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LV-02:虹色のスライム
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食事を終え、俺は村を出る準備を整えた。
エクラウスさんが言うには、スライム程度なら初期装備でも全く問題無いとの事。とりあえず、バトルがどのようなものか体験してみたかったのだ。
まずは、左手首に装着した端末でステイタスチェックを行った。
——————————
◆インディ(旅人)LV-1
右手・銅の剣
左手・なし
防具・旅人のコート
アクセ・なし
——————————
「旅人、レベル1か……ハハハ、気が遠くなるな」
この端末は、大きなスマートウォッチのようなもので、左右の手首どちらかに装着しておく必要があった。画面はスマートフォンほどのサイズがあり、現時刻やステイタス、マップ等を確認する事が出来る。
ルッカの門を一歩出ると、潮風が俺の髪をなびかせた。自然と足が止まる。
果てしなく広がる、茂みと草原。その奥には森や、岩肌が露出した丘も見える。更にその先には、城や塔が何百年も前から存在するかのような風格をたたえて立っていた。
そんな景色を楽しみながら、5分も歩いた頃だろうか。進行方向、高さのある茂みが大きく揺れた。
静かに茂みをかき分け、歩み寄る……
いた……スライムだ……
スライムと言えば、青くプヨプヨした身体に、目が付いているものと思っていた。しかしそいつはキラキラと輝く虹色で、しかも目が無かった。
と言うか、何だこのクオリティは……
PRムービーでは、実写さながらのモンスターが登場していたが、ネット上では再現不可能だろうと言われていた。だがこのスライムは、本当にすぐ目の前にいるように見える……一体、どのようなカラクリがあるのだろうか……
い、いやっ……今はバトルに集中しよう。
音を立てないように剣を抜く。この世界の初期装備『銅の剣』だ。重量は軽く、刃の部分に手を当てても切れる事は無い。あくまで対モンスター用だ。
さらに距離を詰め、上段からスライムに斬りかかった。スライムは気配を感じ取ったのか、こちらを向いた。そいつは目が無かったのではなく、俺が見ていたのは背中だったようだ。
スライムが逃げ出すより先に、斬った感触が剣に伝わった。目の前でスライムはちりぢりになって飛び散り、左手首の端末からは何かを伝える着信音が鳴った。
「あああーーーっ!!! アタシの獲物、横取りされた!!!」
退治したスライムの向こう側には、真っ赤な髪の女性が立っていた。
「ちょっと!! アンタ何してくれるんだよ! アタシが斬り込もうとした瞬間に!」
その女性は、ズカズカと俺の前までやってきた。
「た、たかがスライムじゃん。その内、また出てくるでしょ」
「何言ってんだよ!! 虹色のスライムがポンポン出てくる訳ないだろ!!」
赤い髪の女性は、俺を真正面に据えて睨み付けた。
「——ちょ、ちょっと待って。本当に何も知らないんだ。さっき島に着いたばかりで、これが最初のバトルなんだから」
「ん……!? ああ……今日だったか、第2便の連中が到着するのは。ちょっと見せて……ステイタス」
怒りが少々落ち着いたように見えた彼女は、俺の端末を勝手に起動させた。
「アイツの言ってた事は本当だったんだな……レベルは14、ゴールドもすげえな……」
「キ、キミも戦ってたなら、同じように経験値とか入ってないの?」
「残念ながら、パーティー登録してないと退治した奴にしか入らないんだよ。……アタシはティシリィ。アンタは?」
「お、俺はインディ。よろしく」
ティシリィと名乗る女性は、第1便で3日前にこの島に着いたらしい。
最初は勢いに任せ先に進もうとしたが、すぐに行き詰まったようだ。エクラウスさんが言っていた通り、お金が日に日に減っていき、この近辺から先に進むことが出来なかったという。
「一昨日かな、初めて聞いたんだよ、経験値とゴールドが山ほど入る、虹色のスライムってのがいるって話。第1便の奴らでも一人だけだよ、倒したのは。あのスライムに賭けてたんだよね、アタシ……」
「そっか……何か悪いことしたね……」
「いや……さっきはキツく当たって悪かった。アタシの運が無かっただけだ」
ティシリィは心底、落ち込んでいる様子だった。このままだとリタイヤしてしまうのかもしれない。
「何か、俺に出来ることある? 例えばパーティーを組んだりしたら、ティシリィさんは助かったりする?」
下を向いていたティシリィが、俺に顔を向けた。
「いいのか……? レベル6のアタシなんか連れて行ったら、足手まといになる可能性もあるぞ」
「じゃ、そうしようよ。パーティーを組もう、ティシリィさん」
「あ、ああ……よろしくインディ! それと、アタシに『さん付け』は要らないから!」
怒鳴られっぱなしで気付かなかったが、ティシリィはとても愛らしい顔をしていた。
俺たちはその場でパーティー登録をすませる。パーティー登録も端末だけで可能なのだ。俺の端末にも、ティシリィのステイタスが表示されるようになっていた。
「それで、インディは何になる? 戦士?」
「ど、どういう事?」
「あ。まだ、ルッカの図書館行ってないとか?」
「そんなのがあるんだ……ご飯食べて、すぐ出てきちゃったから」
「ハハハ、案外適当なんだな。レベルが10を超えると、戦士、魔法使い、僧侶、賢者から職業を選択出来るんだよ。どの職業が何をするかくらいは分かってるよな?」
「ああ、もちろん。俺は魔法使いかな。火とか氷なんかを呼び出してみたいんだよ」
「分かる分かる、その気持ち。じゃ、アタシはレベルが10に達したら、予定通り戦士だな。……子供の頃から剣道やってたから、剣捌きには自信あるんだ」
そう言ってティシリィは、フフッと笑った。
「じゃ、インディ。早速、魔法使いに転職しよう。レベルは5だけ下がるけど、その代わり何かしらの魔法が手に入ると思う。……魔法には2種類ある。レベルが上がると覚える魔法と、魔法の書を買って手に入れる魔法。転職する度にレベルが5つ下がるけど、本当に魔法使いでいいな?」
「うん、大丈夫。教会かどこかまで行かないといけないの?」
「いや。雰囲気ないけどさ、これも端末で出来るんだ。ハハハ、味気ないだろ」
ティシリィが、左手に付けた俺の端末をイジりだした。ティシリィの赤い髪が俺のすぐ前で揺れる。髪から漂う、良い香りのせいだろうか。俺は少しドキっとした。
「おお! 凄い!! 『ファイラス』覚えたじゃん! こんなレベルで手に入るんだ。炎系でも上位の魔法だ。どこまでも運の良い奴だな!」
——————————
◆インディ(魔法使い)LV-9
右手・銅の剣
左手・なし
防具・旅人のコート
アクセ・なし
——————————
——————————
◆ティシリィ(旅人)LV-6
右手・なし
左手・鉄の剣
防具・皮の鎧
アクセ・なし
——————————
端末のチェックを終えると、ティシリィが真剣な顔で俺に向き直った。
「インディ、今はこんな体たらくだが、アタシは一番でクリアしたいっていう目標があった。それもあって、第1便を申し込んだんだ。でも正直な所、2日目には無理な気がしてきた。やっぱりお金を使わないと、なかなか先に進めないんだよ」
「ああ、そうみたいだね……お昼に話した人も、そんな感じの事を言っていたよ」
「でもさ、インディとなら行けるかも……って思い始めてる。何しろ、虹色のスライムの件にしても、ファイラスの件にしても、インディは運が良い。アタシはやっぱり一番でクリアしたいんだ。……どうだろう? インディ」
そう言えば、俺にはこれといった目標が無かった。出来るだけお金を使わず、気を使わなくていい人とパーティーを組んで、クリア出来ればいい。その程度だった。
「良いかもね……開催第1回目にして、最初のクリア達成者か……カッコいいじゃん! やってみよう、ティシリィ!!」
「そうか、ありがとう!! それはある意味、最強のプレイヤーになる事でもあるんだ。アタシは最強の戦士を目指す! インディは最強の魔法使いだ! よし、行ける、行けるぞ!!」
ティシリィは興奮しているようだった。俺は初日から、面白い女性とパーティーを組むことになった。虹色のスライム、ファイラスと続いて、これも幸運の一つなのかもしれない。
ティシリィが出した提案は、2番目の村『バーディア』を飛ばして、3番目の村『ヴァランナ』に入りたいとの事だった。先を行くプレイヤーは既に『ヴァランナ』入りしているらしい。
「レベル9の魔法使いがいれば、きっと何とかなる! 早速、出発しよう! インディ!!」
俺たちはお尻に着いた草を払うと、ヴァランナに向けて進み始めた。
エクラウスさんが言うには、スライム程度なら初期装備でも全く問題無いとの事。とりあえず、バトルがどのようなものか体験してみたかったのだ。
まずは、左手首に装着した端末でステイタスチェックを行った。
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◆インディ(旅人)LV-1
右手・銅の剣
左手・なし
防具・旅人のコート
アクセ・なし
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「旅人、レベル1か……ハハハ、気が遠くなるな」
この端末は、大きなスマートウォッチのようなもので、左右の手首どちらかに装着しておく必要があった。画面はスマートフォンほどのサイズがあり、現時刻やステイタス、マップ等を確認する事が出来る。
ルッカの門を一歩出ると、潮風が俺の髪をなびかせた。自然と足が止まる。
果てしなく広がる、茂みと草原。その奥には森や、岩肌が露出した丘も見える。更にその先には、城や塔が何百年も前から存在するかのような風格をたたえて立っていた。
そんな景色を楽しみながら、5分も歩いた頃だろうか。進行方向、高さのある茂みが大きく揺れた。
静かに茂みをかき分け、歩み寄る……
いた……スライムだ……
スライムと言えば、青くプヨプヨした身体に、目が付いているものと思っていた。しかしそいつはキラキラと輝く虹色で、しかも目が無かった。
と言うか、何だこのクオリティは……
PRムービーでは、実写さながらのモンスターが登場していたが、ネット上では再現不可能だろうと言われていた。だがこのスライムは、本当にすぐ目の前にいるように見える……一体、どのようなカラクリがあるのだろうか……
い、いやっ……今はバトルに集中しよう。
音を立てないように剣を抜く。この世界の初期装備『銅の剣』だ。重量は軽く、刃の部分に手を当てても切れる事は無い。あくまで対モンスター用だ。
さらに距離を詰め、上段からスライムに斬りかかった。スライムは気配を感じ取ったのか、こちらを向いた。そいつは目が無かったのではなく、俺が見ていたのは背中だったようだ。
スライムが逃げ出すより先に、斬った感触が剣に伝わった。目の前でスライムはちりぢりになって飛び散り、左手首の端末からは何かを伝える着信音が鳴った。
「あああーーーっ!!! アタシの獲物、横取りされた!!!」
退治したスライムの向こう側には、真っ赤な髪の女性が立っていた。
「ちょっと!! アンタ何してくれるんだよ! アタシが斬り込もうとした瞬間に!」
その女性は、ズカズカと俺の前までやってきた。
「た、たかがスライムじゃん。その内、また出てくるでしょ」
「何言ってんだよ!! 虹色のスライムがポンポン出てくる訳ないだろ!!」
赤い髪の女性は、俺を真正面に据えて睨み付けた。
「——ちょ、ちょっと待って。本当に何も知らないんだ。さっき島に着いたばかりで、これが最初のバトルなんだから」
「ん……!? ああ……今日だったか、第2便の連中が到着するのは。ちょっと見せて……ステイタス」
怒りが少々落ち着いたように見えた彼女は、俺の端末を勝手に起動させた。
「アイツの言ってた事は本当だったんだな……レベルは14、ゴールドもすげえな……」
「キ、キミも戦ってたなら、同じように経験値とか入ってないの?」
「残念ながら、パーティー登録してないと退治した奴にしか入らないんだよ。……アタシはティシリィ。アンタは?」
「お、俺はインディ。よろしく」
ティシリィと名乗る女性は、第1便で3日前にこの島に着いたらしい。
最初は勢いに任せ先に進もうとしたが、すぐに行き詰まったようだ。エクラウスさんが言っていた通り、お金が日に日に減っていき、この近辺から先に進むことが出来なかったという。
「一昨日かな、初めて聞いたんだよ、経験値とゴールドが山ほど入る、虹色のスライムってのがいるって話。第1便の奴らでも一人だけだよ、倒したのは。あのスライムに賭けてたんだよね、アタシ……」
「そっか……何か悪いことしたね……」
「いや……さっきはキツく当たって悪かった。アタシの運が無かっただけだ」
ティシリィは心底、落ち込んでいる様子だった。このままだとリタイヤしてしまうのかもしれない。
「何か、俺に出来ることある? 例えばパーティーを組んだりしたら、ティシリィさんは助かったりする?」
下を向いていたティシリィが、俺に顔を向けた。
「いいのか……? レベル6のアタシなんか連れて行ったら、足手まといになる可能性もあるぞ」
「じゃ、そうしようよ。パーティーを組もう、ティシリィさん」
「あ、ああ……よろしくインディ! それと、アタシに『さん付け』は要らないから!」
怒鳴られっぱなしで気付かなかったが、ティシリィはとても愛らしい顔をしていた。
俺たちはその場でパーティー登録をすませる。パーティー登録も端末だけで可能なのだ。俺の端末にも、ティシリィのステイタスが表示されるようになっていた。
「それで、インディは何になる? 戦士?」
「ど、どういう事?」
「あ。まだ、ルッカの図書館行ってないとか?」
「そんなのがあるんだ……ご飯食べて、すぐ出てきちゃったから」
「ハハハ、案外適当なんだな。レベルが10を超えると、戦士、魔法使い、僧侶、賢者から職業を選択出来るんだよ。どの職業が何をするかくらいは分かってるよな?」
「ああ、もちろん。俺は魔法使いかな。火とか氷なんかを呼び出してみたいんだよ」
「分かる分かる、その気持ち。じゃ、アタシはレベルが10に達したら、予定通り戦士だな。……子供の頃から剣道やってたから、剣捌きには自信あるんだ」
そう言ってティシリィは、フフッと笑った。
「じゃ、インディ。早速、魔法使いに転職しよう。レベルは5だけ下がるけど、その代わり何かしらの魔法が手に入ると思う。……魔法には2種類ある。レベルが上がると覚える魔法と、魔法の書を買って手に入れる魔法。転職する度にレベルが5つ下がるけど、本当に魔法使いでいいな?」
「うん、大丈夫。教会かどこかまで行かないといけないの?」
「いや。雰囲気ないけどさ、これも端末で出来るんだ。ハハハ、味気ないだろ」
ティシリィが、左手に付けた俺の端末をイジりだした。ティシリィの赤い髪が俺のすぐ前で揺れる。髪から漂う、良い香りのせいだろうか。俺は少しドキっとした。
「おお! 凄い!! 『ファイラス』覚えたじゃん! こんなレベルで手に入るんだ。炎系でも上位の魔法だ。どこまでも運の良い奴だな!」
——————————
◆インディ(魔法使い)LV-9
右手・銅の剣
左手・なし
防具・旅人のコート
アクセ・なし
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◆ティシリィ(旅人)LV-6
右手・なし
左手・鉄の剣
防具・皮の鎧
アクセ・なし
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端末のチェックを終えると、ティシリィが真剣な顔で俺に向き直った。
「インディ、今はこんな体たらくだが、アタシは一番でクリアしたいっていう目標があった。それもあって、第1便を申し込んだんだ。でも正直な所、2日目には無理な気がしてきた。やっぱりお金を使わないと、なかなか先に進めないんだよ」
「ああ、そうみたいだね……お昼に話した人も、そんな感じの事を言っていたよ」
「でもさ、インディとなら行けるかも……って思い始めてる。何しろ、虹色のスライムの件にしても、ファイラスの件にしても、インディは運が良い。アタシはやっぱり一番でクリアしたいんだ。……どうだろう? インディ」
そう言えば、俺にはこれといった目標が無かった。出来るだけお金を使わず、気を使わなくていい人とパーティーを組んで、クリア出来ればいい。その程度だった。
「良いかもね……開催第1回目にして、最初のクリア達成者か……カッコいいじゃん! やってみよう、ティシリィ!!」
「そうか、ありがとう!! それはある意味、最強のプレイヤーになる事でもあるんだ。アタシは最強の戦士を目指す! インディは最強の魔法使いだ! よし、行ける、行けるぞ!!」
ティシリィは興奮しているようだった。俺は初日から、面白い女性とパーティーを組むことになった。虹色のスライム、ファイラスと続いて、これも幸運の一つなのかもしれない。
ティシリィが出した提案は、2番目の村『バーディア』を飛ばして、3番目の村『ヴァランナ』に入りたいとの事だった。先を行くプレイヤーは既に『ヴァランナ』入りしているらしい。
「レベル9の魔法使いがいれば、きっと何とかなる! 早速、出発しよう! インディ!!」
俺たちはお尻に着いた草を払うと、ヴァランナに向けて進み始めた。
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