双子攻略が難解すぎてもうやりたくない

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如月兄弟と別荘につくと主人公、早乙女夏樹、東雲先輩が外で待っていた。
車のトランクが開いており中には荷物が積んである。その中に俺の鞄も入っていた。
木口さんが荷物を運んでくれたらしい。

「木口さん」

東雲先輩と話している木口さんは今日もスーツをビシッと着こなしている。

「荷物運んでくださりありがとうございます」

「いえ、私の仕事でございます。…佐藤様」

「はい？」

「非常に言いづらいのですが…」

木口さんは俺を心配そうに見ながら言った。

「どうしたんですか？？」

「佐藤様の鞄から盗聴器を見つけまして…」

「…え？？」

木口さんが嘘をつくとは思えないし信じたくないが本当のことだろう。

「盗聴器？？」

「はい…汚れひとつない新品のようでしたのでごく最近仕掛けられたものかと…」

「そうですか…」

まさか自分が盗聴されるとは考えが及ばなかった。けど一体誰が？？俺が知ってる人だろうか？？
疑いたくはないが1番しそうなのは…

「家族に相談したほうがいいんじゃないか？？
言いづらいなら彼氏の如月くんたちでもいいし…まぁ警察に言うのが先かな？？」

隣で話を聞いていた東雲先輩の提案に素直に頷けない自分がいる。
家族である兄にも如月兄弟にも盗聴器仕掛けたのは自分ですと告白されてもあまり驚きはしないだろう。だってシンプルに仕掛けそうだからだ。兄は実の弟の首筋を噛むヤバい人だし、如月兄弟はすぐ監禁言ってくるヤンデレ野郎だ。

驚かないのも無理はない。

「警察ですか…そうですよね」

今の所被害はないため取り合ってくれるのか分からないが帰ったら警察に相談するのがいいかもしれない。