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LV-16:サーシャとエクラウス
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食事の後、俺は一人でバーを訪れた。
バーに行ったことなんて数える程しか無く、ましてや一人でなんて初めての事だ。なんとなくモヤモヤとする事が多かったからだろう。お酒でも飲んで、バタンと倒れて眠りたかった。ドアを開けると、ベルが「カラン」と良い音を立てた。
「いらっしゃいませ」
声をかけてくれたバーテンダーと、カウンターに座っていた金髪の女性が、俺に視線を向けた。サーシャだった。
どこに座ればいいものかと躊躇していると、バーテンダーはサーシャの隣の席を勧めてくれた。
「だ、大丈夫ですか隣?」
サーシャに声を掛けると、笑顔でコクリと頷いてくれた。
「はじめまして……ですね。サーシャです。確か、インディさん?」
「は、はい、インディです。……他の皆さんはもう休まれたんですか?」
「ええ、今日は早朝からテセラの塔に行って、王様に謁見、そこからリーヴォルって道程だったから、皆疲れちゃったのかな? 普段なら、ヴァントスさんはバーにいる事が多いんだけど」
そう言って、サーシャはグラスに入った氷をカランと鳴らした。何のお酒か分からなかったが、俺も同じものを注文した。
「なかなか順調そうですね、サーシャさんたちのパーティー。テセラの塔のボスとか、俺たち結構ギリギリでした」
「ああ……インディさんたちのパーティーって、その……事前情報とか知ってるの? どこに、どんなモンスターが出てくるとか?」
「いえいえ、そんなの全然知らないです。急に後ろから襲われたり、上から出てきたりで、いつもヒヤヒヤしてますよ。サーシャさんの所は違うんですか……?」
「やっぱり、そうなのね……」
サーシャはそう言って、ため息を一つついた。
「や、やっぱりって、どういう事です?」
「進行が早いパーティーには、そういう事前情報が入ってるって、ヴァントスさんが言ってたの……もちろん、インディさんたちのパーティーにも情報が入ってるって。……やっぱり嘘だったんだ。なんかおかしいなって、思ってた」
エクラウスさんの言っていた通りだった。ヴァントスさんは事前に、色々な情報を仕入れていたようだ。
「話は変わるんだけど、インディさんは、今のパーティー楽しい? ……楽しそうよね、皆さん仲良さそうに見えるし。私たちのパーティーは……楽しく無いの、ちっとも。ロクサスとグラウはちょっとした事で喧嘩をするし、ヴァントスさんに至っては、本当にゲームを楽しんでいるのかなって。パーティーを抜けて、一度ガッテラーレに戻ろうかと思ってたくらいで……」
サーシャは、目の前のグラスをじっと見つめてそう言った。
「そうなんですか……サーシャさんは、どうしてロクサスたちのパーティーに入ったんですか?」
「ロクサスは虹色のスライムを倒していたからレベルが高い、グラウは一度ガッテラーレを訪れたから、ガッテラーレの情報を知っている、ヴァントスさんは知っての通りお金持ち。それで、三人の利害関係は一致したの。……あと、足りないのは僧侶だけ。ヴァランナには三人の僧侶がいたんだけど、何故か私に白羽の矢が立って。嬉しかったの、最初は。その三人から選んで貰えた事が」
サーシャは整った顔立ちをしていて、とても綺麗な人だなと思っていた。選ばれた理由には、それもあると思う。
「なるほど、そんな理由でパーティーが組まれたんですね。せっかく楽しむためにお金も時間も使ってここまで来たのに、楽しく無いってのは酷ですね……」
「ええ、とうとう先頭に立ったけど、ちっとも楽しくなんてない。……やっぱり、今のパーティーは抜ける。ズルをしてまでクリアしたいなんて、私は思わない……」
「だったら……俺たちのパーティーに入ってみるとか……? 六人までなら大丈夫なはずだし」
サーシャは驚いた顔でこちらを見た。
「そ、それはとても嬉しいけど、インディさんたちのパーティーは現時点でバランスも取れているし、私が入ると邪魔にならない……?」
「いや、そんな事無いと思いますよ。とりあえず、一度皆に聞いて——」
その時、カランとベルの音が鳴り、誰かがバーに入ってきた。ティシリィだった。
「インディ、こんな所に居たのか。……あ、お邪魔のようだな。……また朝話す」
そう言ってティシリィは踵を返し、バーを出ようとした。
「ま、待ってティシリィ! ちょっと話がある、ここに座ってくれないか」
渋々俺の隣に座ったティシリィに、サーシャとのやりとりを話した。ティシリィは難しい顔をしている。俺たちのパーティーに、サーシャが入るのは反対なのだろうか。
「正直言うと、アタシは今のままでいい。どうするかは、多数決で決めたらいいんじゃないか? エクラウスとナイリに聞いて、サーシャを迎え入れると決まったなら、アタシも快く迎え入れよう。これでどうだ? サーシャ」
「ありがとう、ティシリィさん。そうやって、ハッキリ言って貰えた方がスッキリします。……結果はどうであれ、モヤモヤしてた事を聞いて貰って良かった。インディさん、ティシリィさん、本当にありがとう」
そう言って、サーシャは頭を下げた。
俺たち2つのパーティーは、朝一番にレストランで会うことを決めた。どちらの結果になろうとも、サーシャは今のパーティーを抜けるだろう。
***
約束の朝を迎え、俺とエクラウスさんはレストランへ向かう。俺たちパーティーは、サーシャを迎え入れる事を決めた。ロクサスたちはどんな反応を見せるのだろうか。
「おい、山岡……いやエクラウス! ウチのパーティーから引き抜きをするなんて酷いだろう。ここまで来て、新しい僧侶を探すなんてこと出来るか!」
レストランに入るなり、ヴァントスさんがエクラウスさんに食ってかかった。俺とエクラウスさん以外、全員が既に席に着いていた。
「引き抜きなんてしてないから。サーシャはウチに入らなくても、アンタたちのパーティーを抜けてたよ。なあ? サーシャ」
ティシリィの言葉に、サーシャは無言で頷いた。
「それなら、いっその事、俺もパーティーに入れてくれよ。上限は六人までだからまだ入れるだろう、どうだエクラウス?」
「ま、待ってくれ、ヴァントスさん! 何てこと言うんだ、俺たちはどうなる!?」
ロクサスが勢いよく立ち上がって言った。
「安心しろ、ロクサス。アタシたちはゲームの攻略を知った上で進める奴なんかと、組んだりしない。どうしても僧侶が必要ならガッテラーレまで戻るんだな」
ティシリィは、立ち尽くしたままのロクサスに言った。
「ん? 攻略を知っていたからサーシャは抜けたのか? じゃ、エクラウスも同罪だぞ。ガッテラーレで『グラヴィティボム』の書を買ってたよな。俺がテセラの塔のボスは、空飛ぶドラゴンって言ったからじゃないのか?」
俺たちの視線はエクラウスさんに向かった。
「……エクラウス、嘘をつくなと言ってやれ。そんな事を知ったら、ゲームの一番面白い所が無くなるんだろ? どうなんだ」
ティシリィが言うが、エクラウスさんは腕組みをしたまま、微動だにしない。
「エクラウスさん……本当なんですか?」
俺の問いかけに、エクラウスさんはゆっくりと話し始めた。
「俺だって聞きたくなかったんだよ、バーでアイツが勝手に話していた事が耳に入っただけだ。——だが、それを聞いてしまった俺は、『グラヴィティボムの書』を買ってしまった。俺たちのパーティーが、対空の敵に弱い事は気付いていたからだ。そしてバトルでも使ってしまった。俺はヴァントスと一緒だよ」
「い、いや、エクラウスさんは、それを知らなかったとしても『グラヴィティボムの書』を買っていたんじゃないですか? いつも最強の装備を調えていらっしゃるんですから、その方が自然です。そしてその書を持っていたら、ガーディアンドラゴンにも使っていたはずです。違いますか? エクラウスさん」
そう言うナイリに対し、エクラウスさんはゆっくりと首を左右に振った。
「黙ってて申し訳なかった。俺も心苦しかったんだ、知らない振りをしていたのが。インディたちなら、この先もきっと攻略出来るよ。サーシャと一緒に一番でクリアしてくれ。幸運を祈る」
そう言って、エクラウスさんは席を立った。
「エ、エクラウスさん、どこに行くんですか!」
追いかけようとしたナイリを、ティシリィが止めた。
しばらくして、エクラウスさんがパーティーを抜けたという通知が、俺たちの端末に届いた。
バーに行ったことなんて数える程しか無く、ましてや一人でなんて初めての事だ。なんとなくモヤモヤとする事が多かったからだろう。お酒でも飲んで、バタンと倒れて眠りたかった。ドアを開けると、ベルが「カラン」と良い音を立てた。
「いらっしゃいませ」
声をかけてくれたバーテンダーと、カウンターに座っていた金髪の女性が、俺に視線を向けた。サーシャだった。
どこに座ればいいものかと躊躇していると、バーテンダーはサーシャの隣の席を勧めてくれた。
「だ、大丈夫ですか隣?」
サーシャに声を掛けると、笑顔でコクリと頷いてくれた。
「はじめまして……ですね。サーシャです。確か、インディさん?」
「は、はい、インディです。……他の皆さんはもう休まれたんですか?」
「ええ、今日は早朝からテセラの塔に行って、王様に謁見、そこからリーヴォルって道程だったから、皆疲れちゃったのかな? 普段なら、ヴァントスさんはバーにいる事が多いんだけど」
そう言って、サーシャはグラスに入った氷をカランと鳴らした。何のお酒か分からなかったが、俺も同じものを注文した。
「なかなか順調そうですね、サーシャさんたちのパーティー。テセラの塔のボスとか、俺たち結構ギリギリでした」
「ああ……インディさんたちのパーティーって、その……事前情報とか知ってるの? どこに、どんなモンスターが出てくるとか?」
「いえいえ、そんなの全然知らないです。急に後ろから襲われたり、上から出てきたりで、いつもヒヤヒヤしてますよ。サーシャさんの所は違うんですか……?」
「やっぱり、そうなのね……」
サーシャはそう言って、ため息を一つついた。
「や、やっぱりって、どういう事です?」
「進行が早いパーティーには、そういう事前情報が入ってるって、ヴァントスさんが言ってたの……もちろん、インディさんたちのパーティーにも情報が入ってるって。……やっぱり嘘だったんだ。なんかおかしいなって、思ってた」
エクラウスさんの言っていた通りだった。ヴァントスさんは事前に、色々な情報を仕入れていたようだ。
「話は変わるんだけど、インディさんは、今のパーティー楽しい? ……楽しそうよね、皆さん仲良さそうに見えるし。私たちのパーティーは……楽しく無いの、ちっとも。ロクサスとグラウはちょっとした事で喧嘩をするし、ヴァントスさんに至っては、本当にゲームを楽しんでいるのかなって。パーティーを抜けて、一度ガッテラーレに戻ろうかと思ってたくらいで……」
サーシャは、目の前のグラスをじっと見つめてそう言った。
「そうなんですか……サーシャさんは、どうしてロクサスたちのパーティーに入ったんですか?」
「ロクサスは虹色のスライムを倒していたからレベルが高い、グラウは一度ガッテラーレを訪れたから、ガッテラーレの情報を知っている、ヴァントスさんは知っての通りお金持ち。それで、三人の利害関係は一致したの。……あと、足りないのは僧侶だけ。ヴァランナには三人の僧侶がいたんだけど、何故か私に白羽の矢が立って。嬉しかったの、最初は。その三人から選んで貰えた事が」
サーシャは整った顔立ちをしていて、とても綺麗な人だなと思っていた。選ばれた理由には、それもあると思う。
「なるほど、そんな理由でパーティーが組まれたんですね。せっかく楽しむためにお金も時間も使ってここまで来たのに、楽しく無いってのは酷ですね……」
「ええ、とうとう先頭に立ったけど、ちっとも楽しくなんてない。……やっぱり、今のパーティーは抜ける。ズルをしてまでクリアしたいなんて、私は思わない……」
「だったら……俺たちのパーティーに入ってみるとか……? 六人までなら大丈夫なはずだし」
サーシャは驚いた顔でこちらを見た。
「そ、それはとても嬉しいけど、インディさんたちのパーティーは現時点でバランスも取れているし、私が入ると邪魔にならない……?」
「いや、そんな事無いと思いますよ。とりあえず、一度皆に聞いて——」
その時、カランとベルの音が鳴り、誰かがバーに入ってきた。ティシリィだった。
「インディ、こんな所に居たのか。……あ、お邪魔のようだな。……また朝話す」
そう言ってティシリィは踵を返し、バーを出ようとした。
「ま、待ってティシリィ! ちょっと話がある、ここに座ってくれないか」
渋々俺の隣に座ったティシリィに、サーシャとのやりとりを話した。ティシリィは難しい顔をしている。俺たちのパーティーに、サーシャが入るのは反対なのだろうか。
「正直言うと、アタシは今のままでいい。どうするかは、多数決で決めたらいいんじゃないか? エクラウスとナイリに聞いて、サーシャを迎え入れると決まったなら、アタシも快く迎え入れよう。これでどうだ? サーシャ」
「ありがとう、ティシリィさん。そうやって、ハッキリ言って貰えた方がスッキリします。……結果はどうであれ、モヤモヤしてた事を聞いて貰って良かった。インディさん、ティシリィさん、本当にありがとう」
そう言って、サーシャは頭を下げた。
俺たち2つのパーティーは、朝一番にレストランで会うことを決めた。どちらの結果になろうとも、サーシャは今のパーティーを抜けるだろう。
***
約束の朝を迎え、俺とエクラウスさんはレストランへ向かう。俺たちパーティーは、サーシャを迎え入れる事を決めた。ロクサスたちはどんな反応を見せるのだろうか。
「おい、山岡……いやエクラウス! ウチのパーティーから引き抜きをするなんて酷いだろう。ここまで来て、新しい僧侶を探すなんてこと出来るか!」
レストランに入るなり、ヴァントスさんがエクラウスさんに食ってかかった。俺とエクラウスさん以外、全員が既に席に着いていた。
「引き抜きなんてしてないから。サーシャはウチに入らなくても、アンタたちのパーティーを抜けてたよ。なあ? サーシャ」
ティシリィの言葉に、サーシャは無言で頷いた。
「それなら、いっその事、俺もパーティーに入れてくれよ。上限は六人までだからまだ入れるだろう、どうだエクラウス?」
「ま、待ってくれ、ヴァントスさん! 何てこと言うんだ、俺たちはどうなる!?」
ロクサスが勢いよく立ち上がって言った。
「安心しろ、ロクサス。アタシたちはゲームの攻略を知った上で進める奴なんかと、組んだりしない。どうしても僧侶が必要ならガッテラーレまで戻るんだな」
ティシリィは、立ち尽くしたままのロクサスに言った。
「ん? 攻略を知っていたからサーシャは抜けたのか? じゃ、エクラウスも同罪だぞ。ガッテラーレで『グラヴィティボム』の書を買ってたよな。俺がテセラの塔のボスは、空飛ぶドラゴンって言ったからじゃないのか?」
俺たちの視線はエクラウスさんに向かった。
「……エクラウス、嘘をつくなと言ってやれ。そんな事を知ったら、ゲームの一番面白い所が無くなるんだろ? どうなんだ」
ティシリィが言うが、エクラウスさんは腕組みをしたまま、微動だにしない。
「エクラウスさん……本当なんですか?」
俺の問いかけに、エクラウスさんはゆっくりと話し始めた。
「俺だって聞きたくなかったんだよ、バーでアイツが勝手に話していた事が耳に入っただけだ。——だが、それを聞いてしまった俺は、『グラヴィティボムの書』を買ってしまった。俺たちのパーティーが、対空の敵に弱い事は気付いていたからだ。そしてバトルでも使ってしまった。俺はヴァントスと一緒だよ」
「い、いや、エクラウスさんは、それを知らなかったとしても『グラヴィティボムの書』を買っていたんじゃないですか? いつも最強の装備を調えていらっしゃるんですから、その方が自然です。そしてその書を持っていたら、ガーディアンドラゴンにも使っていたはずです。違いますか? エクラウスさん」
そう言うナイリに対し、エクラウスさんはゆっくりと首を左右に振った。
「黙ってて申し訳なかった。俺も心苦しかったんだ、知らない振りをしていたのが。インディたちなら、この先もきっと攻略出来るよ。サーシャと一緒に一番でクリアしてくれ。幸運を祈る」
そう言って、エクラウスさんは席を立った。
「エ、エクラウスさん、どこに行くんですか!」
追いかけようとしたナイリを、ティシリィが止めた。
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