魔王になりたい魔法使い

キェイ!

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冒険

マニュアル(後編)

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「あ…あ。」
とコートは、壁に叩きつけられ前を見るとマニュアルがニヤリと笑いコートは、壁に埋め込まれた。
「これで三人になった。あ!でもあのドラゴンがいるから三人&一体か。」
と言うとカイが立ち上がり
「ハァハァ。うおおおお!!」
と叫びながら走ると
「あと二人と一体だわ。」
と言い
「なにを!!」
とカイが叫ぶとカイのいた地面が崩れ落ちた。
「うわぁ!」
とカイが叫ぶとカイは、洞窟の地下へと行った。
「カイ!」
とレリーフが叫ぶとマニュアルが、
「んー。予知魔法と言ったところか。」
と言った。
「なんでもありかよ…。」
と言うとルアがシックを消し、
「一回休んでてね。シック。」
と言った。マニュアルが、
「あ!しまってもらったからちょうどいいや。そこの女の子。どっか行って。」
と言いルアの足に空間を作りルアは、消えた。
「これで二人きりだね。吸収魔法持ってるんだろ?」
と聞くとレリーフは、
「ああ。お前も吸収してやろうか?」
と言うとマニュアルは笑いだした。
「君、面白いね」
「なに?」
「いいよ。遊んであげるよ」
と言いマニュアルは、空中に浮くとレリーフも浮いた。レリーフがマニュアルに氷で攻撃するとマニュアルはよけた。そしてレリーフは、
「へへっ!耳に自信はあるか?」
と聞き音魔法を使った。するとマニュアルは、
「うるさいな。」
と言い耳に真空状態を作った。
「そうか。真空は、音を通さない。やられた!」
レリーフが言うと
「え?聞こえないよー!」
と言いマニュアルの足を伸ばしレリーフを蹴った。
「いて。いてて」
レリーフが言うとマニュアルの姿がなくなってた。
「どこ行きやがった」
と言うとレリーフの背中からマニュアルが出てきて蹴り飛ばした。レリーフは、吹っ飛ぶとレリーフは、瞬間移動でマニュアルの後ろに行きマニュアルを蹴った。しかしマニュアルの背中が固かった。
「あ。ごめん。鋼鉄魔法で鎧作ってた。」
と謝るとレリーフが、
「ざけるなぁー!」
と言いマニュアルの頭を殴ろうとした。しかしマニュアルは、レリーフのパンチを人差し指と中指だけで止めた。
「もー。よわっちぃんだからぁ。」
と言いレリーフの拳を払いレリーフにデコピンした。レリーフは、何が起きてるのかがわからなくなり力を抜き地面に落ちた。
「あ。…あ」
(なんだ…。こいつ強すぎる。)
と言うとマニュアルが、
「とどめと行きますかぁ!」
と言いレリーフが、
(俺はまだ…死ぬわけには…)
と思っているとマニュアルのパンチがこちらに向かってきた。顔寸前のところで
「マニュアル!!」
と大声がしマニュアルの手が止まった。
(な…なんだ?)
そう思っているとマニュアルが
「ゲッ!この声は…」
と顔を青ざめた。すると後ろに人間の形をした魔物がいた。
(だれだ?)
そう思っていると
「マニュアル!ったく。どこ行ったかと思ったらまーたこんな洞窟にいたのか。」
「ごめんよ。遊びたかったんだよ!この人達だって遊んでくれたよ!」
「マニュアル!また新人の旅の人達を痛め付けて。見ろよ!あの男の人!ボロボロじゃないか!どーしてそんなことをするだ!かわいそうだろ!」
「リーダーは、甘すぎるんだって。いつか俺達の脅威になったらどうするのさ!」
(リ…リーダー?)
「魔界の平和のためだよ!」
「マニュアルったら。」
と頭を抱えた。するとマニュアルが
「考えてみてよ!この男!吸収魔法持ってるんだよ!」
「吸収?」
と聞くとマニュアルを叩きマニュアルは、ぶっ飛んだ。
「アハハ。マニュアル!いつからそんな冗談を言うようになったんだ?アハハ」
と笑っていた。そしてレリーフの元に近づき
「あの。ごめんよ、うちの子が。」
と言うとマニュアルが、
「子供扱いするな!」
と言うと、
「うるさーい!」
と叫び、
「あの。自己紹介した方がいいですよね!私は、チーム・ウィンターのリーダーをやってます。パタンと言います。以後お見知りおきを…。」
と言いマニュアルの胸ぐらをつかみ
「おら!行くぞ!仕事がたくさんあるぞ!」
と言い空間魔法のなかに入っていった。
「う…た…助かった…のか?」
とレリーフは、小声で言った。
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