはたまに雑誌やテレビ局の取材が入った時くらいだ。「広報担当ですわ」と言って表に出たがる。
巻き髪でツケマふさふさ、ネイルばっちりの彼女がしたり顔で展示品の説明をし始めると(想定問答、説明関連の原稿づくりは貴奈の役目だ)取材陣は怯むのだが、「今西毬子」とフルネームを知るや一様に納得顔になる。オーナー一族のお嬢様ならさもありなん、というところだろう。
その毬子様は今日も今日とてすばらしい巻き髪を振りたてて「うるさいわね、粗忽な人はこれだからいやよ」とのたまう。
言うまでもないが、散らばった本を一緒に片づけてくれるわけがない。自席にてお怒りである。
粗忽なのは否定できないな、と納得するわりにはいちいち気に留めることもなく、「たいへん申し訳ありません」と口先だけで詫びて貴奈は本を拾い、塵を払って一、二冊ずつ机の上に置いてゆく。
と、そこへ、
「これはまた重いのをたくさん持ってきたね」
穏やかな声とともに貴奈の隣にやってきたのは、鬼先さんといって、三十歳過ぎくらいの男性学芸員だ。
貴奈とたまたま同時期にこの博物館へやってきた人だが、気鋭の研究者で、大卒の社会人一年生だった貴奈と異なり、学者として三顧の礼で迎えられたらしい。
偶然、貴奈は彼の上梓した本を持っていから、さっそくサインをしてもらった。
先生、先生とうっかりはしゃいでしまった貴奈に、「ここでは俺も新米だよ、先生呼びは厳禁」と言われ、恐縮だが鬼先さんと呼ばせてもらっている。
「鬼先」なんてちょっと珍しい、勇ましい苗字だけれど、彼は温厚が服を着て歩いているような人だと、貴奈は事あるごとに思う。
優しいし、偉ぶらない。
学者先生らしく偏屈だったり(失礼)、珍妙なところも(先入観だがけっして珍しくはない)──あるかもしれないけれど──この二年間身近で見ていて何もない。
気さくで親切で、貴奈が質問をすればなんでも答えてくれるし、学芸員としての細々とした仕事も何くれとなく助けてくれる。
今もやっぱり、分厚い、ハードカバーの百科事典みたいな資料を一緒になって回収してくれている。
お尻も手も汚れるのもかまうことなくどっかりと座り込み、床に点在する分厚い本を拾っては愛おしそうに塵を払い、ついでに撫でて胡坐の上に乗せている。彼はいつも作業着だ。「発掘現場でのクセでね、私服を汚さずに済むからいいんだ」と本人は言うが、「どうせそれしかないんでしょ」と毬子様は意地悪を言う。
「ありがとうございます、鬼先さん」
「どういたしまして」
ひょろりとしてはいるけれどそこは男性の力で、残った三冊を軽々と抱えて、鬼先は身軽に立ち上がった。
「はい、おしまい」
「本当にありがとうございました」
貴奈はしっかりと頭を下げた。
履きやすそうに馴染んでいるけれど、若干よれっとした感じの彼のスニーカーが視界に入って、思わず貴奈も自分の靴を見た。
──ローヒールの黒いパンプス。汚れたり曇ってはいない、と思うけれど、まったく何も飾り気がないのだから、せめて磨いてきれいにしておかなくちゃ、と貴奈は考えた。
今日は金曜日。
週末は靴のお手入れでもしよう。
二十代もそろそろ中盤にさしかかろうかという女性の週末の予定としては寂しいものがあるが、本だの学術論文だのを読むか、博物館にでも行く以外、つまりほとんど仕事の延長線の趣味しかない貴奈にしてみればとくだんおかしなことではない。
下を向いたついでに、毬子様の足元もそっと見てみた。
つやつやのピンクベージュのハイヒール。靴裏は真っ赤。貴奈は知らないが有名なブランド品だ。
綺麗だな、と思うより先に、何センチあるんだろう、竹馬に乗っているみたいだ、と考える時点で、貴奈の女子力は本人も否定はしないが底辺を漂っていると言えよう。
もっとも、そんなことを指摘されようものなら、理屈っぽい貴奈は「好みの問題だもの、別にハイヒールを悪く言ってるんじゃないわ」と眼鏡の縁を押さえながら冷静に反論するに違いないが。
「顔を上げてよ、工藤さん」
こんなことなんでもないよ、と言いながら、鬼先は机に置いた資料のうちの一冊を、指の腹でそっと撫でた。
いつも貴奈以上に資料の山に埋もれ、収蔵品管理の陣頭指揮を執る彼の手はちょっとかさついている。
「工藤さんは勉強熱心だね。海外の文献もたくさん目を通して」
「いえいえ、まだまだ鬼先さんほどではないです」
本気で貴奈は言ったが、彼はもしゃっとした前髪の奥で、目を細めているようだ。
「いや、俺が工藤さんくらいの歳の頃なんて、発掘にうつつを抜かして勉強と研究に手が回っていなかった気がするよ」
「逆にすごいですよ、鬼先さん。そんな時から発掘チームの一員でいらっしゃったんでしょう?」
「一員、って言うか無理矢理ついて行ってたというか。手弁当だったから貧乏暮らしでさ」
「物好きよね」
眺めている雑誌から顔をあげずに小馬鹿にしたような相槌を打ったのは毬子様だが、いつものことである。
本人のこういった発言は呼吸をするように自然なことだし、貴奈や鬼先が聞き流すのもまたいつものことだ。
いずれも分厚い英語版の文献資料だ。
書庫から運んでくるとき、「五冊が限界じゃない?」と心配する脳内のもう一人の自分に向かって「一度で済ませたいから大丈夫!」と自答して、つごう八冊、よろよろと持ってきたのだが、自席まであと数メートル、というところで力尽きてしまった。
予想よりもはるかに重かったからだ。甘かった。
「あなた、騒がしいわね」
本を拾おうとうずくまった貴奈の頭上に、手厳しいお言葉が降ってくる。
貴奈の対面に座っている女王様、ではなく先輩職員、毬子様のご発言だ。
──社会人になってようやく四年目にさしかかった。
学芸員としてはまだまだ新米の貴奈の毎日は、毬子様の口から放たれる意地悪、もとい厳しいご指導とともに過ぎてゆく。
大学時代から真面目に勉学に励み、教授のかばん持ち(お手伝いともいう)を厭わずついてまわって大小あちこちの美術館、博物館にせっせと伝手を作り、中規模だが質の良いコレクションを誇る企業系のこの博物館に就職できたのは、我ながらラッキーだったと貴奈は古今東西の神様に日々感謝している。
学芸員という職業は何年もかけてその道を研究し、勤め上げる気満々の人々が目指すものだから、皆、辞めない。求人が少ない。狭き門である。
さらに専門分野の都合もあるし、空席があってもそれが自分の専攻と合致していないと就職できないわけで、そんな諸条件をクリアして就職できた貴奈をラッキーと言わずになんと言おう。愛してやまない地中海世界、主にギリシャ・ローマあたりの収蔵品を目玉とするこの博物館へ仕事として通い、毎日収蔵品を拝むことができて、お給料を頂けるのだ。
先輩職員のアレコレなど些事に等しい。
ちなみに毬子様は実は学芸員ではないけれど。
嘱託職員、というとてもアバウトなポジションにおられるが、毬子様のフルネームは今西毬子、と仰せで──この博物館は「今西財団博物館」という──、つまりオーナー一族のコネ職員で、怖いものなしである。
本人曰く、「ちゃんとお仕事して社会勉強しているの」とのことだが、彼女の仕事ぶりはよくわからない。きままに出勤し、きままに退社している。「ちゃんとお仕事」するのはたまに雑誌やテレビ局の取材が入った時くらいだ。「広報担当ですわ」と言って表に出たがる。
巻き髪でツケマふさふさ、ネイルばっちりの彼女がしたり顔で展示品の説明をし始めると(想定問答、説明関連の原稿づくりは貴奈の役目だ)取材陣は怯むのだが、「今西毬子」とフルネームを知るや一様に納得顔になる。オーナー一族のお嬢様ならさもありなん、というところだろう。
その毬子様は今日も今日とてすばらしい巻き髪を振りたてて「うるさいわね、粗忽な人はこれだからいやよ」とのたまう。
言うまでもないが、散らばった本を一緒に片づけてくれるわけがない。自席にてお怒りである。
粗忽なのは否定できないな、と納得するわりにはいちいち気に留めることもなく、「たいへん申し訳ありません」と口先だけで詫びて貴奈は本を拾い、塵を払って一、二冊ずつ机の上に置いてゆく。
と、そこへ、
「これはまた重いのをたくさん持ってきたね」
穏やかな声とともに貴奈の隣にやってきたのは、鬼先さんといって、三十歳過ぎくらいの男性学芸員だ。
貴奈とたまたま同時期にこの博物館へやってきた人だが、気鋭の研究者で、大卒の社会人一年生だった貴奈と異なり、学者として三顧の礼で迎えられたらしい。
偶然、貴奈は彼の上梓した本を持っていから、さっそくサインをしてもらった。
先生、先生とうっかりはしゃいでしまった貴奈に、「ここでは俺も新米だよ、先生呼びは厳禁」と言われ、恐縮だが鬼先さんと呼ばせてもらっている。
「鬼先」なんてちょっと珍しい、勇ましい苗字だけれど、彼は温厚が服を着て歩いているような人だと、貴奈は事あるごとに思う。
優しいし、偉ぶらない。
学者先生らしく偏屈だったり(失礼)、珍妙なところも(先入観だがけっして珍しくはない)──あるかもしれないけれど──この二年間身近で見ていて何もない。
気さくで親切で、貴奈が質問をすればなんでも答えてくれるし、学芸員としての細々とした仕事も何くれとなく助けてくれる。
今もやっぱり、分厚い、ハードカバーの百科事典みたいな資料を一緒になって回収してくれている。
お尻も手も汚れるのもかまうことなくどっかりと座り込み、床に点在する分厚い本を拾っては愛おしそうに塵を払い、ついでに撫でて胡坐の上に乗せている。彼はいつも作業着だ。「発掘現場でのクセでね、私服を汚さずに済むからいいんだ」と本人は言うが、「どうせそれしかないんでしょ」と毬子様は意地悪を言う。
「ありがとうございます、鬼先さん」
「どういたしまして」
ひょろりとしてはいるけれどそこは男性の力で、残った三冊を軽々と抱えて、鬼先は身軽に立ち上がった。
「はい、おしまい」
「本当にありがとうございました」
貴奈はしっかりと頭を下げた。
履きやすそうに馴染んでいるけれど、若干よれっとした感じの彼のスニーカーが視界に入って、思わず貴奈も自分の靴を見た。
──ローヒールの黒いパンプス。汚れたり曇ってはいない、と思うけれど、まったく何も飾り気がないのだから、せめて磨いてきれいにしておかなくちゃ、と貴奈は考えた。
今日は金曜日。
週末は靴のお手入れでもしよう。
二十代もそろそろ中盤にさしかかろうかという女性の週末の予定としては寂しいものがあるが、本だの学術論文だのを読むか、博物館にでも行く以外、つまりほとんど仕事の延長線の趣味しかない貴奈にしてみればとくだんおかしなことではない。
下を向いたついでに、毬子様の足元もそっと見てみた。
つやつやのピンクベージュのハイヒール。靴裏は真っ赤。貴奈は知らないが有名なブランド品だ。
綺麗だな、と思うより先に、何センチあるんだろう、竹馬に乗っているみたいだ、と考える時点で、貴奈の女子力は本人も否定はしないが底辺を漂っていると言えよう。
もっとも、そんなことを指摘されようものなら、理屈っぽい貴奈は「好みの問題だもの、別にハイヒールを悪く言ってるんじゃないわ」と眼鏡の縁を押さえながら冷静に反論するに違いないが。
「顔を上げてよ、工藤さん」
こんなことなんでもないよ、と言いながら、鬼先は机に置いた資料のうちの一冊を、指の腹でそっと撫でた。
いつも貴奈以上に資料の山に埋もれ、収蔵品管理の陣頭指揮を執る彼の手はちょっとかさついている。
「工藤さんは勉強熱心だね。海外の文献もたくさん目を通して」
「いえいえ、まだまだ鬼先さんほどではないです」
本気で貴奈は言ったが、彼はもしゃっとした前髪の奥で、目を細めているようだ。
「いや、俺が工藤さんくらいの歳の頃なんて、発掘にうつつを抜かして勉強と研究に手が回っていなかった気がするよ」
「逆にすごいですよ、鬼先さん。そんな時から発掘チームの一員でいらっしゃったんでしょう?」
「一員、って言うか無理矢理ついて行ってたというか。手弁当だったから貧乏暮らしでさ」
「物好きよね」
眺めている雑誌から顔をあげずに小馬鹿にしたような相槌を打ったのは毬子様だが、いつものことである。
本人のこういった発言は呼吸をするように自然なことだし、貴奈や鬼先が聞き流すのもまたいつものことだ。
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