魔王になりたい魔法使い

キェイ!

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冒険

マニュアル(前編)

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「ふわぁ~。」
と、レリーフがあくびをするとコートが、
「眠たいのか?昨日寝たばかりじゃないか!」
と言った。レリーフが、
「いや、そういう訳じゃないんだよな~。」
と言うとコートが、
「ん?なんでだ?」
と聞くとカイが、
「そんなことどうでもいいだろ。早く行くぞ。」
と言った。レリーフが
「わかってる。」
と言った。コートが、
「なぁ、レリーフ。魔法使いって楽しいか?」
「え?まぁ、そこそこだ。勇者は?」
「俺は勇者でよかったと思ってるぜ!」
と会話をしているとルアが、
「洞窟ね。きっとこの洞窟は、向こうと繋がっているんだわ。」
と言うとカイが
「入るか。」
と言い四人とも洞窟に入っていった。洞窟が暗かったのでレリーフが、火魔法を使い明るくしていた。すると向こうから魔物が出てきた。
「出たな!」
とカイが剣をだし魔物を切ろうとすると魔物がよけた。
「危ない危ない。」
と魔物が喋るとレリーフが、
「喋れるのか!?」
と驚いた。魔物が
「当たり前だ。」
と言いカイを蹴り飛ばした。カイは、洞窟の壁にぶつかるとコートが、剣をだし魔物に近づいた。魔物の攻撃をかわし剣を大きくした。
「おりゃ!」
魔物を切ろうとすると魔物が剣を止めた。
「なにっ!?」
コートが驚くと剣ごと投げられた。ルアが
「シック!」
と叫び呪文を言うとドラゴンが出てきた。ドラゴンが魔物を食べようとすると魔物が避けドラゴンを蹴った。
「シック!」
ルアが叫ぶと魔物が
「弱いなぁ。」
と言いレリーフが瞬間移動し魔物の後ろにいき殴った。魔物は吹き飛んだが魔物の前に空間ができ、レリーフの背中から出てきてレリーフにアタックした。レリーフも空間をつくり魔物の後ろに空間を作りレリーフが出てくるとレリーフの目の前に空間をつくり洞窟の壁に当たった。レリーフが、
「なんなんだ?」
と聞くと魔物は、
「おれは、チーム・ウィンターの一体、マニュアルだ。」
と言うとカイが、
「チーム・ウィンター?なんだ?それ」
と言うと魔物が、
「フフッ。教えてやろう。100年前から存在し魔界の超上級魔物の集まりのことだ。魔界…いや、この世でたった10体しかいないチームだ。そしてその中の一体がおれだ。マニュアル。覚えておけ。」
と言うとコートが、
「この世で…10体?」
と言うとマニュアルが、
「お前らには戦うのが早すぎた…。ただそれだけさ。」
と言うとレリーフが、
「くそっ!」
と言うとマニュアルが、
「おまえ!なぜ魔界にしか存在しない空間魔法を使っていた?」
と言うとレリーフが、
「フフッ。吸収魔法でとっちまったぜ。」
と言うとマニュアルが、
「ふざけるなぁぁ!!」
と叫びこちらに向かってきた。
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