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3章
謁見の間
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「カノン?」
不思議そうなハルの声にカノンは激しい怒りを必死に抑えながらハルをしっかりと見た。
「何があったの?聖女様も来てるみたいだけど?」
わざと不思議そうな声色で聞いた。
「知らないの?」
とハルの訝しげな声が聞こえた。
「何があったかは聞いているんだけど。詳しく教えて欲しくて。」
(ハル。お願いだから騙されて。)
カノンは必死にそう願いながら言った。
「私がお母様とお父様とお話しをしている時に突然この人が剣を持って部屋に現れたの。」
ハルが柱に縛られている男性を指さした。
「突然だったからビックリしていたら襲いかかって来たの。誰にかは分かってないんだけど。たぶん私だと思う。」
ハルが悲しげに言った。
「私何もしてないのに。」
思わずカノンは言った。
「心当たりないの?」
ハルが少し困ったように言った。
「この場では言いにくいの。」
「いいから誰?」
カノンはいらついて思わず怒鳴った。
突然怒鳴られて驚いたようだったハルだが思いきったように言った。
「あまり詳しくは言えないけど。カノンとブルーじゃないの?」
不思議そうなハルの声にカノンは激しい怒りを必死に抑えながらハルをしっかりと見た。
「何があったの?聖女様も来てるみたいだけど?」
わざと不思議そうな声色で聞いた。
「知らないの?」
とハルの訝しげな声が聞こえた。
「何があったかは聞いているんだけど。詳しく教えて欲しくて。」
(ハル。お願いだから騙されて。)
カノンは必死にそう願いながら言った。
「私がお母様とお父様とお話しをしている時に突然この人が剣を持って部屋に現れたの。」
ハルが柱に縛られている男性を指さした。
「突然だったからビックリしていたら襲いかかって来たの。誰にかは分かってないんだけど。たぶん私だと思う。」
ハルが悲しげに言った。
「私何もしてないのに。」
思わずカノンは言った。
「心当たりないの?」
ハルが少し困ったように言った。
「この場では言いにくいの。」
「いいから誰?」
カノンはいらついて思わず怒鳴った。
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