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答え合わせ

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どの話がフィクションか。
正解は……

愛及屋烏
の話でした!
1話くらい、やっぱり1番怖いのは人間だよねパターンを入れたくて作りました。結果かなりベタな話になりましたけど。

身代わりの話はかなり実話を入れています。
まず、最初の交通事故。これは実際に私が目撃した事故を基にしています。かなり脚色はしていますが……本当に救急車を呼びましたし、110と119を間違えそうになったのも本当です。普段LINEで人に電話をかけるものですから、電話アプリでどうやって電話番号入れるんだ……?と、まぁかなり焦っていました。
で、後半の事故前の朝の話。これも、実話です。
実際に交通事故の日の朝に同じことが起きました。まぁ、私が目撃した交通事故の怪我人の方はヘルメットを被っていたので頭から血を流してはいませんでしたが。皆さんもバイクだけでなく自転車に乗る時もヘルメットを被りましょうね。
でないと……

拍子木の話は9割作り話です。身代わりとは大きく違いますね。
本当は、屋外ではなく冬の風呂場での出来事でした。
風呂場で愛及屋烏の話を考えていた時、外から突然拍子木のような音が聞こえてきたんです。愛及屋烏の主人公とは違って家の風呂には窓があるのでそこから聞こえてきたんですね。で、それも1回だけでなく、カンカン、と本当に拍子木を打っているかのようなリズムで鳴っているんです。
カンカン、ちょっと間を空けて、カンカン……
この地域には産まれた時から住んでいますが、拍子木なんて鳴らしながら町を練り歩く風習など無いので不思議に思って聞いてたんですね。
カンカン、カンカン……
火の用心の声も聞こえてきませんし、本当に拍子木の音だけが聞こえていたんです。
数回ほど音が鳴った後、なんの前触れもなく音は止んでしまいました。
その後気になって調べたところ『送り拍子木』の話が出てきて、今回の話の誕生に繋がるわけですね。
結局あれはなんだったんでしょう?

ここまで読んでくださった皆様。
この度は私の拙作を読んでくださり、ありがとうございました。
至らぬ点が数多くあったとは思いますが、少しでも楽しんでいただけたのなら幸いです。
それでは、またいつか、お会いしましょう。
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