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LV-21:6人組
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「おい、インディ! いつまで寝てんだ! ヴァントスたちが来たぞ、早く起きろ!」
朝早くから、ドンドンとドアを叩く音で目が覚めた。
時計を見ると、まだ7時30分を回ったところだ。ヴァントスさんが無理を言って、早朝に船を出させたのかもしれない。
「分かった! 着替えて顔を洗ったらレストランにすぐ行く!」
やはり、無理矢理にでも俺たちを追い抜くつもりだ。今度はどんなパーティーなのだろうか。俺は大急ぎで身支度を調え、レストランへ向かった。
「おはよう。ごめん、遅くなって」
「いいんですよ、インディ。元々は9時集合の予定だったのですから。サーシャはまだ用意に時間が掛かっています。あの方は、この世界でも女子ですから……」
確かに、三人の中ではサーシャが飛び抜けて女子だった。というよりも、ティシリィとナイリに女子要素が少なすぎるのかもしれない。ティシリィは髪を洗いっぱなしで寝たのだろうか、前髪に変な癖が付いたままだった。
「なに見てんだ、インディ」
「い、いや何も……それより、ヴァントスさんたちは?」
「教会に向かってるようだ。そろそろ戻ってくると思う。パーティー見てビックリするなよ……」
俺が見て驚くようなパーティー……? 嫌な予感がした。レストランの入り口がガヤガヤと騒がしくなり、ヴァントスさんたちが入ってきた。
ヴァントスさん、ロクサス、グラウ……ん? 知らない男女が一人ずつ、そして最後に入ってきたのは……エクラウスさんだった。
「エ、エクラウスさん!」
「……お、おう、インディか。なんだか凄く久しぶりに会った気がするな。順調に進んでいるか?」
「は、はい、今日は今から……あ、エクラウスさんたちは、もしかしてまだ知らない場所かも……」
「いや、アスドレクの城だろ? 俺たちもしばらくして、向かうことになる。互いの健闘を祈ろうじゃないか」
エクラウスさんはそう言って、ヴァントスさんたちがいるテーブルに向かった。いつの間にか、エクラウスさんの口調は、普段の口調に戻っていた。
「驚いたでしょ、インディ。話し方まですっかり変わってしまって……『雨の恵』を返そうとしたけど、持っておけって言われました」
そう話すナイリも、どこか寂しそうだった。
「ごめんね、お待たせ。あ……エクラウスさんが入ったんだね……ヴァントスさんたちのパーティー。——あの二人は誰かしら?」
サーシャが遅れてレストランに入ってきた。
「アタシもナイリも知らない。多分、第3便のプレイヤーだろう。それにしても、みんな良い装備してやがるな」
「多分、ヴァントスさんが出してくれているんだと思う。私たちもそうして貰ってたから……」
「チッ。アタシだったら死んでも御免だね。とにかくさっさと飯食って、装備を調えたらアスドレクの城へ行くぞ! 携帯食を用意するのも忘れるなよ!」
今日のティシリィは、いつにも増して気合いが入っていた。空回りするような事が無ければいいが。
俺たちは食事を取ると装備を調え、カタルリーアの村を出た。この島に来てから9日目。ティシリィたちに至っては12日目だ。雨天が今の所、1日だけなのは幸運だった。今日も島上空には、青い空が広がっている。
——————————
◆インディ(魔法使い)LV-65
右手・希望の剣
左手・魔法の盾
防具・ガッテラーレの鎧
アクセ・守りの指輪/守りのバングル
——————————
——————————
◆ティシリィ(戦士)LV-70
右手・魔法の盾
左手・光りの剣
防具・ガッテラーレの鎧
アクセ・幸運のブレスレット/守りのバングル
——————————
——————————
◆ナイリ(賢者)LV-62
右手・炎の剣
左手・魔法の盾
防具・魔法の鎧
アクセ・聖なるアームレット/雨の恵
——————————
——————————
◆サーシャ(僧侶)LV-45
右手・キラーソード
左手・魔法の盾
防具・ガッテラーレの鎧
アクセ・祝福の指輪/聖なるアームレット/雨の恵
——————————
俺たちは出来るだけ手持ちの物を利用し、ゴールドを温存しつつ装備強化を図った。
「このゲーム……いや、この世界のパターンとして、新しい商品は直近のバトルに対して有効な事が多いと思うんです。例えば、ガーディアンドラゴンが出てくる前に、グラヴィティボムの書が売っていたように。本当なら、皆に魔法の鎧を着けてもらいたいけど、ゴールドも使い切るわけにはいかないし……せめて魔法の盾だけでも装備しておきましょう」
ナイリの提案で、俺たち全員が魔法の盾を装備した。敵の攻撃魔法を和らげるこの盾が売っているという事は、魔法を使う敵が多く出るだろうと、ナイリは言った。
「凄いわね……ちゃんと考えて進めば、攻略法なんて知らなくてもいいのよ。ティシリィだけが目立ってるパーティーだと思ってたけど、皆が居てこそのパーティーなんだね、イロエスは……」
「インディは何かしたっけ? ……最初にインディが立てた作戦では、トロールにコテンパンにやられたけどな、アタシ」
「ティ、ティシリィ! 酷いですよ、しかも真顔で!」
「ハハハ、冗談だよ。インディと出会わなかったら、アタシは今ここに居ないんだから」
俺だってそうだ。ティシリィが居なかったら、ここまで辿り着けていたかどうか。俺も口に出しかけたが、ティシリィが照れると面倒だからやめておいた。
「……あ。ごめん、水筒忘れちゃった。すぐ戻るから!」
門を出てすぐの所で、サーシャが言った。
「何してんだよ、サーシャ……さっさと戻ってこいよ!」
サーシャは「分かった!」と言って、門をくぐりカタルリーアの村に戻っていった。そして、次にその門から出てきたのは、ヴァントスさんたちのパーティーだった。
「すまないが、先に行かせて貰うよ。お。インディ君だっけ? 良い剣持ってるねぇ」
ヴァントスさんはすれ違いざまに、そんな台詞を残していった。それを聞いたロクサスは、俺の『希望の剣』をマジマジと見ていた。そういえば、ロクサスも俺と同じ魔法使いだ。エクラウスさんはというと、俺と目が合うと笑顔を浮かべ、そして目をそらした。
サーシャが水筒を忘れた結果、俺たちはヴァントスさんたちのパーティーに付いていく形になった。
どちらのパーティーも小戦闘を繰り返し、俺たちはつかず離れずの距離でアスドレクの城へと進んでいった。ヴァントスさんたちの戦闘を横目に見たが、彼らの戦い方はサーシャが言っていた通りだった。その場で剣を振ったり、端末に小声で魔法を唱えるなど、とてもバトルをしているようには見えなかった。
そして、エクラウスさんも彼らと同じように戦っているのを見て、俺は少し悲しくなった。
「そう言えば、今日はまだヘルゴーレムが出てないな。また出ると思うか? ナイリ?」
「ええ、私は出ると思います。そろそろ出てもおかしく——」
ズウーン……
ヘルゴーレムが現れた。前を行く、ヴァントスさんたちのパーティーは慌ただしく配置につく。
「いいのかな? 俺たちこのまま素通りしても」
「当たり前だ。何に気を使うことがある」
俺たちは、ヘルゴーレムと戦闘しているヴァントスさんたちの横を通り過ぎた。
「ヘルゴーレムはそこそこの強敵です。しばらくは戦闘に時間を取られ……え!? もう倒したのですか……?」
振り返ると、ドロドロに溶けていくヘルゴーレムの姿が見えた。どういう事だ……
「ロクサスと、もう一人の魔法使いがラピオードを唱えてた。ヘルゴーレムは水系の魔法に弱いんだよ、きっと。……確か、私たちの時も最後はインディのラピオードだったわよね」
戦闘をずっと眺めていたのか、サーシャが言った。俺たちの場合、最後に放ったのがラピオードだったので気付かなかったが、最初からラピオードを使っていれば、楽に倒せていたのだろう。
「完全に攻略法掴んでるって感じだな。なんで、エクラウスはあんなとこに行っちまったんだ」
「私は止めようとしましたよ、エクラウスさんを。その私を止めたのはティシリィじゃないですか」
「い、いや……まさか、すぐにリーヴォルを出て行くなんて思いもしなかったんだよ。せっかちな奴だよ、エクラウスも」
もしかしたら、ティシリィもエクラウスさんと一緒に旅を進めたかったのかもしれない。
エクラウスさんは今、何を思って戦っているのだろう。
朝早くから、ドンドンとドアを叩く音で目が覚めた。
時計を見ると、まだ7時30分を回ったところだ。ヴァントスさんが無理を言って、早朝に船を出させたのかもしれない。
「分かった! 着替えて顔を洗ったらレストランにすぐ行く!」
やはり、無理矢理にでも俺たちを追い抜くつもりだ。今度はどんなパーティーなのだろうか。俺は大急ぎで身支度を調え、レストランへ向かった。
「おはよう。ごめん、遅くなって」
「いいんですよ、インディ。元々は9時集合の予定だったのですから。サーシャはまだ用意に時間が掛かっています。あの方は、この世界でも女子ですから……」
確かに、三人の中ではサーシャが飛び抜けて女子だった。というよりも、ティシリィとナイリに女子要素が少なすぎるのかもしれない。ティシリィは髪を洗いっぱなしで寝たのだろうか、前髪に変な癖が付いたままだった。
「なに見てんだ、インディ」
「い、いや何も……それより、ヴァントスさんたちは?」
「教会に向かってるようだ。そろそろ戻ってくると思う。パーティー見てビックリするなよ……」
俺が見て驚くようなパーティー……? 嫌な予感がした。レストランの入り口がガヤガヤと騒がしくなり、ヴァントスさんたちが入ってきた。
ヴァントスさん、ロクサス、グラウ……ん? 知らない男女が一人ずつ、そして最後に入ってきたのは……エクラウスさんだった。
「エ、エクラウスさん!」
「……お、おう、インディか。なんだか凄く久しぶりに会った気がするな。順調に進んでいるか?」
「は、はい、今日は今から……あ、エクラウスさんたちは、もしかしてまだ知らない場所かも……」
「いや、アスドレクの城だろ? 俺たちもしばらくして、向かうことになる。互いの健闘を祈ろうじゃないか」
エクラウスさんはそう言って、ヴァントスさんたちがいるテーブルに向かった。いつの間にか、エクラウスさんの口調は、普段の口調に戻っていた。
「驚いたでしょ、インディ。話し方まですっかり変わってしまって……『雨の恵』を返そうとしたけど、持っておけって言われました」
そう話すナイリも、どこか寂しそうだった。
「ごめんね、お待たせ。あ……エクラウスさんが入ったんだね……ヴァントスさんたちのパーティー。——あの二人は誰かしら?」
サーシャが遅れてレストランに入ってきた。
「アタシもナイリも知らない。多分、第3便のプレイヤーだろう。それにしても、みんな良い装備してやがるな」
「多分、ヴァントスさんが出してくれているんだと思う。私たちもそうして貰ってたから……」
「チッ。アタシだったら死んでも御免だね。とにかくさっさと飯食って、装備を調えたらアスドレクの城へ行くぞ! 携帯食を用意するのも忘れるなよ!」
今日のティシリィは、いつにも増して気合いが入っていた。空回りするような事が無ければいいが。
俺たちは食事を取ると装備を調え、カタルリーアの村を出た。この島に来てから9日目。ティシリィたちに至っては12日目だ。雨天が今の所、1日だけなのは幸運だった。今日も島上空には、青い空が広がっている。
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左手・魔法の盾
防具・ガッテラーレの鎧
アクセ・守りの指輪/守りのバングル
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◆ティシリィ(戦士)LV-70
右手・魔法の盾
左手・光りの剣
防具・ガッテラーレの鎧
アクセ・幸運のブレスレット/守りのバングル
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◆ナイリ(賢者)LV-62
右手・炎の剣
左手・魔法の盾
防具・魔法の鎧
アクセ・聖なるアームレット/雨の恵
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◆サーシャ(僧侶)LV-45
右手・キラーソード
左手・魔法の盾
防具・ガッテラーレの鎧
アクセ・祝福の指輪/聖なるアームレット/雨の恵
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俺たちは出来るだけ手持ちの物を利用し、ゴールドを温存しつつ装備強化を図った。
「このゲーム……いや、この世界のパターンとして、新しい商品は直近のバトルに対して有効な事が多いと思うんです。例えば、ガーディアンドラゴンが出てくる前に、グラヴィティボムの書が売っていたように。本当なら、皆に魔法の鎧を着けてもらいたいけど、ゴールドも使い切るわけにはいかないし……せめて魔法の盾だけでも装備しておきましょう」
ナイリの提案で、俺たち全員が魔法の盾を装備した。敵の攻撃魔法を和らげるこの盾が売っているという事は、魔法を使う敵が多く出るだろうと、ナイリは言った。
「凄いわね……ちゃんと考えて進めば、攻略法なんて知らなくてもいいのよ。ティシリィだけが目立ってるパーティーだと思ってたけど、皆が居てこそのパーティーなんだね、イロエスは……」
「インディは何かしたっけ? ……最初にインディが立てた作戦では、トロールにコテンパンにやられたけどな、アタシ」
「ティ、ティシリィ! 酷いですよ、しかも真顔で!」
「ハハハ、冗談だよ。インディと出会わなかったら、アタシは今ここに居ないんだから」
俺だってそうだ。ティシリィが居なかったら、ここまで辿り着けていたかどうか。俺も口に出しかけたが、ティシリィが照れると面倒だからやめておいた。
「……あ。ごめん、水筒忘れちゃった。すぐ戻るから!」
門を出てすぐの所で、サーシャが言った。
「何してんだよ、サーシャ……さっさと戻ってこいよ!」
サーシャは「分かった!」と言って、門をくぐりカタルリーアの村に戻っていった。そして、次にその門から出てきたのは、ヴァントスさんたちのパーティーだった。
「すまないが、先に行かせて貰うよ。お。インディ君だっけ? 良い剣持ってるねぇ」
ヴァントスさんはすれ違いざまに、そんな台詞を残していった。それを聞いたロクサスは、俺の『希望の剣』をマジマジと見ていた。そういえば、ロクサスも俺と同じ魔法使いだ。エクラウスさんはというと、俺と目が合うと笑顔を浮かべ、そして目をそらした。
サーシャが水筒を忘れた結果、俺たちはヴァントスさんたちのパーティーに付いていく形になった。
どちらのパーティーも小戦闘を繰り返し、俺たちはつかず離れずの距離でアスドレクの城へと進んでいった。ヴァントスさんたちの戦闘を横目に見たが、彼らの戦い方はサーシャが言っていた通りだった。その場で剣を振ったり、端末に小声で魔法を唱えるなど、とてもバトルをしているようには見えなかった。
そして、エクラウスさんも彼らと同じように戦っているのを見て、俺は少し悲しくなった。
「そう言えば、今日はまだヘルゴーレムが出てないな。また出ると思うか? ナイリ?」
「ええ、私は出ると思います。そろそろ出てもおかしく——」
ズウーン……
ヘルゴーレムが現れた。前を行く、ヴァントスさんたちのパーティーは慌ただしく配置につく。
「いいのかな? 俺たちこのまま素通りしても」
「当たり前だ。何に気を使うことがある」
俺たちは、ヘルゴーレムと戦闘しているヴァントスさんたちの横を通り過ぎた。
「ヘルゴーレムはそこそこの強敵です。しばらくは戦闘に時間を取られ……え!? もう倒したのですか……?」
振り返ると、ドロドロに溶けていくヘルゴーレムの姿が見えた。どういう事だ……
「ロクサスと、もう一人の魔法使いがラピオードを唱えてた。ヘルゴーレムは水系の魔法に弱いんだよ、きっと。……確か、私たちの時も最後はインディのラピオードだったわよね」
戦闘をずっと眺めていたのか、サーシャが言った。俺たちの場合、最後に放ったのがラピオードだったので気付かなかったが、最初からラピオードを使っていれば、楽に倒せていたのだろう。
「完全に攻略法掴んでるって感じだな。なんで、エクラウスはあんなとこに行っちまったんだ」
「私は止めようとしましたよ、エクラウスさんを。その私を止めたのはティシリィじゃないですか」
「い、いや……まさか、すぐにリーヴォルを出て行くなんて思いもしなかったんだよ。せっかちな奴だよ、エクラウスも」
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