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「まじか…」
調べた結果、部屋の中から鞄に入っていたものと同じ盗聴器を発見した。鞄のものとは違い年季が入っていそうだ。
何故今まで気づかなかったのか不思議なぐらい主張しているものがあった。
この部屋の雰囲気にあっていない猫の置物。テニスボールほどの大きさで全身真っ黒だが、
目だけ主張が激しい。光に照らされ青く輝きを放っている。
如月兄弟の写真が貼られていた事にしか目がいかず気にしていなかった。
置物から音がしたため中を見る方法は無いかと探すと底の方に切り込みが入っている事に気がつき中を覗くと鞄と同じものが入っていた。
いつからあるものなのか確認する必要がある。
俺より詳しいであろう母さんに聞く事にした。
猫の置物を持ちリビングに行くとキッチンで何やら調理している母さんと目が合う。
「聞きたいことがあるんだけど…」
「何??」
「この置物って…」
「突然何かと思ったらこれはあなたがどうしても欲しいって言うからお兄ちゃんが買ってくれたものでしょう?確かお兄ちゃんが中学に入ったぐらいかしら?」
「…そうだったっけ?」
「呆れた…」
兄が中学1年生と言うことは俺はまだ小学生。ランドセルを背負っている時から兄は俺の部屋に盗聴器を仕掛けていたと言うことだろうか?
「ちなみに最近俺がいない間って兄さん来た?」
「夏休み前日だったかしら?忘れ物取りに来ただけだからすぐ帰ったのよ」
「…そう」
「知ってると思って言わなかったんだけど何も聞いてなかったのね」
「うん」
それから母さんは少しだけ兄と俺の話をした。
調べた結果、部屋の中から鞄に入っていたものと同じ盗聴器を発見した。鞄のものとは違い年季が入っていそうだ。
何故今まで気づかなかったのか不思議なぐらい主張しているものがあった。
この部屋の雰囲気にあっていない猫の置物。テニスボールほどの大きさで全身真っ黒だが、
目だけ主張が激しい。光に照らされ青く輝きを放っている。
如月兄弟の写真が貼られていた事にしか目がいかず気にしていなかった。
置物から音がしたため中を見る方法は無いかと探すと底の方に切り込みが入っている事に気がつき中を覗くと鞄と同じものが入っていた。
いつからあるものなのか確認する必要がある。
俺より詳しいであろう母さんに聞く事にした。
猫の置物を持ちリビングに行くとキッチンで何やら調理している母さんと目が合う。
「聞きたいことがあるんだけど…」
「何??」
「この置物って…」
「突然何かと思ったらこれはあなたがどうしても欲しいって言うからお兄ちゃんが買ってくれたものでしょう?確かお兄ちゃんが中学に入ったぐらいかしら?」
「…そうだったっけ?」
「呆れた…」
兄が中学1年生と言うことは俺はまだ小学生。ランドセルを背負っている時から兄は俺の部屋に盗聴器を仕掛けていたと言うことだろうか?
「ちなみに最近俺がいない間って兄さん来た?」
「夏休み前日だったかしら?忘れ物取りに来ただけだからすぐ帰ったのよ」
「…そう」
「知ってると思って言わなかったんだけど何も聞いてなかったのね」
「うん」
それから母さんは少しだけ兄と俺の話をした。
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