3 / 36
アトリとクイナ
しおりを挟む
「なあ、ゲン……聞きたい事が山ほどあるんだけど」
灯りの方へ進みながら、ゲンに声を掛ける。
「まあ、そうだろうな。とりあえず何だ?」
そう言って振り向いたゲンの顔を見て驚いた。
「ゲ、ゲン!? 若くなってる!? 77歳って嘘なのか?」
「ハハハ、言うの忘れてたな。今まで見てた顔は特殊メイクだ。この顔じゃ、60年後の俺って言っても信じて貰えないと思ってな」
ゲンの顔は40代……いや、30代と言っても通りそうな見た目をしていた。
「ユヅルの時代から20年ほど後か……シンギュラリティー(技術的特異点)ってのが起こってな。それからというもの、ありとあらゆるものが恐ろしいスピードで進化していった。俺がこんなに若い身体でいられるのも、俺みたいな普通の人間がタイムリープ出来るのも、それのおかげって訳だ」
シンギュラリティ……確か、AIが人間の知能を上回った時に起こる……? そんな話だったように思う。俺がアラフォーになる頃、そんな事が起きるのか……
「まあ、その手の話しは少しずつするとしよう。駆け足でいくぞ。付いてこい」
そう言うと、ゲンは灯りの方へと駆けだした。木々の合間を縫い、グングンと進んでいく。灯りの下へ近づくにつれ、太鼓以外の音も耳に入ってきた。
カン……トン……シャン……♪
カン……トン……シャン……♪
これも和を思わせる、楽器の音色だった。時折、人が祈るような声も聞こえてくる。目的地は近いはずだ。
「よし、ここで止まれ」
ゲンは、盛り上がった土手の前で足を止めた。
「この土手の向こうに、島民達がいる。……あと、見えるか? 土手の天辺に二人いるのが」
ゲンが指さした方向に、逆光になった人影が二体見えた。
「……も、もしかして、木に縛られてる?」
「そうだ、彼女たちは生け贄だ。俺たちも、あの場所へ向かう」
「いっ、生け贄!?」
ゲンは俺に構わず、土手の天辺へと向かった。なんとか登ることが出来るほどの、そこそこの勾配だ。俺も暗闇の中、遅れないようゲンに続く。
ドクン、ドクン、ドクン……
心臓が激しく脈を打つ。坂を登るのが辛い訳じゃない。生け贄なんかが行われている時代に飛び込んで、俺たちは無事でいられるのだろうか。そこにいる奴らに殺されたりしないのだろうか。俺の心臓は、不安で張り裂けそうだった。
そして、やっとの事で天辺まで登りきると、想像を絶する光景が広がっていた。
何百人もの島民が、こちらに向けて頭を垂れているのだ。きっと、何かに対して祈りを捧げているのだろう。
「ちょっ、長老!! 不審者が!!」
その時、木に縛られていた一人が大声で言った。その一声で全員が顔を上げる。長老と思われる人物は立ち上がり、他の者達も何事かとザワつき始めた。
その直後、ゲンが一歩前に出た。
「聞けっ、島の者!!」
「ゲ、ゲンっ!?」
ゲンは両手を広げ、隅々にまで響き渡る大声で言った。ザワついていた民衆が、一瞬で静かになる。
「我らはお前達の望みを叶えるためにやってきた神の使いだ! お前達が望むものを今から与えよう!!」
ゲンがそう言った直後、暗雲が夜空を覆い尽くし、雷鳴が深い闇夜を切り裂いた。そして、一粒の雨が落ちてきたかと思うと、大粒の雨が瞬く間に大地を濡らした。
突然降り出した雨に、島民たちは驚いて声が出ないのだろうか。
誰も口をきかぬ中、雨音だけが激しく響く。そんな中、長老は老人とは思えぬ、通る声で言った。
「か……神の使いが降臨なさった! 皆の者、神の使いが降臨なさったぞ!!」
直後、島民達の大歓声が沸き起こった。人々は立ち上がり、歓喜の表情で雨を浴びはじめた。
「た、助かった……」
俺は思わず、その場にへたり込んだ。とりあえず、これで俺たちが島民から敵視される事は無いだろう。ゲンが言ったとおり、この島についてわずかな時間で俺たちは『神の使い』になった。ゲンはきっと、最初からこのシナリオを描いていたんだ……
「長老! この少女達を解放するが、構わんな!?」
ゲンが長老に向かって言った。すると、俺たちを不審者と言った少女が即座に反発した。
「なりません、長老! 我らが生け贄になる事で、この方たちが現れてくださったのです。予定通り、我らを火炙りに!」
年齢は俺くらいだろうか。ストレートで青い髪を持った彼女は、凜とした表情で言った。
「……バ、バカかアトリっ!! せっかく解放してくれるって言ってるのに、余計な事を言うな!」
そう言ったのは、もう一人の少女だ。先ほどの彼女とは反対に、こちらはくせっ毛のある赤髪だった。
こんな時にも関わらず、俺の頭はとある思いに支配されていた。
二人とも、めちゃくちゃ綺麗だ……
あまりの可愛さに、一瞬で心を鷲づかみにされた。
一万年前の世界に、こんな綺麗な女性がいるだなんて想定外だった……
「そっ、そうだよ。その子の言う通りだ、生け贄になんてならなくていい! 命は大事にしないといけない!」
咄嗟に俺は、アトリという少女に言った。もちろん、このセリフに下心なんてものは一切無い。誰だって、人が死ぬところなんて見たくはない。
「いいね、アンタ! アタシの名前はクイナ! アンタたち、名前は何て呼んだらいい!?」
「クイナ!! 失礼にも程があります! 神の使いの方々に対して、なんて言葉遣いですか!!」
「ま、まあ、落ち着け二人とも。名前は、俺がゲンであっちはユヅルだ。……取りあえずは、二人の縄を解こう。ユヅル、お前はそっちの縄を解いてやれ」
ゲンはそう言うと、クイナという赤髪の少女の縄を解き始めた。俺は青髪のアトリという少女の方へ向かう。彼女の縄に手を掛けようとすると、彼女はキッと俺を睨んだ。
「なりませんっ! そちらの方も、クイナの縄を解いてはいけません! 私たちの使命は生け贄となって、天に召される事です!」
「……まっ、待て、アトリ!」
その時、長老が割って入ってきた。気付かないうちに、土手の天辺まで登ってきていたようだ。
「そちらの方々の言う通りじゃ……神の使いの方々だぞ、聞き分けんか」
長老に言われたからか、アトリも流石に下を向いた。
「だから言ったろ、アトリ! ありがとうユヅル、これでアタシもまだまだ生きられる!!」
縄から解放されたクイナは、人目も憚らず俺に抱きついてきた。
灯りの方へ進みながら、ゲンに声を掛ける。
「まあ、そうだろうな。とりあえず何だ?」
そう言って振り向いたゲンの顔を見て驚いた。
「ゲ、ゲン!? 若くなってる!? 77歳って嘘なのか?」
「ハハハ、言うの忘れてたな。今まで見てた顔は特殊メイクだ。この顔じゃ、60年後の俺って言っても信じて貰えないと思ってな」
ゲンの顔は40代……いや、30代と言っても通りそうな見た目をしていた。
「ユヅルの時代から20年ほど後か……シンギュラリティー(技術的特異点)ってのが起こってな。それからというもの、ありとあらゆるものが恐ろしいスピードで進化していった。俺がこんなに若い身体でいられるのも、俺みたいな普通の人間がタイムリープ出来るのも、それのおかげって訳だ」
シンギュラリティ……確か、AIが人間の知能を上回った時に起こる……? そんな話だったように思う。俺がアラフォーになる頃、そんな事が起きるのか……
「まあ、その手の話しは少しずつするとしよう。駆け足でいくぞ。付いてこい」
そう言うと、ゲンは灯りの方へと駆けだした。木々の合間を縫い、グングンと進んでいく。灯りの下へ近づくにつれ、太鼓以外の音も耳に入ってきた。
カン……トン……シャン……♪
カン……トン……シャン……♪
これも和を思わせる、楽器の音色だった。時折、人が祈るような声も聞こえてくる。目的地は近いはずだ。
「よし、ここで止まれ」
ゲンは、盛り上がった土手の前で足を止めた。
「この土手の向こうに、島民達がいる。……あと、見えるか? 土手の天辺に二人いるのが」
ゲンが指さした方向に、逆光になった人影が二体見えた。
「……も、もしかして、木に縛られてる?」
「そうだ、彼女たちは生け贄だ。俺たちも、あの場所へ向かう」
「いっ、生け贄!?」
ゲンは俺に構わず、土手の天辺へと向かった。なんとか登ることが出来るほどの、そこそこの勾配だ。俺も暗闇の中、遅れないようゲンに続く。
ドクン、ドクン、ドクン……
心臓が激しく脈を打つ。坂を登るのが辛い訳じゃない。生け贄なんかが行われている時代に飛び込んで、俺たちは無事でいられるのだろうか。そこにいる奴らに殺されたりしないのだろうか。俺の心臓は、不安で張り裂けそうだった。
そして、やっとの事で天辺まで登りきると、想像を絶する光景が広がっていた。
何百人もの島民が、こちらに向けて頭を垂れているのだ。きっと、何かに対して祈りを捧げているのだろう。
「ちょっ、長老!! 不審者が!!」
その時、木に縛られていた一人が大声で言った。その一声で全員が顔を上げる。長老と思われる人物は立ち上がり、他の者達も何事かとザワつき始めた。
その直後、ゲンが一歩前に出た。
「聞けっ、島の者!!」
「ゲ、ゲンっ!?」
ゲンは両手を広げ、隅々にまで響き渡る大声で言った。ザワついていた民衆が、一瞬で静かになる。
「我らはお前達の望みを叶えるためにやってきた神の使いだ! お前達が望むものを今から与えよう!!」
ゲンがそう言った直後、暗雲が夜空を覆い尽くし、雷鳴が深い闇夜を切り裂いた。そして、一粒の雨が落ちてきたかと思うと、大粒の雨が瞬く間に大地を濡らした。
突然降り出した雨に、島民たちは驚いて声が出ないのだろうか。
誰も口をきかぬ中、雨音だけが激しく響く。そんな中、長老は老人とは思えぬ、通る声で言った。
「か……神の使いが降臨なさった! 皆の者、神の使いが降臨なさったぞ!!」
直後、島民達の大歓声が沸き起こった。人々は立ち上がり、歓喜の表情で雨を浴びはじめた。
「た、助かった……」
俺は思わず、その場にへたり込んだ。とりあえず、これで俺たちが島民から敵視される事は無いだろう。ゲンが言ったとおり、この島についてわずかな時間で俺たちは『神の使い』になった。ゲンはきっと、最初からこのシナリオを描いていたんだ……
「長老! この少女達を解放するが、構わんな!?」
ゲンが長老に向かって言った。すると、俺たちを不審者と言った少女が即座に反発した。
「なりません、長老! 我らが生け贄になる事で、この方たちが現れてくださったのです。予定通り、我らを火炙りに!」
年齢は俺くらいだろうか。ストレートで青い髪を持った彼女は、凜とした表情で言った。
「……バ、バカかアトリっ!! せっかく解放してくれるって言ってるのに、余計な事を言うな!」
そう言ったのは、もう一人の少女だ。先ほどの彼女とは反対に、こちらはくせっ毛のある赤髪だった。
こんな時にも関わらず、俺の頭はとある思いに支配されていた。
二人とも、めちゃくちゃ綺麗だ……
あまりの可愛さに、一瞬で心を鷲づかみにされた。
一万年前の世界に、こんな綺麗な女性がいるだなんて想定外だった……
「そっ、そうだよ。その子の言う通りだ、生け贄になんてならなくていい! 命は大事にしないといけない!」
咄嗟に俺は、アトリという少女に言った。もちろん、このセリフに下心なんてものは一切無い。誰だって、人が死ぬところなんて見たくはない。
「いいね、アンタ! アタシの名前はクイナ! アンタたち、名前は何て呼んだらいい!?」
「クイナ!! 失礼にも程があります! 神の使いの方々に対して、なんて言葉遣いですか!!」
「ま、まあ、落ち着け二人とも。名前は、俺がゲンであっちはユヅルだ。……取りあえずは、二人の縄を解こう。ユヅル、お前はそっちの縄を解いてやれ」
ゲンはそう言うと、クイナという赤髪の少女の縄を解き始めた。俺は青髪のアトリという少女の方へ向かう。彼女の縄に手を掛けようとすると、彼女はキッと俺を睨んだ。
「なりませんっ! そちらの方も、クイナの縄を解いてはいけません! 私たちの使命は生け贄となって、天に召される事です!」
「……まっ、待て、アトリ!」
その時、長老が割って入ってきた。気付かないうちに、土手の天辺まで登ってきていたようだ。
「そちらの方々の言う通りじゃ……神の使いの方々だぞ、聞き分けんか」
長老に言われたからか、アトリも流石に下を向いた。
「だから言ったろ、アトリ! ありがとうユヅル、これでアタシもまだまだ生きられる!!」
縄から解放されたクイナは、人目も憚らず俺に抱きついてきた。
0
お気に入りに追加
25
あなたにおすすめの小説
大阪の小料理屋「とりかい」には豆腐小僧が棲みついている
山いい奈
キャラ文芸
男尊女卑な板長の料亭に勤める亜沙。数年下積みを長くがんばっていたが、ようやくお父さんが経営する小料理屋「とりかい」に入ることが許された。
そんなとき、亜沙は神社で豆腐小僧と出会う。
この豆腐小僧、亜沙のお父さんに恩があり、ずっと探していたというのだ。
亜沙たちは豆腐小僧を「ふうと」と名付け、「とりかい」で使うお豆腐を作ってもらうことになった。
そして亜沙とふうとが「とりかい」に入ると、あやかし絡みのトラブルが巻き起こるのだった。
妖怪探偵事務所・瑠月
ハコニワ
キャラ文芸
※この作品はフィクションです。
妖怪、幽霊、死神、鬼がこの世で蔓延る世界。そんな世界で路地裏にある妖怪探偵事務所を営む瑠月は、ある日、階段から突き落とされて肉体と魂が別離になった音無乙子(おとなしおとこ)がやってきた。離れ離れになった肉体と魂を探してほしいと頼まれてきた。
異世界に射出された俺、『大地の力』で快適森暮らし始めます!
らもえ
ファンタジー
旧題:異世界に射出された俺、見知らぬ森の真中へ放り出される。周りには木しか生えていないけどお地蔵さんに貰ったレアスキルを使って何とか生き延びます。
俺こと杉浦耕平は、学校帰りのコンビニから家に帰る途中で自称神なるものに拉致される。いきなり攫って異世界へ行けとおっしゃる。しかも語り口が軽くどうにも怪しい。
向こうに行っても特に使命は無く、自由にしていいと言う。しかし、もらえたスキルは【異言語理解】と【簡易鑑定】のみ。いや、これだけでどうせいっちゅーに。そんな俺を見かねた地元の地蔵尊がレアスキルをくれると言うらしい。やっぱり持つべきものは地元の繋がりだよね!
それで早速異世界転移!と思いきや、異世界の高高度の上空に自称神の手違いで射出されちまう。紐なしバンジーもしくはパラシュート無しのスカイダイビングか?これ。
自称神様が何かしてくれたお陰で何とか着地に成功するも、辺りは一面木ばっかりの森のど真ん中。いやこれ遭難ですやん。
そこでお地蔵さんから貰ったスキルを思い出した。これが意外とチートスキルで何とか生活していくことに成功するのだった。
紹嘉後宮百花譚 鬼神と天女の花の庭
響 蒼華
キャラ文芸
始まりの皇帝が四人の天仙の助力を得て開いたとされる、その威光は遍く大陸を照らすと言われる紹嘉帝国。
当代の皇帝は血も涙もない、冷酷非情な『鬼神』と畏怖されていた。
ある時、辺境の小国である瑞の王女が後宮に妃嬪として迎えられた。
しかし、麗しき天女と称される王女に突きつけられたのは、寵愛は期待するなという拒絶の言葉。
人々が騒めく中、王女は心の中でこう思っていた――ああ、よかった、と……。
鬼神と恐れられた皇帝と、天女と讃えられた妃嬪が、花の庭で紡ぐ物語。
千切れた心臓は扉を開く
綾坂キョウ
キャラ文芸
「貴様を迎えに来た」――幼い頃「神隠し」にあった女子高生・美邑の前に突然現れたのは、鬼面の男だった。「君は鬼になる。もう、決まっていることなんだよ」切なくも愛しい、あやかし現代ファンタジー。
双葉病院小児病棟
moa
キャラ文芸
ここは双葉病院小児病棟。
病気と闘う子供たち、その病気を治すお医者さんたちの物語。
この双葉病院小児病棟には重い病気から身近な病気、たくさんの幅広い病気の子供たちが入院してきます。
すぐに治って退院していく子もいればそうでない子もいる。
メンタル面のケアも大事になってくる。
当病院は親の付き添いありでの入院は禁止とされています。
親がいると子供たちは甘えてしまうため、あえて離して治療するという方針。
【集中して治療をして早く治す】
それがこの病院のモットーです。
※この物語はフィクションです。
実際の病院、治療とは異なることもあると思いますが暖かい目で見ていただけると幸いです。
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
神木さんちのお兄ちゃん!
雪桜
キャラ文芸
✨ キャラ文芸ランキング週間・月間1位&累計250万pt突破、ありがとうございます!
神木家の双子の妹弟・華と蓮には"絶世の美男子"と言われるほどの金髪碧眼な『兄』がいる。
美人でカッコよくて、その上優しいお兄ちゃんは、常にみんなの人気者!
だけど、そんな兄には、何故か彼女がいなかった。
幼い頃に母を亡くし、いつも母親代わりだったお兄ちゃん。もしかして、お兄ちゃんが彼女が作らないのは自分達のせい?!
そう思った華と蓮は、兄のためにも自立することを決意する。
だけど、このお兄ちゃん。実は、家族しか愛せない超拗らせた兄だった!
これは、モテまくってるくせに家族しか愛せない美人すぎるお兄ちゃんと、兄離れしたいけど、なかなか出来ない双子の妹弟が繰り広げる、甘くて優しくて、ちょっぴり切ない愛と絆のハートフルラブ(家族愛)コメディ。
果たして、家族しか愛せないお兄ちゃんに、恋人ができる日はくるのか?
これは、美人すぎるお兄ちゃんがいる神木一家の、波乱万丈な日々を綴った物語である。
***
イラストは、全て自作です。
カクヨムにて、先行連載中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる