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(誰かが故意に破り捨てたであろう頁)
しおりを挟む【我らが生きること】
蒼の旅人と称された
我が肉体はかつての語り部
我が魂はいつしかの庭師
我らは一人の咎人だった
楽園を生み落とした罪を追う
【……を俟たない罪科】
破れた頁の落とし物
終われない物語
追われない物語
わたしはこの世界を憎むだろう
わたしという概念が無くなるまで
【…んのうたを…ぎとする】
破れた頁の落とし物
廻り続けよ運命の輪
繞り綴れよ円の歌
この世界はおわれない
あなたが望む世界を創るまでは
抜け落ちた言の葉――「幻影」は物語る
名もなき詩を幻影の世に捧ぐ
利己主義に溺れて尚
誰かが無限に詩を紡ぐ
其の名前を失って尚
おわれない物語を詠う
世界を形作る言の葉を並べ替え
おわれる物語を綴る
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